更新日: 2023年11月16日

ロタウイルスワクチンの定期接種について

ロタウイルスワクチンとは

ロタウイルス胃腸炎の重症化を予防します。
対象となる方には、生後2ヵ月を迎える月初めに予診票を個別通知します。
転入等でお手元に届いていない方は、保健センター疾病予防課(047-377-4512)までご連絡をお願いします。

ロタウイルス胃腸炎について

ロタウイルス胃腸炎は、口から侵入したロタウイルスが腸管に感染して発症する胃腸炎です。感染力が非常に強いため、乳幼児のうちにほとんどの子どもが感染すると言われています。
主な症状は、下痢や嘔吐です。1週間程度で治りますが、下痢、嘔吐が激しくなると、脱水症状を起こし入院治療を必要とする場合もあります。
一生のうちに何度も感染するウイルスですが、特に初めて感染してときは重症化しやすく、まれに脳やじん臓に影響をおよぼすこともあります。
  

ワクチンが2種類(ロタリックス・ロタテック)あります。

ワクチン ロタリックス
(経口弱毒性生ヒトロタウイルスワクチン1価)
ロタテック
(5価経口弱毒性生ロタウイルスワクチン)
接種時期 出生6週0日後から24週0日まで 接種6週0日後から32週0日まで
接種回数 2回接種(27日以上の間隔をあける) 3回接種(27日以上の間隔をあける)
接種方法 経口接種(口から飲むワクチン) 経口接種(口から飲むワクチン)
接種量 1回の接種 1.5ml 1回の接種 2ml
  • 対象月齢に該当する方の接種費用は無料です。
    ※令和2年9月30日以前の接種費用については、全額自己負担となります(令和2年10月1日より予防接種法に基づく接種として開始されました)。
  • ロタリックスまたは、ロタテックのいずれか同じワクチンで接種を完了することが原則です。(やむを得ない事情で同じワクチンでの接種ができない場合は、疾病予防課までご連絡をお願いします。)
  • 初回接種は、出生14週6日後までに受けましょう。(出生15週0日以降の初回接種については、安全性が確立されておりません。接種医師の説明を受け同意した場合のみ接種可能です。)
  • 2種類接種する必要はありません。
  • 予防効果や安全性に差はありません。
  • 上手に飲めなかったり、吐いてしまった場合、わずかでも飲み込みが確認できていればワクチンの効果に問題はありませんので、再度飲みなおす必要はありません。
 月齢と週齢についてはこちらから確認できます。(例)

実施医療機関

市川市内の医療機関はこちらから確認できます。

【千葉県内の他市町村で接種を希望する方】
  千葉県内の他市町村で受けることができます。
  千葉県内定期予防接種相互乗り入れ事業に参加している医療機関に限ります。

  協力医療機関名簿(千葉県医師会ホームページ)


【指定医療機関以外で接種を希望する場合】こちらからご確認ください。

接種後、特にご注意いただきたいこと。

どちらのワクチンも、接種後(特に1~2週間)は腸重積症の症状に注意してください。
症状がみられた場合は、接種を受けた医療機関を受診しましょう。
受診の際は、ロタワクチンを接種したことを必ず伝えてください。

腸重積症とは

腸重積症とは、腸が腸に入り込み、閉塞状態になることです。
ワクチン接種後、わずかながら腸重積を発症する可能性があります。
0歳児の場合、ロタワクチンを接種しなくても、生後3か月以降は腸重積を起こすことがありますので注意が必要です。

腸重積症の主な症状

  • 泣いたり不機嫌になったりを繰り返す
  • 嘔吐を繰り返す
  • ぐったりして顔色が悪くなる
  • 血便が出る

接種できない場合

  • 明らかに発熱している(通常37.5℃以上)
  • 重度の急性疾患にかかっている
  • 過去に同じワクチンで強いアレルギー反応が出たことがある
  • 先天的な消化管の障がいがある(治療後完治した方を除きます)
  • 過去に腸重積症をおこしたことがある
  • 重症複合型免疫不全(SCID)がある
  • その他医師が見合わせと判断した場合

このページに掲載されている
情報の問い合わせ

市川市 保健部 保健センター 疾病予防課

〒272-0023
千葉県市川市南八幡4丁目18番8号

予防接種グループ
電話 047-377-4512
FAX 047-316-1568
急病グループ
電話 047-377-4515
FAX 047-316-1261
管理グループ
電話 047-316-1034
FAX 047-316-1568