会議録 (2003年2月 第4日目 2003年3月3日 )

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発言者:寺嶋捷夫学校教育部長

予算書についての4、教育費全般についてお答えいたします。
 初めに、少人数学級についてでございますが、学級編制につきましては、県の基準に従って進められております。学級は、児童生徒の生活指導や学校生活の場である生活集団としての機能を考えますと、また、児童生徒が互いに切磋琢磨するためにも、ある程度の規模が必要であるととらえております。しかしながら、確かな学力の定着を図るために、きめ細かな指導を進めることの必要性も認識しております。したがいまして、現在では各教科の特性とか、あるいは指導内容に応じて学習集団を多様に編成し、指導を進めることが効果的であると考えております。
 そのような少人数指導の推進につきまして、県から配当されております加配教員以外に、市独自の事業として、少人数学習あるいはティームティーチング等担当の補助教員を配置しております。この配置につきましては、来年度県費による加配の増員が見込まれますが、市独自の担当補助教員を引き続き配置していきたいというふうに考えております。これにより、教科単元、学習内容に応じた個別学習あるいは少人数指導を行うことによって、基礎、基本の定着が図られるものと考えております。
 次に、事故対策教員につきましては、事故対策教員は、県費負担職員の突発的な事故や疾病により勤務できない期間、その講師が県費発令されるまでの間、市費で雇用するものでございます。教職員の事故や疾病は突発的で予想できないため、今までの実績により15年度は14年度予算と同額を計上させていただき、教育的レベルを下げることなく対応できるようにしていきたいと考えております。
 次に、ライフカウンセラーの身分保証についてでございますが、市川市では子供の心理に関して専門的な知識や経験を持っているライフカウンセラーを全校に配置してから4年目を迎えております。昨年1年間の中学校での相談室の利用数は延べ5万人を超え、本事業の趣旨である心の居場所としての機能が十分に発揮されているものと考えております。一方、カウンセラーは、教職員とも積極的に交流を図り、生徒の問題を一緒になって考えております。また、子供のことについて悩んでいる保護者も多くなってきており、相談を行っております。カウンセラーの活動につきましては、生徒のみならず教職員、保護者からの理解も深まっており、なくてはならない存在となっております。市川市では、このカウンセラーが安心して働ける環境づくりや待遇の改善を行ってまいりました。また、身分は非常勤の特別職となっておりますが、勤務年数に応じて有給休暇が与えられ、また、勤務中のけがや病気につきましては、公務災害が適用されるようになっております。
 今後、青少年の心の問題が大きな関心を集める中で、ライフカウンセラー事業の重要性はますます高まっていくものと考えられますので、カウンセラーがゆとりを持って子供たちの気持ちを受けとめられるよう、研修等も充実させていきたいと考えております。
 次に、障害児の介助教員についてでございますが、市川市の特殊学級においては、重度の心身障害児が在籍する学級に補助教員を配置しております。1人1人の児童生徒により合った学習効果を上げることを目的として、52年度より進めております。配置されるのは、特殊学級の中で知的学級、または重度の多動性の子供のいる学級で、小学校13校、中学校4校に知的障害学級を設置しておりますが、そのすべてに補助教員を配置し、常に子供たちに個別にかかわりを持ったり、安全確保や個別の実態に合わせた指導を行っております。これからも引き続き1人1人の児童生徒の障害の状況に応じたきめ細かな指導ができるように推進していきたいと考えております。
 次に、備品購入についてでございますが、学校の備品は運営上必要な机、いす、印刷機等の管理備品と、授業で使用する教材備品とに分けられ、15年度予算では、管理備品で小中学校で106万1,000円の増額になっております。どの学校でも、管理備品については机、いす、下駄箱、ロッカーの更新、または教材備品では、総合的な学習のための視聴覚機器や楽器の要望が多く出されております。教育委員会といたしましては、これらの学校の要望を一度に実現することは困難でありますので、耐用年数、使用頻度等を見て年次計画を立てて更新、新規購入をしております。
 次に、5番の教育改革懇話会委員報償金につきましての学力の問題でございます。
 学力につきましては、従来から読み、書き、計算の能力に限定してとらえる考え方、あるいは理解力、思考力、想像力、問題解決能力などまで含める考え方があります。過度の受験競争や偏差値偏重の折には、知識の量の多少によって学力をとらえる傾向が強く、また批判も多くございました。国としては、前回の学習指導要領から知識や技能だけでなく、学ぶ意欲や思考力、判断力、表現力などの資質や能力までも含めて学力ととらえております。私どもも、体験的、問題解決的な学習と系統的な学習はどちらも大切であると考えております。各学校では、体験的、問題解決的な学習とともに、基礎学力の定着に向けて取り組んでいるところでございます。
 体験的、問題解決的な学習につきましては、地域のお年寄りや幼児との交流や職場体験学習などを通して、他人を思いやる気持ちや社会の仕組みを学んでいます。また、一方、基礎学力の定着につきましては、漢字や計算など、基礎的、基本的学習の定着を図る時間を1時間目が始まる前に設定したり、授業時間を45分や50分に固定せず、児童生徒の興味関心や発達段階、学習内容に応じて20分、30分授業や60分授業を行うモジュール学習を導入したりするなど、弾力的な日課表を作成しております。また、1クラスの授業を2人の教師で指導するティームティーチングや、1つのクラスを2つに分けて行う少人数指導、3クラスを4グループや5グループに編成し直して行う指導など、習熟度別学習などにも取り組んでおります。
 このような取り組みにより、児童生徒が進んで学習に向かうようになったとの報告も聞かれております。教育には、不易と流行ということが言われておりますが、市川市といたしましては、流行にとらわれず、体験的、問題解決的な学習、基礎的、基本的内容を重視した系統的学習、これをバランスよく行うことで、児童生徒の確かな学力を保障していきたいというふうに考えております。
 以上でございます。

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