会議録 (2004年6月 第8日目 2004年6月22日 )

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発言者:中山千代和水と緑の部長

真間川・大柏川流域における衛生環境問題2点についてお答えいたします。
 初めに、水質浄化でございますが、河川の水質浄化に向けた対策につきましては、河川の管理者である千葉県は、真間川流域の各河川に清流を取り戻そうと、これまでの河川自体の浄化施設を1級河川春木川と1級河川派川大柏川最上流部の2カ所に設置してまいりました。そこでご質問の、1級河川大柏川の浄化施設につきましては、現在千葉県が大柏川上流部の柏井4丁目、これは旧少年野球広場に設置している浄化施設で、全体面積が5,077平方メートル、そのうち浄化施設は3,000平方メートルでございます。1級河川大柏川は延長5,976mのうち市川市域が5,000mで、その上流部、約1qは鎌ヶ谷市域となっております。この浄化施設につきましては、千葉県が総事業費34億4,700万円で、平成11年度から整備を開始し、平成16年度完成、夏ごろから試運転を開始しまして、平成17年度から本格的に供用開始する予定でございます。
 この浄化施設は大柏川河川内に設置する可動堰により、晴天時には1日当たり大柏川の全水量3万6,000tを流入させ、浄化する施設であります。また雨天時には、この可動する堰によって治水安全面から河川全水量を浄化施設には流入させず、流下させ、治水安全度を確保するものでございます。そして、この浄化施設の浄化方式は、プラスチック形成体により浄化させる接触酸化法を採用した浄化施設で、計画としましては、放流水質の目標値はおおむねBOD、これは生物科学的酸素要求量でございますが、1リットル当たり35rの水質をBOD1リットル当たり10rとするもので、BODの除去率70%の処理施設として計画しているところでございます。
 また、この浄化施設の用地内には、遊水地としての機能を果たす空間も2,000平方メートルありますので、平常時にはこの利用も考えられるところでございますが、周辺には大町レクリエーションゾーンと千葉県広域公園構想地を結ぶ線の中、中間的な位置となっております。また、周りには小川再生事業の計画地や休耕地を利用した子供の育成事業などが展開されているところでもあり、この水辺空間には市民が憩える場などへの有効利用を図ることも考えられるところでございます。この利用としましては、この周辺の地域特性や面積要件などからの制約もありますが、地域の方々と計画づくりを進めようと考えるところでございます。さらに、この施設は完全地下式の浄化施設となっておりまして、千葉県では、現在この浄化施設上部において利用の制限や管理の面から、一部駐車場としての有効利用を図ろうと整備する予定としております。
 今後、この遊水地部分となっている利用についても、十分地元の方々などと協働して、計画づくりに向けた検討を行ってまいりたいと考えております。
 また、この浄化施設の管理につきましても、河川全水量を処理する施設となることから、河川管理者の千葉県によりますと、年間予算は約4,500万円程度千葉県の負担の管理費を見込んでいると聞いております。そして、この1級河川大柏川の浄化は、上流部においてはこのように千葉県が浄化施設の整備を進め、今後大柏川下流の真間川の水質の向上へとつながり、課題となっている汚泥の堆積や悪臭等の効果への期待を寄せるところでもございます。そして、今後は河川管理者である千葉県が浄化施設を整備し、運転開始しましても、さらに市川市が流域の市民の河川への水質浄化へ向けた啓発活動を行い、市民一人ひとりが生活雑排水を流す際に、河川の水質への意識を持ち、初めて効果が出るものと考えるところでございます。
 いずれにしましても、今後、この真間川流域の河川管理者である千葉県と調整を図るとともに、市関係課と連携を図りながら、市民と協働で河川浄化の対策に努めてまいりたいと考えております。
 次に、衛生害虫ユスリカ対策についてお答えいたします。BODでございますが、1リットル当たり30r以上の汚濁した水質ではユスリカも生息できませんが、水質が改善され、1リットル当たり20r以下の水質になると都市部で最も多く見られるセスジユスリカという種が発生してきます。この幼虫のアカムシは、有機物のまじった汚泥の中に筒状の巣をつくって有機物を食べて成長し、10日から25日でさなぎになり、1日から2日で成虫になります。自然生態系の中では、アカムシは汚物を食べて育ちますので、水質浄化に大いに役立っておりまして、さらにアカムシは魚のえさとして、成虫は小鳥などのえさとして自然生態系維持にとって重要な働きをしております。
 そこでこの対策でございますが、ユスリカの駆除は、成虫になる前のアカムシやさなぎを薬剤散布により駆除する方法が一般的で効果があると言われております。市内各所で広範囲に発生することから、環境清掃部においては対策としまして、発生源と思われます側溝や水路に生息するユスリカの幼虫やさなぎを定期的に薬剤散布を行い、駆除しております。特に、南大野地区は毎年大量発生していることから、発生する前の1月中旬から月3回程度薬剤散布等を行い、4月に入ってからは月5回から7回の間隔で駆除しております。なお、河川管理者であります千葉県真間川改修事務所においては、河川への薬剤散布については生態系への影響があることから実施しておりません。また、アカムシが生息できないように汚泥を除去する方法も効果がありますので、私どもといたしましては、定期的に側溝や水路の清掃を行っております。汚濁した水域に発生するユスリカの発生を抑えるのには、水質を改善して魚類が生息できるきれいな水域にすることが根本的な解決方法であります。さきにお答えしました大柏川浄化施設が稼働しますと、大町自然公園から流れてくる湧水と合流し大柏川の水質はかなり改善され、早ければ二、三年でコイやクチボソなど魚類が自然に発生することも予想されます。そして、それに伴い、野鳥や小動物などもふえ、自然生態系のバランスがとれた良好な環境になることが望まれるところでございます。そのため、当面市の対策としましては、引き続き側溝や水路を定期的に清掃しまして、河川に汚泥が極力流れないようにするとともに、薬剤散布によりまして大量発生の抑制に努めてまいります。
 また、市民の取り組みとしましては、食器についた油などをふき取ってから洗う、また、食べかすを流さないなど、川を汚さない工夫も大切なことでありますので、関係部署と協議して、市民啓発活動を考えてまいります。また、河川管理者である千葉県に対しましては、自然生態系を壊さない範囲で河川のしゅんせつを行うよう、要望してまいります。
 以上でございます。

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