会議録 (2005年2月 第9日目 2005年3月17日 )

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発言者:松葉雅浩議員

 公明党の松葉でございます。一般質問を行います。
 福祉行政について。
 家庭や施設内での高齢者への虐待が社会問題化しているが、その防止に向けた取り組みについてどのように考えているかお伺いいたします。
 高齢化が進んでいる我が国において、介護が必要とされる高齢者に対する虐待が大変深刻化しております。平成15年度の厚生労働省が行った高齢者虐待の全国実態調査において、ケアマネジャーを通して得た1,991件の高齢者虐待の事例の分析では、虐待を受けていた4分の3が女性であり、同居人数3人以上が50%以上を占めておりました。内容といたしましては、脅迫など心理的虐待が最も多く、介護、世話の放棄や暴力などの身体的虐待も半数を占め、経済的な虐待、性的虐待という順でありました。虐待の発生要因として、虐待者や高齢者の性格や人格、これまでの人間関係が挙げられ、身体的自立度の低さ、排せつ援助の困難さ、虐待者の介護疲れといった回答も多くあり、介護家族の精神的なケアが不可欠であるとの指摘がされております。しかし、高齢者虐待は児童虐待と違いなかなか表面化しづらく、家庭内の問題として見過ごされる場合も多く、法整備などの対策もおくれているのが現状でありますが、ようやく今国会に自民・公明与党で高齢者虐待防止法の法案が提出される予定となっており、今後法整備もされてくると思われますが、現在各市町村において対応がさまざまであります。市川市においての高齢者虐待の実態や現状についてどのように認識をされているのかお伺いいたします。また、その現状に対して市としてどのように取り組んできたかお伺いいたします。
 次に、環境行政について。
 河川の全国水質調査でワースト1位の春木川やワースト5位の国分川の汚名返上のための水質浄化について、どのように考えているのかお伺いいたします。
 平成11年度の調査では、春木川も国分川もワースト5位の中には入っておりませんでしたが、平成12年度では国分川がワースト2位、春木川がワースト3位に入り、13年度では春木川がワースト1位、国分川がワースト4位、平成14年度の調査では、春木川がワースト3位、国分川は5位の中には入っておりませんでした。そして、昨年12月に発表された平成15年度の調査では、春木川がBOD13でワースト1位に返り咲き、国分川がBOD11でワースト5位という結果でありました。このことは、全国で最も汚い川が春木川であり、国分川とともに市川市を流れている川がワースト5位の中に2本もあるということは大変不名誉なことでありました。汚名返上に向けて取り組むべきと考えます。
 市では、平成15年3月に改定された市川市生活排水対策推進計画のもとで水質浄化の取り組みをしており、BODの数値も年々下がってきていることは承知をしておりますが、汚名返上には至っておりません。
 そこで伺います。市では、この結果をどのようにとらえているのか。また、今後の汚名返上に向けての取り組みをどのように考えているのかお聞かせください。
 次に、農業行政について。
 市川市の特産であるナシのトレーサビリティーシステムを関係団体や生産者と共同で構築できないかお伺いいたします。
 市川市のナシの生産量は千葉県第1位であり、市ではナシの生産者に対してさまざまな支援を行っていることは理解をしておりますが、IT先進都市としてナシのトレーサビリティーシステム、いわゆる生産者情報や農薬、肥料、出荷情報など、生産履歴がわかるシステムを構築することで、消費者が安心して市川のナシを食べることができ、さらなる市川のナシの普及促進につながるのではないかと思い質問いたします。
 牛肉についてはBSEの問題があり、トレーサビリティーは法律によって義務づけられておりますが、その他の食品や農産物については農林水産省として自主的な取り組みを推し進めており、平成15年3月には食品トレーサビリティー導入の手引きが策定され、平成16年3月には食品のトレーサビリティーの構築に向けた考え方が示され、今後食品や農産物のトレーサビリティーが普及してくると思われます。青森県板柳町では、町独自のリンゴのトレーサビリティーシステムを構築しているということで、2月2日、山本議員と大川議員の3人で大雪の降る中視察に行きました。板柳町は、相撲力士の高見盛関、追風海関、またアテネオリンピックに陸上で出場した福士加代子選手の出身地としても有名ではありますが、リンゴ王国青森県において反収ランキング全国1位を誇るリンゴの町であります。板柳町のリンゴの栽培技術は大変すぐれており、作業の1つである剪定にはカリスマと呼ばれる剪定士が数多くいると伺いました。町では、早くから板柳のリンゴは働き者ですというキャッチフレーズにリンゴワークブランドを確立し、広く全国展開し、りんごの里づくり日本一の町プラン21、またりんごの里アンバサダー制度を創設するなど、町民が一丸となって活性化に向けての取り組みをされておりました。
 そうした中、平成14年8月、リンゴ無登録農薬問題が発生し、町や生産者は大打撃を受け、今後二度とこのような事態を起こすまいと、りんごの生産における安全性の確保と生産者情報の管理によるりんごの普及促進を図る条例、通称りんごまるかじり条例を公布し、消費者が安心して安全なリンゴを食べることができるシステムの整備に着手しました。生産者との説明会を50回も行い、1,600人の生産者のうち1,300人の同意を得て進められ、構築されました。生産者は、時期ごとにOCR用紙で栽培日誌、防除日誌、出荷カードを提出し、電算システムで自動で読み取られ、農薬の安全基準を自動チェックし、早期に情報公開できるようになっており、また、リンゴ1個ごとに識別シールを張ることで、消費者はパソコンや携帯電話で生産者情報や農薬情報を知ることができるようになっております。このような取り組みにより、板柳町のリンゴは安全であり、安心して食べられるということで価格も上昇し、経済波及効果もあらわれているとのことでした。
 市川市においてナシのトレーサビリティーシステムを構築することで、消費者は安心して食べることができ、情報公開をすることで責任ある生産者として評価され、さらにナシ1個ごとに付加価値が生まれ、市川ナシのブランド化につながり、経済波及効果も大きいと思われます。ぜひ市としてもリーダーシップを発揮して導入に向け検討すべきと思いますが、市のお考えを伺います。
 次に、土木行政について。
 市道0232号の国分高校東側から稲越町289番地先までの坂道の歩道の整備について伺います。
 この0232号につきましては議会でも何度も質問しておりまして、通学路につきましては、道路安全課の取り組みによりまして歩道のカラー舗装、また、その他の安全対策等を施していただきまして、大変感謝申し上げます。今回質問しますのは、国分高校の東側の角から坂道を上がったところまでの箇所であります。この箇所の東側は、樹木の枝が道路の上部にまで生い茂っており、昼間でも暗く、また変質者がよくあらわれるということも聞いております。また、道路幅員も狭く、カーブしており、朝夕の通勤時において車の通行量も多く、また、バス停に向かう自転車や歩行者の通行量も大変多く、自動車とすれ違うときは歩道がないため大変危険な状況でございます。この箇所の歩行者の安全対策を講じるために、東側の用地を取得して歩道整備すべきと考えますが、市のお考えを伺います。
 以上で1回目の質問とさせていただきます。

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