会議録 (2008年2月 第11日目 2008年3月18日 )

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発言者:谷藤利子議員

 それでは、順次再質問をさせていただきます。
 まず、国民健康保険税です。制度改正が5年間続きまして、今述べていただいた額を合わせますと、5年間で45億円の負担増が行われたということになります。滞納世帯につきましても過去最高、額も最高、そして制裁措置として行っている資格証明書、短期保険証、差し押さえも過去最高ということで、これは本当に大変な事態だということがよくわかりました。65歳以上の年金収入の方ですね。例えば200万の収入でひとり暮らしの方の場合、国民健康保険税、平成17年度では5万7,300円、これが平成20年度は9万7,200円、1.7倍になるわけです。所得税や住民税、また介護保険料も入れますと、平成17年度は8万5,560円、これが平成20年度には20万3,800円、2.4倍になる計算です。この65歳以上の方は、今、滞納世帯が327世帯、法定減免が受けられなくなる世帯も425世帯ということでございましたけれども、国保税、介護保険料、合わせて年金から天引きになるということですから、これは有無を言わさず天引きということになれば本当に大変なことになるなと思った次第です。
 それから、高齢者だけではないわけですね。所得300万の、例えば40代の夫婦の子供2人の場合には年間約36万円の国保税。同じ収入、所得で子供が4人の場合には約40万円。同じ収入でも、家族が多ければ多いほど国保というのは負担が重くなる。あわせて今、増税、物価高の影響で、相まって国保の負担は大変大きくなって滞納がふえているということだというふうに理解します。
 そこで、今、引き下げ、あるいは滞納世帯への配慮を伺いましたけれども、なかなか前向きなご答弁がありませんでしたので、再度伺いたいというふうに思います。
 まず、負担軽減としての申請減免基準ですけれども、ご理解いただきたいということなんですが、例えば国分寺市では、生活保護基準の1.1倍未満の世帯には100%免除する、あるいは1.2倍未満の世帯には80%の免除、1.5倍未満は20%免除など、自治体独自の裁量で申請減免基準というのはつくられるわけです。憲法で保障された最低生活費――生活保護に準ずる世帯ですね。ここに今、これだけの負担増の中で減免基準を拡充する、これを議会で決定しなければいけないというご説明だったように思いますが、その必要性について、もう1度認識をお聞かせください。
 それから、滞納世帯への配慮ということなんですが、例えば隣の船橋市に視察に行ってまいりましたけれども、滞納世帯の中で年間収入が世帯で300万円、単身で200万円以下、つまり生活保護に準ずる世帯に対しては、原則として資格証を発行しない、保険証をきちんと発行するということでした。また、高額医療費の返還分や出産一時金を本人に渡さないで滞納分に充てるというようなことを市川市はやっておりますけれども、そういうこともしないということでした。また、秋田県では、障害者医療費の助成対象、母子家庭の医療費の助成の対象、老人医療費の助成の対象にはきちんと保険証を発行する、資格証を発行しない、こうした独自の制度など、全国では今いろいろ苦労して頑張ってやっています。いずれも生活費、医療費、子育て、生活保護基準ですね。憲法に保障された、これをきちんと保障するということが前提になっています。特別な事情について、今、一番最後に検討したいというような前向きなご答弁もちょっと聞こえたんですが、何か一つでも、これは一歩前進ということで、市川市として検討するべきだと思いますが、その辺、具体的に検討していることがあればお聞かせいただければというふうに思います。
 次に、塩浜地域の歩行者の安全対策について。塩浜橋の歩道については直ちに対策が必要ではないということでしたけれども、桜並木の土手に歩道橋をつける、これについては3mの幅員で考えているということがございました。大変うれしいことで、長い時間かかりましたけれども、やっと実現するということで、となりますと、今、危険な歩道、まさにそことつなぐことになりますから、危険な塩浜橋の上の歩道の部分も安全対策として同時にできるというふうに理解してよろしいんでしょうか。そうしないと、できないですよね。強固なものにしなければ、橋になりませんから。その辺、ちょっと見通しをお聞かせください。
 それから、猫実川への歩道橋の設置についてですけれども、これは浦安市では必要がないということで、はっきり議会で決まってしまったということになって、これは非常に慎重論になっておりますけれども、この地域は単なる歩道橋の問題ということではないというふうに思うんですね。やはり川と海に囲まれている、市川市の最南端の地域ですから、非常に閉鎖的な地域になるわけです。高齢者の皆さんが、こうしたところから気軽に出かけられるバリアフリー化対策、そして地震、津波、火災などの防災対策、そういう広域行政的な観点に立って、やはりこれについては必要性についてしっかりと認識していただくべきだというふうに私は思います。これは浦安市は必要ない、県がやらないということではなしに、市川市の必要性として再度これをしっかりと検討していただきたいというふうに思います。この辺についても、もう1度お聞かせください。
 最後に、三番瀬のラムサール条約についてです。9つのラムサールの条件のうち、5つ満たしていると。国際的に重要な湿地であるということが明言されました。三番瀬は、船橋沖から市川、それから浦安の日の出まで約1,600haという大変広大な干潟と浅海域になるわけでして、その場所場所によって、砂質、底質、湿地の質が違いますから、生態系も当然違う。だからこそ、生物の多様性ということで、それが息づいているわけですね。それぞれが相互作用で生物多様性が息づいて、このラムサール基準を満たしているということになるわけです。
 そこで、もう1度伺いますけれども、猫実川河口域、これは千葉県の調査、2004年から2005年、それから市民調査、2004年から2007年、この両方の調査の重複を除きますと、底生生物で264種類、県のレッドデータブックに載っている重要保護生物が20種類ということで、この猫実川河口域は三番瀬の中で最も多様な生物が生息しているということも明らかになっているわけです。船橋沖は、また違った生物層が息づいている、三番瀬全体でラムサール要件を満たしているということになるわけなんですが、支所長さんに伺います。12月議会で、猫実川河口域はラムサール基準を満たしてないと支所長はおっしゃったんですよ。私は非常に驚きました。そういう、ここは満たしてないという部分的な見方自体が生物多様性、それからラムサールの要件の見方と違っているんじゃないか。全体で、お互いのそれぞれの生物の多様性を相互作用してラムサール条約の要件を満たしているよという見方と違っているのではないかな、猫実川河口域の三番瀬の中で最も生物種類が多いというこの事実とも違うんじゃないかな、もう1度訂正していただきたいなと思うんですが、このままラムサール条約を満たしてないということが市川市の見解になってしまっては困りますので、もう1度、その辺の見解をお聞かせいただきたいと思います。
 それから、メリットについて、今、大変メリットがある。市川市にとっても、本当にメリットがあるので要望しているという強い決意をおっしゃっていただきました。本当にそのとおりだと思います。国際的な重要な湿地をまさに健康都市と同じように世界に発信できれば、市川市にとっては大変なメリットになることははっきりしていますし、登録に向けて大いに働きかけるべきだというふうに私も思います。
 伺いますけれども、堂本知事がことしの1月末に登録に向けた申請をあきらめたというその理由として、漁業関係者など地元の合意が得られないという説明をしたということなんですが、どうも船橋の漁業関係者は積極的にラムサールに向けて動いている。今ご答弁がありましたように、前回私が質問したときもそうでしたけれども、行徳漁協、市川の漁協の皆さんも大変前向きだということなんですが、この地元の合意が得られないというのは、どこの何を指しているのか。そこが大きな問題になるとすれば、その辺、市としては、どういうふうに正確につかんでいらっしゃるのか。まさか市川市ではないと思いますから、どこがそういうことなのか、その辺ちょっと教えていただきたいと思います。
 また、千葉県は三番瀬と第二湾岸道路の整合性がとれるようにするというふうにも再生会議でも述べているということなんですが、市川側の三番瀬のど真ん中を第二湾岸道路は通るという計画ですから、この計画を推進できる条件の範囲でラムサール条約の場所を考えているということなのかどうか。その辺の真意もわかりましたらお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。

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