会議録 (2008年6月 第8日目 2008年6月17日 )

印刷する(印刷表示用ウィンドウを開く)

会議録内検索


前の発言へ 次の発言へ 最初の発言へ 一覧へ戻る 発言検索

発言者:石川喜庸街づくり部長

 私のほうからは高層建築物による各種被害に対するご質問について、まず本市の基本的な考え方、そして南口再開発、本八幡周辺と、そういうような形で進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 まず、本市の一般的な高層建築物の建設に伴います風対策、電波障害、下水道問題についての基本的な考え方についてご説明いたします。
 まず、風対策につきましては、本市においては、手続や風環境の基準等に特段の定めがなく、建築主や設計者の判断により、建築物の建設に伴う風対策が行われているのが現状となっております。次に、電波障害につきましては、昭和63年に市川市ワンルーム形式共同住宅・中高層建築物の建築に関する指導要綱、通称中高層建築物の指導要綱を作成し、高さ10mを超える建築物を建築する際には、事前に市へ電波障害事前調査報告書を提出するとともに、電波障害が生じると思われる範囲の事前調査を指導しているところでございます。実際に建築物が着工し、その工程に伴いまして電波障害が生じた場合には、電波障害の改善を行うように指導しているところでもございます。また、下水道などの接続につきましては、敷地面積が500平方メートル以上の規模の大きな開発の場合には、市川市宅地開発事業の施行における事前協議の手続及び公共施設等の整備に関する基準等を定める条例、通称宅地開発条例によりまして、下水道の接続や雨水貯留、雨水浸透について、建設地の状況に見合った内容の指導を行っているところでございます。
 以上が市川市の一般的な指導でございます。
 次に、南口再開発事業における風対策などについてでございます。市川駅南口再開発事業における風対策につきましては、先順位者の答弁でも申し上げましたように、風洞実験を行い、一般的に使用されております風環境評価――これは東京大学生産技術研究所の村上教授らが作成しました風環境評価尺度を用いまして、建築前と建築後であるが、風対策前の状況、あるいは建築後でありますけれども、風対策を行った後の状況での評価を行って風対策を検討してきたものでございます。この風洞実験の結果、高層棟の足元を中心に、高さが4mから12mの樹木による風対策をこの9月から順次整備を行う予定となっております。これにより、再開発事業地の南側道路、通称一番堀通りと西側の道路、駅前広場側におきましては、100本強の風対策の樹木を予定しているところであります。また、この件につきましては、さきの新聞にも報道されているところでございます。
 次に、南口地区の再開発事業におけます電波障害対策につきましては、中高層建築物の指導要綱に沿って電波障害対策を行っているところでございます。具体的な内容といたしましては、まず電波障害対策の専門業者に委託し、電波障害範囲の予測調査を行います。南口再開発事業地の場合の予測調査によりますと、東京タワーからの東京局遮へい障害として、東北東方向に11.5q程度、UHFでは13q程度でありました。また、千葉局からのUHFの遮へい障害といたしましては、西北西方向に14q程度でありましたので、この結果を受けまして、平成17年度、平成18年度に、対策範囲として約5,700世帯弱についてCATV方式により対策を行い、さらに現状においても、電波障害があった場合、随時対応しているところでございまして、今のところ苦情等は入ってないというような報告を受けております。
 次に、南口地区の駅前広場に敷設されているマンホールに関する泥水の件についてでございます。本件は、4月8日の集中豪雨時に隣接するマンホールから雨水が噴き上がり、道路冠水を起こしていた件についてでございますが、この雨水管渠は、駅前広場に降った雨水を再開発事業区域の南側道路、都市計画道路3・5・33号に敷設されている水路がございますが、そこへ排水する管渠、径250oであります。集中豪雨時にマンホールから雨水が噴き出し、駅前広場が道路冠水したことから管渠の調査及び清掃を行った結果、管渠に土砂が堆積し、管渠の一部が閉塞されていたのが一因と思われます。これらの調査結果から、管渠の老朽化に伴います勾配の不良、さらに土砂の堆積に伴い集中豪雨時に排水不良となったと考えられます。今後の駅前広場整備に合わせまして、この管渠も改修してまいりますが、今後も維持管理をしてまいりたいと、このように考えております。
 次に、本八幡駅北口地区の市街地再開発事業の状況です。
 まず、こちらにおける風害でございます。風害につきましては、これまで建設されております本八幡北口再開発事業における風害に対する被害並びに苦情等は、私どものところには来ておりません。また、本八幡B地区優良建築物等整備事業においては、風洞実験を行いまして、その結果、周辺の住宅街へ許容できないような影響は生じないというような結果が出ておりますが、B地区としては、地域環境の向上を目指し、さらなる植栽を施すことで対応を図っております。ちなみに、こちらのほうの樹木の高さは、8mの樹木が風洞実験の結果では22本必要ということでございますが、計画では24本、また6mの樹木につきましては、風洞実験結果で24本必要なところを27本の計画、さらには4mの樹木の高さにつきましては、風洞実験結果で7本必要となっておりますが、計画では18本というような植栽計画になっているところでございます。
 また、八幡地区の電波障害についてでございますが、南口地区の再開発事業と同様の対策を講じておりますが、これまで本八幡駅北口再開発事業における電波障害に対する被害並びに苦情等は、私どものところに来ておりません。また、平成20年度中の完成を目指して工事中の本八幡B地区優良建築物等整備事業、こちらは地上34階建て、建物の高さ約120mでございますが、その電波障害の対策済みである範囲が本八幡D地区市街地再開発事業の影響範囲、こちらは地上24階、建築物の高さが約90m、影響範囲は北方町の4丁目手前と重複することから、D地区の建築物の高さを超えることによる新たな影響範囲については、障害が生じた場合に個別対応で図ることとしております。
 もう1点、八幡地区の下水道問題についてでございますが、再開発事業に伴う下水道に対する被害並びに苦情等もこれまではありませんが、A地区再開発事業による汚水量の増加に伴いまして既設汚水管渠の能力不足が予想されることから、これを回避するバイパス管渠の整備を行ってまいります。具体的には、本八幡A地区第1種市街地再開発事業が完成予定であります平成23年度までに、A地区南側の国道14号から排水流末容量が充足する東大和田1丁目地先まで延長約1.1qの区間に下水道管を新設することで対応を図ってまいります。
 そして、抜本的な改善策というようなことでございますが、このようなことから、高層建築物による各種被害に対する対応といたしましては、電波障害、下水道につきましては、本市の条例等に適合することにより、高層建築におきましても支障はないものと考えておりますが、風対策につきましては、本市においては手続や風環境の基準等に特段の定めがないことから、今後、高層建築物の建築状況や近隣地の風環境の影響状況及び千葉県、国、こういった動向、あるいは近隣市の対応動向も考慮しまして、風環境影響評価の指針の作成等につきましても検討すべき課題であると、このように考えております。
 次に、南口の再開発ビルの建設に伴いますビル風による被害につきまして、いわゆる補償というお話でございますが、昨年の12月から20件を超える相談をいただいております。その内容といたしましては、強風により店舗看板が破損した、扉やシャッターがあおられ開閉が困難である、強風により歩行が困難であるなどの内容となっております。そのうち、修理、修繕に対して完了しています内容と件数につきましては、店舗前置き看板の破損修理、店舗の独立看板の破損修理、店舗出入り口上部の看板の破損修理などが完了しているところでございます。まだ修繕等が行われていないケースといたしましては、シャッターが風であおられ開閉に支障がある、出入り口のドアが揺れて危ない等がございますが、これらはそれぞれの構造的問題や使用勝手が違いますので、個々の状況に合わせた補強等を行うため、補強方法を所有者と相談しながら、中には図面にあらわし、説明して補強方法を決定いたしますので、対応が多少おくれているものもございます。今後、順次対応を進めていく予定でございます。
 いずれにいたしましても、今後の方針といたしましては、当初予定しております防風植栽の時期を優先した工事工程を精査するとともに、ホームページを利用した風対策の情報開示及び近隣居住者への個別の説明等を今後とも積極的に行い、近隣居住者や歩行者が安心していただけるよう努めてまいりたいと、このように考えております。
 以上でございます。

前の発言へ 次の発言へ 一覧へ戻る 発言検索


●このページに掲載されている情報の問い合わせ
市川市 議会事務局 議事課
〒272-8501
千葉県市川市南八幡2丁目20番2号
議事グループ 電話:047-334-3759 FAX:047-712-8794
調査グループ 電話:047-712-8673 FAX:047-712-8794