会議録 (2008年6月 第9日目 2008年6月18日 )

印刷する(印刷表示用ウィンドウを開く)

会議録内検索


前の発言へ 次の発言へ 最初の発言へ 一覧へ戻る 発言検索

発言者:田中庸惠学校教育部長

 それでは、私のほうからはシチズンシップ教育の導入についてお答えをさせていただきます。
 社会が複雑化している中、人間関係の希薄さや多様な体験の不足等を背景として社会的自立がおくれコミュニケーションがうまくとれないといったことから、積極的な社会参加ができない若者がふえているとの指摘がございます。このような状況を踏まえ、学校においても社会や経済の仕組みを理解し、自立した社会人として社会に積極的にかかわろうとする態度や、より望ましい社会を構築していこうとする力を養うための教育を充実する必要性が高まってきております。そのことから、シチズンシップ教育の内容を学校教育の中に必要に応じて取り入れ、学童期から社会貢献と個性豊かな自己実現に備えた資質と能力を培うことは重要なことと受けとめております。現在、教育委員会では、小学校段階から自己と他者や社会との適切な関係を構築する力を育て、将来の精神的、経済的な自立を促していくための意識の涵養と豊かな人間性を育成することや、社会、経済の仕組みについての現実的理解、労働者としての権利、義務等の知識の習得などを通じてキャリア教育の推進を図っているところでございます。これらを発展させたものがシチズンシップ教育につながるものと受けとめております。
 なお、シチズンシップ教育という特別な時間があるわけではございませんが、各学校では社会科や道徳、特別活動、総合的な学習の時間を中心として、学校教育活動全体を通じて責任ある社会的な行動、地域社会への積極的な参加、社会や経済の仕組みについての知識、技能の習得と活用など、シチズンシップ教育にかかわる学習を既に行っており、その態度や能力の育成を図っているところでございます。例えば経済や政治の仕組みについて理解をするための学習といたしましては、小学校では税理士の方を招いて、もし税金がなかったら、日本の社会はどうなるかなどについての学習、中学校では悪徳商法の手口をストーリー仕立てにし、ロールプレイングを行って、賢い消費者になるための学習などの実践事例がございます。教育委員会といたしましても、政治教育や経済教育の取り組みや実践に関しての情報を各学校に提供し、支援に努めているところでございます。いずれにいたしましても、改正学校教育法において、学校内外における社会的活動を促進し、自主、自立及び協働の精神、規範意識、公正な判断力並びに公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うことが新たな義務教育の目標として定められ、民主主義に関する理解を一層深める観点からも、教育委員会では学校、家庭、地域が連携し、体験的な活動を取り入れることなどを通して、より実践的な事業が展開できるよう、今後とも各学校を支援してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

前の発言へ 次の発言へ 一覧へ戻る 発言検索


●このページに掲載されている情報の問い合わせ
市川市 議会事務局 議事課
〒272-8501
千葉県市川市南八幡2丁目20番2号
議事グループ 電話:047-334-3759 FAX:047-712-8794
調査グループ 電話:047-712-8673 FAX:047-712-8794