更新日: 2018年10月17日

平成30年6月市川市議会総務委員会

開会

平成30年6月18日(月)
午後3時開議
○中村よしお委員長 ただいまから総務委員会を開会する。
 

現地視察について

○中村よしお委員長 審査に入る前に、現地視察及び審査順序についてであるが、委員長としては、議案第4号に関して、行徳ふれあい伝承館の現地視察を行いたいと思う。ついては、これよりまず現地視察を行い、その後、議案の審査を行いたいと考えているが、いかがか。意見を伺う。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○中村よしお委員長 現地視察を行うことに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村よしお委員長 御異議なしと認める。よって現地視察を行うことに決した。
 暫時休憩する。
午後3時2分休憩
〔休憩中に現地視察〕
午後4時23分開議(車中)
○中村よしお委員長 再開する。
付託議案の審査は、あす19日の午前10時から第3委員会室で再開するので、よろしくお願いしたい。
―――――――――――――――――――――――――
○中村よしお委員長 本日はこれをもって散会する。
 午後4時24分散会(車中)

議案第1号市川市税条例等の一部改正について及び議案第2号市川市都市計画税条例の一部改正について

平成30年6月19日(火)
午前10時開議
○中村よしお委員長 ただいまから総務委員会を開会する。
―――――――――――――――――――――――――
○中村よしお委員長 まず、審査に当たっては、一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、[1]全て総括、[2]初回総括2回目以降一問一答、[3]質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるよう願いたい。
 また、理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるよう願いたい。
―――――――――――――――――――――――――
○中村よしお委員長 議案第1号市川市税条例等の一部改正について及び議案第2号市川市都市計画税条例の一部改正についてを一括して議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○市民税課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○中村よしお委員長 質疑はないか。
○鈴木雅斗委員 議案第1号市川市税条例等の一部改正について及び議案第2号市川市都市計画税条例の一部改正について、初回総括2回目以降一問一答で3点質疑する。
 議案の総括において、(1)「基礎控除が10万円引き上げられたことに伴い、非課税の範囲に係る所得金額を10万円引き上げる」と書いてあるが、これは市税にどのような影響を及ぼすのか、具体的な金額をシミュレーションしているのか。また、今回の税制改正で扶養控除が所得金額によって変動することも考慮した上でシミュレーションしているのか。
 (2)「資本金又は出資金の額が1億円を超える法人に電子申告を義務付ける」と書いてあるが、この電子申告は確定申告時に実施する申告なのか。また、市が独自に実施する申告なのか。
 (3)市たばこ税の税率を1本当たり約1.3円引き上げ、加熱式たばこの課税区分を新設することに関して、たばこ税の税率を引き上げるほど税収が下がっている傾向があるが、以前、たばこ税の引き上げを実施したときに、たばこ税の交付金が下がったことなどを参考に、税金に関する影響があるのか伺いたい。
 以上3点、答弁をお願いしたい。
○市民税課長 まず、基礎控除については、平成28年度の課税実績から算出している。市税への影響は約4,700万円の減になると算出している。
 法人の電子申告については、法人住民税の申告をする際に電子情報処理であるeLTAXにより提出しなければいけないことになっている。
 たばこ税については、税金は上がる予定になっている。しかし、健康志向の高まりなどで喫煙者数がかなり減少しており、これに伴う税収の自然減として約5%を見込んでいる。今後におけるたばこ税の影響額は、平成22年度にかなり増税した時期があり、それに基づく税収減として約0.8%、自然減と合わせて約5.8%ずつ毎年減少する見込みで、4年間の合計金額としては約7億7,000万円の減を見込んでいる。
○鈴木雅斗委員 約4,700万円減とのことであるが、これは平成30年の施行で間違いないのか。
 答弁漏れがあった。今年度の税制改正で配偶者控除の見直しも大きなトピックであるが、今回の市税条例等の改正は、このような国の措置に応じて配偶者控除等も含めた所得金額の引き上げの部分に関しても考慮に入れてシミュレーションされているのか。
 eLTAXは確定申告時に使われ、市にも共有されることで確認した。
○市民税課長 先ほどのシミュレーションは基礎控除に対するものである。
○鈴木雅斗委員 結構である。
 次に、たばこ税に関して、4年間で約7億7,000万円の減は1年当たり2億円程度税収が下がる見込みで間違いないのか。
○市民税課長 委員の御質疑のとおりである。
○鈴木雅斗委員 結構である。
○長友正徳委員 3点を初回総括2回目以降一問一答で伺いたい。
 1点目は法人市民税関係で、対象となる資本金が1億円を超える法人は幾つあるのか。電子申告をこれまでに行っている法人と、これから新たに行わなければならない法人の数を伺いたい。
 2点目は市たばこ税関係で、議案の総括によると1本当たり約1.3円であるが、新旧対照表9ページによると、1,000本当たり5,262円だったところを5,692円に上げると1,000本当たり430円の差額で、1本当たり0.43円になる。また、13ページに記載があるように、1,000本当たり5,692円を6,122円に値上げすると差し引き1,000本当たり430円で、1本当たり0.43円となって、議案の総括に書いてある約1.3円と合わないが、どのように見ればいいのか。
 3点目は固定資産税の関係で、特例の割合をゼロとすることは、議案のどこに書いてあるのか。税負担としてふえるのか減るのか。
○市民税課長 法人市民税の資本金1億円を超える法人数は758社である。この法人はほぼ電子申告を実施しているので、これから行う法人は特にない。
 たばこ税については、通常、紙巻きたばこ1,000本当たり1万2,244円で計算している。それを1箱20本当たり、たばこ税が244.88円で、内訳は国が106.04円、県が17.20円、市が105.24円、加えて特別税16.40円となり、本体価格にたばこ税を加えて消費税を乗じるとこの販売価格になる。
○固定資産税課長 特例の記載があるページは、議案2分冊の1の6ページで、上から10行目に「法附則第15条第47項に規定する条例で定める割合は、零とする。」とある。
 税負担が増か減かについては、3年間はゼロになるので、税負担は減となる。
○市民税課長 先ほどの質疑で、額が違うとのことであるが、紙巻きたばこの増税分に加えて加熱式たばこの増税分も入っているので額が違うことになる。
○長友正徳委員 難しくてわからないが、市川市税条例第95条の関係で新旧対照表の2カ所に1,000本当たりの数字があって、議案の総括と比較して計算が合わない。これはどのような意味なのか。
 議案の総括の約1.3円はどのように算出されるのか。
○市民税課長 紙巻きたばこについては1本当たり3円の増額になる。これが平成30年、32年、33年の各年の10月1日に20円ずつ段階的に引き上げることになっている。それに加えて加熱式たばこの増税分があり、あくまでも仮算定であるが、最終的には1箱当たり100円から200円程度の増額になる予想である。
○長友正徳委員 法律のことなので質疑してもしようがないと思うが、最後に1点伺いたい。新旧対照表の9ページに、たばこ税の税率を1,000本につき5,262円を5,692円とするとある。13ページにも同じ市川市税条例第95条の関係で、1,000本につき5,692円を6,122円とするとあるが、第95条関係で2つ数字があるのはどのような意味なのか。
○市民税課長 1,000本当たりの税率については3段階で引き上げを予定している。まず、平成30年10月1日が430円の増額で1,000本当たりの税率は5,692円、平成32年10月1日の引き上げについては6,122円で430円の増額になる。そして平成33年10月1日で6,552円と430円の増額となる。
○長友正徳委員 3段階の引き上げで、合わせると約1.3円になるのか。了解した。
○荒木詩郎委員 一問一答で1点だけ伺いたい。
 地方税法の議論を国会でするに当たって、住民税減税をするときに問題になるのが、各種控除を引き上げて課税最低限が決まる。それと生活保護の生活扶助基準額の比較が問題になる。減税をするに当たって、課税をするよりも生活保護の基準額のほうが高くなってしまう問題が出てくる。そこで、現在、生活扶助基準額と課税最低限は幾らなのか。かつて、課税最低限のほうが生活扶助基準額よりも低くなっていたから非課税限度額を設けているが、今それはどのようになっているのか。私がかつて国会にいたときには、標準4人世帯で比較をしていたが、今はどのような比較の仕方になっているのかも含めて伺いたい。
○市民税課長 申しわけない。今手元に資料がないので、後ほど報告させていただくことでよろしいか。
○中村よしお委員長 では、後ほど提出をお願いする。
○星 けんたろう委員 初回総括2回目以降一問一答で伺いたい。
 まず、個人市民税関係で均等割が実際に適用される範囲を伺いたい。
 また、これは働き方改革の1つとして制定された関係だと思うが、約4,700万円の税収減で、市税としてはマイナスだが、市民の生活としては、税負担が減る分助かるのではないかと思う。市川市民のライフスタイルにどのような影響を与えるのか所感を伺いたい。
 市たばこ税関係について、こちらはパイプたばこと葉巻きたばこの順番が単純に変わっただけだと思うが、これに理由はあるのか。
 地方税法附則第15条第43項及び第45項はどのようになったのか。
○市民税課長 最初の質疑の、28年度ベースで均等割の非課税者は10万1,754人である。29年度については計算中で、まだ算出されていない。
 基礎控除改定による市川市民のライフスタイルについては、特定の企業に属さず専門知識を生かしたフリーランスとして仕事を請け負う等の働き方の多様化が進展していることを踏まえて、働きやすくなるのではないかと考える。
 たばこ税については、特に理由はない。
○固定資産税課長 地方税法附則第15条第43項については、平成31年の3月31日をもって廃止となる。この影響で項ずれが生じ、第45項は第44項へ移る。
○星 けんたろう委員 理解した。
○片岡きょうこ委員 一問一答で1点だけ伺いたい。
 議案の総括の(4)の固定資産税関係で、中小事業者等の等がどこまで含まれるのか。また、認定先端設備とは、具体的にどのようなものが対象になるのか。
○固定資産税課長 中小事業者等の等は、中小企業者のことで法人に当たる。
 認定先端設備には、例えば食料品の製造設備や建設現場においてはクレーン車などの重機、あるいは販売におけるPOSシステム等が対象となる。
○中村よしお委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○中村よしお委員長 質疑を終結する。
 荒木委員に確認する。先ほどの資料について、これから採決に入るが、その後の提出でもよろしいか。
○荒木詩郎委員 結構である。
○中村よしお委員長 承知した。
 では、討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○中村よしお委員長 討論を終結する。
 まず、議案第1号を採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村よしお委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 続いて、議案第2号を採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村よしお委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第3号市川市住民基本台帳カードの利用に関する条例及び市川市印鑑条例の一部改正について

○中村よしお委員長 議案第3号市川市住民基本台帳カードの利用に関する条例及び市川市印鑑条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○企画課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○中村よしお委員長 質疑はないか。
○星 けんたろう委員 2点を初回総括2回目以降一問一答で伺いたい。
 住民基本台帳カードは最終的に何名に配付したのか。その際にかかった費用などもわかれば伺いたい。
 またそれに伴い、今後のマイナンバーカードの普及速度や展望、想定などがあれば伺いたい。
○市民課長 住民基本台帳カードの発行累計は13万1,865枚である。有効期限内のものが約4万7,700枚となる。費用については、1枚500円で交付をしていたが、さらなる普及を図るために無料にしていた時期があるため、トータルでは把握していない。
 マイナンバーカードの普及状況については、平成28年1月から交付を開始し、27年度が約4,000枚、28年度が約4万6,000枚、29年度は約1万3,000枚、合計約6万3,000枚交付している。
○星 けんたろう委員 住民基本台帳カードを発行するに当たり行政が負担した費用は幾らか。
○市民課長 交付費用については、人件費等がかかっているが、個別の住民基本台帳カードのくくりでは把握していない。
○星 けんたろう委員 理解した。
○片岡きょうこ委員 1点だけ伺いたい。
 住民基本台帳カードを持っている方に、カード交付が終了したことを通知しないといけないと思うが、その通知手段と、この証明書の廃棄の方法はどのように連絡や指導をしていくのか。また、その際セキュリティーに問題はないのか。
○市民課長 住民基本台帳カードについては有効期限が10年である。本人にはカードの有効期限と、その期限が切れたらマイナンバーカードに切りかえる必要があることを市公式ウエブサイト等で周知していく。
 セキュリティーについては、券面に顔写真や住所が入っていることや、内蔵されているチップに暗証番号等で高度なセキュリティーがかかっていることから、たとえ他人の手に渡っても悪用されることはない。回収については、使用期限が切れたものは市役所に持参くださいと案内をしている。
○片岡きょうこ委員 理解した。
○鈴木雅斗委員 初回総括2回目以降一問一答で伺いたい。
 今後、自動交付機などによるサービスが終了することから、撤去やシステム整備の経費がかかることが見込まれるが、この廃止に伴う経費に関して、伺いたい。
 また、サービス廃止に伴い、自動交付機のランニングコスト等の削減効果も見込まれる。削減される見込みのランニングコスト等の経費を伺いたい。あわせて主要な作業を伺いたい。
○情報システム課長 撤去に関して、現在、自動交付機は行徳支所と市川行政サービスセンターの2カ所に配置している。設置している機器はそれぞれリース物件なので、リース満了に伴って引き揚げることになる。その際、配線等の撤去施工等が発生するが、今年度当初予算ベースで26万5,000円程度計上している。
 ランニングコストについては、撤去することによって削減可能となる経費は、自動交付機本体等の賃借料及び保守委託料と運用経費で、平成29年度の決算ベースで約1,800万円となっている。
○鈴木雅斗委員 今まで2台を維持するために年間のランニングコストが決算ベースで約1,800万円かかっていたことはわかった。これに関して、住基カードにおいては県や国の補助金があったと思うが、この1,800万円は純粋な市の負担で間違いないのか。
○情報システム課長 市の負担である。
○鈴木雅斗委員 恐らくこれからマイナンバーの運用に転換していくと思うが、住民基本台帳カードを使った自動交付機の利用実績は最大でどれぐらいあったのか。1,800万円に対してどれだけの効用があったのかの考察を伺いたい。
○市民課長 自動交付機による各種証明書の発行については、年度でピークがあり、住民票や印鑑証明、戸籍に関しては、一番多かったときで平成25年度、住民票で3万3,501件の実績があった。
○鈴木雅斗委員 1日当たり100通だとわかったが、25年以降、ピークを過ぎて下がっていくことも理解した。機器の維持手数料は高いし、自動交付機を使用して住民票1枚を発行するのにかかるコストを窓口で発行した場合にかかるコストと比較した場合に、機器の運用コストに関しての指摘ができると思う。今回はその点に関しては割愛するが、機器2台で1,800万円のランニングコストがかかるのであれば、もしかしたら窓口対応を整備したほうがよかったのではないかと感じるところがある。廃止に関しては異議はないが、今後マイナンバーカードの運用に対して機器を導入する際には、今回の住基カードの例をもとに、リース料やランニングコスト等も含めて考慮していただくことを要望して質疑とする。
○岩井清郎委員 1点のみ伺いたい。
 今の住基カードの自動交付機は、2台であるが、最大で市内何台あったのか。
○情報システム課長 一番多く設置していた拠点数では、平成19年度に27拠点、29台設置していた。
○岩井清郎委員 これはいろいろ歴史があり、住基カードからマイナンバーカードにかわることの先駆である。これがあったから、これからマイナンバーカードに移っていこうと市川市がリーダーシップをとった実績も確かにある。それは過去のいろいろな歴史の中で、また評価されると思う。私はそれで結構である。
○中村よしお委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○中村よしお委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○中村よしお委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村よしお委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第4号市川市行徳ふれあい伝承館の設置及び管理に関する条例の制定について

○中村よしお委員長 議案第4号市川市行徳ふれあい伝承館の設置及び管理に関する条例の制定についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○文化振興課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○中村よしお委員長 質疑はないか。
○長友正徳委員 一問一答で1点だけ伺いたい。
 きのうは見学させていただき、立派なものができていていいと思った。多くの来客を集めるためにも、あのような歴史のあるものに加え、魅力的な食べものもあったらいいと思う。江戸時代から有名な笹屋うどんの店の建物が今もあるそうだが、その笹屋うどんを復元して休憩所で提供したり、ひいては最近オープンした道の駅いちかわでも提供したりできないのか。笹屋うどんも歴史的なものなので、アピールし、魅力増進して来客を多く集められたらいいと思うが、このことについて検討されているとしたら、その状況を伺いたい。
○文化振興課長 今御質疑いただいた笹屋うどんについては、行徳の食文化として江戸時代からあったもので、今後、提供については検討していきたいと考えている。
○荒木詩郎委員 1点だけ伺いたい。
 きのう視察させていただき、大変歴史ある町並みで、私も非常に好きな道である。10年ほど前、村越市長と2人で、あの旧道を車で走ったことがある。私が子どものころにいた五日市街道も同じぐらいの街道であり、昔、馬や人が往来した広さの道で、昔ながらの町並みが残っている。市川市にとって大変貴重な財産だと思うが、せっかくあのような施設をつくるのであれば、PRをしっかりしていただく必要がある。どのような方法でPRするのか、何か考えがあるのか。
 私自身は、行徳ふれあい伝承館の前の道をきのうも視察の後、車で通ったが、建物の場所がわからなくて通過してしまった。信号などの目立つものが何もないので、例えばサインを置くことや、対面に古い建物があるから、アーチなど上部を使って景観を乱さない形で目立つようにするなど、行徳地域の住民の交流の場となるだけでなくて、全国で評判になるようなPRをしていただかなければならない。駐車場もわかりにくいので、場所を指し示すPRをする必要があると思うが、これについての考えを伺いたい。
○文化振興課長 PRについては、現在、「広報いちかわ」の7月7日号に開設の記事を掲載する予定になっている。また、市公式ウエブサイトの文化振興課のページで載せるほか、フェイスブック等でSNSを活用しながらPRを考えている。
○荒木詩郎委員 広報の意味でのPRではなくて、視覚で見たときに、ここだとわかるようなPRが必要なのではないか。これについての見解を伺いたい。
○文化振興課長 今現在、主屋に表示板を掲示していて、こちらが旧浅子神輿店である、休憩所であると指し示す立て札は立てている。また、行徳まちづくり協議会でも開設の際にチラシを作成し、地域の小中学校に配布するとともに、地域の情報誌等でも周知を行う予定となっている。
○中村よしお委員長 次長から答弁の補足をしていただきたい。
○文化スポーツ部次長 施設のPRについては万全を期したいと考えている。今御質疑いただいたのぼりや看板等の設置についても、今後検討したい。確かに行徳ふれあい伝承館の前の道を車で通るときに見過ごしてしまうとの意見もあったので、このことについては工夫するとともに、駅からの案内を整備してまいりたい。
○鈴木雅斗委員 初回総括2回目以降一問一答で3点伺いたい。
 まず、行徳まちづくり協議会の構成員を教えていただきたい。
 続いて、休憩室に関して、行徳まちづくり協議会が維持してうどんを販売することになるが、その価格帯の上限など市が監査できるような形なのかどうか。
 次に、もしも休憩所のスペースの中でうどんを売り出すことにした場合、懸念されることは、休憩所がうどん屋になることである。例えば、広いスペースにハンバーガーショップがあって勉強や雑談ができる大学のカフェテリアのような座席数があるのだったらよいが、休憩所のスペースは、敷地面積がそれほど広いとは言いがたい。したがって、休憩所とは言いつつも自由に憩える場になるのか、うどん屋になるのかが、よくわからなくなるおそれがある。その場合、日本人であれば、うどんを買わなければ休憩所を使用できないのかと認識を持つはずである。それに対する策はどのように考えていくのか。
 さらに、先ほどの荒木委員の質疑に関連して、常夜灯公園に行徳ふれあい伝承館があることをわかりやすく掲示する看板を設置していただくことは可能か伺いたい。
○文化振興課長 行徳まちづくり協議会は、市川市観光協会の理事である会長を初め、行徳てらまち会で10年以上、街回遊展を開催されてきた副会長が中心となり、ほかには市川案内人の会、また、地域の自治会長の協力もいただいて、行徳の歴史的資源を生かした景観まちづくりと町の活性化を目的として設立された団体である。
 次に、価格設定については、行徳まちづくり協議会に任せることを考えており、価格帯の監査については検討していない。
 3つ目のスペースの問題については、町歩きをする方を初め誰でも広く使っていただく休憩所を考えているので、うどんを食べるためのスペースではなくて、あくまでも休憩所の形での運用を考えている。
 常夜灯公園への看板設置については、常夜灯公園に現在、周辺案内図を示した看板がある。今回、その案内図の、行徳ふれあい伝承館の場所にシールを張って対応できるように考えている。
○鈴木雅斗委員 地域の自治会に触れていたが、自治会長は幾つの自治会から集まっているのか。
○文化振興課長 旧行徳地区の6自治会の方たちが集まっている。
○鈴木雅斗委員 6つの自治会を教えていただきたい。
○文化振興課長 行徳1丁目町会から4丁目町会まで、本塩自治会、関ケ島自治会の6自治会である。
○鈴木雅斗委員 次に、価格帯の監査に関しては検討していないとのことであるが、私もそれほど危惧はしていない。常夜灯公園の中にも売店があり、私も結構利用したが、カレーやコロッケ、地元の野菜を販売していて、かつ、地元の方が憩っていると考えている。町の中で適正な価格帯に関しては担保されるものだろうとは思うが、道の駅を比較してみると、業者が出しているものが高過ぎるとの意見があったときに、市が利用者にとって適正な価格だと思われる額を精査した上で、委託契約を結んでいるならば、それに対しての指導、助言を徹底できる。さらに、もし従わない場合は契約解除をする場合もあるとの内容の委託契約等がなされれば、市が介入をして市民が利用しやすい適正な価格になるのではないかと思う。今のところ心配はしていないが、今回の件も含めて、市全般に対して、そのような契約に関して考えていただきたい。
 3点目について、休憩所は憩える場との答弁で、確かにそのとおりであるが、私が申し上げたいのは、休憩所でもし仮にうどんを販売した場合は、休憩所の広さからうどん屋だと勘違いされかねないことである。そのような場合に、扉の前面に、この休憩所は誰でも無料で使えるところですと、入るときにわかりやすく、かつ目立つ案内板をつけなければ、うどん屋になってしまうと思うが、見解を伺いたい。
○文化振興課長 休憩所をメーンで考えているので、休憩所には、のれんでお休みどころであることを掲げることを検討している。
○鈴木雅斗委員 最後に要望する。お休みどころと書いたら、だんごを売っている印象を持つ。実態に即する形だったらいいが、今の休憩所の広さでうどんを販売したら、うどんを買わなければ休憩所を使えないのかとの誤解も生じかねない。無料で使える施設であることを強調して、無料休憩所のような形で木と看板を組み合わせて周知していくなど、そのようなことを考慮していただきたい。
 最後に、シールを張るとのことであるが、せっかく常夜灯公園は、行徳でも地元の人が親しめるきれいな公園で、そこから歩いて5分の場所に地元の方々がさらに室内で憩える場所があるとなれば、シールだけではなく、上品なのぼりや看板などでアピールする方法も考えられるのではないだろうか。周知の方法に関しては、現地に行って目で見て、どのようなものを置いて景観を考えるのかは美的センスに準ずるところがあると思う。景観や歴史があるところなので、そのようなセンスを相談の上でしっかり考えていただいて、できないところは業者に任せてうまく対応していただきたい。
○星 けんたろう委員 初回総括2回目以降一問一答で7点伺いたい。
 建物の利用者数のカウントはどのように確認するのか。
 コンセントがトイレの横の外部にあるが、市民に開放するのか、それとも鍵をかける運用にするのか。
 横断歩道については、可能であれば5mぐらいでもいいので、こちら側にあるとよい。子どもなどゆっくり渡る方から見ると、あそこは非常に交通事故が懸念されるのではないか。
 主屋の裏に土地がかなりあいている状態であったが、あちらはどのように活用される方針なのか。
 また、監視カメラ等の設置は行われるのか。
 同じく、主屋に急な階段があって利用しない話であったが、子どもであったら絶対に上りたいと思うし、防災設備等の備蓄のための利用もあることから、人が見ている状態でないとあけない運用であれば大丈夫だと思うが、もし誰もいない状態で開放される場合、ガラスのパネルなどで封鎖しておかないと、人が入ると思った。
 こちらはフリーWi-Fiを用意されるような検討はあるのか。
○文化振興課長 利用者のカウントについては、主屋については非常勤職員を配置しているので、利用された方についてはそちらでカウントする。
 また、コンセントについても、今現在は鍵がついていないが、今後、鍵をつけてイベント等で利用できるようにしたい。
 横断歩道については、行徳警察署とも協議をしたところ、横断歩道自体は動かせないとの回答である。本会議でも説明したように、カーブのところへの注意喚起の看板の設置や、非常勤職員がいるので、実際に利用される方には、あちらの横断歩道を利用していただくように注意喚起を行う。また、今後、主屋と休憩所のところにもプランターを置いて、すぐに出られないようにすることを検討している。
 裏庭については、今何もしていない状態だが、今後はレイアウトを考えて、植栽等を整備したい。
 監視カメラについては、17時以降は機械警備で対応している。カメラも今後つける。
 主屋の2階は、現地視察でも説明させていただいたように、一般の方は2階には上がれないようにしていく。2階の利用については、他の展示品等を置いて、展示がえについて対応していきたいと考えている。また、2階に上がる場合には、非常勤職員から注意喚起をしていきたい。
 フリーWi-Fiについては、表示はなかったがついている。
○星 けんたろう委員 まず、非常勤の方は基本的に主屋にいるのか、休憩所のほうにいるのか。
 Wi-Fiはみこしが置いてある横にはあったが、休憩所のほうには届くのか。また、汎用性携帯充電器等が置いてあると、皆さんそれを目当てに、ふらっと寄られるので、よいのではないかと思う。
 裏庭についても、車が絶対に入ってこない安心・安全な場所だと思うので、児童、幼児等が利用できるようなスペースにしたり、地域のお祭りがあるときに金魚すくいや風船すくいなどに使えるようなスペースにしたりするとよいと思う。
 横断歩道には昔ながらの旗を置くなど、なるべく使ってみたい横断歩道になるような工夫をしていただきたい。
○文化振興課長 非常勤職員については、主屋と休憩所一帯を管理する職員として雇う予定になっているが、実際に常駐しているのは主屋のほうで、利用者のカウントと施設の案内等を行う予定になっている。
 また、Wi-Fiについては、主屋と休憩所の両方に設置している。
 裏庭については、今後、レイアウトも検討する中で考えていきたい。
 旗についても、今後どうのような形で安全対策をとっていくかも考えていかなければならないと思うので、それも含めて検討したい。
○星 けんたろう委員 非常勤職員の方には交通安全と物品の破損等がないように、ぜひ注意を心がけていただきたい。
○清水みな子委員 全て総括で伺いたい。
 トイレの清掃では、誰がどのような形で行うのか。トイレが汚くなると行かなくなるので、清掃をかなりきちんと行っていただきたい。
 あと、安全対策についてであるが、反対側に道路を渡るのは、お年寄りなどゆっくり歩く方にとって大変である。非常勤職員1人では、両方にいて渡る手助けをすることができないし、あそこの前の道は一般の車がかなり入ってくるので、駐車場が危ないと感じるが、その点で伺いたい。
○文化振興課長 トイレの清掃については、基本的には非常勤職員が毎日清掃をするようになるが、きちんとした清掃は週に1回、業者を入れて行うようになっている。
 また、2点目の安全対策についても、基本的には先ほど答弁したようにプランター等を置いて飛び出さないようにはするが、それに加えて非常勤職員から、きちんと横断歩道を渡るように注意喚起し、また、お年寄りの方などは、きちんとした形で対応できるように考えたい。
○清水みな子委員 先ほども言ったように、トイレが汚くなると寄るのも困るし、特に雨の日などは傘が入ると濡れて中も大変になるので、清掃をきちんと行ってほしいと思う。
 また、安全対策も、非常勤職員は1人でないとだめなのか。2人とはならないのか。
○文化振興課長 運営委託で案内もお願いする予定になっていて、基本的に非常勤職員は1名であるが、土曜日、日曜日については、案内の方も対応できるように考えている。
○清水みな子委員 事故があると大変になるので、安全対策もしっかりとして、どうぞよろしくお願いしたい。
○岩井清郎委員 プランターがいいのかは十分考えていただきたい。以上である。
○かつまた竜大副委員長 1点だけ伺いたい。
 きのう見させていただいて、厨房施設もとても立派なものができていたが、あのようなものもしっかり活用していく必要がある。地元の人に聞いたら、あの地域は相祭会というみこしを担ぐ団体があり、その相祭会が、過去、浅子神輿店でおみこしを独自につくったとの話を聞いている。おみこしは神社が所有していることもあって、簡単に出せないが、相祭会が持っているみこしは、団体が持っているものなので簡単に使える。地域のお祭りではなくてさまざまなイベントに活用することができるとのことで、行徳まちづくり協議会は自治会の皆さんがかかわっているので、地域を活性化するような独自のお祭りやイベントのときに、相祭会とのつながりがあればおみこしを活用していろいろなイベントができると思う。そのような地域活性化に関しては、この行徳まちづくり協議会に任せていると思うが、どのような話が進んでいるのか。また、今後どのようなことを考えているのか。
○文化振興課長 業務委託も考えているが、その中でイベントの開催や、そのイベントについても、おみこしを地元の方たちで担いでもらうことや、塩づくりなども考えている。きのうの段階では主屋にも展示がなかったが、おみこしを借りて展示する予定になっている。
○かつまた竜大副委員長 外環が開通して、こちら側はすいてしまったが、妙典橋や旧行徳街道も道路が相当すくのではないかと思う。寂れないようにするためには、何かしらの活性化対策は必要だと思うので、いろいろと今後とも考えていただければありがたい。
○中村よしお委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○中村よしお委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○中村よしお委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村よしお委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第13号平成30年度市川市一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会に付託された事項

○中村よしお委員長 議案第13号平成30年度市川市一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔財政課長、企画課長、スポーツ課長 説明〕
○中村よしお委員長 質疑はないか。
○鈴木雅斗委員 一問一答で伺いたい。
 6ページ、総務費、総務管理費、一般管理費、財政調整基金積立金約1億7,500万円に関して、財政バランスの収支の均衡を図るとのことであるが、市長の不在期間等もあったため、補正予算にも多少の影響が出ていると思う。今回、約1億7,500万円を減額補正したことは、積立金に積み立てた解釈でいいのか。また、収支の均衡を図ったことで今後の補正予算がどのようになっていくのかスケジューリングに関して教えていただきたい。
○財政課長 今回、積立金の減額補正を行っているのは、今回の補正予算の収支均衡を図るためで、前年度の決算が確定していないため繰越金が活用できないことから、当初予算で計上していた財政調整基金積立金の減額を行っているものである。今後の補正予算の財源としては、9月補正予算以降については前年度の繰越金が活用できることとなるので、そちらを第一義的に活用して予算を編成していきたいと考えている。
○鈴木雅斗委員 そうなると、会計システム上のテクニックと解釈するとわかりやすいのか。
○財政課長 当初予算で積立金を計上していたものを、今回、減額することであるので、そのように解釈していただいても結構である。
○星 けんたろう委員 初回総括2回目以降一問一答で3点伺いたい。
 まず、歳入、4ページ、第13款第2項第6目及び第14款第2項第7目は計画どおりの歳入との認識であったのか。いつごろ、どのような経緯で1,000万円掛ける2で2,000万円が入ってくるのか。
 6ページ、第2款第1項第1目、積立金は2億円弱の大まかな内訳、もしくは割合は、どの分野に対してどのくらい分配をされるのか伺いたい。
 同7目は、説明では週に4万3,000円ぐらいが月に4回とのことで、計算すると8カ月程度となると思うが、8月ごろからお願いされるのか。それとも、もう6月から依頼されるのか。
○財政課長 歳入について、今回、国庫支出金と県支出金でそれぞれ1,000万円ずつ計上しているが、こちらについては、8ページの教育費で放課後保育クラブを新たに建設する経費として3,000万円を計上している。国庫と県でそれぞれ補助率が3分の1となっているので、この3,000万円の財源に対して、国と県からの補助金をそれぞれ1,000万円ずつ計上している。
 積立金の割合については、今回、歳出予算で事業費として計上しているのが6事業で、総額で1億9,579万8,000円である。こちらの財源として質疑された2,000万円の財源が見込まれるので、その差し引いた1億7,579万8,000円を収支の均衡を図るために積立金を減額補正している。
○企画課長 企画政策アドバイザー報酬について、日額3万4,200円、月8日の勤務で、7月から来年3月までの9カ月間の報酬として246万3,000円を計上したものである。
○星 けんたろう委員 3,000万円のうち1,000万円を県から、1,000万円を国からとのことで、こちらは当初予算から計上するものではなくて補正を組むのが正しいあり方との認識でよろしいか。
○財政課長 今回計上しているのは、新たに4校増設するためである。当初予算では見込めなかった増設が、この補正の中で新たに見込まれることとなったので、今回の補正予算として計上している。
○星 けんたろう委員 第2款第1項第1目、財政調整基金積立金について6事業と伺ったが、その6事業を掘り下げて伺いたい。
○財政課長 6事業については、今回、総務費で計上している企画政策アドバイザー報酬として246万3,000円、いちかわスポーツフェスタ負担金として500万円、土木費の公園用地取得事業として1億4,241万3,000円、同じく土木費の本八幡駅北口地区再開発基本構想作成委託料として800万円、教育費、小学校費、保護児童生徒援助事業として合わせて792万2,000円、放課後保育クラブ運営事業として合わせて3,000万円の計上の6事業となっている。
○星 けんたろう委員 ほかの款の内容全てを加えて一般管理費とされることを理解した。
 いちかわスポーツフェスタ負担金関係に関しては大丈夫である。
○宮本 均委員 総括で1点伺いたい。
 非常勤職員報酬は本会議でもかなり質疑、答弁されたところである。これに関して3点伺うが、もし本会議でも聞いたことであれば、本会議で答弁したと切っていただきたい。
 まず、今回、報酬とのことで補正予算が計上されているが、報酬ではない方法もあったかと思う。今回なぜ報酬の形にしたのか。例えば他市では、企業と期限つきで契約をして新しいプロジェクトチームをつくるケースもある。例えば給与体系の中でもできた部分はあると思うが、今回、報酬の形をとられたのは、どのような観点からなのか。はっきり言えば、給与にすれば、ここに出なくてもよかったと思う。
 続いて6月の補正予算に計上されたが、これは本会議でもいろいろな会派から質疑は受けていたが、政策や課題を打ち出した後に、そのためにアドバイザーを設ける話であればよかったのではないか。今回、補正の中でアドバイザーが先に出てきて、本会議の答弁の中でアドバイザーの役割や目的が、質疑を繰り返す中で明らかになってきた経緯がある。そのような観点からすれば、答弁の中で企画部長から、市長が公共施設マネジメントに関してもしっかりマネジメントを受けていくとの話もあった。であれば、なおさらマネジメントの何をするのか、仕事の中身がはっきりしない。6月にいきなりアドバイザーを設けるが、もう少し後で政策を打ち出した後に設けることも順番としてはあると思う。なぜ6月定例会なのか。
 次に人物に関して、しばらくしてから、候補者に関してどのような方か説明を受けた。職員の皆さんの大先輩に当たるが、この候補者の方の主な現役時代は間違いなく昭和である。昭和50年代を中心に課長から部長となり、あの当時は行政主導で政策などを中心にどんどん広げていき、建物もどんどん建てていく時代であったことは間違いないと思う。一方、村越市長は、その反省から、直接市民から声を聞くことを言っている。タウンミーティングをしっかり行っていくとのことで、全く新しいことではないが、市長なりの刷新の思いがあると思う。その中で、行政主導をメーンに携わってきた方のアドバイスを受けるとのことであるが、私が心配しているのは、相反する内容になったときに、企画部の政策自体が行き詰まってしまうことである。行政主導の方とタウンミーティングは相反するところからの意見を吸い上げることになる。
 質疑は、政策決定までの過程が幾つか分かれてあると思うが、どの段階で企画部のアドバイザーがかかわってくるのか。把握されていれば、説明をお願いしたい。また、最終的な決定がどのような会議かわからないが、そこにも加わって何かしら仕事をされるのか、わかる範囲で答弁お願いしたい。
○企画課長 まず、なぜ今回報酬なのかについては、今回お願いする企画政策アドバイザーの方は非常勤で常勤ではないことと、これまでの経験や知識などを活用して指導、助言を行う業務であることが理由である。確かに宮本委員の御質疑のとおり給与の選択肢もあると思うが、非常勤であることと専門性が高いことで、非常勤特別職の形で、今回、報酬で予算を計上した。
 なぜ6月の補正で行うのかについて、今回この企画政策アドバイザーを設置するに至った経緯を、本会議で市長も答弁したと思うが、今後、施設の建てかえに当たって、建設されたときにどのような議論がなされたか、あるいはどのような経緯があったのか過去の事情を市長が判断をしていく上で参考にしたいとのことで、今回設置をすることになった。そのため時期についても市長と調整の上、7月からとなったので、6月の補正予算で計上した。
 政策決定にどのようにかかわってくるかについては、今後、制度の見直しや施設を更新していく上で、過去の経験、経緯を市長が直接参考として聞く形になる。
○宮本 均委員 補正にしたことで、私なりに市川市の良識が働いたと捉える。
 最後に、内容はもうわかったが、伺いたかったのは、どのレベルで企画政策アドバイザーの意見が入ってくるのかである。
○企画課長 市長が政策を判断していく上で、その都度、参考として聞いていくことになる。
○宮本 均委員 それでは、市長とアドバイザーが2人で話をするのが基本になるのか。市役所の中のいろいろな決定のプロセスがあると思う。例えばe-モニターで市民からの意見を集約し、担当課で1つの試案をつくり協議に入り、最終決定の幾つか前の会議を重ねて、最後に決定に持っていくと思うが、最終の決定をするときに、参加メンバーとしてアドバイザーはどの会議に加わるのか。
○企画課長 あくまでも市長が助言を受けるとのことで、今のところ、特に経営方針を決めていく会議等に出席をすることは想定していない。
○宮本 均委員 わかった。
○片岡きょうこ委員 一問一答で1点だけ伺いたい。
 企画政策アドバイザー報酬について、私は本会議でも質問したが、この方が部長職であったときの建てかえの経緯などをいろいろ御存じで参考にしたいとのことであったが、現在、市では何本ぐらいの建てかえの計画が走っているのか。
 また、このアドバイザーの方に助言をいただきたいとのことで、市長がいろいろな方から話を伺う機会があると思うが、これは無報酬ではだめだったのか、協力いただけなかったのか伺いたい。
○企画課長 建てかえについては、今現在、1つ出ているのはクリーンセンターの建てかえがある。それ以外の公共施設については、まだ具体的なものはない。また、無報酬については、これまでの知識や経験を踏まえた助言をいただき、それに対してはきちんと報酬を支払うとのことで、今回、予算を計上させていただいた。
○片岡きょうこ委員 今はクリーンセンターが具体的に建てかえの計画が走っているとのことであったが、とりあえず7月はクリーンセンターのことだけ話されるのに月に8日必要なのか。計画が走っていない分野についても、現段階からヒアリングなりアドバイスは必要なものなのか伺いたい。
○企画課長 月8日の勤務については、要綱上、上限が月8日となっている。また、これまで政策秘書を経験された方でもあるので、公共施設以外にも広く市政にアドバイスなどをいただくことも想定している。
○片岡きょうこ委員 それでは、確認する。建てかえのアドバイスだけではなく、市長の仕事全般についてのアドバイザーとの認識でよろしいか。
○企画課長 行政の全般に対して、これまでの経験を踏まえた助言、指導等をお願いしたいと思っている。
○片岡きょうこ委員 わかった。
○岩井清郎委員 全て総括で伺いたい。
 今の企画政策アドバイザーの件で、正直、名前が出たとき、私だけではないと思うが、驚いたのが議員の考えだと思う。この方を知っているのは、議員では4名ぐらいだと思う。私もその1人で、当時も先頭を切って仕事をされていたことは私もよく存じ上げている。今、人生百年であるから年齢は関係ない。本当に市川市にとっていい仕事をしていただくことを願うが、一体何をしてくれるのかと、皆さんここである。例えば今、市政全般に関して、このようなことを行ってくれたとのことを来年の3月になって検証して、その先を考えますとのことでは、どうしようもない。だから、来ていただいて1カ月、2カ月の間に、このようなことをアドバイスしてもらったので大変役に立ったとの実績を我々にも教えていただきたい。これをすべきだと思うが、どうか。
 例えば今、クリーンセンターの話が出た。私もクリーンセンターの建てかえのことは知っているが、行政ではないから、我々にはわからないこともたくさんあった。今のクリーンセンターの建てかえの中で、この方がアドバイスしてくれることによって、クリーンセンターのこのようなところが、よりよくなるんだと期待をしていることがもう少し具体的にわかればありがたい。
○企画課長 今回、7月から任用の形で来ていただくが、基本的には公共施設や制度の見直しを今後していく上で、過去の経緯などを参考にさせていただく。また、今後、行徳支所のあり方などについても、その機能などを今後見直していく上でも、今回来ていただく大野氏は、昭和34年に入庁されている方で、行徳地区と合併した当時のことなどもよく御存じだと思うので、そのようなところでもいろいろアドバイスがいただけるのではないかと考えている。
 クリーンセンターの建てかえについて、アドバイスでどのように行っていくかについては、申しわけないが、具体的には私のほうからは答弁できない。
○岩井清郎委員 これからアドバイスを受けるわけだから、こんなことになるだろうとは言えないと思うので、ある期間を決めて、この1カ月間もしくは2カ月間でこのようなアドバイスをいただいた、皆さんに認めていただいた予算がこのように生きたと早目にどこかで公表されることについてはどうか。
○企画課長 実際にそのようなアドバイスがあって、それがきちんと施策に反映されていくのであれば、それは機会を通じて報告させていただく。ただ、どのようなアドバイスがどのように施策に反映したかは、市長がどのように判断するかによるので、どこまで詳しく話せるかはわからない。
○岩井清郎委員 期待をしている。
○長友正徳委員 初回総括2回目以降一問一答で伺いたい。
 今、話題となっているアドバイザーについて、過去にアドバイザーとして任用されたことはあるのか。今回初めてのことなのか。
 報酬の基準は、今回のアドバイザーに適用できるような報酬基準があったのであろうが、その報酬の基準は、もともと何のために用意されていた基準なのか。このアドバイザーにその基準を適用することが適当であると判断されたのであろうが、どのような報酬基準があって、今回のアドバイザーの仕事はこうだから、それが適しているとの判断について伺いたい。
 一定の期間でどのようなアドバイスを受けたかの話がさっきあったが、臨時の場合は成果がよく見えない。この方の場合は、成果を余り言ってはいけないのかもしれないが、このようなアドバイスを受けたとのレポートは出していただくことになるのか。どの組織でも、朝から晩まで机を並べて仕事をしていれば、何をしているかわかるが、そうではなくてぽつんぽつんと来るので、どのようなアドバイスを受けたかは説明責任の観点からも、記録しておいたほうがいいと思うが、その辺の取り扱い、管理について伺いたい。
 2つ目はいちかわスポーツフェスタについて、いつ、どこで、どんなことを行うのか。また、このフェスタの主催者はどこになるのか。
○企画課長 企画政策アドバイザーは、過去にこのような職はない。今回初めてとなる。
 報酬については、条例の中で、予算の範囲内で任命権者が定める額で、1日につき3万4,200円を超えない範囲でと規定されているので、その規定を準用して、今回、最高額の3万4,200円を、これまでの経験や知識を活用していただくとのことで、この額に設定させていただいた。
 アドバイスの内容については、基本的には市長がいろいろ参考にすることなので、それをこちらがきちんと記録できるかは、この時点では答えられない。
○スポーツ課長 いちかわスポーツフェスタについて、具体的な日程はまだ定めていないが、10月ぐらいを予定している。場所は、J:COM北市川スポーツパーク並びに千葉県立特別支援学校市川大野高等学園の体育館や周辺一帯の活用を考えている。
 行うものについては、2020年東京オリンピックから新種目となるローラースポーツ、スポーツクライミング、空手等の種目を中心に、テニスコートが中心の施設なので、テニス、ソフトテニス、車いすテニスなどのトップアスリートを招いたデモンストレーションや体験コーナー、教室、地元の総合型地域スポーツクラブの発表の場、それから、地元の方々と協力して模擬店やステージなどのお祭り的な要素も考えている。
 主催については、体育協会関係、地元自治会の関係者を中心とした実行委員会を立ち上げて進めていきたいと考えている。
○長友正徳委員 報酬の件について、規定は最高額が決めてあって、任用する相手にどのような価値があるかによって判断されて、その範囲内で決めることでよろしいか。
○企画課長 そのとおりである。
○長友正徳委員 いちかわスポーツフェスタについて、開催日は1日だけか。
○スポーツ課長 1日を予定している。
○中村よしお委員長 ほかに質疑はないか。
 1点確認させていただきたい。企画政策アドバイザーがどのようなアドバイスをしたのかの報告やレポートのところで、答弁が曖昧なような気がするが、どのような答弁をされたか確認する。
○企画課長 アドバイスの内容については、市長が直接アドバイスを受ける場合などは、そのアドバイスの内容について、こちらで記録をすることは難しいと考えている。
○中村よしお委員長 質疑を終結する。
 予算の総額については、他の常任委員会の審査結果を確認の上、修正等がなければ承認することで了承願いたい。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○中村よしお委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村よしお委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

所管事務調査

○中村よしお委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村よしお委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については、正副委員長に一任されたいと思うので、了承願いたい。
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○中村よしお委員長 以上で総務委員会を散会する。
午前11時52分散会

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