更新日: 2018年11月15日

いちかわ市議会だより平成28年8月13日号

代表質問

日本共産党

金子貞作、高坂進、清水みな子、廣田徳子(補足質問者)、桜井雅人(総括質問者)

待機児童対策

 市が新たに取り組む待機児童対策緊急対応プランでは、積極的な小規模保育事業所の設置と(仮称)いちかわ保育ルームの設置で、0~2歳児保育の定員枠を250名拡大するとのことである。一方、小規模保育事業所を推進する地域で全国的に問題となっているのは、入園して1~2年後に再度3歳からの保育園を探す必要に迫られる「3歳の壁」である。そこで、3歳児以降の受け入れ先としての連携園による対応は十分に確保されるのか。
 小規模保育事業所の設置について国が当初想定していた制度設計は、幼稚園の空き教室等を利用して小規模保育事業を行い、その幼稚園がそのまま3歳児以降の受け入れとしての連携園になることを期待したものである。本市も国と同様に考えてきたが、幼稚園での小規模保育事業所の設置が進まないことから、今回、幼稚園以外の法人に対しても小規模保育事業所を拡大することとした。3歳児からの連携園については、小規模保育事業所の運営事業者が確保することを基本とするが、確保が難しい地区では、就労型預かり保育を実施している私立幼稚園の紹介や近隣の保育園で受け入れが可能となるよう、市が利用調整を行うこととしている。


国際交流

 国際交流について、本市は、姉妹都市やパートナーシティとは5年ごとに記念行事を行うが、松戸市は10年ごとだという。本市も周年行事を見直して、経費削減に努める考えはないか。
 市はこれまで、各都市でまちまちであった交流回数、人数及び日数等を、費用負担の軽減を目的に協議を重ね見直しを行ってきた。交流内容の見直しは、本市の意向だけでなく、両市の合意に基づいて行う必要がある。今後も時代に即し、地域の実状に合った、将来に渡って実となる交流を進めていきたいと考えている。


奨学資金制度

 本市には、返済が不要な給付型の奨学資金制度があるが、近年、収入額や学力評価等の資格を満たしていても給付を受けられない人が約50人いる。資格を満たす全ての人が受給できるよう予算を確保できないか。
 市の奨学資金制度では、奨学生の人数は毎年度予算の範囲内で定めるとしており、奨学生は所定の選考に基づき決定している。予算の範囲を上回る申請者には、日本政策金融公庫の国の教育ローンや千葉県奨学資金等の制度を紹介している。今後も低所得者を含め、できるだけ多くの申請者に支給できるよう、制度の見直しや予算措置に努めたいと考えている。

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