いちかわ市議会だより平成28年8月13日号

耕作放棄地の活用
新規就農希望者へ提供できないか
時間と費用の面からも実現は難しい

西牟田勲議員（民進・連合・社民）

　政府規制改革会議は平成27年6月の答申で、農業を成長分野として重視し、農地の集約を進める方向性を示した。市内に点在する耕作放棄地を新規就農希望者に提供、あるいは市民農園として活用はできないか。
答　耕作放棄地の権利移動には農地法の制限がある他、農地としての再生には多くの時間と費用がかかることから、新規就農者が耕作放棄地を農地として活用することは、生産性の面からも難しいものと考える。また、耕作を辞めざるを得ない農地を、農家自らが市民農園として開設することは、耕作放棄地の発生抑制につながるものと考えている。


女性の起業支援
平成28年度の支援の内容は
起業塾や補助金等多様なメニューで

片岡きょうこ議員（無所属の会）

　女性起業家の育成を図ることを目的として、平成27年度も前年度に引き続き「市川市レディースビジネスコンテスト」が開催された。コンテストの内容を問う。また、女性起業家に対する28年度の本市の支援内容はどのようなものか。
答　コンテストには9名の応募があり、独創性・新規性等の観点で評価を行い、最優秀賞の受賞者には副賞30万円が授与された。28年度は、6月に女性の起業セミナーを開催し、9月・10月には経営等について学ぶ起業塾を開催予定である。更に、女性等創業支援補助金の交付等、多様なメニューで支援を行っていく。