更新日: 2017年3月24日

平成28年12月市川市議会環境文教委員会

開会

午前10時2分開議
○石原みさ子委員長 ただいまから環境文教委員会を開会する。

議案第48号 平成28年度市川市一般会計補正予算(第3号)のうち、本委員会に付託された事項

○石原みさ子委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、1、全て総括、2、初回総括2回目以降一問一答、3、質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
 それでは、議案審査に入る。
 理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言をお願いしたい。
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○石原みさ子委員長 議案第48号平成28年度市川市一般会計補正予算(第3号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔教育政策課長、青少年育成課長、保健体育課長、中央図書館長 説明〕
○石原みさ子委員長 質疑はないか。
○中村よしお委員 一問一答で伺いたい。項目であるが、今説明のあった冊子の30ページ、3の学校建設費の委託料と8の青少年育成費の需用費と備品購入費についてである。
 最初の学校建設費の委託料について、増額補正の計上について今御説明があったと思う。増額補正を計上する理由についてと、これは繰越明許費の増額補正であるが、基本設計ができ上がるのはいつなのか伺いたい。
○教育政策課長 塩浜学園の委託料について御答弁させていただく。
 まず、今回、増額補正を計上した理由は、御承知のとおり、塩浜学園については28年度から義務教育学校化されており、父兄の方、地域の方から早期の校舎の一体化をしてほしいと伺っている。今回の場合、基本設計、実施設計を一括で行う。29年度当初予算で計上すると、委託の期間が基本設計、実施設計合わせて約1年程度かかる。入札を行い業者が決定して1年となると、平成30年度の当初予算に工事の費用を計上するのが難しいので、今回12月の補正予算で計上させていただいた。
○中村よしお委員 よくわかった。再質疑であるが、今の御答弁で、平成29年度の当初予算に基本設計委託料を計上すると30年度の当初予算に工事費用を計上するのは難しい。平成30年度の当初予算に間に合わせるために補正予算を計上するのである。これは要望も含めてにはなるが、平成30年度の工事の予算計上が必ずできるのか、御答弁いただきたい。
 地元でPTAや地域の方々のいろいろな要望があると思う。これは前倒しにすることにより、内容が欠けてしまうと問題であると思うが、十分な内容なのか御答弁いただきたい。
○教育政策課長 基本設計、実施設計を一括で行うが、基本設計を行った段階である程度の概算金額が出ると思う。平成30年度の当初予算には間に合わせたいと考えている。
 もう1点の地域の方の御意見であるが、御承知のとおり、塩浜学園はコミュニティスクール、学校運営協議会があるので、施設の整備についても、そのような場で意見をいろいろいただいて、地域の方の意見を酌んでいきたいと考えている。
○中村よしお委員 わかった。この件については、予算の妥当性について基本設計の段階である程度わかるので、十分な内容にしていただき、予算計上していただきたい。これはこれで結構である。
 次の青少年育成費の需用費と備品購入費を一緒にお聞きする。これは放課後保育クラブに関することで、施設修繕料であるが、この内容について、もう少し詳しく伺いたい。また、これを補正予算で計上する理由についてもあわせて伺いたい。
○青少年育成課長 まず内容について、学校によって多少違うが、放課後の子供の居場所であるので、施設修繕料についてはおおむねクッションフロア、手洗い場、換気扇の設置、着がえ用カーテン、出入り口の扉の鍵や扉そのものの交換、テレビアンテナ、電気温水器、窓のカーテン、学校によってインターホンの設置を実施している。備品については、先ほど申し上げたエアコン、それからテレビ、ファクス電話、掃除機、冷蔵庫、電子レンジ、そのほか事務用品等を多々購入する予定である。
 今回増設に至った経緯については、来年度の入所の見込みについて、現在の入所者数と新1年生の見込みを算出し、今のところの見込みで増設する必要がある鶴指小、大洲小、曽谷小の3校を増設したいと考えている。ただ、今、受け付けを行っているところであるので、最終的には受け付けの状況を見た中で判断させていただきたいと考えている。
○中村よしお委員 わかった。来年度の見込みを出すと、鶴指、大洲、曽谷各小学校の3カ所について増設する必要があるだろうと見込み、施設修繕料、事業用機械器具費を計上した。
 そこで再質疑であるが、施設修繕料でクッションフロア、手洗い場、換気扇、また、備品の購入で言えばエアコン、テレビと言われた。例えば私の子供が通う小学校であると、学校からのニーズとして、インフルエンザ対策を含め加湿器があるが、備品購入費には計上されていないのか。
 今の見込みで3校であるが、今後、来年度に近づくにつれて、また見込みがふえてくる可能性はあるのか。もしふえる場合はどのように対応するのか。
 以上、御答弁願いたい。
○青少年育成課長 今、備品購入の予定の中には加湿器はない。今後の見込みであるが、私どもが見込んだ中では、とりあえず3校を増設させていただきたい。ただ、先ほど申したとおり、今、1年生の受け付けをちょうど実施しているので、その内容によっては多少変わるところもあるかとは思う。既存の予算の中で対応できるものについては対応していきたいと考えている。
○中村よしお委員 加湿器は自分の地元の話であるのでピンポイントの話だが、学校でそれぞれニーズがあると思うので、備品などについてもきめ細かく吸い上げて検討していただければありがたい。
 児童数の見込みがふえた場合、現時点では既存のもので対応したいとの答弁だが、今はそうだとしか言えないと思う。これも要望になるが、これについても要望を細かく吸い上げていただいて、児童が居場所として快適に過ごせるように必要な予算措置を検討していただきたい。私はこれで結構である。
○湯浅止子委員 一問一答で伺いたい。塩浜学園の基本設計、それぞれ御説明で了解したが、2点質疑させていただく。
 現在、小学校、中学校にプールがある。プールは深さが違うかと思うが、そういうものの対応は、基本設計の中で要望できるのか。
 それから、これは杞憂なのかわからないが、この基本設計ができて予算が計上され学校ができたときに、小学校でなく、現在の中学校のほうに建設か。場所が特定できないので、その2点伺いたい。
○教育政策課長 まず、1点目のプールの件であるが、今回、施設整備については基本的な方針で、児童生徒が日常使う施設を優先するとしている。今回については、校舎と体育館の施設を優先で考えている。また、プールについては、確かに今、水漏れで故障中で使用できないが、児童生徒は今現在、全体的に民間のプールを利用しており、そちらで非常に好評である。プールをどうするかは今後また、全体の中で考えていきたい。
 もう1点の場所である。今考えているのは、要は通学してくる子供が上のほうから来られる方が多いので、小学校側の敷地のほうに新しい校舎を建てたいと考えている。
○湯浅止子委員 了解した。蛇足であるが、先ほど、どなたかわからないが、父兄という言葉を言われていたが、今は父兄は死語であるので、教育委員会の方が使うのは絶対ないので気をつけていただきたい。保護者会と発言していただきたい。
○金子貞作委員 一問一答で伺いたい。31ページの学校建設費、委託料、7ページの市川駅南口図書館指定管理料の2点について。
 まず、塩浜学園基本設計・実施設計委託料であるが、1億2,000万円の根拠である。それと委託の内容、一括方式で行うメリットはどういうメリットがあるのか。今、庁舎の建てかえも行っているが、分離・分割発注でできるだけ市内業者が発注できるような方向だと思うが、そのことを詳しく伺いたい。
○教育政策課長 1点目の算出の根拠について。こちらの設計委託料については、ほかの官庁でも同じであるが、国土交通省の設計業務等積算要領の基準に基づいて積算している。
 メリットであるが、先ほど申したとおり、今回の塩浜学園については早期の整備を考えている。基本設計と実施設計を一括で行うことにより、その都度の入札契約の事務が省けるため、今回、基本設計、実施設計を計上させていただいたものである。
 業者選定については、金額等もあるので、契約担当所管と協議していきたいと考えている。
○金子貞作委員 積算の根拠となった国の基準について、詳細を伺いたい。どういう基準に基づいて1億2,000万円なのか。
 それから、早期の整備について、建てかえるとなれば早期に建てかえることが望ましいが、それは少し違うのではないかなと。入札事務は一括で行えば早いが、事務のメリットだけではない問題がある。どういったことでこのような一括になるのか。その辺、もう1度伺いたい。
○教育政策課長 まず、積算の内訳について、細かい数字はこれから入札を控えているので、基本設計は約3,000万円台、実施設計は8,000万円台、合わせて1億2,000万円で計上している。
 私は一括発注のことで事務と答弁したが、先ほど申したとおり、PTAの方や地元の方からも、前年度から小中一貫校、今年度から義務教育学校としており、施設整備を早期に行ってほしいと保護者の意見もあり、今回一括発注とさせていただいた。
○金子貞作委員 地元の意見は尊重する必要はあると思うが、1年経過して基本設計、実施設計ができたとなると、今後のスケジュールはどうなのか。
○教育政策課長 あくまで今考えている予定は、先ほど申したとおり、平成30年度に工事費を計上し、こちらについては金額が大きいので、契約について議会の議決をいただいてから工事着工になると思う。工事については約20カ月か21カ月程度かかるのではないかと考えており、先ほど答弁したように、身近で毎日使う校舎の整備を平成32年の7月、要は1学期までには整備したいと考えている。その後に取り壊し、解体工事や、あと外構工事があるので、そちらも含めると32年度末ぐらい。これはあくまで現段階の見込みであるので、契約、入札の事情により、また変わるかもわからないが、今の予定では、だいたいそのような見込みである。
○金子貞作委員 そうすると事業の影響については、一気に建てかえるのか、それとも部分的に進めていくのか。子供たちへの影響はどうなるのか伺いたい。
○教育政策課長 先ほど申したように、21カ月と長期にわたるので、子供への影響を最大限考慮して、なるべく子供の移動が少ないようにしたい。校舎ができる前は旧校舎で授業を受けて、新しい校舎ができてから、そちらに移るなど、なるべく環境に影響しないように今考えている。
○金子貞作委員 次に移る。市川駅南口図書館指定管理料が28年度から33年度で3億4,000万円計上され、消費税10%が含まれている。指定管理料はどのような積算で計上されているのか、これは年度ごとは同じ金額だが、消費税は今10%ではなく、29年度はまだならないと思う。例えば人件費の割合はどの程度で、そのほかのものはどの程度は算出できると思うが、その積算の金額の根拠を伺いたい。
○中央図書館長 今御質疑いただいた内訳である。トータルでは年間約6,800万円が5年間だが、内訳として一番大きいところは、大体6,800万円のうち5,300万円ほどが人件費である。これは近年の公共図書館の民間賃金の平均値をもとに算出した額である。
 次に、施設の維持管理費として、清掃や警備、保守点検等について約900万円。これは市の技術管理課の積算表に基づいた算出根拠である。内訳として大きなところでは、次に光熱水費が380万円、ほかには消耗品、修繕費、通信費、自主事業は85万円である。
○金子貞作委員 人件費が何割になるのか。積算されているが、支払いがきちんとされているのか。この辺の確認はどのようにチェックされているか、今、自主事業は85万円と答弁されたが、どのような自主事業を行われているのか。例えばヴィアックスが自主的に行う事業に対して、なぜ本市がお金を支出するのか。この辺が利益が出る部分の中身なのかなと思うが、自主事業の内容と本市が支出する根拠はどういうことなのか伺いたい。
○中央図書館長 まず人件費について、こちらの最初から考えている部分としては、従事者として館長が1名、副館長が1名、フルタイムの司書が3名、非専門業務に従事するフルタイムの職員が8名、パートタイム職員が4名、計17名を想定している。常時17名いるわけではなくて、長い時間開館しているのでシフト制で運営し、カウンターには常時4名以上の制約を設けている。
 賃金がしっかり払われているかは、私どものほうでモニタリングを年2回行っており、そこで賃金が払われているかのチェックも含めて行っている。
 自主事業のことで、本会議でも答弁させていただいたが、南口図書館は特徴がある図書館であるので、私どもとしては、それに適合した事業展開をしていきたい。指定管理者のほうからいろいろな提案を待っていた。実際に今管理しているヴィアックスは、具体的な事業として地域連携、それからビジネス支援、健康・医療情報提供を実施している。地域連携については、余り広くないが、施設の壁面を利用して駅南ギャラリーについて活用し、地域振興課が主催するまちゼミ市川への参加。ビジネス支援については、子育てママの再就職支援セミナーを実施している。それと、健康・医療については健康・医療促進セミナーを実施しており、内容はバランスのメニュー、エコクッキング、お笑い寄席などがある。先ほど答弁したように、特徴がある図書館であるので、地域との連携やビジネス支援について、企画を実施していく条件で指定管理を募集した。
○金子貞作委員 自主事業は、ヴィアックスが自主的にいろいろ企画を立てて行うのであろうが、85万円の支出の根拠を聞いている。
 それから、ここは株式会社であるので、どこかで利益を出さなければいけない。人件費はさておいて、自主事業でそこは確保されているのか。そこの内容。例えば市は85万円支出しているが、ヴィアックスはどの程度利益を出しているのか。それに対する85万円の支出の内容である。
 それから、人件費の問題では、年2回モニタリングを行っているが、そうすると、モニタリングはヴィアックスの会社に対して行っているわけで、直接働いている人がきちんともらわれているのか。そこまでのチェックはされてないのか。
○中央図書館長 前後してしまうが、賃金の関係であるが、市川駅南口のモニタリングであるので、賃金については、それがしっかり払われているのかは、直接そこで働いている人のチェックをしている。
 85万円の根拠であるが、実際に向こうの決算書からするとマイナスであり、少しヴィアックスが支出している。一応、指定管理であるので、本市だけではなくて手広く、他市の図書館も管理しているので、やはりスケールメリットというか、いろいろなところで管理しているものを持ってくるので、その分、企業努力として金額を抑えられているのではないかと推測している。
○金子貞作委員 今の答弁だと、自主事業はヴィアックスが赤字だと。その分を補?して85万円か。それを確認したい。
○中央図書館長 実際には根拠というか、その分は確たるものがあるわけではないが、支払いについてはヴィアックスの創意工夫で運営されていると考えている。
○金子貞作委員 先ほども質疑したように、株式会社であるので、一般的には利益を出せなければ受けない。利益を出すこと自体が図書館ではなじまないことであるが、どこかで利益を出せないと普通は管理しない。自主事業を行ってもよいが、例えば目的外使用、施設の中で何か販売するなど、そこはしっかりと本市が把握した上で、そのほかの面で図書館の目的や、それから理念、市民サービスなど、この点がしっかりしていればよいが、そこを把握しないで、赤字なので、それを補?しているとなると本来行う意味がないと私は思うが、そこをわかるように御答弁願いたい。
○中央図書館長 確かにおっしゃるとおり、相手方は株式会社であるが、一応、指定管理で、直営で行えるサービスをなるべく価格を抑えて同じようなサービスが提供できる部分は活用するものだと考えているので、今後精査が必要かと。モニタリングをしっかりしていきたい。
○鈴木雅斗副委員長 初回総括2回目以降一問一答で簡潔に2点質疑させていただきたい。
 中村委員がおっしゃっていた修繕費にさらに加えて質疑させていただきたいが、修繕費の中に扉や水回りがあり、これはいつごろ要望が上がり、どのように改修がなされたのかが非常に気になる。地域の要望を受け取り、どれぐらいのスピードで補正予算を計上して対処なされたのかのも気になるし、大体何点程度なのかも気になるところであるので、そこの部分を詳細に伺いたい。
 もう1つは健診費に関して、予算書を見て、今、口頭で何点か説明していただいたと思うが……(「ページ言ってくれないとわからないよ、どこ言っているのか。ページを言ってください」と呼ぶ者あり)科目で教育費、中学校費、学校建設費、第13節委託料である。今、ページ数を申し上げることはできないので……(発言する者あり)7ページではない。(「保健費でしょう」と呼ぶ者あり)最初の質疑が放課後保育クラブの質疑である。中村委員の質疑の中身で予算の内容は理解したが、金子委員、これは議事進行でよろしいか。(「副委員長がページ言わないとおかしいでしょうよ」と発言する者あり)
○石原みさ子委員長 質疑してほしい。
○鈴木雅斗副委員長 時間をロスしてしまったが、御答弁願いたい。まとめると、扉や水道回りの修繕が、いつ要望があり、どのように対処して、それでどれぐらいの期間を置いたのかが気になるところであるので、伺いたい。
 2点目としては……(「今の質疑、今、補正予算の時間。過去のことを聞いてもしようがないでしょう」と呼ぶ者あり)補正予算のさらに細かい部分を聞いている。(「前のことを、スピードどのぐらいで行ったや、そういうことはなじまない、この質疑は。委員長、整理してください」と呼ぶ者あり)補正予算で修繕費で計上されている以上はやはり根拠があると思う。水道回りやドアの件に関して、どのような経緯で行われたのか伺いたい。
 健診費に関しても、予算書を見る部分でわからない部分があるので詳細を伺いたい。
○青少年育成課長 こちらについては29年4月1日の開設に向けて行う修繕であり、要望があるなど、そういうことではなく、今回、新しく放課後保育クラブの教室をつくるに当たり、足りない教室に必要な修繕をすることである。ここで予算を計上させていただいた段階で、これから修繕をして4月1日の開設に間に合わせていきたいものである。
○保健体育課長 心電図検査については、対象が小学校1年生、4年生、中学校1年生、特別支援学校の児童生徒である。見込みの対象人数は1万784人、単価が900円と、970万円ほどである。尿、蟯虫卵検査については、幼稚園、小中、義務教育、特別支援学校の児童生徒全員で、対象人数は3万2,764人が見込みである。尿検査は単価が170円、計550万円ほどで、蟯虫卵検査は対象人数が3,730人、単価が120円で44万7,600円である。
 続いて脊柱側弯症検診については、対象が小学校5年生及び中学校2年生である。それぞれ1次のモアレ検査、2次の低エックス線検査、3次のエックス線フィルム検査で見込み数が変わっているが、1次は対象人数が7,156人、単価が700円で500万円、2次の対象人数は880人、単価が1,610円で141万6,800円、3次は249人、単価が1,000円で25万円ほどである。
 最後に結核健康診断等については、教職員、小中学生、特別支援学校の一部で対象人数が1,530人、単価が1,700円、合計260万円ほどである。
○鈴木雅斗副委員長 再質疑を1点だけさせていただく。修繕について、校舎内を修理したわけではなくて、要は学童保育クラブとして使えるように改修した認識で間違いないか。そこだけ御答弁願いたい。
○青少年育成課長 これは、学校の校舎の中を今後4月の開設に合わせて修繕させていただくものである。
○石原みさ子委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第60号 指定管理者の指定について

○石原みさ子委員長 議案第60号指定管理者の指定についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○青少年育成課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○石原みさ子委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 一問一答で伺いたい。1つ目は、4年生から6年生まで拡大されたことに伴う努力もいろいろあると思うが、課題についてはどうなのか。2つ目は、支援員と補助員の給料や時給について。他市との比較でどうなのか。3つ目は、指定管理者候補者選定審査会と選考委員会があるが、審査の過程の公表についてどのようになっているのか。次はモニタリングの問題である。
 まず1点目の、放課後保育クラブが6年生まで拡大されて保護者も喜んでいると思うが、概要を見ると、人数がそれほど多くない。この理由と、いろいろ課題があれば伺いたい。
○青少年育成課長 高学年児童の受け入れについては、今年度当初は4年生が624人、5年生が166人、6年生が32人であった。クラブにもよるが、高学年が低学年の面倒を見るなどのよい面も出ている。制度改正以来、来年度が初めて5年生から6年生に持ち上がる年度となるので、希望者の増加も見込まれるところである。一転、体格差もあり、遊びの中で気をつけなければいけないようなところもあるが、現在、現場の支援員や補助支援員が適切に対応していただいているので、今のところはうまく運営できていると感じている。
○金子貞作委員 今のところうまく運営できている。今後、年度が続いていくと人数がふえていくなどの見通しはどのように考えているのか伺いたい。
○青少年育成課長 高学年の入所については、私ども、考えていたほどはふえなかった。年度当初は4月はふえるかなと感じているが、やはり月を追うごとに入所児童数が減少している現状もあるので、月を追うごとに減少するのではないかと感じている。
○金子貞作委員 次に移る。支援員と補助員の人数が出て、勤務時間も書いてあるが、1カ月にすると給料はどのぐらいなのか。それから、支援員は1日6時間勤務であるが、時給にするとどのぐらいになるのか。それから、補助員は何人ぐらいいるのか。特に補助員がカバーするのは夏休みである。子供たちが夏休みに入るときに支援員は相当大変な状況になると思うが、補助員の確保がスムーズにいくとは思えない。この辺の御苦労もあると思うが、賃金と補助員のことについてまず伺いたい。
○青少年育成課長 まず、支援員の給与については、社会福祉協議会の放課後保育クラブ支援員給与規程で定められているところである。平成27年度、採用1年目が月額19万5,000円であったが、平成28年度は5,000円アップして現在月額20万円である。年収で申すと約240万円から262万8,000円である。昇給については、20年目までは経験年数1年につき月額1,000円アップである。それから、補助支援員の時給であるが、現在950円である。
 他市の状況であるが、近隣であると船橋市が年額約200万円、千葉市が年額約219万円、浦安市が時給930円から1,020円と伺っている。(「松戸はわからない」と呼ぶ者あり)松戸は、運営がそれぞれ違う。
 補助支援員の人数であるが、約330人ほど採用されている。
 夏休みの勤務体制は、先ほど申し上げたとおり、支援員の勤務時間は1日6時間体制である。通常の放課後であると13時から19時までであるが、夏休みについては8時から14時まで、13時から19時までの2交代制での勤務である。支援員のほかに補助支援員もいるので、補助支援員を含めてローテーションを組んで対応している状況である。
○金子貞作委員 平日のときと夏休みは少し違うと思うが、夏休みは、子供たちが大体どのぐらいクラブに来ているのか。それと、補助員が330人いるが、このローテーションがうまく組まれて勤務されていると理解してよろしいか。
 時給については、950円は少し安いかなと感じるが、パートであるので常時あるわけではなくて、もう少し高くてもよいのかなと感じる。補助員の時給については近隣市と比べてどのような状況になのか伺いたい。
○青少年育成課長 手元にある資料だけの話になるが、時給は柏市が870円から890円、我孫子市が880円、流山市が900円と伺っている。
 夏休みの勤務状況であるが、夏休みだけ支援員として採用されている方もいるので、ローテーション自体はうまく組まれていると思う。
○金子貞作委員 わかった。
 次の選定審査会と選考委員会に委員のメンバーが書かれているが、選定委員会は5人、選考委員会は外部委員が2人入り5人である。ここは社会福祉協議会で、これまで実績もあるので問題ないと思うが、選考過程をさらに透明化していただきたいと感じている。議事録などは我々が見ることはできるのか。
 それから、労働条件の問題である。先ほど給料のことを伺ったが、例えば労働条件が超過勤務ではないかや、夏休みはローテーションを組めなければ、支援員がそれをカバーしなければいけないなどの問題は当然ある。補助員が全部カバーして2交代制でうまくローテーションを組んで勤務していることにはならないと思う。超過勤務、労働基準法に違反していないかなと少し危惧するが、そこも含めて審査は厳正に行われている。その内容を我々も一度見たいと考えているが、どのような内容なのか伺いたい。
○青少年育成課長 選定委員会での評価であるが、評価の中では各委員の皆様の評価、今までの実績もあるので、昔と比べるとかなり成熟してきていると御意見はいただいている。その中でも、社会福祉協議会は高齢者を含め、多方面の福祉をカバーしているので安心できる団体であるとの意見や、学校との連携のための工夫、危機管理体制などに非常に成熟してきており、現状、十分に標準以上の運営はされているのではないかとの意見もいただいているところである。
 夏休みの勤務体制であるが、先ほど申したとおり、基本的にはローテーションを組んで勤務しているが、例えば突発的にお休みが出た場合は続けての勤務があり得るのかなとは感じている。
○石原みさ子委員長 青少年育成課長に申し上げるが、今の質疑は評価の内容ではなくて、審査会の議事録を一般の人が見られるかという御質疑だと思うが、いかがか。
○青少年育成課長 現在、評価表のみの公開であり、議事録は公開していない。そこについては、私どもだけでお話できることではないので、今後、関係部署と連携して相談していきたい。
○金子貞作委員 やはりこれからは選考過程の可視化をしっかりしないと、内部で審査して、特別問題がないからよいという選定ではだめだと思う。これから6年生まで拡大して、重要性はますます高まるので、今後、可視化する点について、課長だと難しいのであろうが、審査会で審議した中身を議事録で残して、我々も含めて一般の人が見られるようにする方向に今後していくべきだと私は思う。特にここは1団体選定であるので、競争がないわけである。他と競争している分はまた違う面があるが、1団体選定を議会で決定しているので、特別、そこは可視化していく過程をしっかりと公表していくことが必要だと思うが、部長、いかがか。
○生涯学習部長 ただいまの御意見のとおりだと思う。ただ、指定管理者制度に関する所管が契約課のため、ほかの指定管理施設との統一した制度をとる必要があると思うので、今後、財政部と協議しながら可視化を進めてまいりたい。
○金子貞作委員 ぜひそれは進めていただきたい。
 次にモニタリングの問題であるが、今、年何回行っているのか。それから、この問題についてはどのように生かされているのか伺いたい。
○青少年育成課長 モニタリングについては年1回の実施である。現状、運営状態を確認しているものであり、その中にあるアンケートについては社会福祉協議会と協議し、実施できるものから進めていきたいと考えている。
○金子貞作委員 モニタリングとアンケートを年1回行っているが、これは支援員が保護者に渡して、また支援員が回収するのか。
 それと、支援員も研修などを受けていると思うが、入れかわりがあるので、支援員によって、いろいろ差もあると思う。保育士もそうであるが、支援員の指導も含めて、このモニタリングなどは市がわからない方法で回収するので、現状をしっかり把握していく必要があるのではないか。
 私もこの間、電器店へ行ったら、店員がアンケートに協力してほしい、ぜひ満足に丸をしてほしいと。そうしないと、上から指導が入るので困ると平気で言われた。今、チェーン店なんかで、そういうことがテレビでも報道されるぐらい、このモニタリングというのは、先生の顔を見たら、普通であるが、満足にしておこうかと感じてしまうところがあると思う。その点、市が直接実施してわからない方法で回収することが今後の発展のためにも必要だと私は思うが、その点いかがか。
○青少年育成課長 先ほど申したように、現在、保護者アンケートを年1回実施しているが、回収自体は封筒に入れて提出していただいている状態である。ただ、委員おっしゃるとおり、そこで支援員があけるのではないかという不安もあるので、今後、直接こちらに郵送して送っていただくか、何かしらの方法は考えていきたい。
○金子貞作委員 特別悪いわけではないが、5年間あるので、最初の1年と最後の年ぐらいは市が直接行い、わからない方法で回収する方法もぜひ検討していただければと思う。その点いかがか。
○青少年育成課長 アンケートについては社会福祉協議会と協議しながら、なるべく社会福祉協議会の支援員にわからないような形で保護者から回収する方法を考えたい。
○中村よしお委員 一問一答で、1点目は3ページ、児童1人当たりの公費負担の内容について詳しくお聞かせいただきたい。2点目は30ページのモニタリングの33番目の放課後児童支援員についてである。
 まず1点目が、3ページの児童1人当たりの公費負担について伺いたい。
○青少年育成課長 考え方は、指定管理料から私どもに支給される補助金、保育料を差し引いた残りの金額を4月当初の入所児童数で割り戻している金額である。補助金と、保護者から徴収する歳入の保育料である。28年度の金額で申すと、保育クラブの事業費が11億9,871万2,000円、保育料の収入が3億3,023万3,000円、事業費の補助金として3億7,998万6,000円、差し引いたものが4億8,849万3,000円となる。4月当初の4,213人で割り戻すと、1人当たり、およそ11万6,000円である。
○中村よしお委員 再質疑であるが、今、28年度分の補助金と保育料について伺った。今の話だと、要はスケールメリットで児童数の頭数がふえれば、その分、1人当たりの公費負担が減る。そうなると、保育料のほうは当然頭数がふえれば掛け算になると思うが、補助金のほうは数字は過去変わっていないという理解でよいか。加えて言えば、今後の傾向としてはどのように見込んでいるのか伺いたい。
○青少年育成課長 補助金のほうも今年々ふえているような状況である。運営費の補助はクラス数がふえれば、その分またふえていくので、恐らく今後また、少しふえていくのかなと考えている。指定管理料の金額にもよるが、今の状況では1人当たりの負担は毎年おおむね少しずつ減少している状況である。
○中村よしお委員 わかった。24年度から28年度の補助金と保育料について資料でいただきたいが、委員長、いかがか。
○石原みさ子委員長 暫時休憩する。
午前11時23分休憩
午前11時24分開議
○石原みさ子委員長 再開する。
○中村よしお委員 わかった。これはこれで結構である。これについては、まずは資料をしっかりいただきたい。
 次に移る。30ページのモニタリングで金子委員のほうからいろいろ御質疑があったが、要は5年間の指定管理の契約、行政措置である。毎年モニタリングを行っているのであれば、評価委員の意見を受けて恐らく改善していると思うが、具体的にどのような改善を図ってきたのか、わかる範囲で結構であるので伺いたい。
 支援員について、かけ持ちはあるのか。
 それと、平均年齢と勤続年数と社会保障について、支援員はどのようになっているのか伺いたい。
○青少年育成課長 まず、平均年齢は46歳である。経験年数は、5年未満の方が116人、5年以上10年未満の方が74人、10年以上20年未満の方が34人である。
 あと、かけ持ちしている職員はいない。
 モニタリングでの改善点であるが、現状、支援員のほかに巡回アドバイザーや初級認定カウンセラーが各職場を回り、支援員さんの援助をしている状況がある。
 社会保障については、通常の社会保険、雇用保険には加入している。(「厚生年金」と呼ぶ者あり)厚生年金である。
○中村よしお委員 わかった。最初のモニタリングの改善についてであるが、毎年度で言うと、この中にも評価委員の意見があるので、意見が出されたことについてどう改善されたのか、具体的なことがあれば伺いたい。今ので言うと、アドバイザーの方がいろいろ回りアドバイスをしているのであれば、私が聞いているのは、モニタリング結果の評価委員の意見について、どう対応したのかは特に押さえられてはいないのか。
○青少年育成課長 今、手元に資料がない。
○中村よしお委員 手元にないので、それはそれで仕方ないと思うが、要はモニタリングを毎年行っているのであれば、評価委員の意見について、具体的にどう対応したのかはしっかりと所管のほうも押さえておく必要がある。そうでないとモニタリングの意味がなくなるので、それについては要改善かなと思う。
 支援員であるが、何でこんな御質疑をしたかというと、私の中で少し誤解があるかもしれないが、特に支援員の方と補助員がいるが、要はどちらの身分かはわからないが、若い方が入ったとしても、今の賃金であると、これをなりわいにして生活していくことが難しい。要は数年したら転職せざるを得ない。ただ、社会保障のほうはしっかりつけられているので、これについては安心したところであるが、今後、放課後保育クラブについては、その必要性が高まってくる。そうなると、支援員のより専門性というか、技術というか、やはり高度化が必要となるので、そう考えると、支援員を含めて補助員の処遇について、より充実したものにしていかなければならないということで御質疑させていただいたので、その分、酌んでいただければと思う。
 私からは以上である。
○かつまた竜大委員 一問一答で1問だけである。
 今の中村委員の話とも少し似ているが、補助員に関して、一番需要があるのは特に夏休みで、時間が長くなる。今、特に枠も広がり人手不足の状況はどうなのかなと、しっかり補助員の方が足りない分集まっているのかなと、そこが心配、気になるところである。
 時給に関しても950円で、今、ほかの業種が結構時給が上がっている。いろんな仕事があるが、女性などでも1,000円ぐらい出しているところは結構あるので、その辺はどうなのか。そこだけ伺いたい。
○青少年育成課長 委員おっしゃるとおり、先ほど補助支援員を330人と申したが、夏休みだけで約120名ほど雇っているような状況である。
 時給に関しては、私どもだけで決められる話でもないので、今後、社会福祉協議会との協議の中で検討していきたいと思っている。
○かつまた竜大委員 わかった。補助員として働いていたある方が、時給の問題でやめたと。補助員で、ここに書いてあるように、児童福祉事業に熱意があるという方が働いてくれたが、それが理由でやめるのはもったいない。ぜひその辺もいろいろと検討していただければありがたい。
○松永修巳委員 一問一答である。
 特にこれだけの大きな事業を実施しているので、ささいな事故、大きな事故、いろいろ発生すると思うが、ここ数年で課長に報告があった大き目の事故はどのような状況か、簡潔で結構であるので伺いたい。
 それぞれ保険には加入しているが、その保険の対象になったのはどのぐらいあるのか。
 2点だけ伺いたい。
○青少年育成課長 ことし本行徳公民館のプールで少し溺れかけたという事案があった。その後、無事で問題なかったと聞いている。
○松永修巳委員 以前より放課後児童クラブの関係は指導者に対して、子供からの突発な行動による事故が非常に懸念されていたが、その辺の報告は来ていないか。
○青少年育成課長 直接子供からではないが、ことしの4月に支援員がグラウンドで倒れる案件があった。心臓疾患であったが、そのときはほかの支援員と学校と連携して……。
○松永修巳委員 子供の原因によって指導者がこうむった事故はあるかと聞いている。本人の病気は聞いてない。
○青少年育成課長 多少すり傷等はあるが、特に大きなものは聞いていない。
○松永修巳委員 ことしから4年生が入った。4年、5年、6年になると体力的にも強いので、突発的に後ろから飛びかかるなど、そういう事故の報告が以前はあったが、そういうことであれば心配することはないと考えている。
○石原みさ子委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第61号 指定管理者の指定について

○石原みさ子委員長 議案第61号指定管理者の指定についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○中央図書館長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○石原みさ子委員長 質疑はないか。
○中村よしお委員 端的に一問一答で伺いたい。1つ目が4ページの指定管理者候補者選定評価表、2つ目が33ページのモニタリング結果の2点について伺いたい。
 1つ目の4ページの候補者選定評価表で、私も詳細までは承知していないが、株式会社ヴィアックスとA団体の比較の中で言うと、2ポイント以上差があるものについて絞って、ちょっと見落としていたらあれであるが、14番、16番、17番、25番の4点、どう違ったのか伺いたい。
○中央図書館長 今、御指摘いただいた4ページの評価表である。株式会社ヴィアックスとA団体の数値が入っている部分で14番、16番、17番、25番が2点以上差があるのは、これは候補者となる事業者から提案書が出されたプロポーザル方式を採用している。あくまでも提案書に基づいた審査である。我々とすると、市川駅南口の立地条件や利用者の特徴をうまく分析していただいた上で提案がいただければと考えて提案を待っていた。その提案書について出されたものが結果として、16番、17番、25番についてはヴィアックスは3点満点に対してA団体が2点以上の差があった。
 これは1つ1つ検証すると少し長くなるが、端的に申すと、ヴィアックスからは具体的な表記がなされていた。市川駅南口の場所的な条件で、例えば駅に接続されている。タワーズウエストの3階という、JRの駅からそのまま歩いて行けるようなところで、遅い時間まで開館しているので、ビジネスマンや若い方々が利用者として多い。こういう点に対しての提案がなされたことと、戻るが、16番、17番は物的、財政的、人的能力を有する部分である。ここの中で、例えば忙しい時間や、少しあいている時間もあると。こういうときにフレキシブルにどう対応するか具体的な提案がヴィアックスからはされた。それに対して、A団体については本当にざっくり、大体1日こんな感じでいくよ。それが忙しいときには別対応として、こんなものがあるという提案まではなかった。そういう差があった。
 それから、17番については従事者の緊急時の体制。例えば役職、管理職から下の職員まで、従事者に対してどういう方法で緊急連絡網がつくられるのかについての差が生じていた。
 最後に25番、急病人の発生等の対応については、利用者の急病人の発生の場合である。こういう部分についても、マニュアルがしっかり提案としてされていて、例えばマニュアルでも、どこの図書館でも合致するような万能なマニュアルではなくて、市川駅南口の立地条件に合ったマニュアル。例えば連絡はどこの病院にするや、交番への連絡はどこにするなど。これは急病人であるので、病人の場合。それとAEDがどういう使い方をする、どのようにするとマニュアルに盛り込んであるなど大きな差があった。今答弁したように、A団体についてはどこの図書館でも通用するような、要するに少し粗いマニュアルであった。それが2点以上の差が開いた原因だと考えている。
○中村よしお委員 概略のため詳細はわからないが、今の御説明からすれば、ヴィアックスからは、具体的な提案があって、A団体についてはなかった。これがその差であるので、これはこれで結構である。
 これにも関連してくるが、33ページのモニタリング結果で、これまでの現場の経験知をしっかり生かしてきた提案をしているが、これはあくまで提案のほうであり、実際どういうことをしてきたのかはモニタリング結果である程度わかるし、担当課が中央図書館であるので、中央図書館の方々がいろいろと調べられたり、モニタリングをされたのだと思う。評価委員の意見について毎年あると思うが、それについてどのように改善をしてきたのか。改善への姿勢と達成度について伺いたい。
○中央図書館長 モニタリングの結果をどう反映してきたかについてである。指定管理のモニタリングは大体1回とされているが、図書館については年2回実施している。例えば市民からの意見、要望は、市川市の場合は常に市民ニーズ、あとは投書する意見箱みたいなものが設けられている。これは図書館にも同じような形で意見箱みたいなものが設置されている。そういうものがあった場合には、要望が実際に図書館に反映できるかどうか。これは中央図書館で精査した上で、市川駅南口が対象であれば、私どものほうから、まず、対応してほしいことは、このようにしてほしいという要望として要求していくことになる。それに対してヴィアックスがどのように対応できたのかも結果として載る。実際には、研修の内容はこういうことを行ってほしい、そういうものもあるし、地域で研修というか、先ほど少しお話しさせていただいたが、地域との連携により講演も実施したことがある。
○中村よしお委員 わかった。今のはモニタリングの評価委員の意見についてどう反映したかを伺ったが、それは答弁なかったので、もしそれをされたのがあればと、あと市民からの意見については、まずは中央図書館で精査して、中央図書館からヴィアックスに対して要望して、それが反映されたのであれば中央図書館で把握されると。実際行ってきたものは地域の連携であるが、念のため確認で、地域連携は市民からの意見からなされたものなのか伺いたい。
○中央図書館長 申しわけない、1つ漏れていた。委員から指摘があったモニタリングの部分で研修の充実、それから地域の研修の実施があった。これに対して地域連携とお話ししたが、実際に本市の場合は千葉商科大学、和洋女子大の学校と包括協定を結んでいるので、そういうところとコラボレーションして何かを行うことはある。南口図書館が今申し上げた大学と近いので、そういうところと連携して壁面を使った展示も進めているし、実際には講演会も実施した。これはモニタリングの評価委員からの指摘があった。
○中村よしお委員 よくわかった。指定管理の場合、これがプロポーザルになるので、既に宣伝されている業者のほうが有利なのは間違いないわけで、そうなると、この中身について、しっかり、よりよくしていかなければいけないわけで、それについても、市民に対して積極的にどうよくなったのか訴えていく必要があると思うので、その点について御留意していただければと思う。
○金子貞作委員 総括で伺いたい。
 A団体はどういう団体なのか。株式会社なのか、それとも公益法人なのか伺いたい。
 それから、ヴィアックスがこれまで8年間管理してきた中で参入できる――根拠は私は余りないなと。長年管理してきてしまうと、選定に応募してもなかなか入れないのではないか。最初はいろいろ難しいなと思うが、長い目で見ていけば、よい団体になるのではという面があるのか伺いたい。
 2点目は、今、図書館協会の調査によると、全国で指定管理は10%前後しか行われてないと。それからまた、直営に戻したところも全国にはある。そういう中でチェック項目として、この制度導入により、図書館設置の目的を効果的に達成できたのか。設置目的の明確化、使命、目的、目標が明示されているか。それから、司書の割合、開館時間、日数などがふえるだけでなく、利用者の満足度が高まるようなサービスや運営が期待できるかが重要なポイントとなる。図書館協会はこの間3回見解を出していて、2016年も地方公共団体の責任において直接管理運営し、住民の権利である資料要求を保障していくことが重要であるとの見解をまた出しているが、実際、指定管理によって8年間、皆さんが満足していると感じているのか。
 それから、図書館協会があげているチェック項目に対して、本当にヴィアックスが妥当なんだと。目的がいろいろ外れていくようなことになってないのか。図書館の本来の設置目的、利用者の生涯学習を保障する面から見て、サービスの枝葉をいろいろ広げていけば、これがよいとはならない。資料の管理、保管や、中央図書館との連携など、いろいろ連携も含めてどのように考えているのか。その点伺いたい。
○中央図書館長 今回、応募が株式会社ヴィアックスとA団体の2者である。A団体については、公立図書館の指定管理の実績を持つ民間企業、株式会社である。それから、ヴィアックスは実際に今8年目である。これからまた指定されると5年間となり、ほかの団体と比べると、8年間管理してきた実績は確かにあるので、地域性に対してはかなり詳しく知っていることと考えている。それだけに、より地域に密着したサービス展開が図れるというのも否めないことかなと考えている。こちらの公募した部分については、地域性、それから市川駅南口図書館の特性を加味した提案を要望していたので、ヴィアックスが有利かと見られてしまうと、確かに具体的な提案がどんどん出されやすいことは事実かもしれない。ただ、ほかの団体も、もちろん、その仕事がとりたいのであれば、これは企業努力として、市川を研究して提案していただければ、団体名は伏せて提案書を審査しているので、そういう形で審査されれば公平性は保てているのではないかと考えている。
 指定管理した上でメリットについては、前、直営だったものが指定管理になったものではない。開館当初から指定管理であるので、最初の設定として、直営でなかなか難しい部分は反映していくとの考えがあった。その1つに、時間の延長、長時間の開館を可能とした事実がある。それと指定管理ではあるが、全部が丸投げではなくて、あくまでも企画、運営の部分については、中央図書館のほうでコントロールをしている実態がある。そういうことで、連携してサービスを提供している点が評価されているのかなと思っている。
 市民の満足度についても、南口図書館のほうで調査を毎年行い、大体95%ぐらいが満足という回答をいただいている。
 それから、指定管理の数は、2010年には大体273館あった。それが2015年までに469館と伸びている。
○金子貞作委員 私が言ったのは、指定管理から直営に戻したところもある。その理由をいろいろ見てみると、あなた方は指定管理でモニタリングや連携など、いろいろ苦労も多いわけである。それならば直営にしたほうがよいところもある。あなた方の苦労や、人件費をかけて行うだけの価値が果たしてあるのか。開館時間については民間だからできるではなくて、公立でもできるわけで、そういう方向に拡大されてきている。ここで本音は余り言えないのであろうが、直営に戻しているところもあるのはさっき申し上げたが、どこかで利益を上げるとなると、結局は人件費である。これを安く上げることにしわ寄せがいくのではないか。司書の方々が一生懸命働いていると思うが、給料が余りよくないと本来のやりがいが本当に発揮できているのかなという懸念をどうしても感じてしまうが、何か意見があれば伺いたい。
○石原みさ子委員長 金子議員に申し上げるが、ただいまは議案質疑である。今の質疑は議案質疑から外れていると思われるので答弁は結構である。
○松永修巳委員 発表できるかどうかわからないが、ヴィアックスが現在管理を受けている場所はわかるか。できればA団体についても伺いたいが、そこを聞いてしまうとおかしくなるのでヴィアックスだけでよい。
○中央図書館長 現在、ヴィアックスは全国的にかなり多く展開しており、平成28年度の指定管理者数は48団体ある。例えば東京都の特別区はかなり多く、一番近いところは江戸川区の小岩図書館、松江図書館、小松川図書館、東部図書館である。
○石原みさ子委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔金子貞作委員 反対討論〕
○石原みさ子委員長 ほかに討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○石原みさ子委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。

所管事務調査

○石原みさ子委員長 お諮りする。所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
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○石原みさ子委員長 以上で環境文教委員会を散会する。
午後0時4分散会

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