いちかわ市議会だより平成29年8月12日号

西村敦（総括質問者）、中村よしお、久保川隆志、浅野さち、宮本均、大場諭、堀越優、松葉雅浩

テニスコート整備計画

問　里見公園分園でのテニスコート整備に関して、市長は整備を保留とすることに決定した。平成29年7月には北市川運動公園が開園し、12面ものテニスコートが整備され、とても素晴らしい環境でテニスをすることができる。こうした状況において、里見公園分園にテニスコートの整備計画を策定した理由について問う。
答　現在、国府台スポーツセンターは施設の老朽化や施設率の改善、駐車場の確保等多くの課題を抱えている。特に施設率の改善は、法的にも災害対応の観点からも急務であるため、同センターのテニスコートを移転することとした。移転に当たっては、市川スポーツガーデン国府台の活動拠点が国府台地区に必要となることから、国有地であり、必要な面積等が確保できる里見公園分園が適地と判断したところである。


教育負担の軽減対策

問　東京都では平成29年度から、年収約760万円未満の世帯を対象に私立高校の授業料を実質無償化している。千葉県でも私立高校の授業料減免制度を設けているが、都と比べて格差がある。制度の拡充に向け、本市の見解と県への働きかけについて問う。また、経済的理由から進学に不安を抱えている生徒も多いが、市は今後どのような方法で制度を周知していくのか。
答　県では就学支援金の他、県内私立高校に通う生徒に対する授業料の減免制度があるが、無償となる世帯は限定的であり、都に比べ要件が厳しい。私立高校の学費等の助成は県の所管事務であるため、県の取り組みを今後も注視していく。また、制度の周知に関しては、市の奨学金制度を利用できなかった生徒に対し、他の制度の紹介に国の制度についても加える等、きめ細やかな対応を図っていく。


道の駅

問　市は外環道路の開通に併せ、地域振興施設（道の駅）を開業する。休憩機能の他、情報発信や地域連携機能等の効果が期待されるが、道の駅の設置に係るこれまでの経緯について問う。また、道の駅においては地域の情報を発信することも重要と考える。市は道の駅での情報発信について、どのように考えているか。
答　道の駅についてはこれまで、平成25年度に有識者や産業部門の代表者等で構成された協議会において基本計画を策定し、28年度には「地域振興施設の設置及び管理に関する条例」を制定した。その後、指定管理者の選定では、指定管理者選定審査会において、選考が公正であったか、適切な施設管理を行えるか等を審査し、予定者を決定したところである。また、情報発信については、花火大会等のイベントに関するものの他、災害時は被害状況等の情報も発信する予定である。