更新日: 2018年2月10日

いちかわ市議会だより平成30年2月10日号

代表質問

清風会

竹内清海、片岡きょうこ(総括質問者)、石原みさ子(補足質問者)、青山博一、松井努

高層建築物の火災対応

 平成29年6月のロンドンでの火災に続き、7月にはハワイの高層コンドミニアムで火災が発生し、死亡者が出たという痛ましいニュースがあったが、これらの火災による被害はかなりの範囲に及んだと思われる。本市でも、高層建築物は今後も増え続けると推測され、火災への備えが必要と考える。そこで、市が現在把握している市内の高層建築物の棟数と、火災の際の消火方法や罹災(りさい)者の保護は、どのようになっているか。
 消防法に定められている高層建築物は市内に150棟あり、うちマンションは133棟である。火災の際、消防隊は、非常用エレベーターで移動すると共に、高層階での放水活動が可能な連結送水管や照明用電源を確保するための非常コンセント設備等を積極的に活用している。また、火災により居住できない場合等の罹災者の保護については、消防局指令課から生活支援課に連絡することを事前に申し合わせており、連絡を受けた担当職員が、罹災者に宿泊施設を案内する等の対応を図っている。


保育士の処遇改善

 本市の正規採用の保育士の給与水準は、市独自の保育士等処遇改善加算により市職員並みに引き上げることができるため、ベテランの職員にとっては手厚く優れたものといえる。一方で、勤続年数4年未満の保育士にとっては必ずしも十分な水準とはいえないと考える。そこで、本市保育士の平均勤続年数を問う。また、勤続4年未満の保育士に対し、例えば、勤続2年目・3年目に入るときに5万~10万円を給付するなど、給料とは異なる手当といった形で、もう少し手厚く処遇することはできないか。
 本市における保育士の平均勤続年数は、施設の全ての常勤職員を含む数値ではあるものの、9.5年となっており、総武線沿線に位置する自治体の中では最も長いものと認識している。また、勤続4年未満の保育士の処遇については、国の公定価格で市職員並みの給与が支給できることになるため、必ずしも低い水準にあるとは考えていない。なお、手当については、市としてこれまでも検討は行っているが、様々な意見等も参考にしつつ、公定価格とのバランスにも配慮しながら考えていきたい。


子どもの農業体験

 幼稚園や保育園に通う子どもにとって、自然との触れ合いは重要であり、五感を総動員して自然と向き合うことで、未来や希望を見出す力、真実を見極める力といった、生きていく上で必要な力を獲得することができると考える。そこで、農業体験はそうした機会の1つだが、保育園や幼稚園等の施設運営者から農業体験の相談がある場合に、市はどう対応していくのか。
 農業体験は、収穫までの作業を行い、旬の農産物のおいしさや魅力に触れることで、農業や農産物への理解や郷土への愛着を深めることができる機会であると考える。そこで市は、サツマイモの栽培等を行う「ふれあい農園」や、家族で楽しむことができる「市民農園」等を開設しているが、園児が集団で収穫を楽しむことができる農園については、必要に応じて、農家での農業体験等の取り組みを紹介していきたい。

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