更新日: 2019年2月26日

平成30年12月市川市議会健康福祉委員会

開会

午後1時開議
○浅野さち委員長 ただいまから健康福祉委員会を開会する。
――――――――――――――――――――――――
○浅野さち委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、[1]総括、[2]初回総括2回目以降一問一答、[3]質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるよう願いたい。
 また、理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるよう願いたい。

議案第37号 市川市国民健康保険税条例の一部改正について

○浅野さち委員長 議案第37号市川市国民健康保険税条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○国民健康保険課長 本会議以上の説明はない。御審査のほどよろしくお願い申し上げる。
○浅野さち委員長 質疑はないか。
○西牟田 勲委員 これにより保険税収入にどれぐらい影響があるのか。
○国民健康保険課長 今回限度額が4万円の増となるが、30年度の当初課税の算定情報により試算した結果では、限度額が54万円から58万円になることで、医療分の影響額としては約6,500万円となる。
○西牟田 勲委員 理解した。影響を受ける人数、比率はどれぐらいか。
○国民健康保険課長 改正前は1,769世帯、改正後は1,579世帯で、190世帯が限度額に到達しないことになり、影響が出ることになる。
○西牟田 勲委員 理解した。結構である。
○浅野さち委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 ――――――――――――――――――――――――
○浅野さち委員長 休憩する。
午後1時4分休憩

議案第39号 平成30年度市川市一般会計補正予算(第3号)のうち本委員会に付託された事項

午後1時6分開議
○浅野さち委員長 再開する。
 議案第39号平成30年度市川市一般会計補正予算(第3号)のうち本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔生活支援課長、福祉政策課長、市営住宅課長、子育て支援課長、こども福祉課長、こども施設運営課長、保健医療課長、疾病予防課長、地域支えあい課長、斎場霊園管理課長 説明〕
○浅野さち委員長 質疑はないか。
○松葉雅浩委員 初回総括2回目以降一問一答で行う。
 15ページ、住宅管理費、委託料、家屋等調査委託料について、もう少し詳しく説明いただきたい。
 17ページ、保育園費、新設工事費はことしと来年の継続とのことで理解したが、建てかえの保育園について、どういった保育園になるのか、部屋割り等、もう少し詳しく説明いただきたい。
○市営住宅課長 14ページ、第8目住宅管理費13節委託料について、奉免団地崖地対策事業において、29年12月定例会で承認いただいた奉免団地崖地対策整備実施設計等業務委託が今年度10月に終了した。これをもって来年度当初に工事の発注をし、来年度末までには工事の完成を見込んでいるが、工事実施前に、隣接する民地に対して、工事の影響を把握するために家屋等の事前調査を行うため、その費用の増額補正をお願いするものである。
○こども施設運営課長 新田保育園建てかえ後の新園舎については、現在、軽量鉄骨2階建て、建築面積600㎡、延べ床面積1,200㎡程度を想定している。現在の新田保育園の建物は、同じ軽量鉄骨2階建てであるが、延べ床面積が671.8㎡で、およそ1.7倍強の大きさの建物になる。あわせて現行の定員120名は、新築後は定員190名程度を想定している。
○松葉雅浩委員 崖地の家屋等調査委託料については理解した。結構である。
 2点目の保育園について、120名から190名への定員増で70名ふえ、1.7倍程に広くなることは理解した。部屋割りは、何歳児がどのぐらいの部屋など、もっと細かくわかるか。
○こども施設運営課長 保育室については、各年齢で大きさの要件が1人当たり何平米と決まっているので、それにより割り振る計画である。現在、おおむね1部屋当たり40㎡前後になるかと想定しているが、ゼロ歳児、1歳児、2歳児がそれぞれ1部屋、3歳児、4歳児、5歳児がそれぞれ2部屋で計画している。
○松葉雅浩委員 よく理解した。
○廣田(ひろた)德子(のりこ)委員 初回総括2回目以降一問一答で行う。
 新田保育園に関して、ゼロ歳から5歳までの定員数を伺いたい。
 新田保育園を含めて、市川駅の南側には幾つかの保育園の整備が進んでいると思うが、このことによって待機児童がなくなっていくのかを伺いたい。
 医療扶助費について、きょうの代表質問で高額医療の者がふえたとの内容を聞いたが、もう少し詳しく伺いたい。
 介護扶助費もサービスの利用者がふえたとの説明をいただいたが、新たにことしになって介護認定を受けた者がどのくらいいたのか。
○こども施設運営課長 年齢ごとの定員については、ゼロ歳児は現行6名が新築後も6名、1歳児は現行14名が15名に、2歳児は現行18名が19名に、3歳児は現行22名が50名に、4歳児は現行30名が50名に、5歳児は現行30名が50名となる。合計、現行120名が新築後は190名となることを想定している。
○こども施設計画課長 市川駅周辺の保育園整備について、30年度整備として保育園は3園、小規模保育事業所は4施設を予定している。これにより待機児童が減るかはわからないが、私どもとしては、待機児童が解消されるように整備に努めたい。
○生活支援課長 医療扶助費の増加については、当初、9月までの月の平均受診者を約5,200名と見込んでいたが、8月末現在の集計で約100名の人数の増があり、最終的には月に5,400名程度、医療機関を受診すると見込んでいる。それから、本会議の答弁にもあったが、200万円以上の高額診療がふえており、昨年までは見られなかった1件で500万円の高額のレセプトが7件あった。このようなことから、医療技術の高度化による医療費の高騰が大きく響いている。
 介護扶助費については、新たに介護認定を受けた人数は把握していない。1カ月のサービスの利用者は、当初920名程度と見込んでいたが、8月末現在の集計で既に80人ほど超過している。最終的には1,030名程度と見込んで増額の補正をお願いするに至ったところである。
○廣田(ひろた)德子(のりこ)委員 保育園整備が進んでいるとのことであるが、保育士の確保を含めて進めていただきたい。
○石原みさ子委員 初回総括2回目以降一問一答で行う。
 社会福祉総務費、13節委託料、行旅病人死亡人処置委託料を当初30人で見込んでいたところ、既に24名になっていて、昨年と同じ48名分としたとのことであるが、この18名分について、男性と女性で金額は同じか、積算の内訳を伺いたい。
 今、既に24名いるとのことであるが、この処置委託料の中には、全く身元がわからない者と、どこの誰かはわかったが家族が引き取らない者の2種類のパターンがあると考えるが、それぞれ何人ずついるのか。
 児童福祉総務費、補助金、子育て世帯同居・近居スタート応援補助金3,500万円の内訳は、同居、近居それぞれ何件ずつで見積もっているのか。
 昨年は同居が32件、近居が21件あったとのことだが、なぜ当初で昨年並みに要求しなかったのか。
○生活支援課長 男女の別については統計をとっていない。申しわけない。
 それから、身元が判明して引き取り手がない者が20名、身元の判明していない者が4名となっている。
○子育て支援課長 3,500万円のうち同居と近居の内訳をつくっているわけではないが、11月19日までに事前の相談が同居で13件、近居で10件来ている。去年の10月から3月までの実績を見ると、同居が4件、近居が9件来ている。また、29年度中に事前相談をしていたものの申請が年度を越えて出されてきたものが、同居が5件、近居が3件あった。それを合計すると同居が22件、近居が22件で3,300万円となる。ここに毎年の件数の増を見込んで3,500万円の増額補正をお願いしている。昨年度中の当初予算を見込んだ時期に、ここまでの想定ができなかったので、29年度の当初予算並みの金額とさせていただいた。
○石原みさ子委員 男女の見積もりがわからないのは理解した。身元がわからない者が4名で、わかっているが引き取り手がない、家族が引き取りを拒否した者が20名いた。これはずっとそういう状況が続いていて、引き取り手がない者がどんどんふえている。今後どのようにしていくつもりなのか。身元がわかっているけれども、家族が引き取りを拒否する者がどんどんふえていて、それが財政を圧迫していく状況だと考えるが、何か対策は考えているのか。
○生活支援課長 難しい問題であるが、引き取るとなると、当然、埋葬に係る費用等の負担がある。生活保護を受けている者の親族も貧困の者が多い状況で、引き取ってお金を払える状況にはなかなかならない。極力お願いはしているが、金銭的な負担も絡むことなので強要できない事情もあり、引き取っていただく努力はなかなかできない状況である。
○石原みさ子委員 引き取れない者は、お金があるが引き取らないというよりも、貧困によるもので、例えば生前の兄弟の関係などよりも、本来引き取り手となる者の現在の経済状況によるものと理解してよろしいか。結構である。
 次に子育て世帯同居・近居スタート応援補助金の内訳を説明いただいた。年々ふえている状況だと考える。他市も同じように行っていると思うが、市川市は不交付団体であるので全額市川市の補助との理解でよろしいか。
 それから、来年以降は予定しているのか。
○子育て支援課長 年々件数が増加しているところであるが、これは全額一般財源で行っている。
 それから、この事業自体が市川市まち・ひと・しごと総合戦略の中で出されている事業で、このまち・ひと・しごと総合戦略は平成31年度までの計画となっているので、少なくとも来年度までは準備をしているところである。
○石原みさ子委員 理解した。結構である。
○加藤武央委員 1問伺いたい。
 17ページ、13節委託料、紙おむつの件で、この150万円は公立保育園が対象なのか、私立保育園も対象とするのか、まず確認する。
○こども施設運営課長 今回、補正予算で150万円の増額をお願いしている件については、公立保育園に限るものである。
○加藤武央委員 私の孫も保育園に入っていて、迎えに行くと必ず保護者は紙おむつを持って帰ってくださいと言われる。昔は布おむつで、子どもが調子いいか悪いか、うんちを親に見せるという感覚があったが、今の時代にはこれは全くないと思う。私もおむつを持って帰って買い物には行けない。うちの孫は私立に預かってもらっているが、そのなかでいろいろ保護者に聞くと、紙おむつは業者で処分していただけないかと新聞の一面に出たこともあるとのことである。グラウンドなど大きな広場のあるところはいいが、マンションにある保育園はおむつを置く場所がないので四苦八苦している。この予算が計上されると、公立だけが負担を親に求めないで市が負担することになり、これが知れ渡ると私立も一緒にしてほしいとの希望が出てくると考えるが、それに対する考えはいかがか。
○こども施設運営課長 公立保育園においても、これまでは保護者が子どもの健康状態を把握するために、おむつを持ち帰っていただく考えが主流であったが、おむつの排せつ物を確認したり、保護者がおむつを不用意に持ち歩くことについて、衛生管理面においても時代に即していないとの意見もあり、保護者からもいろいろ意見をいただいた。これにより、部の中でも協議して、紙おむつは公立保育園においては園で廃棄することとなった。事前の段階で私立保育園の状況についても調査をしたところ、アンケートを書いていただいた中で、7割の私立保育園が既に園で廃棄をしている状況であった。残り何割かのお持ち帰りいただいている園についても、なるべく園で廃棄していただけるように働きかけていきたいと考えている。
○加藤武央委員 内容は理解したが、逆にいうと、7割近くの保育園で処分しているというのは、保護者が金を払っているという解釈か。幼稚園にも聞いてみたら、幼稚園では、ならしなどで2歳ぐらいから入ってくるときに、親には、3歳までにはトイレの訓練をしておいてくださいとお願いするので、幼稚園にはおむつの子はいませんと言い切られた。幼稚園におむつはないのかもしれないが、保育園はゼロ歳児もいるので、おむつはあるわけで、保護者に私が聞いている中では、市が負担してくれるなら大賛成であるが、今の負担では持ち帰る者もいる。公立だけそういうことを実施すると、私立に対して、子どもを育てることに差別があるのかと思うが、その辺の声はなかったのか。
○こども施設運営課長 園で廃棄する以前に、私立保育園についても調査をしたが、先ほど説明したように7割の園で廃棄をしている。さらに、保護者負担があるのかないのかについても確認したところ、その7割のうちの7割の園が無償で廃棄している。全体としては、半分程度の私立保育園が無償で廃棄している状況で、今後、不公平感が出ないように対応を考えていきたい。
○加藤武央委員 今の内容を十分理解はしているが、公立と私立に差が出てしまうことに私は納得しない。子どもは一緒なので、できれば7割のまた半分が園で廃棄しているのではなくて、支出するのであれば全員に支出してあげるべきではないか。子どもに色をつけてはまずいと要望して終わる。
○松永修巳委員 2点を初回総括2回目以降一問一答で行う。
 最初の問題は、今の加藤議員の質疑と重なるが、おむつについて、なぜこの時期に補正で計上しなければいけないのか。新年度で十分間に合うのではないか。また、新年度についてはどのくらいの経費がかかるのか。
 17ページ、予防接種自己負担金交付金について、風疹とインフルエンザ、それぞれの単価をお示しいただきたい。また、インフルエンザについて、自己負担は幾らで、近隣市の状況がわかれば伺いたい。
○こども施設運営課長 なぜこの時期かについては、我々としても、来年度からで準備を進めていたが、保護者からのニーズがかなり強いので、できるだけ早く実現させていくべきであろうという判断に至り、11月からおむつを廃棄させていただいている。
 年間でどのぐらいの経費がかかるのかについては、じんかい収集は一般の燃えるごみと一緒に出していて、おむつだけの資料を持ち合わせていないが、全体で580万円程度が廃棄物の処分費と収集運搬に係る経費と見込んでいる。
○疾病予防課長 インフルエンザについては、65歳以上の者は自己負担1,500円で接種をしていただいていて、その委託単価としては自己負担がない場合は4,881円、自己負担がある場合は3,381円である。それ以外については自費で行っていただいている。
 他市の状況は把握していない。申しわけない。
 風疹の単価は、子どものときに2回受けるが、1回目が7,976円、2回目は7,112円の単価で行っている。
○松永修巳委員 おむつの関係については、保護者からの意見があったからとのことであるが、我々は信じられない。一部は昔からあったので、なぜ急に11月から行うのか解せない。まして、それが公立だけで、私立はどう考えるのか。幼稚園と同じで公私格差がどんどん生まれてくる。こういうことでは行政の公平化、市民に対するサービスの公平化がだんだん損なわれてしまう。来年から580万円で新しく行うのは公立の金額で、私立を入れても1,000万円あればできるのではないか。市長のタウンミーティングでもこの問題は出ていた。市長も実施しますと言っていたから、市長の命令で実施したのはいいが、公平に行っていただきたい。それを担当の課長はどう考えるのか。150万円計上したからいいではない。時期の問題もある。こういう問題は補正ではなく、今まで野放しにしてきたので、新年度予算の新規事業ではっきりと打ち出していただきたい。担当としてもよく考えて、今後の問題に対応していただきたい。私立の7割が園で負担し、3割は保護者負担とのことであるが、これも改善してもらわないと困る。その辺を十分酌み取って行っていただきたい。意見があれば答弁いただきたい。11月1日からもう実施しているのか。
○こども施設運営課長 おむつの保育園での廃棄は11月から試行的に進めている。
○松永修巳委員 11月からとのことであるが、幾日から始めたのか。1日か30日かによっても大分違う。
○こども施設運営課長 11月1日から開始している。
○松永修巳委員 11月分はどこから支払うのか。補正はこれから可決されて初めて使えるので、それも150万円のうちに入っているのか、はっきりと答弁いただきたい。
○こども施設運営課長 廃棄物については、可燃ごみ、不燃ごみ、瓶・缶を園で収集している。予算については、11月から紙おむつも収集するので可燃ごみの量が増大したという理解で、既定予算の範囲で行っている。ただし、このまま既定予算でいくと、年度いっぱいでは予算が不足するので、今回、補正予算をお願いしたところである。
○松永修巳委員 非常にデリケートな質疑になるが、これは市民が喜ぶことなので、早く公平に全体に行き届くような対応をしていただきたいと考える。これらのPRも広報等を通じて市民にお知らせする必要があるのではないかと考えるが、広報でこういう制度を始めたことを説明する考えはあるか聞いて、この質疑については終わる。
○こども施設運営課長 公立保育園でおむつの廃棄をしていることを広報で説明することがどうなのかはわからないが、入園の際に、入園を希望する者については、その案内はできると考える。
○松永修巳委員 質疑はしないが、来年新しく保育園に入る子どもの親としては、こういうことも知っておく必要があろうかと思うので、念のため申し上げておく。検討いただきたい。
 次に、インフルエンザの関係で、一番聞きたかったのが近隣市の金額だったが、それをつかんでいないのでは話にならない。船橋市、松戸市、鎌ケ谷市のことは全然わからないのか。
○疾病予防課長 委託の単価については把握していないが、それぞれの高齢者の自己負担が幾らかは把握している。千葉市は1,800円、船橋市、松戸市、浦安市は1,000円となっている。
○松永修巳委員 それを聞きたかった。なぜかというと、うちの地域は船橋市との境で、船橋市は1,000円で、なぜ市川市は大きな黒字を生んでいるのに1,500円取るのか。高齢者は、たとえ500円でも身にしみて高いと感じている。医者も両方来るので、船橋市の人は1,000円で市川市の人は1,500円では公平ではないと言う。今、インフルエンザの関係で、予算の総額はどのくらいになるのか。
 また、風疹についての予防接種の関係を細かく説明いただきたい。今までに何人ぐらいに行って、どのくらいを見込んでいるのか。
○疾病予防課長 インフルエンザの予防接種については、当初予算では2億1,527万2,000円を計上している。
 風疹の補助を受けている件数は、大人の風疹では、MR(麻疹風疹混合)接種は107件、風疹単体のワクチン接種は35件の申請があり補助している。子どもの風疹については、まだ集計が出ていない。
○松永修巳委員 インフルエンザについても、今伺ったように当初予算で2億1,000万円もの多額の予算を持っているのであるから、先ほどあったように船橋市や松戸市と均衡を保って、たとえ500円でも下げるぐらいの気持ちがあってしかるべきと考える。ぜひ新年度予算で検討いただきたいことを強く求め、私の質疑を終わる。
○髙坂(こうさか) 進委員 初回総括2回目以降一問一答で行う。
 15ページ、高齢者支援費、需用費、光熱水費913万9,000円は介護老人保健施設ゆうゆうのものとのことであるが、ゆうゆうは民営化されたのではないか。これはこれからも支出するのか。
 17ページ、扶助費、生活扶助費3,428万5,000円の減額補正は、今までとどのように変わるのかと言うと、高くなる人もいるし低くなる人もいるとのことで、よくわからなかったが、結局これだけ削られたと考えてよいか。そうすると、具体的にどういうものが削られたのか伺いたい。
○福祉政策課長 ゆうゆうは民営化をしたが、光熱水費については一旦市が支払い、面積案分でゆうゆうを管理している団体から使用料が入ってくるので、市の負担はない。
○生活支援課長 このたびの改正で減額になっている一番大きいものは生活扶助である。生活扶助は生活に密着した衣食住で、第1類は衣食に関するもの、第2類は公共料金や耐久消費財に充てるものとなる。年齢別で上げ下げがかなりあり、市川市の場合トータルすると、このぐらいの減額になる。母子加算などの加算については、でこぼこが多くて一概には申し上げられない。
○稲葉健二委員 初回総括2回目以降一問一答で行う。
 15ページ、行旅病人死亡人処置委託料に関して、人数的に市川市は上半期だけで24人おり増額の補正を計上しているが、近隣市はどのぐらいの人数か。また、昨年度が48人の決算で、なぜことしが30人の計上なのか。
 おむつについては、先ほどの答弁の中で11月1日から行っていてもう動いており、そこに増額の発生があり、その後に補正予算を計上するという仕組みが正しいのか理解できない。ごみの処分費が増額することがわかっていながら、その制度をスタートさせ、補正予算がまだ通っていないのに、増額しなければならないことをもう動かしている。補正予算が通ってから制度を動かすという概念とでは、どっちが正しいのか教えていただきたい。
 先ほどから先順位者がお話ししているように、来年度からスタートする上において、私立の7割がそういう意向で、そのうちの7割が自己負担をしている。みんな自腹で動いている中で、市だけが税金を使ってこれをしていくことになる。それは、試行的に行うことだとして、来年度の当初予算では私立や小規模、簡易保育所の人たちをどうするのか。
○生活支援課長 行旅病人死亡人処置委託料について、1つの理由としては、警察が身元の特定に非常に慎重になっていて、例えば免許証を持っていても死後の腐敗が激しいなどで断定できない場合には、すぐに市に身元不明で送られてきてしまう。それから、時期的に申し上げれば、寒い時期になると急にふえてくる。これからもふえていくかと思うが、警察の取り扱いが変わったのは去年ぐらいで、それまでは大体30件ぐらいで推移していた。そういった状況で去年ぐらいから市で取り扱う件数がふえている。その段階では、今年度も30体で計上したが、警察の姿勢については、依然として慎重な対応で、少しでも長引かないように、すぐにこちらの対応となっている。
 近隣市の状況は把握していない。ことし30体と見積もっていたのは、昨年の実績として48体となったが、秋以降に急にふえたので、30年度予算を計上する際には30体で間に合うと計算していた。
○こども施設運営課長 1点目の、11月から行うことに関して、予算的に不足することが見込まれているのに、見切りで行ったことはどうなのかとの質疑については、我々としても、進めていく上で、既存の事業の中で新たに支出がふえるという認識で行っていて、これが違法なのか、適正でないのかの判断はつかないが、我々の考えとしては、量がふえるという認識で不足が生じてしまったという理解である。
 4月以降、新年度において私立保育園、小規模保育施設等については、保育の内容や運営の方法については園に任せているところで、公立と私立で著しく不公平感が出るようであれば、その辺はまた是正していかなければいけないので、研究していきたいと考えている。
○稲葉健二委員 行旅病人死亡人について、近隣市のことをなぜ聞きたいかというと、市川市が多いのか、近隣市も同じような状態なのかによって、何か原因があるのかがわかる。起因するものが発生しているのであれば、いろいろ考えていかなければいけない。そういうことも考えて、市も精査したりいろいろな形で考察する必要性もあるのではないかと考えるが、資料がないというのは、今後研究をしていただきたい。
 先ほどの年間の予算が、秋から冬にかけて寒くなるからふえるというのは理屈であろうが、それより前年度の実績が48人で、30人分をとりあえず計上して、後は補正予算を計上すればいいではなくて、去年が48人で、その前は幾つだったのかを考えながら進めていかないと、補正予算を否決するわけではないが、予算の立て方は、そういうものでもないと考える。補正は、なくなったからお願いしますという前に、まず当初の予算立ての問題も研究していただきたい。これの答弁は結構である。
 おむつについて、事実が先でどうとか、それを責めているわけではないが、例えば、実施することによって必ずそういうことが起きる想定で、本来であれば、9月に補正予算を計上して、11月から実施するのであればわかりやすい話だと思うが、執行してしまってから増額するのは、これが補正という意味なのか。計画的に実行した話で、事業で急遽ふえたわけではない。私立も含めて市川市内全園に対して行っていくなら、まだ一歩譲るが、公立の保育園だけがスタートして、ほかは現実的に自腹になっている。それが公立の保育園で実施しながらも、保護者が負担をしているのであれば文句はないが、事業者が市川市だから市川市が負担している。加えてもう1点は、例えば今回は試行的に行っていて、来年度は全園で希望をとって、私立保育園で希望のあるところは全部対応できる補助の制度をつくるとの答弁であったら文句はない。あと数カ月の話であるが、それを行う考えがあるか伺う。
○こども施設運営課長 持ち帰って検討させていただく。これを私立保育園でそのまま適用していけるかについても、改めて検討の時間をいただきたい。
○稲葉健二委員 ぜひ検討していただきたい。逆に持ち帰って、ここで答弁ができないような制度を出すこと自体から考え直していただきたい。公立保育園だけが市川市を担っているわけではない。それを実施するのであれば、ほかの子どもたちも同等にできるように、簡易保育園を含めてみんなが同じような制度の中でできるようにするのが市としての施策だと思うので、考えていただきたい。
○こども施設運営課長 1点訂正をお願いする。先ほどのおむつを自園で廃棄している件数の説明で、調査対象の101件の保育施設に対して、回答いただいたのが71件で、回答率がおよそ70%、その70%のうちの7割が自園で廃棄をしている。その7割のさらに7割が無償で行っているということである。
○浅野さち委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
――――――――――――――――――――――――
○浅野さち委員長 暫時休憩する。
午後2時9分休憩
午後2時11分開議
○浅野さち委員長 再開する。
 国民健康保険課長から発言を求められているので、これを許可する。
○国民健康保険課長 先ほどの37号の質疑の答弁において、西牟田委員より、限度額に到達する世帯の数について質疑があった。限度額に到達する世帯の数の比較は、答弁したとおり、改正前が1,769世帯、改正後が1,579世帯で、190世帯の減となる。ただし、その前にお答えした6,500万円の影響する世帯としては、190世帯ではなく、現在もう既に限度額に到達している1,769世帯全てが対象となるので、念のため御説明する。
○浅野さち委員長 以上のとおりである。
次に移る。

議案第40号 平成30年度市川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)

○浅野さち委員長 議案第40号平成30年度市川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔国民健康保険課長 説明〕
○浅野さち委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第41号 平成30年度市川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)

○浅野さち委員長 議案第41号平成30年度市川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔国民健康保険課長 説明〕
○浅野さち委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第42号 平成30年度市川市病院事業会計補正予算(第1号)

○浅野さち委員長 議案第42号平成30年度市川市病院事業会計補正予算(第1号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔リハビリテーション病院事務局長 説明〕
○浅野さち委員長 質疑はないか。
○髙坂(こうさか) 進委員 初回総括2回目以降一問一答で2点伺う。
 1億円近く足りなくなるので一般会計から繰入れるとのことであるが、私はこの貸借対照表を見ていて、来年3月に現金預金が16億9,000万円もあるのに、何で補?をする必要があるのかと思ったが、これは退職給付引当金など何に使うか決まっているものだから、ここから取るわけにはいかないとの話は聞いた。そうすると、一般的な病院を経営していくための運転資金は大体どれぐらいあるのか。また、それぞれのどういうものが幾らとなっているのか。
 来年の4月1日から民営化をすることになるが、そのときにこれはどうなるのか。
○リハビリテーション病院事務局長 病院経営の運転資金としては、基本的にこちらの現金預金の約17億円を原資として運転をしている。
 また、こちらの現金預金は、3月末をもって病院事業会計を閉鎖することから、4月から一般会計に振りかえをすることとなる。
○髙坂(こうさか) 進委員 16億9,000万円あり、それを退職給付引当金で取っていて、これをなくすとだめだというものが幾つかあり17億円近くになるとのことだが、そのほかにあるけれどもそれに手をつけてはいけない、別のお金だから市から入れるとの話を聞いたが、だとすると、手をつけてはいけないのだから、そのほかに一般的に病院の経営をしていくのに必要な運転資金があるのだろうと普通の会社から見れば思うが、それはどうなのか。例えば引当金は何が幾らというものがわかれば教えていただきたい。
○リハビリテーション病院事務局長 私の説明がうまくいかなくて大変失礼した。基本的に病院の運転資金については、毎月の診療収益、それから、それに対して医業費用という形で回していて、今年度については収益的収入及び支出は20億円の予算を組んでいるところである。
 また、積み立てと退職給付引当金等の金額については、59ページの貸借対照表の負債の部、(2)引当金、退職給付引当金、引当金合計に2億9,406万5,477円が入っている。
○髙坂(こうさか) 進委員 来年3月31日で閉鎖をするのでお金を返すとのことであるが、例えばここにある未収金2億1,100万円は、債権として市に来ることになるのか。そのほかの資産で現金にできないものがあれば、それはどのようにするのか。
○リハビリテーション病院事務局長 まず、未収金については、大半が2月、3月分のレセプトの健康保険等支払基金からの収入になるので、来年度、市の一般会計で歳入予算として計上することになる。また、そのほかの資産について、現金化できないもの等については、今回、民営化の条件になっている備品等は無償譲渡と考えている。
○西牟田 勲委員 初回総括2回目以降一問一答で2点伺う。
 車両などの資産は引き継ぎ会社に無償で行くのか、それとも市の資産として引き受けて売却することができるのか。
 それから、補正で給与費が増額になっていて、人をふやしたとの説明があったが、どういう人をふやして、それはどういう必要があったのか。
○リハビリテーション病院事務局長 車両については、現在、病院では3台の車両を保有している。このうち2台については、市の共用車両として戻すことを前提に進めている。また、1台が今年度から開始した訪問リハビリ用の車両で、こちらは、これから協議を進めていく段階であり、市に戻すのか、または残すかについて今後十分に協議をしていきたい。
 また、2点目の給与費の人員の増員については、看護師7名、療法士や放射線技師、栄養士の医療技術員が7名、事務員として医療相談員を3名増員している。この目的としては、ことしの4月の段階で、入院患者90名をそのレベルで維持していくために、患者さんに対して看護やリハビリ訓練等を充実させていくこと、また、相談員についても入退院の調整をスムーズに行うという前提のもとに、4月及び8月に増員をかけたところである。
○西牟田 勲委員 理解した。2点目の増員した方々は、非正規ではなくて市の正規の職員として全員雇ったという理解でいいのか。
○リハビリテーション病院事務局長 今回採用した者については、市の正規職員ではあるが、今年度末までの任期つきの職員として採用している。
○浅野さち委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第46号 指定管理者の指定について

○浅野さち委員長 議案第46号指定管理者の指定についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○福祉政策課長 本会議以上の説明はない。御審査のほどよろしくお願い申し上げる。
○浅野さち委員長 質疑はないか。
○松永修巳委員 1点伺う。
 向こう3年間の指定管理であるが、この総額は幾らか。そして、公募の状況について、この中に市内業者は入っているのか。次に、当該業者の市川市内での実績はどのようなものがあるのか。
○福祉政策課長 公募の状況について、手を挙げてくれたのは都内の事業者で、HITOWAケアサービス株式会社となる。市内でも実績のある事業者で、これまで行っていた事業者でもあり、継続となる。ほかの市内事業者は、公募の中では手を挙げていない。
 市内での実績については、この事業者は、これまで指定管理者としてこのデイサービスセンターを運営しており、それ以外にも有料老人ホームを2カ所、市内で運営している。
 指定管理の金額については、デイサービスセンターは利用料金制をとっている。いこいの家については、年額約830万円の指定管理料を支払う予定である。3年間にすると約2,500万円となる。
○松永修巳委員 なぜ市内の業者が手を挙げてくれないのか。寂しい気がするが、これは結果なのでいたし方ないと思うが、できれば市内業者優先で採用していただければと考えている。それは私の個人的な見解である。
○稲葉健二委員 1点だけ伺う。
 評価項目・評価観点の「管理運営 管理・運営・サービス提供」の中で、「衛生管理全般の対応について」が0点とついている。この業者は今まで行っていて、また今回出ている業者で、継続的に受けていながら、ここが改善されていないのか。どうしてこういう点がつくのか説明していただきたい。
○福祉政策課長 今までも行っている中で、今回の0点については、衛生管理に関するマニュアルが明確になっていなかったためである。これまでも指定管理の中で毎年モニタリングをしており、この衛生管理全般については行っているが、評価項目の中でマニュアルがあるという項目について、きちんとした形で設けていなかったので、0点とさせていただいた。
○稲葉健二委員 今、課長が言われていることはそうだと思う。でも、そうであれば、逆に言うと、マニュアルを用意していないことを、ここに来る前に指摘して、この評価選定のときには整えるように指導できなかったのか。
○福祉政策課長 繰り返しになってしまうが、これまで指定管理のモニタリングは常に行っており、衛生管理等については実際に実施していたが、マニュアルがあるかについては明確でなかったので、それまでに指導して作成させ、準備しておく必要があったと考えている。
○稲葉健二委員 マニュアルはつくればいいというよりも、マニュアルが1つあることによって、職員がそれを基準に励行したり指導するなど、所内がそういう形をもとに動く基本になり、皆が共有する1つのベースになるもので、あって当たり前である。逆になかったときに0点にするのではなく、その前に指導して、いつもそれがあるように役所として指導していなかったことを反省してもらいたい。
○浅野さち委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

所管事務調査

○浅野さち委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○浅野さち委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については、正副委員長に一任されたいと思うので、了承願いたい。
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○浅野さち委員長 以上で健康福祉委員会を散会する。
午後2時41分散会

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