更新日: 2018年11月15日

いちかわ市議会だより平成28年5月14日号

一般質問

街づくり

行徳野鳥観察舎
休館施設の再開・存続 市の考え方は
県から提案あれば協議進めたい


廣田徳子議員(日本共産党)

 平成27年12月、行徳野鳥観察舎は耐震診断の結果を受け休館となった。干潟や湿地が守られた環境は、県や本市にとって誇れるものである。施設の再開・存続について市の考え方を問う。また、行徳近郊緑地を訪れる人のため、近くの公園にトイレを設置できないか。
 市も野鳥観察舎を存続すべきと考えており、28年2月に建て替えによる施設の存続に関して県知事へ要望した。今後、県から再開に向けた提案等があれば協議を進めたいと考えている。また、緑地を訪れる人のトイレについては、何らかの対策を検討してほしい旨、県に要望している。


宅地開発条例
これまでの効果はどのようなものか
良好な住環境の確保等が図られた


桜井雅人議員(日本共産党)

 宅地開発条例の施行から14年が経過しようとしている。そこで、本条例の目的に対応した効果とはどのようなものか。また、市は、事業者に対し、周辺環境への影響を最小限にすること等のために行政指導を行っているとのことだが、どのように行っているのか。
 条例の効果として、宅地開発事業を行う際、早期に近隣住民説明を義務づけることにより、近隣住民の要望が反映される可能性が高くなる他、公共施設等の整備により、狭あい道路の解消や緑地の整備等良好な住環境の確保等が図られてきた。行政指導は、可能な限り粘り強く行っている。


行徳地域の浸水対策
FS調査の結果をどう活かすのか
柵渠(さくきょ)の能力生かす対策の立案目指す


西村敦議員(公明党)

 行徳地域の浸水対策として、市は国と共同でFS(フィジビリティ・スタディ)調査を行っているが、その結果をどう活かすのか。また、県が設置した中江川排水機場の排水能力が劣ると指摘されているが、増強に関する市の考えを問う。
 FS調査は平成26年度に中江排水区で実施したが、27年度は行徳地域に範囲を拡大して柵渠(さくきょ)の流れ・貯留能力等の評価を行っている。市は調査結果を受け、柵渠が有するネットワーク効果を最適化する等、新たな浸水対策の立案を目指したい。また、中江川排水機場の増強については、粘り強く県との協議を進めていく。


塩浜護岸の整備
海に親しめる護岸に 市の方針は
遊歩道整備や干潟化 県に求めていく


荒木詩郎議員(創生市川)

 塩浜護岸については、石積みで整備されている箇所は石同士の隙間が広く、歩くには危険であり現に立入禁止となっている。市は市民が海に親しめる護岸の整備を県に求めてきたはずである。今後の方針を問う。
 塩浜2丁目の護岸は、石積み構造で県が整備を進め、引き続き管理用通路の整備を計画している。市はこの通路を遊歩道として利用できるよう、県と情報交換し調整・協議を進めたい。また、階段式護岸前面の干潟化は、県は費用面等の理由で整備しないと決定したが、市民の身近な憩いの場所として整備するよう、決定の撤回を求めていく。


行徳野鳥観察舎
施設の存続を県に強く要望すべき
検討状況を注視し積極的に要望する


中村よしお議員(公明党)

 県が廃止を予定している行徳野鳥観察舎は、都心近くにありながら野鳥観察や環境学習を行える貴重な施設として、広い世代から親しまれてきた。市は県に存続を要望し、県は市から要請があれば真摯に対応するとのことである。もっと積極的に要望すべきと思うが、市はどう考えているか。
 市としては、行徳鳥獣保護区において野鳥観察や環境学習が行える観察舎としての必要な機能を有する施設を、県が主体となって建て替えにより設置してほしいと考え、要望を行った。今後も、県の検討状況を注視しながら、積極的に要望していく。

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