平成28年6月市川市議会環境文教委員会

午前11時開議
○石原みさ子委員長　ただいまから環境文教委員会を開会する。

○石原みさ子委員長　請願第28－7号「義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書」採択に関する請願を議題とする。
　書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○石原みさ子委員長　御意見を求める。
○湯浅止子委員　賛成の立場で発言させていただく。国庫負担金について、100％国が負担していた教育費が徐々に削られ、現在は3分の1である。残りの3分の2は地方自治体の負担になる。国の宝である子供たちに対しては、国庫負担金をさらに支出すべきである。また、現在は、6人に1人が貧困家庭である。そのためにも、子供たちを育てるための教育費は国庫負担金で負担すべきである。これは全国レベルで行われている運動で、PTA、教育委員会、校長会また教頭会など、多くの方々がこの意見書を賛成している。本市でも毎年全会一致で採択しているので、ぜひ皆様の賛成をいただきたい。
○金子貞作委員　賛成の立場で発言させていただく。国庫負担が3分の1であるため、もっと引き上げるべきと考える。教育の全国水準や機会均等を確保する意味がある。国の責務だと思う。もっと負担額を引き上げる趣旨であるため、賛成したい。
○石原みさ子委員長　ほかに御意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長　採決する。
　本請願を採択すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長　御異議なしと認める。よって本請願は採択すべきものと決した。

○石原みさ子委員長　請願第28－8号「国における平成29（2017）年度教育予算拡充に関する意見書」採択に関する請願を議題とする。
　書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○石原みさ子委員長　御意見を求める。
○湯浅止子委員　賛成の立場で意見を述べる。少人数学級は、小学校は35人、中学校では38人である。しかし、本来は40人学級であるため、学年が上がると少人数学級ではなくなり、学級数が減り、先生の人数が減る。そうならないために、しっかりと予算を計上していただきたい。
　また、修学旅行に行くことができない子供がいるなどと伺うことがある。就学援助がしっかりしていれば問題ない。ぜひ賛成をしていただきたい。
○金子貞作委員　賛成の立場で発言させていただく。7項目あるが、第6項目の危険校舎、老朽校舎の改築や洋式トイレ設置など、本市で行うべきことは多くある。国が教育環境に対して責任を持つ立場からすれば、予算の拡充は当然である。
○松永修巳委員　この請願内容のものは毎年提出があるが、請願理由の1から7まであるうちの1について伺いたい。「震災・地震からの教育復興にかかわる予算の拡充を十分にはかること」とあるが、漠然としている。この項目について詳しく伺いたい。
○湯浅止子委員　災害は突然起こる。教育復興にかかわる予算は国の補正予算で計上される。教科書がなくなる、校舎が倒れるなどの問題が起きた場合に対処するため、教育復興のための予算の拡充を図るようお願いするものである。
○松永修巳委員　国としても教育にかかわるさまざまな問題に手厚い手当てを行っていると理解している。もう少し具体的に記載していただければと思う。来年以降も提出があると思うので、請願者にはその点について指導していただきたい。
○石原みさ子委員長　ほかに御意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長　採決する。
　本請願を採択すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長　御異議なしと認める。よって本請願は採択すべきものと決した。

○石原みさ子委員長　お諮りする。所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長　御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
　また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
――――――――――――――――――――――――
○石原みさ子委員長　以上で環境文教委員会を散会する。
午前11時17分散会