更新日: 2018年2月10日

いちかわ市議会だより平成30年2月10日号

代表質問

日本共産党

桜井雅人、高坂進、金子貞作(補足質問者)、清水みな子(総括質問者)、廣田徳子

防犯灯のLED化

 防犯灯をLED灯に切り替えることで、明るさが向上して地域の犯罪抑止となり、また、電気料金の削減にもなる。そこで、防犯灯のLED化の現状及び今後の市の対応について問う。
 平成29年度末の市の防犯灯の設置数は約2万6000灯となる見込みで、そのうちLED灯は約1万1200灯である。LED灯は設置が始まって6年が経過し、明るさや耐久性が向上する一方、価格は年々低下しており、年間設置可能数の増加が予想されるが、29年度のLED灯の設置見込み数約2100灯で試算すると、37年度末には全ての防犯灯がLED化される予定である。また、防犯灯を管理している自治会のうち、LED化が70%以上完了している自治会は約2割ある一方で、20%に満たない自治会も約2割ある。LED化が進んでいない自治会に対しては、LED化の効果を説明し、積極的にLED灯への切り替えを働きかけていきたい。


ネーミングライツ

 市は、ネーミングライツ・パートナーの選定に当たっての統一した基準の策定を検討しているとのことだが、その内容はどのようなものを考えているか。
 市は現在、ネーミングライツの導入に関するガイドラインを策定中であり、ネーミングライツを導入する施設の選定については、施設設置の目的が妨げられないこと、広告効果が見込まれること等の条件を明記する予定である。また、愛称の付与については、市が希望する条件を募集要項に設定できるようにし、法令に違反するものや公序良俗に反する愛称の使用を禁止する等の統一的な考え方を示すと共に、応募資格として、ネーミングライツ・パートナーとしてふさわしい資力及び信用を備えた法人等であることを明記する予定である。このガイドラインに即してネーミングライツの導入を検討することで、公平性や透明性を確保していきたいと考えている。


当初予算の編成

 平成29年11月26日に投開票された市長選挙は、異例の再選挙となった。再選挙の日程は未定であり、12月25日以降は市長が不在となるが、30年度の予算編成の基本的な考え方を問う。また、新市長の当選後、公約等を実現するための財源は30年度当初予算の中でしっかりと確保できるのか。
 29年10月に庁内に向けて示した「平成30年度予算編成方針」では、30年度における財政需要を見込み、収支バランスを保つために全庁的に取り組むべき項目を掲げている。その内容は、「既存事務事業の見直し」、「(前年度の当初予算計上額をベースとした)要求区分別シーリングの徹底」、「新規施策の情報収集」の3つを柱とし、該当部署に求める個別事項として「適切な債権管理の徹底」、「公共施設等の効率的な整備」、「特別会計等の自助努力」を掲げている。30年度の当初予算編成は、新規事業をある程度抑制した形で行うこととなると考えており、高度な政策的判断を要する事業については、一旦、凍結等をして中期財政計画で見込まれていた経費の一部を留保することにより、新市長の公約実現のための財源に振り向けることが可能となると考えている。

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