更新日: 2018年2月1日

平成29年9月市川市議会環境文教委員会

開会

午後1時30分開議
○金子 正委員長 ただいまから環境文教委員会を開会する。

議案第30号 平成29年度市川市一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会に付託された事項

○金子 正委員長 まず、平成25年12月定例会から、常任委員会における一問一答制が導入されている。委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法を申し出た上で、1点目、全て総括、2点目、初回総括2回目以降一問一答、3点目が質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
 また、理事者におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるようお願いしたい。
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○金子 正委員長 議案第30号平成29年度市川市一般会計補正予算(第1号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔自然環境課長、指導課長、教育施設課長、就学支援課長、社会教育課長、青少年育成課長 説明〕
○金子 正委員長 質疑はないか。
○桜井雅人委員 総括で1問伺う。
 25ページ、扶助費の保護児童生徒援助費については、中学校入学準備金を入学の準備が必要な時期に支給する意図かと思う。ことし3月の文部科学省通知で、中学校もそうだが、小学校でも入学前支給が可能になったとの明記もあったと思うが、今回は中学校費であるから中学校だけに限るのか。小学校についての検討は行われたのか。
○就学支援課長 今回、国で法律が改正されたのは、要保護世帯の児童に対する補助金交付要項についてである。就学援助については要保護世帯と準要保護世帯が対象となっているが、要保護世帯については国の補助金が交付されている。準要保護世帯については本市の教育委員会が要保護世帯と同様に生活に困窮していると認める世帯であり、一般財源からの支出となっている。今回の国の要項改正では、まず、単価の増額と小学校入学前の支給が認められた。中学校については、今回増額が認められ、あわせて支給も入学前とすることができた。
 小学校についても検討したが、小学校は中学校と違い対象が就学前であり、幼稚園に通っている者、保育園に通っている者、在宅の者等、置かれた環境がまちまちであるため、周知について、いま一つ不安があった。また、就学援助に関するシステムが就学予定者を対象としておらず、改修も短期間では無理があるため、今回、小学校については見送った。しかしながら、入学前にお金がかかることは教育委員会としても十分承知しているので、現在7月に支給している入学準備金をできるだけ前倒しして、早い時期に支給できるように検討している。
○桜井雅人委員 確認する。中学校に入る生徒の入学準備金については、支給時期が入学前になること、プラス準要保護者に対しても補助単価が引き上げられることの2つともが含まれていると理解していいのか。
○就学支援課長 御指摘のとおり、平成30年度に中学校へ入学する者から支給を前倒しし、かつ金額も増額して支給できるようにする。
○桜井雅人委員 理解した。
 最後に1点、中学校の入学前の時期とは具体的に何月になるのか。
○就学支援課長 3月を予定している。
○堀越 優委員 総括で2点伺う。
 1点目は、25ページの小学校費、報償費の講師謝礼金、道徳教育推進研究講師謝礼金3万円、これは小学校費と中学校費が同じく3万円になっているが、どういう講師を招き、どういうレクチャーをするのか伺いたい。
 2点目が、中学校費の扶助費、保護児童生徒援助費1,118万7,000円について、内容はよくわかったが、入学準備金の増額はどのくらいになるのか。
○指導課長 特色ある道徳教育推進校における研究事業については、市内小学校1校、中学校1校が該当となっている。これから研修が行われるとの報告を受けているが、講師は道徳教育を専門とする大学教授を予定している。内容は、道徳の教科化に伴う学習指導要領の改訂による指導方法のあり方、また道徳における評価のあり方についての研修を予定している。
○就学支援課長 保護児童生徒援助費の単価については、現在2万3,550円を、これからは4万7,400円、2万3,850円の増額となる。
○堀越 優委員 よくわかった。
○湯浅止子委員 総括で1点伺う。
 23ページの報償費、通級指導担当教員等専門性充実講師謝礼金の内容をもう少し詳しく教えてほしい。
○指導課長 本事業の講師謝礼金については、拠点校となる3校の通級指導教室に定期的に講師を呼んで指導を受けるための講師謝礼金並びに特別支援教育に関する研修の実施に係る金額となっている。あわせて、指導課主催の研修会、全市対象並びに担当者対象事業の講師謝礼金、もしくは専門性充実会議への専門家の出席に関する謝礼金である。
○湯浅止子委員 今3校と言っていたが、具体的にどの学校なのか。
○指導課長 自閉症、情緒障害、学習障害、ADHDに関する項目については平田小学校及び鶴指小学校、言語、難聴については北方小学校の3校である。
○湯浅止子委員 わかった。細かいことはまた伺う。
○石原よしのり委員 3点伺う。項目を挙げて一問一答で行う。
 19ページの施設修繕料、大柏川ビジターセンターの窓の経年劣化について1点、2つ目が25ページの小学校費、中学校費ともにある道徳教育推進研究講師謝礼金における道徳教育の特徴について伺いたい。3つ目が25ページの一番下、中学校費、学校建設費の構造計算適合性判定手数料、塩浜学園の一体整備の内容について伺いたい。
 1つ目、19ページの大柏川ビジターセンターの修繕料は400万円、結構な金額だと思ったら窓の経年劣化とのことである。あの建物を見て、私はそんなに古いと思わなかったし、建って10年もたっていない中で、窓の経年劣化に対して400万円とは、なぜこんなにかかるのか。また、どういう部分がおかしくなったのか。
○自然環境課長 具体的な修繕内容としては、ビジターセンターは築後10年が経過している。開閉窓の枠は木製部品でできており、この10年間の大雨、大風等により、ゆがみやすき間が生じてしまい、開閉窓自体の動作が非常に重くなってしまった。また、雨漏りが非常に顕著になってしまったために、幅1,168mm、高さ1,390mmの開閉窓8枚を交換するものである。それと、経年劣化によりビジターセンターの周りの柱や屋根のひさし、破風の塗装もあわせて行う内容であり、合計400万円となる。
○石原よしのり委員 やはり10年しかたっていない。どうかと思うのは、木製の窓枠を採用したことが余り正解ではなく、例えば樹脂製の窓枠にしておけばよかったのか。その辺の判断はどのように行われたのか。
○自然環境課長 大柏川第一調節池は、治水施設に加え、水辺に触れ合う施設として、国が創設した水辺プラザ整備事業に千葉県と市川市が連名で手を挙げて、調節池約16haの基本計画、基本設計の段階からワークショップ形式で検討を進めてきた。その中で、市民でつくられた施設検討分科会において、ビジターセンターについてはなるべく自然環境になじむようにとのことから、木製枠など木製部品を多く利用する施設が提案されたものである。
○石原よしのり委員 木製部品をなるべく使う方針があったからとのことで理解した。修繕した後はできるだけ長くもつよう検討してほしい。
 2つ目は、25ページの特色ある道徳教育推進校の研究費について、内容は堀越委員への答弁でわかった。わざわざ研究事業を研究校で行うとのことで伺いたいのは、本市の考えている新たに行う特色ある道徳教育とは、一般的なマスコミで言われているような道徳教育だけではなく、何か特色があるのか。せっかく本市が研究校に手を挙げて行わせてもらうのだから、今の本市の教育委員会として、道徳教育に何か特徴を出したいことがあって行われている気がする。その考えを伺いたい。
○指導課長 小学校は国分小学校、中学校は東国分中学校が研究校となった理由としては、これまで道徳の実践的な研究がなされていた経緯がある。そのような経緯を受けて、高校との連携も図っている東国分中学校では、県に申し出を行った。
 本市の特色ある道徳といっても、道徳は今後教科化されるため、基本的には学習指導要領及び教科書に沿って学習することとなる。ただし、本市の場合は挨拶運動及び規範意識の低下に対する「いちかわ子ども宣言」等を出しているため、その辺を重視して指導していきたい。
○石原よしのり委員 本市では、ほかの学校も含めて、挨拶運動をほかの市よりもっと昔から進めてきた。規範意識は、結局校則などをみんなきちんと守り、ばらばらではなく協調性があることなどについて進めてきた。それをこれからさらに進めるのが今回の本市の道徳教育の特徴だと言っているのか確認したい。
○指導課長 決して規範意識のみについて行うとは考えていない。世の中でその辺の当たり前なことが当たり前でなくなっているところを集中して子供たちに指導していきたい。今の流れを誰もとめられないような状況があるが、何とかとめたいとの願いがあると理解していただきたい。
○石原よしのり委員 今、だんだん規範意識がなくなっている流れが強く、そこに危機感を持っているのでそこをとめたいと言われたように思うが、それでいいか。
○指導課長 それも大事なことだと認識している。
○石原よしのり委員 理解した。
 3つ目、塩浜学園の一体整備について、ここは塩浜学園として小中一貫教育校になったが、もともと塩浜小学校とグラウンドを挟んだ向こう側に塩浜中学校がある。これを将来的には建物も一体にしようとするものだと思うが、構造計算適合性判定手数料が計上されたのは、建物の構想など、どういうものが建つのかが、もうある程度きちんと固まったのか。もしそうならば、今度はどのような建物ができるのか説明願いたい。
○教育施設課長 今回、構造計算適合性判定手数料を計上しているが、本年度は基本設計と実施設計を行っている。現在は、基本設計が終わり実施設計に移っているが、建物の概要としては、校舎は地上4階建て、屋内運動場が地上2階建て、校舎は鉄筋コンクリート造で、屋内運動場は鉄骨造を考えている。
 校舎整備の特色としては、基本設計に基づいて実施設計を行っているが、校舎棟はよく使う教室や特別教室の南側に配置し、中廊下は8mと大きくとろうと考えている。2階には1年生から4年生、3階には5年生から7年生、4階には8年生と9年生の教室を配置し、それぞれの学年が多く使うであろう特別教室をそれぞれ同一階の北側に配置して、生徒の動線にも配慮している。2階建ての屋内運動場については、アリーナを2面配置して、1階には学校の放課後に活用する保育クラブとビーイングを配置し、2階には防災倉庫と柔道場の配置を考えている。グラウンドは、前期課程と後期課程にそれぞれ適したトラックを配置していこうと考えている。
○石原よしのり委員 そこまで固まっていたら、簡単な図面や説明書面を委員に配付してもらうことはできないか。
○金子 正委員長 議題外であるので、個人的に伺ってほしい。
○大場 諭委員 総括で1点伺う。
 25ページの中学校費の扶助費、保護児童生徒援助費について、先ほど小学校費のほうで計上されていない理由が答弁されたが、1点伺いたい。生活保護との関係で、準要保護世帯も対象に入っているとのことである。準要保護世帯の認定基準は市町村で運用を決めていると思うが、本市はどのように決めているのか。
○就学支援課長 小学校の部分については、まず、周知方法が難しいこと及びほかにもいろいろな問題があり、それをクリアすることがこの短期間では難しいため、今回、支給の前倒しについては見送った次第である。
 就学援助の対象者は、先ほど要保護世帯と準要保護世帯について答弁したが、入学準備金については要保護世帯、いわゆる生活保護を受けている者については生活保護の中、生活支援課の中から入学準備金が別に出ており、本市の就学援助としての入学準備金の対象となっている者は今までいない。就学援助の対象となっている準要保護世帯の者に影響が出ると考えている。準要保護世帯の基準は何点かあるが、例えば、児童扶養手当を受けている者、国民年金の保険料や国民健康保険税の減免を受けている者、それから給与所得が生活保護基準額の1.1倍程度の者とのことで、教育委員会が就学援助に該当するとして準要保護世帯と認めている。
○大場 諭委員 周知方法が難しく、短期間では難しいとのことである。しかし、ここを実施していかないと、運用については各市町村だが、就学援助の意味では結局小学校の部分は進まないことになる。小学校に入る前なので教育委員会として情報が持てないとのことであるが、少なくとも国民年金保険料や児童手当の支給については地方自治体として掌握できる。限られた情報の中ではあるが、どうしたら早く実施できるかを検討してほしい。ことしはできないが、来年もできないようなことがないようにしてほしい。
○増田好秀副委員長 総括で伺う。
 18ページの3目、自然環境費の施設修繕料について、石原委員が質疑された補正額の400万円の積算は、既存の木製部品を使用するものなのかについて伺いたい。
○自然環境課長 今回の積算については、8枚の開閉窓の窓枠を、木製ではなく、アルミ製に交換するものとして行っている。
○金子 正委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○金子 正委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○金子 正委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○金子 正委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

所管事務調査

○金子 正委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○金子 正委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については、正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
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○金子 正委員長 以上で環境文教委員会を散会する。
午後2時5分散会

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