更新日: 2018年11月15日

平成21年9月市川市議会建設委員会

開会・現地視察について

午前10時3分開議
○増田三郎委員長 ただいまから建設委員会を開会する。
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○増田三郎委員長 まず、議案第25号都市計画道路3・4・18号(仮称)B1・B2橋(上部工)工事請負契約について現地視察を行いたいと考えている。
 意見はあるか。
○松葉雅浩委員 現地視察は、前回大変よかった。やはり現地に行くと参考になる。ただ、今回、補正予算でほかの箇所も結構あると思うが、議案第25号だけで、そのほかのところは見る予定はないのか。
○増田三郎委員長 午前中、総務委員会で市川駅前の視察があり、バスが1台のため、25号議案に入る前に午後一番で視察したい。今、松葉委員が言ったことも効果はあると思うので、その都度皆さんにお諮りして時間との都合でやっていきたい。
○宮田かつみ委員 この間の橋を見に行くのか。
○増田三郎委員長 違うところである。
○宮田かつみ委員 確かにこれから審議することが現地で確認できるのであればいいと思うが、現地を見に行って、議案審議の中身がどうわかるのかがよくわからない。橋の何を見に行くのか。
○増田三郎委員長 やはり現地がどのように進捗しているかが一番大事であるし、補正予算を伴っているので見たほうがいいのではないかと、皆さんにお諮りする前に計画した。恐らく松葉委員も、そういうことで今発言されたと思う。
 全員で視察することに協力願いたい。
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○増田三郎委員長 次に資料の配付であるが、議案第19号平成21年度市川市一般会計補正予算(第1号)及び議案第23号平成21年度市川市市川駅南口地区市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)について、理事者から資料の提出があったので、お手元に配付した。
 なお、参考として平成21年度当初予算案についての資料も配付している。

議案第18号市川都市計画東京ベイ医療センター地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の制定について

○増田三郎委員長 議案第18号市川都市計画東京ベイ医療センター地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の制定についてを議題とする。
 なお、理事者の方におかれては、説明または委員の皆さんの質疑に対する答弁の際は職名を名乗った上で発言していただくようお願いする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明はあるか。
○建築審査課長 本会議以上の説明はない。審査のほど、よろしくお願いする。
○増田三郎委員長 質疑はないか。
○宮田かつみ委員 目的を見ると、建物自体は病院の構造に関する制限を定めて都市環境や機能をよくしようとのことで計画されているのでよくなると思うが、周りに対する影響をお尋ねしたい。
○建築審査課長 近隣に対する状況については、容積率の最高限度は今回200%から300%に上げるが、斜線制限、日影規制、高度規制は現行のままであるので、現状と変わらない。
○宮田かつみ委員 現行の基準法内でいく場合の高さ、周りから見た感じの圧迫感も変わらないのか。
○建築審査課長 今回の地区計画では、建ぺい率は60%から50%に10%減額し、壁面線は4mから1mと指定しているので、近隣からの圧迫感は大分緩和される。
○宮田かつみ委員 そもそも市内で建築紛争がいろいろある場合、要は建物自体が高くなったりすると、日影図その他を見ると、太陽が動くので、10時から12時まで東から西へ円を描く。今までどおりのものであれば、これはしようがないと最初からあきらめるが、都市環境の確保や機能をよくするといううたい文句があって、絵を見ると建物は高くなっていたりすると、その部分を地域住民の方は誤解して、ずっと日影ができるのではないかとか、見た感じが高くなると圧迫感が出てくるのではないかと右往左往すると思う。その辺はどう対応されるのか。
○建築審査課長 今回の地区計画では、1号壁面線として市川側の市道及び旧県道の行徳街道部分については壁面線を4m指定し、バイパスについては現況境界線から壁面線3mを指定している。あと、浦安側の3号壁面線ということで、現況の歩道からさらに2mを指定し、隣地については全部壁面線1mを指定していることで近隣に対する圧迫感はない。高さについては、既存の病院の高さが32m、新しく計画している病院が34mで約2m高くなるが、日影規制、斜線制限等の緩和はしていないので、現状の高さと余り変わらないと解釈している。
○宮田かつみ委員 条例まで変えて地区計画をつくって、病院に何のメリットがあるのか。
○建築審査課長 面積が、現在の病院が約1万7,000平方メートル、今回建てる病院が約2万8,000平方メートルである。医療法の改正で、1人当たりの床面積が4.3平方メートルから今回4.6平方メートル以上ということで約1.5倍ふえた。それと廊下等の幅員は、片側廊下の場合については1.2mから1.8mと強化された。それに伴い、病床を同じように344床確保するとなると今の病院の約1.5倍の面積が必要になるので、今回容積率の緩和を行っている。
○宮田かつみ委員 壁面後退し、高さが変わらないで面積が1万平方メートル、3,000坪ふえる。同じ敷地の面積で基準法上の条例を地区計画で変えようとするので、それは病院だけの機能をよくしようと。要するに容積をふやすので、大きくしてということである。例えば地下にふやすのならわかるが、基本的には地上にふやすので、それで周りに対する影響がないというのがよくわからない。今まで敷地に対する建ぺい率がよほど少なかったのか。
○増田三郎委員長 今までの病院は廊下が狭かったが、広くしたのでふえたということか。
〔建築審査課長「はい」と呼ぶ〕
○宮田かつみ委員 今、私は委員長に質疑しているのではなくて建築審査課長に質疑している。廊下が広がるのは承知の上であるが、私の願意はそういうことではなくて、地区計画、それから条例の変更があると建物が大きくなる。周りの人は、例えば圧迫感であるとか、いろんなもので右往左往してくるのではないかという疑問点があるので質疑している。委員長が答えてしまうと私と委員長がやればいいということになるので、やきもきしておられるであろうが、もう少し待ってほしい。
○建築審査課長 既存の病院については、ばらばらで14棟建っているものを今回1棟に集約して建てかえるので、そういう面では近隣に対する圧迫感は少し減ると考えている。確かにボリュームはふえるので多少の影響はあるが、最小限に抑えている状況である。
○宮田かつみ委員 いずれにしても、敷地に対する建ぺい率がある。今の答弁であると、棟数がたくさんあって、それを集約して1棟にするので周りに対する影響が少ないと言いたいのであろうが、現実として、周りがどう感じるかを心配している。今後、近隣に対してよく説明していただいてトラブルのないような形で、条例を通すと我々の責任でもあるので、所管の責任者からきちっと伺っておくことによって我々も市民に説明できるので、よろしくお願いする。
○桜井雅人委員 344のベッド数は変わらないということか。それと、1病床の面積はどう変わるのか。
○保健医療課長 今後、建築条例によって新病院が建築される予定であるが、ベッド数は以前と変わらず344床で計画している。
 病院全体の延べ面積に対する1病床当たりの割合は、旧市民病院で50.17平方メートル、新病院になると83.26平方メートルで、約1.6倍広くなる計画をしている。
○桜井雅人委員 一般の病院は平均でどのぐらいの面積か。
○保健医療課長 今、手元に詳しいものがないので申しわけないが、今回の建設に当たって、近年建設された約300床以上から400床程度の病院を調査したところ、70平方メートルから80平方メートルぐらいと記憶している。
○桜井雅人委員 地区計画の原案や地区計画案に対して、それぞれ意見が何かあったのか教えてほしい。
○都市計画課長 4月9日の夜、4月12日の昼の2日間にわたって説明会を行い、約50名の方々がおいでになった。地区計画等に関して意見等は一切なかったが、工事方法、工事中の騒音、振動、家屋などへの影響、広場の管理などについて質問があった。工事説明会を行う、広場等は管理員をきちんとつけて管理していくとの事業者側からの回答でご理解いただいたと思っている。
○二瓶忠良委員 今までの建物は建て増しで広かったと思うが、今度新しく建てる病院の大きな特徴はどうなっているのか。
○保健医療課長 まず第1に、患者にとって使いやすい計画をコンセプトとして挙げている。それと、機能的ということである。例えば救急についても、救急搬送で1階の救急受付がある。1階で救急の処置が全部できればいいが、スペースの関係上、今回の計画であると、1階からエレベーターで3階の手術室に直接行って処置し、そのままICUやCCUへ入院できるといったスムーズな動線を考えている。それと、入院患者に対する全体的なアメニティーを今までの病院よりは格段上げていこうと計画している。
○守屋貴子副委員長 当然浦安も同じような動きになっていると思うが、内容、経緯や予定を教えていただきたい。
○建築審査課長 浦安市についても条例の内容は同じであり、今回の9月定例会に上程している。
○守屋貴子副委員長 前回の都市計画審議会のときに景観のことも載っていたように思ったが、今回、条例の中にそのことがうたわれていない気がする。その点はどうなっているのか。
○建築審査課長 基準法では具体的な内容、形状や形態、高さの制限でないとできないので、今回、景観については条例化していない。地区計画の届け出のほうで守っていただくようになる。
○増田三郎委員長 ほかにないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することにご異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 ご異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第19号平成21年度市川市一般会計補正予算(第1号)のうち、本委員会に付託された事項

○増田三郎委員長 議案第19号平成21年度市川市一般会計補正予算(第1号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
 なお、繰越明許費、債務負担行為については、関連のある項のところであわせて説明願う。
〔道路安全課長、道路建設課長、交通計画課長、河川・下水道整備課長、
河川・下水道管理課長、地域街づくり推進課長、都市計画道路課長、
 公園課長、市川駅南口再開発事務所長、動植物園長、緑地課長 説明〕
○増田三郎委員長 質疑はないか。
○二瓶忠良委員 資料は事前に提出するように要請願いたい。
○増田三郎委員長 なるべく早く資料をいただきたい。
○二瓶忠良委員 国府台緑地は斜線のところを買収するということで、予定している土地は購入できるのか。
 説明書の3ページであるが、3・4・18号の未買収地を収用委員会にかけて意見陳述と過程を言われたが、もう少し詳しく聞かせていただきたい。補助業務委託費はどういう内容なのか。
○緑地課長 今回補正をお願いしたところは6筆、約1,900平方メートルであるが、このほかにまだ4件ほど残っている。今回は地権者の方と協議した中でご理解いただいているものを設定させていただいている。
○都市計画道路課長 業務委託であるが、土地収用法に基づく裁決申請ということで、未買収地権者側からの例えば移転補償金額、対象の範囲、あるいは土地そのものの鑑定評価、収用に関する意見主張、事業者側からの、その用地は事業にとって必要な用地であるので、こういったもので鑑定評価なり移転補償費を積算しているといった事業認可に係る事業地の説明を、法律関係3名、行政関係2名、経済関係2名、計7名の収用委員会委員の前でそれぞれ陳述して正当性を審議いただく。そういった業務が私どもの通常事務ではないので、収用委員会に申請した後は知識と経験を有している業者に、マニュアルや経験、ノウハウをもとに必要な資料の作成、あるいは審議に挑む補助をしていただく。また、明け渡し裁決がされると、その後に用地の取得ということで、同意いただければ補償費をお支払いして用地確保ができる。同意いただけない場合は用地の代執行となるが、千葉県内でも実績等が少なく、全国的にも知識や経験を持った方が少ないので、そういったものを見据えて用地交渉なり補償の説明をしていく業務を今年度から3カ年でお願いするものである。
○二瓶忠良委員 国府台緑地についてはあと4件残っているとのことで、交渉にまだ及んでいないということか。4件について説明してほしい。
 それと3・4・18号の問題であるが、ことしから収用委員会にかかって意見陳述や事務的なものをやっていくとのことで、松戸の例もあり、強制収用、代執行は問題も出てくる。それは3年を要するとのことで、県の収用委員会事務局から強制的にやらないようにとの指導があったと思うが、その辺はどう考えているのか。
○緑地課長 残りの4件の状況であるが、1件目については、買収を予定している場所にある自動車の撤去がまだされていないので、撤去後の取得となる。現在のところ、地権者に撤去の意思がないということで、そのままの状態になっている。2件目については、事業に反対している。3件目については、現時点で売り渡しには応じられないという状況がある。4件目については、財務省が所有している用地であり、平成18年6月6日から平成23年6月5日までの5年間、無償でお借りしている。
○都市計画道路課長 昨年の7月、6物件の土地収用法の裁決申請事務に着手し、年度末までに2物件についてはご協力いただけた。21年4月時点では4物件が同意いただけないとのことで、立入調査するための日程調整、また土地調書と物件調書を作成した。物件調書は建物や工作物、樹木、土地そのものの測量等である。それの確認をしていただくということで、地権者の皆様にできるだけご都合のいい時間なり、調整事務をかなりかけた。当初、20年度中に裁決申請する予定でおったが、地権者の日程なり意向を十分に酌み上げて調整に合うようにとのことで、結果的には6月末の申請になったが、6月に1件ご協力いただけて残り3物件であり、2物件を審査させていただいた。ことし、残る1件と、プラスもう1件追加しないと、昨年調査した物件が裁決いただきにくいという状況が判明したので、追加で2物件を予定している。私どもとしては、申請後も明け渡しの裁決が委員会から出るまで、事業の必要性、事業効果、また移転に関する諸問題解決のご協力なりご説明を粘り強くしていきたいと考えている。代執行にならないように努めていきたいと考えており、平成27年の供用開始目標は市川市のまちづくりにとって事業に大事なことであるので、そういった意味で取り組んでいきたい。
○二瓶忠良委員 3・4・18号で追加物件が2ということは、収用委員会にかけて申請していくのか。収用委員会にかかる件数が多くなるが、収用委員会の審議は3年をめどか。3年を超えることもあるということか。
○都市計画道路課長 例えば山林、畑、あるいは道路といった物件であると、通常審理に半年、明け渡し裁決に半年という標準的な日程は示されているが、今回申請した2物件と追加の2件はいずれも住宅地である。敷地内にお住まいであるという特殊な要因があるので、収用委員会からも、審理に必要な標準的な日数等は不確定であると明言されていないが、私どもとしては、今年度設置するものについてはすぐ審理に移っていただけるという前提であり、通常審理は1回から数回程度に及ぶのは珍しいと伺っている。27年供用達成という大きな目標があるので、工程上支障とならないものであれば3カ年で何とかご協力いただきたいということで設定させていただいた。
○二瓶忠良委員 住んでいる人には深刻な問題であると思うので、慎重にお願いしたい。
○小林妙子委員 人にやさしい道づくり工事であるが、今回5,500万円の予算が計上されている。この整備事業は、このほかにまだ整備をしなければいけない場所があるのか、これで完了なのか伺いたい。
 次に、公園の用地購入費が1億8,700万円の予算計上である。地主の方から買い取りの申し出があったのはいつごろかということと、予算計上されるまでの経緯をお聞きしたい。
 それから、現在借用しているとのことであるが、公園の借地料はお支払いになっていたのか。
○道路建設課長 バリアフリー化の件について、基本構想としてはあるが、整備に向けては市川市交通バリアフリー化事業推進委員会で特定経路に関してやっている。今回のふたかけ歩道等の整備については、駅周辺500m以内の箇所を重点的に人にやさしい道づくり指針に基づいて行っているものであり、整備計画としては、順次、駅周辺の重点地区を中心に幹線道路などを含めて行っていく。
○公園課長 北国分2丁目公園の買い取りの申し出が出た時期は昨年の5月である。経緯であるが、実は北国分2丁目児童遊園地の所有者は、昨年の9月補正でお願いした新田2丁目児童遊園地の所有者と同じ方であり、両方とも昨年の5月にお話があった。新田2丁目については、国の補助金の対象区域に入っておった関係で昨年の9月に買収したが、北国分2丁目については国庫補助金の対象になるかならないかで県と大分協議し、4月に国庫補助金の制度が若干緩和され、対象になるという裏づけをいただいたので、今回新たに計上して買い取る形にした。借地料であるが、昭和51年以降、無償で貸している。
○小林妙子委員 人にやさしい道づくりの工事であるが、5,000万円という予算であるので、きちっと計画を立てて当初予算でできないのかなという感もするが、感想があったらお願いしたい。
 それから、公園の土地購入費1億8,700万の積算根拠をお聞きしたい。
○道路建設課長 人にやさしい道づくり事業として、通常の当初予算に重点地区整備事業を6カ所ほど挙げさせていただいておるが、今回、地域活性化・経済危機対策臨時交付金が来るので、3カ所挙げて整備を進めさせていただくということでお願いしている。
○公園課長 評価額や近隣の取引事例などを参考にし、1平方メートル当たり15万3,000円の単価で、面積が1,220.03平方メートルで1億8,600万円ちょっとになるので、1億8,700万円を計上させていただいた。
○松葉雅浩委員 まず、今回、地域活性化・経済危機対策臨時交付金を利用して事業をするところが何カ所かあった。要するに通常の補正予算でやらなければいけないところも市でやりながら、国から交付金が来るので、それにプラスして補修や工事をするのであればいいが、通常補正でやろうと思った事業を、市のお金を利用しないで、国から来るお金を利用して、市の工事としては余分にやったわけでも何でもないのでは余り意味がないと思う。今回、補正につけた意味を各担当において詳しく説明していただきたい。これは各課長の答弁を願いたい。
 それと、道路橋りょう維持費は大野町2丁目の第二牧場跨線道路橋、第四牧場跨線道路橋の工事をやるということで、ほかにもJRのところにかかっている橋だと思う。これはJRが工事をやると思うが、入札でちゃんとやっているのか。要するに、この工事はこれだけかかるのでお願いすると言われたとき、本当にそれだけの金額になるのかどうか。言われたままの金額を計上していることはないと思うが、その辺について伺いたい。
 31ページ、交通安全対策工事費。南大野地区の地域住民との協働による検討会は市民参加型でやっているのであろうが、市川市はもっと広いわけで、ほかの地域も市民参加型でいろいろやればいいのではないかと思うが、何で南大野だけ特定して市民参加型としてやるのか伺いたい。
 あと、「区画線の設置・消去」と書いてあるが、線を消すということはどういう意味なのか伺いたい。
 鉄道駅エレベーター等整備事業補助金が今回市川塩浜駅と二俣新町駅とのことで、先ほど5,000人以上のところを整備すると話があったが、市川塩浜駅、二俣新町駅の1日の乗降客はどれぐらいあるのか。市川市内の駅についてはこの2駅で終わりで、エレベーターを設置する箇所はほかにないのか。
 33ページの水道管等移設補償金は、先ほど場所の説明があったか。もう1回言ってほしい。
 大町レクリエーションゾーン整備事業ということで、概要説明の12ページで塗っているところが3つに分かれているが、今回、どこの用地を取得してどうなるのか、もう1回きちっと説明していただきたい。これは国道464号線から動物園に入っていくところの交差点なのかがよくわからないので、よろしくお願いする。
 里見公園の管理さくで、簡単に乗り越えられるので頻繁に不法侵入があったとのことで、これはきちっとやってもらえばいいが、今回、どういう健康遊具が設置されるのか。
○道路安全課長 道路安全課の担当している費目の道路橋りょう維持費の工事請負費、道路補修工事費4,500万円が地域活性化・経済危機対策臨時交付金に該当する事業で、市川市内の路面の荒れている道路の補修が今回私どものやる事業である。当初予算でも予算をいただいて事業をしているが、現在、すべての事業について執行の計画を立てており、予算上、新たな事業をやるためには補正を組まなければいけない状態である。また、市川市内の道路を見ていただくと、かなり路面が荒れているのはおわかりだと思うので、これは必要な事業ということで、臨時交付金があることを奇貨としてさらに事業を促進させていただいた。
 次に、橋りょう耐震補強工事等委託料について、委託事業であるので、JRから費目ごとに見積もりという形で金額をいただいており、それをもとに予算の計上をさせていただいている。昨年も同じような形で補正がありご指摘を受けたので、今回取り交わした協定書に公正性、透明性の確保、工事竣工後の速やかな工事の精算、工事の計画予算の添付を書いて対策させていただいている。また、JRで入札して金額が確定後、事業が完了した時点で事業費は精算させていただいているので、最終的に無駄な金額が発生していることはないと考えている。
○財政課長 今回、経済危機対策として創設されたものであって、国の補正予算において、地方公共団体が国の施策と歩調を合わせ、積極的に経済対策に取り組むことができるよう、地方公共団体への配慮として予算措置されたものであり、総額として1兆円である。地域活性化・経済危機対策臨時交付金は大きく4つの目的に活用できるものであり、第1点目、地球温暖化対策、第2点目、少子・高齢化社会への対応、第3点目、安全、安心の実現、第4点目、その他将来に向けた地域の実情に応じたきめ細やかな事業としている。交付金の交付対象事業については、地方公共団体が地域活性化等に資する事業の実施に要する費用の全部または一部とされており、国の補助事業にあっては、交付金実施要綱に定める事業であって、国の平成21年度補正予算に計上される事業、地方単独事業において、平成21年4月11日以降に予算計上され、実施された事業に限るとされている。また、原則として、本年度中に事業が完了することが要件となっている。今回、9月補正での地域活性化・経済危機対策臨時交付金の対象事業費は10億4,499万7,000円、交付限度額は5億2,868万円である。
○道路建設課長 地域活性化・経済危機対策臨時交付金については少子・高齢化時代への対応ということで、高齢者に対しても優しい歩道づくり、また、乳母車の通行もできないようなふたかけ歩道では困るといった観点から今回整備をさせていただくものである。
 それから、大町レクリエーションゾーンの場所であるが、市道0238号と国道464号線の交差点に当たる部分である。ここについては、今回、ナシの直売所を経営されている方の土地を購入するに当たり、代替地となる場所を購入させていただく。この予算が通ったら土地を購入し、来年度、ナシ直売所の方と土地交換を行うことで進めさせていただいている。交差点の北側から来る道路、それから大町レクリエーション道路から来る道路のしんを合わせて交通安全を図るといった整備である。
○交通計画課長 まず、1点目の国の交付金の使い方であるが、交通安全対策事業、エレベーター事業は、いずれも高齢化、あるいは安全、安心という意味で歩行者の安全を守る、鉄道駅のバリアフリーという観点から今回提出したものである。
 次に、2点目の南大野地区は、国の実験事業に市川市が参加したものである。選定の理由であるが、事故の発生状況を調べ比較的上位にある地区で住居系の用途地域、ある程度幹線道路に囲まれた区域を抽出し、大野地区の1丁目、2丁目、3丁目とした。
 3点目の区画線の消去であるが、これは中央線の消去をするものである。実は検討会で、地区の中に通り抜けが激しい道路があるということで、何とか速度抑制をしたいという意見があった。学識経験者と協議したが、その方法の1つとして、中央線を消去することによりスピード抑制できるというデータがあったので、大野地区の中で適用してみようということになった。
 4点目の1日の乗降客数は、ここ数年、2駅とも1万人前後で推移しているので、5,000人以上となっている。
 最後の2駅で終わりかという点であるが、残っているのは京成菅野駅、京成鬼越駅、大町駅である。菅野駅も鬼越駅も現在の乗降客数は4,500人前後で5,000人に達しておらず、大町駅は1,600人前後でかなり低い数字となっている。ただ、鬼越駅については平地の駅であるので、やったとしてもスロープ等だと思う。菅野駅については外環道路との絡みもあるので、そこら辺の推移を見ながら進めたい。今のところ5,000人以上であるが、国の基準があるので、13駅で終わりと考えている。
○河川・下水道整備課長 地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業は予算書の32、33ページ、第3目排水対策費第15節工事請負費の排水施設整備工事で、マンホールポンプを設置する工事である。これに付随して第13節委託料110万円、第22節補償補?及び賠償金420万円、合計1億530万円が対象事業となっている。目的としては、防災安全対策として浸水常襲地域にマンホールポンプをつけるということで、平成22年度に行おうと思った事業の前倒しである。この工事については単独費でやらなければいけない事業であるが、今回補助になること、今から工事を準備すれば出水期、来年の梅雨までには間に合うというメリットがあったので計上させていただいたものである。
 続いて、同じくその上の第2目水路改良費の第22節補償補?及び賠償金の補償金、水道管等移設補償金については、お配りしている手元の資料20ページにあるが、実際はガス管の移設補償金である。場所は2カ所あり、1カ所が稲越地区の水路改良工事に伴って150ミリのガス管を60ミリ移設するもので650万円、もう1カ所が広尾地区の水路改良工事で200ミリの管を撤去する工事42mの300万円、合わせて950万円が必要になったということである。
○公園課長 安心、安全を目指すということで、里見公園と公園ミニプールの管理さくの改修工事を今回対象とさせていただいている。当初、この2つの工事は来年度予算の計上で協議を進めてきたが、今回の交付金で前倒しすることにより、来年の桜まつりの前には完成できて被害の軽減が図れるだろうとのことで計上させていただいた。また、ミニプールについても、来年以降、年次計画を立ててやっていく予定であったが、今回の交付金を使うことにより、来年度から安全な施設となるとのことで計上させていただいた。
 次に、里見公園の中の健康遊具であるが、先ほど説明の中から漏れてしまって申しわけない。里見公園には、現在、老朽化した背伸ばしベンチと呼ばれるものが2つある。最近の傾向として、健康遊具は可動式のものが多くなってきており、管理人がいるという条件が整うので、今回は背伸ばしベンチにかえて、脚力を鍛えるストレッチ運動が可能な遊具やその場でジョギングできる遊具、さらには体のねじり運動が可能な遊具など、可動式のものを考えている。
○市川駅南口再開発事務所長 交付金の対象としては、先ほど説明させていただいた工事請負費2本である。まず、市道0126号線の補修工事については、周辺住民の要望や、特にここはバス路線になっていることから緊急性があること、また、駅広整備が3月末に完成予定になっているので、それにあわせて今回交付金を使わせていただいた。もう1点は、都市計画道路3・5・33号区域外の水路改良工事についても、再開発事業において公共施設の整備をやっており、それにあわせて整備を図るということで交付金を使わせていただいた。
○動植物園長 交付金対象事業としてはレストハウスの空調設備工事を行うものである。
○松葉雅浩委員 地域活性化・経済危機対策臨時交付金であるが、国からかなり多く来て、来年やる工事が9月議会の補正に入って前倒しでやっているとよくわかったので、しっかりやっていただきたいと思う。
 それと橋であるが、JRが入札をやっているということでいいのか確認したい。
○道路安全課長 JRで入札をやっている。
○増田三郎委員長 暫時休憩する。
午前11時57分休憩
午後1時1分開議
○増田三郎委員長 再開する。
○金子 正委員 地域活性化・経済危機対策臨時交付金の説明が若干あったが、再開発事業のために大型車が何度も通り、事前に振動その他、それぞれ沿線の人たちの建物調査もして確認しながら、場合によっては補修もしようという動きがあり、バス通りの市道0216号の破損がひどかった。京葉瓦斯の大型工事の車両が入ってきて、特に京葉瓦斯のところまではしょっちゅう壊れ、私のところにも何度も苦情があった。本体工事は完成し、駅前広場、あるいは周辺道路の舗装等の整備の中で今回この補正予算が通って、いつごろのタイミングで工事を再開してきちんと舗装するのか。同時に、単なる舗装でいいのか。再開発事業の工事が、大型車の搬入が終わりで従来の姿に戻って、せいぜい大型路線バス程度なら一般舗装でもいいが、周辺沿線の皆さんにご迷惑をかけないような耐震対策を含めた本格的な舗装工事を期待していることが1点。
 それから、水路改良工事のボックスカルバートはサンハイツの前の通りである。これは南側の3mの買収は成功して、今、既に更地にし、もう少しで歩道になる。同時に、反対側のサンハイツの部分の1mもお願いして何とか市に譲ってもらって、左右に快適な環境道路をつくろうと。買収が進捗したということは、そのための一環であろうと思う。その辺の左右の道路の買収状況、そして今回のボックスカルバートはどちら側の水路になるのか説明していただきたい。
○市川駅南口再開発事務所長 まず、市道0216号の補修工事についてご説明する。近隣住民の方から、振動がかなりあり、苦情が多く寄せられている。再開発ビル2棟は完成しており、駅広の工事についても大きな重機関係はほぼ終わっているので、4月のオープンに合わせて道路も整備したいということで今回補正で出させていただいた。時期としては、年明けから3月までを工期として4月には完成させたいと考えている。
 2点目のサンハイツ前の水路改良の関係であるが、南側、サンハイツの反対側については用地買収は既に終わっている。北側についてはサンハイツの理事会と今協議しており、権利者の方が200名近くいらっしゃるため全員合意もなかなか厳しい面があるので、1m部分をお借りして整備を進めている。工事の順番としては、南側の1m部分について、今回補正で上げた水路改良、ボックスカルバートの敷設工事が終わり次第、買収が済んでいる反対側の歩道整備工事、車道整備工事、その後に電線共同溝の敷設工事という形で予定しており、22年度中に完成を考えている。
○金子 正委員 バス通りの工事の改修は1月から3月とのことで、再開発事業によって沿線の補償問題はなかったのか。
 先ほど質疑した中で答弁がなかったが、ただの舗装ではなくて、耐震をした工事であってほしいということについてはどうか。
 それから、南側のボックスカルバートをやると。サンハイツのところに暗渠になっているふたかけ水路がこっちへ移ると考えていいのか。北側はサンハイツの権利者の皆さんの了解は得られないが、工事を始めて本当に大丈夫か。権利者の判をもらってないのに、工事が始まって売らないとなる可能性はないのか。
 同時に、あそこは買収が成功して200人の権利者を相手に大変であるが、歩道整備を進めていいという交渉の状況が心配であるので、確認しておく。
○市川駅南口再開発事務所長 市道0216号の補修の関係でお答えするのを忘れて申しわけない。今回やるのは舗装だけではなく、その下の路盤の部分からやるため、かなりしっかりしたものになると思う。
 特に補償の関係での事案はない。
 最後に、ボックスカルバートはサンハイツ側にかぶせてあるところの部分を大体同じような場所につけるが、一部が車道となるので、車が乗っても大丈夫なような形でボックスカルバートの敷設がえをする状況になっている。サンハイツとの交渉状況であるが、お借りして一体で整備したいという話はサンハイツの理事会等で説明させていただき、ご了解いただいている。今度、皆さんにお諮りしてという段取りになっているので、よろしくお願いする。
○宮田かつみ委員 補正の15ページの工事請負費であるが、公園施設の改修工事で先ほど説明していただいた3,400万円は里見公園の総寧寺のところのフェンスか。そのほか、ミニプールその他とのことであるが、補正の概要説明で、たしか里見公園と総寧寺の境のところのフェンスをやりかえるようになっていたが、それはこの補正か。
○増田三郎委員長 そうである。
○宮田かつみ委員 これは里見公園東側の市道と総寧寺の南に面しているフェンスの境のところを言っているのか。
○公園課長 里見公園の管理さくの改修工事380mと説明しているが、総寧寺と里見公園の間のフェンスは270m、里見公園の参道から入ってきて入り口と総寧寺までの間が110mあるので、合わせて380mの一体整備である。
○宮田かつみ委員 二、三年前、緑地課の方だと思ったが、総寧寺の塀は歴史的なものがあるとの話があった。その辺については総寧寺から特別話がなかったのか。
○公園課長 陸軍時代のコンクリート塀が総寧寺の角から市道について若干残っている部分は、文化振興のほうからも残してほしいという話があるので、今回これは残したまま、うまくフェンスを囲っていきたいと思っている。
○宮田かつみ委員 歴史的な塀を新しいフェンスで囲うのか。
○公園課長 どちら側を囲むというのは決めてないが、このフェンスを囲むような形でうまく施工していきたいと思っている。
○宮田かつみ委員 たしかそのとき出ていたのは、あの塀自体は歴史的に貴重な塀であるので、残したいという自治会の人がいた。フェンスを新しくする際、総寧寺と里見公園の東側に市道が接しているが、その東側の道路に面した塀を一部壊して、そこからも里見公園の入り口をつくりたいという市の説明があったが、そこはどうなるのか。
○公園課長 東側のところに入り口をつくってほしいというお話は確かに2年前にあったが、その後、総寧寺ともいろいろ協議をし、里見公園の利用者としては東側に入り口があったほうがいいが、総寧寺は人の出入りが多いといろいろ支障があるのでやめてほしいとのことで、今回はつくらない。
○宮田かつみ委員 近隣の人も、そこら辺に入り口ができると周りの家が不用心であると。それはそのままということでわかったので結構である。
 それから、北国分の2丁目に公園を買うという話であるが、先ほど約1,200平方メートルで1平方メートル15万円ぐらいとおっしゃったのは間違いないか。
○公園課長 補正予算の積算上15万3,000円で計上している。もちろん実際に買う場合には土地鑑定をかけるので、適正な価格で買収させていただく。
○宮田かつみ委員 今、鑑定されている価格が1平方メートル15万円ではないのならわかる。1平方メートル15万円というと1坪約50万円になる。どうしても欲しいということになれば、あの辺は幾らでも土地があいているので、あそこではなくても安いところが買えるが、それはそんなにしないと。
 先ほど無償で借りていたとのことであるが、地主に対して固定資産税はどうされていたのか。
○公園課長 公園課が無償でお借りしている場合には固定資産税の減免という措置をとらせていただいている。
○宮田かつみ委員 1,200平方メートルで固定資産税は幾らか。
○公園課長 調べていないのでお答えできない。申しわけない。
○宮田かつみ委員 結構である。
○増田三郎委員長 ほかにないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 討論はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することにご異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 ご異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
○増田三郎委員長 暫時休憩する。
午後1時20分休憩

議案第23号平成21年度市川市市川駅南口地区市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)

午後1時21分開議
○増田三郎委員長 再開する。
 議案第23号平成21年度市川市市川駅南口地区市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)を議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明はあるか。
○市川駅南口再開発事務所長 特につけ加えることはない。
○増田三郎委員長 質疑に入る。
○桜井雅人委員 バス路線の便数はどのぐらいか。
○市川駅南口再開発事務所長 便数については、認可をもらったり、いろいろ手続があるので、これからの話になると思う。
○桜井雅人委員 南口ロータリーは、整備後は以前よりも8倍ぐらい、かなり広いと言っていたが、今後、バスの予定や、あるいは誘致したいということがあるのか。
○市川駅南口再開発事務所長 今お話があるのが2路線で、羽田空港とディズニーランド行きのものということで、それに対応できる形で整備をする。
○桜井雅人委員 いつからバスに乗れるようになるのか。
○市川駅南口再開発事務所長 今、整備の要望がバス会社から出ている段階であり、認可の関係があるので、いつからという具体的な話はまだ決まっていない。
○桜井雅人委員 つくったはいいが、実際にはバス路線ができない可能性もあるのか。
○市川駅南口再開発事務所長 整備をやっている段階で、バス会社から文書でも要望書という形でいただいている。具体的な時期は、国交省の認可もあるので、今この場では何とも言えない。ただ、将来的にも、仮にここのところが入らなくても、ほかのところができるように整備しておけば対応できるという形で今回整備させていただいている。
○桜井雅人委員 来年度の予算でなく、今、補正で急いで組む理由はあるのか。
○市川駅南口再開発事務所長 今、駅広の工事をやっており、当初の予定がバス路線1つということで計画を立てている。駅広ではバス路線の増設ができないという状況になるので、今回、その増に備え、要はバス路線が入っても大丈夫な形で整備させていただくということである。
○増田三郎委員長 ほかにあるか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 討論はあるか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することにご異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 ご異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第26号市道路線の廃止について及び議案第27号市道路線の認定について

○増田三郎委員長 議案第26号市道路線の廃止について及び議案第27号市道路線の認定についてを一括して議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明はあるか。
○道路管理課長 本会議以上の説明はない。
○増田三郎委員長 質疑はないか。
○二瓶忠良委員 26号であるが、今までずっと使われていた道路で、これは別に廃止しなくてもいいのではないかと思う。クリーンセンターのごみ焼却に行く車はこちらを通ったほうが安全性を確保できるのではないかと思うが、どうしてなくさなくてはいけないのか。
○クリーンセンター所長 今まではクランク状にクリーンセンターの前を通っておったのが、今度真っすぐ通るようになった。これは東側上部に当たるが、以前のラグビー場の残地をクリーンセンターで積みかえ保管施設として平成20年度に整備し、21年度から供用を開始している。既存のクランク状に曲がった旧道路のところに出入り口を設けており、これを一体的にクリーンセンターの用地に取り込み、実際に積みかえ保管施設を利用される市民の方、特に直接搬入のごみをここに持ち込んでいるので、安全を期すため、また将来にわたっても、クリーンセンターとして有効な土地利用を図って、利用者にとっても安全で、なおかつ市にとっても効率的なクリーンセンターの土地利用を図っていきたいということで、ここのところはクリーンセンターの構内として利用するために今回市道の廃止を上げている。
○二瓶忠良委員 黒く塗ってある部分と、右側にある現在使うようになった道路の間の土地は市の土地か。
○道路管理課長 ここは現在市の土地で、剪定枝の保管施設として扱っている。
○増田三郎委員長 ほかにあるか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 議案第26号市道路線の廃止についてを採決する。
 本案を可決すべきものと決することにご異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 ご異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 議案第27号市道路線の認定についてを採決する。
 本案を可決すべきものと決することにご異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 ご異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
――――――――――――――――――――
○増田三郎委員長 暫時休憩する。
午後1時32分休憩

議案第25号都市計画道路3・4・18号(仮称)B1・B2橋(上部工)工事請負契約について

〔 休憩中に現地視察 〕
午後2時40分開議
○増田三郎委員長 再開する。
 議案第25号都市計画道路3・4・18号(仮称)B1・B2橋(上部工)工事請負契約についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明はあるか。
○都市計画道路課長 本会議以上の説明はない。
○増田三郎委員長 質疑はないか。
○二瓶忠良委員 予定価格の内容を聞かせてほしい。
○都市計画道路課長 今、契約課の担当職員が資料をとりに行っているので、設計金額に対する業者の見積もり額について説明する。
 まず、大きな工事としては工場製作工以下、7項目の直接工事費から成っている。私どもの設計金額を下回る工事としては、工場製作工と工場製品輸送工がそれぞれ80.97%と83.01%である。それ以外の橋りょう架設工、橋りょう現場塗装工、橋りょう附属物工、鋼橋足場等設置工、架設工については、市の設計金額を106%から120.8%と上回っている。直接工事費については、仮契約しているサクラダ側の自社工場で直接鋼材を購入して加工する工場製作工と工場製品輸送工がある。私どもは県の積算基準で積算しており、サクラダは二俣新町から工場の現場まで一番近い距離に位置する市内業者であるので、千葉港から想定している輸送費よりも距離が短いため、それぞれ80.97%、輸送が83.1%である。共通架設費、現場敷設費、一般管理費等については、サクラダの企業の営業戦略上、あるいは企業自身のスリムなコスト縮減計画によって、私どもの設計金額に対して十分縮減された金額となっている。設計金額を下回っているものが、直接工事費では工場製作工、工場製品輸送工、管理費としては共通架設費、現場経費、一般管理費である。
○契約課長 予定価格の設定の考え方であるが、設計金額を出して、それをベースにして需給の状況、また実勢価格の動向、履行の難易度、工事が多い少ないという数量の多寡を考慮して判定する。それに基づいて合計の評価点を出し、評価点を設計金額にかけて予定価格を設定していく。設定については、今、契約課だけで行っている。
○二瓶忠良委員 直接加工でやって千葉港から運べるとのことで、ほかの事業者よりは安く上がっているということでいいのか。
 もう1つ、直接工事では材料費と労務費が大きな比重を占めるのではないかと思うが、労務費の基準はどういうふうに置いているのか。
○都市計画道路課長 先ほどの質疑の、千葉港から考えているのは私どもの積算であり、サクラダは二俣新町からの輸送距離になっている。
 労務費については、県の積算基準ではトン当たり何人と同様の構造物の歩掛かりがある。サクラダは橋梁専属メーカーで技術度も高く、また設備的にも投資されており、一般的な企業よりも逆に省力化できている設備をお持ちであるので、経済的に比較的安価な見積もり額が提案できたと認識している。
○増田三郎委員長 今、二瓶委員が言っているのは、サクラダの労務費は時間当たり幾らかということである。
○都市計画道路課長 平成17年に会社再生計画という3カ年計画で人件費を3割削減され、本社の経費なり営業所を減らしていることにより、一般管理費的な経費節減に取り組んできた。3カ年が終わり、現状では経営がかなり改善され、また今年度から3カ年の再生計画を立てていると聞いている。現時点においても、公共事業全体が縮小の方向にあって、本来の賃金に戻したいとのことであるが、現時点でも組合との話で約2割弱の賃金の縮減を図り、さらに企業経営に努力されていると聞いている。
○二瓶忠良委員 世間一般的に見て低いということはないのか。
○都市計画道路課長 県の単価と比べて施工的に無理がないと判断している。
○宮田かつみ委員 サクラダが3・4・18号の上部の橋梁にかかわっている現場は幾つか。
○都市計画道路課長 3・4・18号の工事現場としては、(仮称)大柏川渡河部橋の上部工と今回の工事で、大柏川渡河部橋の上部工事だけが実績となっている。本北方橋の上部工の鋼製のけたについては、18年度に入札に参加しているが、受託できなかったという経緯がある。
○宮田かつみ委員 とれたところはどこか。
○都市計画道路課長 宮地鐵工所である。
○宮田かつみ委員 サクラダが今回を含めて2カ所とった。もう1つは、18年に宮地鐵工所と、ほかも参加したのであろうが、とれないものが1カ所あったということである。低入札で競争したのであろうが、3億で2番手と約1,500万の差である。4番手の矢田工業が無効だというのは、予定価格より金額が上か下か。
○都市計画道路課長 矢田工業株式会社の場合は入札保証金を納めなかったので失格と聞いている。
○宮田かつみ委員 ここに書いてあるのは入札結果であるので、入札する前に入札資格を失っている。例えば希望を出している会社が4社で、その中で保証金を払わないので無効にしたのが1社だけだったということか。
○都市計画道路課長 そのとおりである。
○松葉雅浩委員 今回、総合評価一般競争入札ということで、技術評価点はサクラダが一番多いが、特に評価された部分はどういうことか。
○都市計画道路課長 施工上配慮すべき事項ということで、けた製作における品質管理の方法、また部材の施工精度に関する社内基準と公的基準との対比によって適切性を具体的に示すことができたということである。
○松葉雅浩委員 今言われた部分が特に評価されて10ポイントほど高くなっているということか。
○都市計画道路課長 今ご説明したのが優のところで10ポイントである。次の施工上の課題に対する事項ということで、けた架設のときの架設方法の具体的な提案において、ほかの企業は可であったが、サクラダは良の提案内容であったので5点の開きができている。
○増田三郎委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することにご異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 ご異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

陳情第19-13号大型マンション建設の反対、及び風致地区周辺における建設計画の指導に関する陳情について

○増田三郎委員長 陳情第19-13号大型マンション建設の反対、及び風致地区周辺における建設計画の指導に関する陳情について、陳情者から陳情の取り下げの申し出がある。
 この申し出のとおり、陳情の取り下げを承認することにご異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 ご異議なしと認める。よって陳情の取り下げを承認することに決した。

所管事務調査

○増田三郎委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することにご異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 ご異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、ご了承願う。
――――――――――――――――――――
○増田三郎委員長 以上で建設委員会を散会する。
午後2時59分散会

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