更新日: 2018年11月15日

平成27年9月市川市議会建設経済委員会

開会

平成27年9月7日(月)
午前11時21分開議
○石原よしのり委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。

現地視察について

○石原よしのり委員長 審査に入る前に現地視察についてである。
 委員長としては、お手元に配付したとおり現地視察を行いたいと考えている。時間の関係上、現地視察は午後に行い、午前中については現地視察に関係がない議案を順次審査したいと考えているが、いかがか。皆様の御意見を伺いたい。
○松葉雅浩委員 駐輪場の関係はこの1カ所だけなのか。もっとほかに行けないのか。
○石原よしのり委員長 私、下見させていただいたが、問題がある無料駐輪場が幾つかある中、時間の関係上、行程の関係で近いところで八幡の駐輪場1カ所にさせていただいた。
○松葉雅浩委員 この視察は1時から開始して何時まで行う予定か。
○石原よしのり委員長 1時間半かかるだろうという予定で今考えている。
 ほかに御意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 それでは、現地視察を行うことに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって現地視察を行うことに決した。
 それでは、本日午後1時から現地視察を行うので、その時間までに市民課前の入り口にお集まりいただけるようお願いしたい。
 午前中は現地視察に関係ない議案、議案第20号、議案第34号、議案第35号と順次審査させていただく。

議案第20号 市川市空き家等の適正な管理に関する条例の全部改正について

○石原よしのり委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、1、全て総括、2、初回総括2回目以降一問一答、3、質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
それでは、議案審査に入る。
理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は職名を名乗った上で発言されるようお願いしたい。
――――――――――――――――――――――――
○石原よしのり委員長 議案第20号市川市空き家等の適正な管理に関する条例の全部改正についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○住環境整備課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○石原よしのり委員長 質疑はないか。
○松葉雅浩委員 全て総括でお願いしたい。
これは法律が改正されたことによって全部改正となっているが、どうして一部改正ではなくて全部改正という形にするのか。
今回、どういう法改正がなされて、条例をこういうふうに変えることになったのかについて伺いたい。
まず、この2点をお願いしたい。
○住環境整備課長 まず、1つ目の御質疑にお答えする。全部改正の理由であるが、現条例は19条ある。このうち特措法と内容、趣旨が重複する規定を削る。そのほかの条項については、法律等の文言の整理をした。それと、市川市で独自の規定がある部分について必要な改正を行った。これを含めて、全ての条文に改正要綱が入ったことから、一部改正ではなくて全部改正という手段をとらせていただいた。
2点目の法律の改正の趣旨と、それに伴う市川市の改正の理由であるが、空き家の特措法は、まず前例として、全国の自治体が条例を約400程度つくった。それを受けて、国が議員立法で特措法を制定したところである。いわゆる地方行政のことは地方で行うという地方分権により、地方自治法に伴う条例が制定されて、その後、国が法律を施行した流れになっている。最初に条例を制定し、その後、重複するところを改正したのが市川市の改正理由となる。
○石原よしのり委員長 今、松葉委員は法律の内容も質疑しているので、お答え願いたい。
○住環境整備課長 法律の内容であるが、まず、適正な空き家に努めなければならないことを前提として空き家等の定義をしている。その次に、指導対象となる特定空き家等も定義している。市川市の条文であると、建築基準法に準用した条例となっていたため、迷惑行為まで指導できるのが建築物までとなっていたが、この特措法によって、建築物のみだけではなく、草木の繁茂や動物、におい、景観上のことについても著しく阻害しているものについては特定空き家等として指導対象になったという法律の特徴がある。
それともう1つは、固定資産税の情報の利用ができるようになった。これについては、空き家の所有者を特定する作業がかなり困難をきわめており、税の課税状況の内部利用ができることが法律に定められたのが大きな特徴となっている。
○松葉雅浩委員 1点目の全部改正をしなければいけない理由については理解した。
2点目の法改正の部分であるが、今回の改正によって、今までの条例での空き家等の範囲が広くなったと先ほど答弁があった。今までは建築基準法の中でのことしかできなかったのが、草木が繁茂しているなど、広がったことは理解した。その条文はどこに書いてあるのか。
固定資産税の答弁がよく理解できないので、申しわけないが、もう少しわかりやすく説明していただきたい。
○住環境整備課長 空き家の定義が広がったことが、どこに書いてあるのかということであるが、今回改正する条例の条文には書かれていない。それは法律の中で決められていることであるので、法律に規定されている。
続いて固定資産税のお話であるが、先ほどお話しした特徴は、所有者の特定のための固定資産税の課税情報を内部利用できる。空き家であっても固定資産税は課税されているので、例えば法務局へ行って建物の持ち主を調べたときに、法務局の登記してある持ち主が亡くなっていた場合、それ以上追えなくなってしまう。所有者をなかなか特定できなかったところであるが、市のほうでは、本人が亡くなられても、しかるべき相続関係者の方に固定資産税を払ってほしいと通知は出している。その情報を内部利用できることになったので、お亡くなりになられた方の後、誰が管理しているのかが、情報として、うちのほうに入る。その人に対して、適正な管理をしてほしいという通知ができるようになったことである。
○松葉雅浩委員 わかった。そうすると、先ほどの草木とか、具体的には法律で明記してあるので、そこの部分で範囲が拡大されたと。固定資産税についても、固定資産税課のほうでいろいろ情報を入手してやりやすくなったことであれば、これは担当課としても非常にやりやすくなったと。議員立法で、国のほうで特措法で決めたことで市としてもやりやすくなったという理解でいいか。
○住環境整備課長 そのとおりである。
○松井 努委員 総括でお願いしたい。
6条の読み方であるが、当該措置の実施概要、概算費用、所有者等の費用負担、その他市長が必要と認める事項。恐らく取り壊しをするようなことを想定して、この条項の中の括弧書きがあるのかなと思うが、そうはいっても、市川市の今からのことであろうが、この6条についてはどういう市の方針を考えているのか。
○住環境整備課長 6条は安全代行措置の条項である。こちらについては、以前の条文で、緊急安全代行措置、命令代行措置の条項があった。これを利用範囲を広げるために、緊急と命令を除いて安全代行措置として定めたものである。実績でここの部分を改正したが、まず空き家について指導に行く。ここの部分が危ないので対処していただきたいと言ったときに、どこか業者を教えていただきたいというのが通例であるが、高齢の方がおっしゃるには、どこの業者に頼んでいいかわからない。なおかつ、ぼったくられる可能性があるので市役所のほうで少し行っていただけないかなどの事例があり、高齢者の方が利用できやすいように拡大範囲を広げて、このような形に改正したものである。
○松井 努委員 業者の選定についてはよくわかった。自己負担するのが当たり前であるが、この文面を読むに、「所有者等の費用負担」と書いてあるので、市や業者が場合によっては多少補助金的なものを助成する考えはあるのか。
○住環境整備課長 ここの6条の文言についての補助、助成などは一切ない。
○松井 努委員 6条の括弧書きの件について、行政の費用負担がないのは当たり前のことだと思うが、何のために「所有者等の費用負担」を文章に入れたのか。実施概要、概算費用まではわかるが、費用負担は普通考えたら、当然、当該者である持ち主が負担をすればいいわけであって、こういう書き方をすると多少でも補助金が助成されるのではないかと読まれる方がいてもおかしくないと思うが、そんなことはないのか。
○住環境整備課長 ここの(1)から(4)まで書いてある事項は、6条の1項に、「所有者等からこれらに係る措置を履行することができない旨の申出があったときは、次に掲げる事項について所有者等の同意を得て、当面措置をとることができる」ので、所有者等が、例えばあなたが措置しなければいけない金額はこの金額であることを提示するためのものである。あなたが負担しなくてはいけないのは、例えば10万円だったら10万円であるとお知らせするためのものである。
○松井 努委員 言っている意味は何となくわかったが、そうすると、これは所有者等から履行できない旨の申し出がない場合には、こういう手続は結局行わないとの読み方でいいのか。
○住環境整備課長 そのとおりである。空き家の措置については、国のガイドライン、方針でも示しているとおり、一義的には所有者の自己責任で的確に対応していただくことが前提条件となっているので、市のほうは特に行わないとしている。
○松井 努委員 最後にお伺いするが、空き家の問題は全国的な問題である。所有者がいない、あるいは所有者がいても誰かに貸している、貸した人間がそのままいなくなってしまったなど、いろんなケースがあると思うが、要は最終的に、付近から見た場合でも老朽化して倒壊しそうである、ごみ屋敷になってしまっているなど、さまざまな環境で最悪な状況も想定できる物件がいっぱいある。そういうことを含めて、国も行政も強制的に撤去するなど、あるいは環境保全のため、何らかの形の中で取り壊しまで行うことは一切ないという考え方でいいのか。
○住環境整備課長 強制的にという言葉が適切かどうかわからないが、特措法、今回の法律の中で、まず最初に空き家があったら助言、指導、次に、そこまでいって措置していただけなければ勧告の手続、その後に行うのが命令である。命令をしても行わない場合、所有者とお話ししても全然履行されない場合には、法律で行政代執行でできる法文になっているので、そこまでいけば、命令等で何らかの措置をしていただけない場合には行政代執行の手続が踏めると特措法では規定しているところである。
○三浦一成委員 一問一答でお願いしたい。
実務的なお話であるが、通知の方法はどのような方法を想定しているのか、わかる範囲で教えていただきたい。
○住環境整備課長 まず最初に所有者の特定をして、その方に対して電話連絡もしくは現場に行ったときに会えれば現場で対応するのが第1段階である。その後、法律に基づいて指導、勧告の手続になれば、これは文書で通知する手続になっている。
○石原よしのり委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 質疑なしと認める。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第34号及び議案第35号について

○石原よしのり委員長 議案第34号市道路線の廃止について及び議案第35号市道路線の認定についてを一括議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○道路管理課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○石原よしのり委員長 質疑はないか。
○松葉雅浩委員 総括でお願いしたい。
議案第34号の廃止と35号の認定を1つにするとのことであるが、101ページに議案第35号の参考図がある。これは駅のほうから外環に向かって、博物館の横あたりのところにおりてくる。平面図だけだと平らにしか見えない。これは高架で、下におりてくる形状でいいのか確認させていただきたい。
○都市計画道路課長 質疑にお答えする。
参考図は位置図で、上の部分については堀之内の区画整理事業で整備されている道路であり、今回、都市計画道路3・4・12号の整備事業を行う関係上、外環道路との取りつけ部まで約12mの高低差がある。そういった部分において、本線部分は高架ですりついていく形となる。それから今回、参考図の1地区383号と384号はグラウンドレベルに平面でタッチするような形となり、なおかつ383号と384号は、本線である0132号に途中で乗り入れることが可能な計画としている。
○松葉雅浩委員 形状はわかった。ただ、383号と384号については、途中から0132号に乗り入れる答弁が今あったが、車も自転車も歩行者も全てそこに乗り入れるような形状になるのか。
○都市計画道路課長 本線の0132号には、車道のほかに自転車道、なおかつ歩道を設けている。383号と384号は両側に6m道路の幅員構成であり、そちらのところから人、車、自転車等が本線への流入が可能である。
○石原よしのり委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 質疑なしと認める。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 まず、議案第34号市道路線の廃止についてを採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
続いて議案第35号市道路線の認定についてを採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
――――――――――――――――――――――――
○石原よしのり委員長 午前の議題3件は終わった。先ほど御案内したとおり、現地視察は1時に市民課前に集合願いたい。
休憩する。
午前11時50分休憩
〔休憩中 現地視察〕

議案第21号 市川市自転車等駐車場の設置及び管理に関する条例の一部改正について

午後3時開議
○石原よしのり委員長 再開する。
 議案第21号市川市自転車等駐車場の設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○石原よしのり委員長 質疑はないか。
○桜井雅人委員 全て総括でお願いしたい。
 まず1点目、これまでは放置自転車対策として無料駐輪場設置の意味があった。その効果については、市はどう評価をしているか。今回、無料駐輪場をなくすことで、放置自転車対策として悪い影響はないのか。その辺をどう考えているのか、考えをお聞かせ願いたい。
 2つ目に、今、八幡の第3駐輪場も視察してきたが、無料駐輪場なので長期の残留自転車が出てくるとのことであるが、いただいた資料では115台。これはいつから置いてあるのか。条例では、自転車置き場において相当の期間継続して自転車、自転車等以外の物件が置かれているときには、当該物件を撤去することができるとなっている。この相当期間がどのくらいなのか、よくわからないが、実際、無料駐輪場だと、こうした115台は避けられないことなのか。撤去について、これまではどう行ってきたのかを教えていただきたい。
 3点目、本会議場でも料金の見直しなどによる想定の収支が出ていた。数字の根拠が本会議の答弁ではわかりづらかったが、今回、料金改定を行えば、当然、駐輪場の利用者の利用実態も動くと思うが、その辺を考慮した数字なのか教えていただきたい。
 4つ目、収支のところでもう1つ聞きたいのが、これまで支出について、経費削減の努力とはどういうことを行ってきたのか。例えば駐輪場の照明はLEDにすれば消費電力も少ない点で経費削減につながると思うが、今、どれだけ普及しているのかお聞かせ願いたい。
 最後に5つ目、鉄道事業者の協力について、本会議の答弁では、駐輪場の設置や用地の無償提供を要望している答弁だったかと思う。要望するのは当然として、その辺について鉄道事業者と協議なり、何かされているのかどうかをお聞かせ願いたい。
 以上5点についてお願いする。
○駐輪・駐車施設担当室長 まず、1点目の放置自転車対策については、ピーク時、例えば平成14年度には1万1,218台ほどの放置自転車を確認していた。それが平成25年度になると763台まで減少している。こういったことから無料駐輪場が果たした役割もあるかと思うが、市が行ってきた放置自転車対策としては一定の効果があったのではないかと考えている。
 続いて長期の残留自転車について幾つか質疑があったかと思うが、まず相当期間というのは、長期残留の自転車は、おおむね1カ月間あったものについては順次駐輪場から撤去の形をとらせていただくことになっている。
 3点目、収支の支出の根拠が実態に合っているのかとのことである。収支の根拠については、新しい条例案では総コスト6億4,400万円、収入は一般の料金を仮に全員がお支払いいただいたとして6億3,600万円ほどの見込みを立てさせていただいた。コストについては、来月10月から京成八幡の近くにターミナルシティ本八幡の新しい駐輪場がオープンする。そういったものも含めて、25年度の行政コスト計算で比べると、コスト差は約5,000万円ほどある。今回、無料駐輪場の有料化を議案として上程させていただいている。コスト増の要因としては、駐輪場の管理人の配置時間が長くなったので委託料約3,300万円、先ほど御説明させていただいた新規のターミナルシティの駐輪場の開設運営で約2,300万円、消費税の関係で約1,000万円、合計で約6,700万円となる。逆にコスト減の要因として、無料駐輪場6カ所の廃止などで約1,700万円となり、平成25年度に比べて約5,000万円の増が想定されている。
 次に収支について、これまで経費削減の努力を行ってきたのかということで、特にLEDの普及のお話があったかと思う。特にLEDの普及は、現状では余りできてない状況で、今後、一気に全部というのは難しいと思うが、電気量の節減、電球自体のもちなど、そういったものも考慮して、段階的にでもLED化の普及に努めてまいりたいと考えている。
 5点目の鉄道事業者との協議を行ったかとのことである。鉄道事業者と駐輪場の関係については、自転車法の第5条において、鉄道事業者は、駅周辺の駐車場の設置について積極的に協力をしなければならない規定がある。駐輪場の動向によって鉄道事業者への協力依頼を行っているが、市川市は、現状、駐輪場の設置及び管理に関する条例の中に46カ所あるが、その中の20カ所、約43%を鉄道事業者からお借りして駐輪場を運営している。また、収容台数でいくと、約3万8,000台のうち2万3,000台余り、61%を鉄道用地で収容させていただいている状況でるある。
 また、賃借料は、民間から借りた土地で駐輪場を運用しているケース、あるいは一部、市の所有している土地もあるが、鉄道事業者からは用地を低価格で貸し付けいただくなどの協力を受けている。しかしながら、当然、駐輪場の利用者の多くが駅利用者と考えられることから、今後も継続的にさまざまな面から協力を求めて協議を行ってまいりたいと考えている。
○桜井雅人委員 まず1点目、放置自転車対策として、無料駐輪場設置の一定の効果があったとの答弁はいただいたが、では今回、無料駐輪場をなくすことで、放置自転車対策として悪い影響が出ないのか。その点を伺っている。
 それから、収支の数字の根拠についても、要は今回の料金改定で駐輪場の利用者の利用実態がどう動くのか。これは全員が払った場合となっているが、その辺は考慮されているのか。今までのまま利用がされるのかという点である。
 それから、順番が前後してしまったが、相当の期間が1カ月で、要は八幡第3駐輪場で言うと、この115台というのは1カ月の数なのか。それを確認したい。
 鉄道事業者との関係で言うが、今回、料金見直しをするに当たって、新たに鉄道事業者にもこうした協力をしていただきたいなり、そうした協議はされてきたのか伺いたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 御質疑にお答えする。
 放置自転車対策であるが、効果は先ほど御説明した。先ほど八幡の第3駐輪場の例でお話しさせていただいたが、具体的には、一旦駐輪場にある自転車に札をつけた1カ月後に回収しているところである。条例の改正案であるが、今後の放置対策については、現状では予測が非常に難しい面もある。例えば主要駅周辺には、現在、放置禁止区域等を設置して対応を行っているが、あらかじめ、そういった放置禁止区域を設定することではなくて、現状では改正後の状況を見ながら対応を図ってまいりたいと考えている。したがって、放置対策も、例えば来月から行う、先ほどお話しさせていただいたターミナルシティの地下駐輪場の一部については若干強化を考えているが、基本的には現状と同じことで、まずスタートさせていただいて、その状況を見ながら弾力的な対応を行っていきたいと考えている。
 次に利用実態の割合であるが、改正をする大きな理由の1つに、現在、駐輪場が46カ所ほどあるが、駐輪場ごとに利用率にばらつきがあった。そういったばらつきについては、あいている駐輪場といつも満杯の駐輪場があるので、なるべく解消を図り、平準化を図っていきたいと考えている。
 最後の鉄道事業者との協議については、土地を借りて駐輪場を運営していることから、常日ごろから結構頻繁にいろんな面で協議は行っている。例えば土地の賃借契約は、例外的なものもあるが、基本的に3年ごとの更新になっている。こういったことから、土地の賃借契約の更新のときに交渉はしている。
○石原よしのり委員長 答弁漏れがあるように思う。桜井委員は、今後有料化したときに満車で想定しているが、利用率が下がるのではないか、そのことを踏まえているか質疑をしている。
 それから、視察した八幡第3駐輪場の放置自転車数の答弁があったが、これは過去1カ月だけでたまった台数なのか質疑している。
○駐輪・駐車施設担当室長 大変失礼した。まず、八幡第3駐輪場については、1カ月間でたまったものである。
 それから、駐輪場の利用率については、定期利用で97%の利用率を見込んでいる。そういった意味では100%ではなくて97%の利用率で、コスト上は計算させていただいている。
○桜井雅人委員 放置自転車対策、無料駐輪場をなくすことで悪い影響がないかという点については特になかった。もう1度お願いしたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 答弁漏れがあった。申しわけない。放置対策については、先ほどの繰り返しになってしまう部分があるかもしれないが、現状では無料駐輪場だけではなくて、全体の駐輪場の料金改正で予測が難しい面があるので、なるべく可能な限り改正後の状況を迅速に見ながら適切に対応を図ってまいりたいと考えている。
○桜井雅人委員 予測が難しいということである。
 もう1つ、収支の数字、利用率97%の計算も根拠としてはちょっと弱いのかなと思う。6月に説明会を行ったときは、2カ所で合わせて十数人の参加であった。パブリックコメントも意見が12人で、そのときはいずれも金額の提示がなかったことで、特に今回の見直しにより利用実態はどう動いていくかを含めて、これまでの利用者の意向が全くつかめていない点がやはり弱点ではないのかなと思う。市民との関係でいって、説明責任についてもそうである。決まってから周知をしっかりして、後になってから、また苦情が来るのではないかと心配であるが、市民、あるいは利用者との関係はどう考えているのか。説明責任が果たせていると言えるのか。その点伺いたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 まず、利用率については97%という数字を先ほど御説明させていただいたが、これは24年、25年、26年の定期駐輪場の平均の利用率から97%で数字を算定させていただいている。
 それから、市民説明であるが、次年度に向けた募集、あるいは利用者への周知を考慮して、今定例会に条例改正案を上程しているところである。そういった意味から、今の時点で審査の結果まで申し上げられないが、今後、駐輪場に臨時の説明所、各駐輪場にポスターなど周知のものを張る、あるいはインターネット、ホームページを活用しながら周知は十分に図っていきたいと考えている。
○大場 諭委員 項目を挙げて一問一答でお願いしたい。1番目に受益者負担の適正化と、もう1つが、今回新しくできるターミナルシティ本八幡地下駐輪場である。本会議で宮本議員からも質疑があったが、動線、人の流れ、誘導について。その2項目について伺いたい。
 1項目めは、今回、値上げの理由に受益者負担の適正化と挙げている。そもそもの話で、行政側としては、受益者負担の適正化を大義名分で挙げているが、さっきは収支のバランスがあったと。問題は、今回の値上げによって、目指すのは福利厚生である。例えば施設の増設など、そういうのがあったが、値下げも一部ある。それだけでなくて、全体で受益者負担並びに値上げしたことがどういうふうに市民の利益に還元されていくのか。そのことがほかにあれば御説明いただきたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 2点ほど質疑があったかと思う。
 今回、受益者負担の適正化ということで条例改正案を上程させていただいているが、具体的に、例えば老朽施設が新しく改善されるかなど、そういった内容の趣旨と思う。無料駐輪場については、これまで無料であったことから施設改善等を行いにくかった実態がある。今後の有料化に伴って、順次、施設設備を改善してまいりたいと考えている。
 先ほど八幡の第3駐輪場を視察していただいたが、やはり場内が、自転車と自転車のハンドルが重なって駐輪されている、あるいは地べた、下のほうが自転車のスタンドででこぼこになっているなど、そういったものもある。また、白線が消えかかっていて、ほとんど白線の意味をなしていない駐輪場もあるので、そういったことについては、一手には難しいが、順次補修等によってサービスの向上を目指していきたいと考えている。また、照明の要望もあることから、なるべく早期に、例えばLED化の推進を進めることで対応を考えたいと思っている。
 無料駐輪場の有料化、受益者負担の適正化については以上である。
○大場 諭委員 今、室長の説明であると、受益者負担の適正化になると設備の老朽化だけではないと思う。要は値上げしたところは、それに値する利益を市民が感じられるかどうかになる。それとも、そこの部分ではなくて、今回のことが全体にどういうふうに還元されるのか、もしくは還元されないのか。還元されるのであれば、どういうところに還元されてくるのか。
 抽象的な言い方かもしれないが、ターミナルシティのところに新しく駐輪場を設ければ、それだけのコストがかかる。そういうところに回るのか。それとも、これは一般会計のほうに回って、一部余ったものはどういうふうに市民に還元されるのか。今回の受益者負担が、今、駐輪場を借りている人だけに利益が還元されるのか、適正化が図れるのか、市の福利厚生まで考えられていくのか。課長だけに聞いて申しわけないが、値上げする理由で受益者負担の適正化という言葉がいろんなところで出てくる。どういう考えを持って行っているのか。一般論でもいい。室長は言われたから行っているのかもしれないが、後ろに部長座っているがいかがか。
○駐輪・駐車施設担当室長 まず、今回の受益者負担の適正化であるが、駐輪場を利用されている方が市民全体からすると一部の方であると思う。その中で駐輪場を運営するに当たってコストがかかっているので、コストと収入をなるべくイコールにしたいことで受益者負担でお願いしたい。駐輪場については、市全体で言うと、財政のほうで使用料の見直しなど、かつて行ったと思うが、その中で受益者負担を100%でお願いする形で進めさせていただいていた。
 こういったことから、駐輪場については利用される方が限定されていることもあり、現状であると、有料駐輪場の方は何がしかの御負担をお願いしている、無料駐輪場の方はそういった御負担がないことで、ある意味の不公平感みたいなものをお持ちの方もいらっしゃるので、今回はあくまでも駐輪場のコストを使用料収入で賄う形で近づけたいことで、利用する人、あるいは利用しない人にもメリットはあると。利用しない人のメリットは、現状で言うと、収入と支出を比べると財源不足1億円ぐらいであるが、今回改正することによって、それがある程度は圧縮できると思うので、その分、市税の使い方については、例えば社会福祉のほうに回すなど、そういったことにもつながっていくのではないかと考えている。
○大場 諭委員 これ以上聞くと室長にかわいそうなので、これはまた、別な機会にする。
 もう1つ、ターミナルシティ本八幡に今回新しく駐輪場ができるが、動線、人の流れである。本会議では警察官に協力を得る話があったが、ターミナルシティは850台。そこに申し込む方は先ほど見てきた本八幡無料駐輪場に入れなかった人たちで、ターミナルシティが受け皿になる話をされていた。実際にオーケーストアの下にも駐輪場があって、駐輪場に入ることは、要するにJR側から来る人と京成側から来る人と自転車同士がお互いに交差する。
 それから、ターミナルシティへの動線がどういうふうになるのか。これは本会議で、委員会でぜひ聞いてほしい話があったので聞いているが、そういう現実が生まれてくると思う。今年度はしようがないと。来年度は、例えば駐輪場、地域によって、できるだけ交差をなくすように、要は割り当てを利用者によって分けるのか、将来のことはどうするのか。1つは動線のことと、それから交差する解消について、手だてとしてどういうふうに考えていくのか。
○駐輪・駐車施設担当室長 お答えする。
 ターミナルシティ本八幡の動線関係の御質疑かと思う。ターミナルシティ本八幡については、来月の1日に開設予定で準備を進めている。あそこは通称北京通りといって、自転車の通行が非常に多いことで、私も報道で見たことがあるが、自転車が駐輪場へ入場する際、利用者が歩道を横断することを想定させていただいている。歩行者の安全を図るために街頭指導員の配置を重点化し、押し歩きなどの安全指導を行っていく。また、なるべく危険のないように、先日、路面にシールを張ったところである。動線については、通称北京通りのほうから来る流れに危険、巻き込まれるなど、そういったことがないように、重ねてしまうが、路面にシール等を張って、駐輪場の入り口に安全に誘導できるように努めていきたいと考えている。
○大場 諭委員 もう1度聞く。今年度、北京通り側、京成のほうからオーケーストア側に入ってくる人たちとターミナルシティに行く方とぶつかるわけである。今、しょっちゅう自転車同士がぶつかって、車よりも結構大きな事故になっている。今でも起きているのに、これからも起きる可能性がある。今年度は申し込んだ方は利用しているのでしようがない。来年度以降、少なくともターミナルシティと、現状、京成側にある地下の有料駐輪場、それとオーケーストア。できるだけ自転車同士がお互いに駐輪場に行く交差がなくなることが一番いいと思うが、来年度はそういった対策を考えるか。要するに申し込みで振り分けるかどうかである。
○駐輪・駐車施設担当室長 申し込みで振り分けることは現状では考えていなかったが、ただ、安全については重要な要素であるので、今後も、例えば交通マナーの強化とともに、道幅が狭いなど、いろんな状況もあるが、事故のないように、確実に有効な対策を行っていきたい。安心、安全な駐輪場は我々が目指す大きな点であるので、通行についても危険のないように何がしかの対応をとっていきたいと現状では考えている。
○大場 諭委員 明確な対策が出てこないが、警察の協力は得られるのか。ターミナルシティ、最初はわからなくていろいろと問題が起きると思うが、そこへの動線の流れができるまでは市の職員が立って誘導するだとか、委託の業者が行うのか、その辺は少なくとも今の時点で考えておかなければいけないことだと思う。その点だけ伺いたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 開設の前日には、警察と市川市で自転車のマナー向上に向けた取り組みを実施する予定になっている。
 それから、駐輪場の管理については民間事業者に委託することになっている。また、街頭指導でも委託業務でさせていただいているが、当面は我々職員も出向いて、その辺の安心、安全、あるいはマナーの向上に向けた取り組みを職員も含めて対応していきたいと現状では考えている。
○大場 諭委員 わかった。特に朝は、皆さんもそうであるが、通勤のときは皆さん必死で、そのときにトラブルは起こる。一番最初に配慮をきちっとすべきだと思うので、お願いしたい。
○三浦一成委員 一問一答でお願いしたい。
 今回、無料駐輪場が廃止されて、民間の鉄道事業者で行う駐輪場が3カ所あったかと思う。料金についての申し入れを鉄道事業者にするのかどうか、1点伺いたい。
 料金が市営の駐輪場よりも大幅に高くなってしまう場合も考えられるので、その場合の対応についても伺いたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 鉄道事業者の運営については、京成国府台駅の2カ所と北総鉄道の北国分駅、合わせて3カ所を予定している。
 申し入れということであるが、現状、これらの駐輪場については無料の駐輪場となっているので、民間にお願いする予定にしている。料金についての対応は、今の時点ではっきりわかってはいないが、委員から質疑のあったように、余りに高額と考えられる場合には申し入れなど、そういったものを当然していかなければいけない。ただ、駐輪の料金だけではなくて、引き続き駐輪場として継続して行っていただきたいことも含めて今後調整していきたいと、現状ではこのように考えている。
○三浦一成委員 北総線に限って言えば、今、改正になったとしたら、一番高くなる市営の駐輪場が2,050円になると思う。ただ、路線価等で独自に調べてみたところ、北国分の場合であるが、2,000円を超えてしまうようなケースが発生することが容易に考えられる。今まで無料で市民の方々が使っていたところが急に2,000円以上、ましてや市営の駐輪場よりも高くなってしまう場合は何とか2,000円ぐらいに申し入れをしていくことは考えているのか。そこも1点伺いたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 御質疑にお答えする。
 無料から2,000円以上となると、委員のおっしゃるとおり高額ではあるので、要請文とか要望文のような形になるかと思うが、そういったことが把握でき次第、鉄道会社に文書等での要請、要望をとっていきたいと考えている。
○田中幸太郎委員 一問一答で1つお願いしたい。
 議会や委員会などで収入の改革のほう、ここの駐輪場が幾ら上がるとか、ここの無料をなくしたいと思っている話はよくわかった。事業仕分け的に見ると、28年度の想定収入、想定支出と今いただいた見直し案についてを見ながらお話しをしているが、駐輪場にかかるコストが25年と28年を比べると5,000万円のプラスになっている。この5,000万円はどういうことでプラスになっているかをまず伺いたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 25年度の行政コスト計算と今回改正案で上程させていただいているコストの差であるが、プラスの要素とマイナスの要素と2つある。
 まず、プラスの要素であるが、無料駐輪場の有料化があるので、駐輪場の管理人の配置時間が若干延びる。そういったもので、およそ3,300万円ほどの増を見込んでいる。それから、先ほど御質疑があったが、ターミナルシティの地下駐輪場は、来月から開設なので25年度はまだ行っていない。その管理運営費で約2,300万円である。それから、消費税の関係で、25年度当時は5%だったので、その関係で約1,000万円。これら3点ほどのコスト増の要因として、合わせて約6,700万円ほどになっている。一方、コスト減の要因として無料駐輪場6カ所の廃止で、これら6カ所の駐輪場の経費を合わせると約1,700万円。差し引きで約5,000万円ほどの増額という数字で示させていただいたところである。
○田中幸太郎委員 わかった。いずれにしろ、今答弁をいただいたのは、今回、こういう方向にすることによる増減になると思う。ただ、この経営、運営をどう改善していくかがこれからの受益者負担をお願いするに当たっての大切なことだと思うが、支出改革は今回入っているのか。それとも、これから行っていきたいことなのか。そこは見えない。
 先ほど室長が御答弁いただいたプラスの要因、マイナスの要因は、自然的に必ず発生するプラス増減、マイナス増減であって、これから必要な効率的な行政運営に当たっては、より駐輪場にかかるコストを抑えながら市民が必要なサービスをつくることが大切なのではないかなと私は思っている。そういったところで、そのような知恵、改革は、今回の条例改正において、どのようにエッセンスが入っているのか。それとも、もしそれがないのであれば、これからどういうことにチャレンジしていくのか、あれば教えていただきたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 今回の改正については、収支のバランスを見るのはもちろんであるが、今後については民間活力の活用などの経営手法の見直しも行っていきたいことで、例えば交通対策審議会からも答申をいただいて、そういった方向で進めていいことを言われている。いつから始めるなど、そういったことは今すぐお答えできる状況ではないが、経営手法の見直しについては、今後、民間の活力なども使っていくことを視野に含めて対応をとっていきたいと考えている。
○道路交通部次長 ただいま御質疑のコストダウンの方法であるが、これまでもコストダウンについてはさまざまな方法をとっている。例えば平成26年度に関しては、自転車対策課と交通計画課を合体して交通計画課内に担当室を設けて、その際、職員1名減をした。そのほか、駐輪場内の整理についても、これまで見直しをして委託費減を行っているので、今後についても、来年度、無料駐輪場がなくなって、市民、自転車利用者がどういう動きをするか。それに合わせて対策もつくっていきたいと考えている。
○田中幸太郎委員 もちろん道路交通部としてできる改善は、これからもぜひお願いしたいと思っている。ただ、先ほどの答弁の中に経営手法の改善という言葉もあった。ここに駐輪場使用案という冊子がある。連名では経営改革室から出ているわけである。経営改革室として、これからの経営手法の改善をどういうふうに見据えて今回条例改正をされるのかをお伺いしたい。
○経営改革課長 今回の料金の改定についても、道路交通部と経営改革課のほうで一緒に進めてきた。まず、先ほども出たが、受益者負担の適正化も視野に置いたが、我々、民間活力の活用の点でも今仕事を進めているところである。今、駐輪場はサービス自体が、そもそも市の事業全てそうであるが、公共が行うべきものであるなど、もしくは民間に事業を委ねていくもの等、いろいろあるかと思うが、駐輪場事業も民間事業者が駅前に大分進出してきて、民の力、民間の事業者も大分出てきている。今後、駐輪場運営を考える上で、果たしてこのまま公共が行っていくべきなのか、それとも民の力を活用するのか等も含めて、我々も適正な方針を立てて検討してまいりたい、経営手法の見直しを図ってまいりたいと思っている。
○田中幸太郎委員 期待している。
○松葉雅浩委員 一問一答で、全部で6点について伺いたい。1点目、目的。2点目、サイクル・アンド・バスライドの考えについて。3点目、バス事業者との運営について協議したのか。4点目、金額の設定について。5点目、放置自転車の状況。先ほどの763台の内訳など、その辺について。6点目、先ほどもあったが、コストと収入のバランスについて伺いたい。
 まず初めに目的であるが、先ほどから受益者負担の考えによって、無料をなくして全て有料化の方向にする話があった。ただし、各駐輪場があるところの駅なりバス停にちゃんと駐輪場が確保されてないと、そのほかに放置自転車がいっぱいあるようなところで一部分だけが有料化される、これはおかしな話で、当然、そこの部分を考えて受益者負担としたことでいいのか。その考えについて伺いたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 受益者負担、目的であるが、今回、あくまでも駐輪場のコストを利用する方の使用料で賄いたいところが大きな目的の1つになっている。
 それから、市営駐輪場は現状で46カ所あるが、コスト等の算出に当たっては、それぞれ1カ所ずつの駐輪場ではなく、市営駐輪場全部のコストなど、そういった状況から算出させていただいている。
○松葉雅浩委員 そうではなくて、その駐輪場にとめたい人が全てとめられるという考えのもとに、無料をなくして有料にする受益者負担の方向にしたい考えでいいか。
○駐輪・駐車施設担当室長 駐輪場の需要に対しての供給は可能である数字で考えさせていただいている。
○松葉雅浩委員 具体的に場所を言うが、今回、唯一、国分高校のバス停の駐輪場が有料化される方向である。先ほどの考えで言うと供給される答弁であるが、そこの放置自転車の数は何台か。
○駐輪・駐車施設担当室長 放置台数ではなく、実は国分高校のバス停については、国分高校操車場のところと、もう1つ、少し離れた場所の水路のふたの上に自転車を置かれているところがある。その水路上に置かれている自転車については約70台と認識している。現状、国分高校のバス停については、国分高校操車場のほうの柵で囲った駐輪場のところには常時80台ぐらい置かれている。これについては、水路上の駐輪場はなくして、現状の国分高校操車場の敷地内に統合したいと考えている。ただし、70台の行き場は当然問題があるので、隣接する地域がちょうど民地になっていることから既に交渉を始めているが、まずは地続きで70台収容できるように土地の確保をしたい。もしそれがだめな場合、隣接するのは京成バスの持っている敷地であるので、民地の交渉が余りうまくいかない状況があったら、京成バスと交渉して、自転車の行き場がなくなるようなことは絶対に避けたいと思っている。
○松葉雅浩委員 私も放置自転車の数を数えた。70台であるが、私が数えたときには水路上に80台、そして国分高校のちょうど脇の水路上に10台あった。そうすると、90台。駐輪場がとめられる数が80台、放置自転車が90台である。要するに、とめたくても、とめられない現状が今国分高校のバス停の駐輪場にあるわけである。その考え方からすると、これは今交渉している。議案を上程したときに、要するに来年の4月から、あと80台分、100台分など、プラスして有料化するならわかる。その案になってない。さっきの考え方は全然違う。どうか。
○駐輪・駐車施設担当室長 交渉はそんなに昔からではないが、以前から行っていた。地権者さんのほうでいろんな状況もあり、駐輪場については、まず80台だけではなくて、160台分を整備していく予定で動いている。民地については、相手があるので、なるべく借りられるように今後も引き続き地権者と交渉を重ねていくが、万が一、民地が借り入れできない状況の場合には京成バスのほうで土地を借りて、160台分の駐輪場については必ず整備したいと考えている。
○松葉雅浩委員 160台分の条例案になっているのか。
○駐輪・駐車施設担当室長 現在審査いただいている設置及び管理の条例上は、駐輪場の台数については80台になっている。160台の数字はちょっと出てこないが、これについては、条例上は各駐輪場に何台の規定がない。ただ、先ほど来、御質疑いただいているとおりの状況もあるので、国分高校前のバス停については、先ほどお答えしたように160台の整備をしたいと考えている。条例上、駐輪の台数は規定がない。
○松葉雅浩委員 2点目を伺う。先ほど言ったサイクル・アンド・バスライド、これは私も本会議で一般質問して、そもそも国分高校のバス停の駐輪場を設置してもらいたい考えは、駅のほうに向かって自転車を誘導させないため、バスを利用してもらうために無料で駐輪場を設置していただきたい考えで、かなり多くの自治体でバス停に無料の駐輪場を設けて、駅のほうに自転車を乗っていかせない方法をとっている自治体があることで、国分高校のバス停にも駐輪場を整備してもらいたいことで十数年前に設置していただいた経緯がある。その考えからすると、要するにバス停の駐輪場と駅の駐輪場と一緒くたに考えるべきではないと私は思うが、市として、サイクル・アンド・バスライドの考え方については一切ないことでいいのか伺いたい。
○交通計画課長 サイクル・アンド・バスライドについては、都市部では公共交通の利用を促進するため、自動車や自転車など、鉄道駅やバス停などの駐輪場に駐車させて、そこから駅へバスで行かせる、今おっしゃったような内容になっている。自転車については、利用者の健康維持に役立ち、自動車のようなガソリン代や税金も不要になることから環境負荷の低減に寄与すると考えており、市としても、平成27年1月に改訂した市川市総合交通計画においても、地球環境負荷の低減を基本理念の1つとして、公共交通の整備充実、利便性の向上策としてサイクル・アンド・バスライドを位置づけているところである。現状では、今回、国分高校であるが、バス停の市営駐輪場においては管理運営コストがかかっていることになるので、市営駐輪場は特定の市民が利用する施設と判断し、市税の公平な活用の観点から無料駐輪にすることは考えていない。
○松葉雅浩委員 サイクル・アンド・バスライドの考えはあるとのことである。ちょっと伺うが、他市でサイクル・アンド・バスライドの考えでバス停の駐輪場を有料化しているところはあるか。
○駐輪・駐車施設担当室長 申しわけない。現状では把握できていない。
○松葉雅浩委員 何で他市の状況をちゃんと確認できないで委員会に臨んでいるのか。普通であれば調査する。そう思わないか。部長、どうか。
○道路交通部長 今回の無料駐輪場を含めた使用料の改定、全体的にそうであるが、まずは負担の公平性の点から全体的に有料化をしたい趣旨の流れがある。その中で、今回、確かに委員のおっしゃるとおり、駅の利用者、あるいはバスの利用者と違う。政策的には確かにあり得ると思うが、市としては、今回は市長を含めて全体的に有料化の流れで進めさせていただきたい。
 ただし、バス停の中で3カ所あるが、2つだけは今回異なった。それはNEXCO(東日本高速道路株式会社)から借りている土地があり、そこについても有料化させていただきたいと交渉に行った。そうしたところ、NEXCOからの土地については無料で貸しているのであって、駐輪場を有料化するならば返していただきたいと逆に言われてしまったので、ここについては駐輪場の位置づけからは外し、イレギュラーな形ではあるが、無料の置き場で行った。基本的には有料化の全体的な流れで進めさせていただきたいと考えている。
○松葉雅浩委員 有料化ありきで、全て有料化にするところから既に始まっている。だから、サイクル・アンド・バスライドの考えはあるが、他市の例も調査する必要もないし、全てを有料化すればいいことでいいか。確認する。
○駐輪・駐車施設担当室長 基本的には全駐輪場の有料化案であるので、委員のおっしゃるとおり、有料化でまずお願いしたいと考えている。
○松葉雅浩委員 それでは、3点目に行く。具体的なところで、国分高校のバス停の駐輪場で、本来、バスに乗るために自転車をとめているので、バスの事業者がきちっと整備してもらえばいい話で、そちらで行ってもらえないかなど、京成バスの事業者とその辺の交渉はしたか。
○駐輪・駐車施設担当室長 バス事業者との交渉であるが、これは京成バスになるが、委員のおっしゃるとおり、主に通勤、通学のために駐輪場を利用することが考えられるので、実は2回ほど行っており、京成バス側で運用していただけないかと協議は行っている。京成バス側は、今のところ自前で行うのは難しいと回答いただいている状況である。いろんな用地交渉なども含めて今後も交渉はしていきたいと考えている。
○松葉雅浩委員 わかった。交渉したが、だめだったということである。
 続いて金額の設定。午後から八幡第3駐輪場をバスの中から視察させていただいた。バスの中からなので、あれでは全然わからない。何であそこまで行って中を見せないのか。これは委員長が決めたのか。
○石原よしのり委員長 あそこはバスがとめられなかった。大変申しわけない。
○松葉雅浩委員 何のために行ったか、さっぱりわからない。あそこまで行って、駐輪場の中を見て、どういう駐輪をされているのかなど。さっきも私が聞いた。一部雨がかかるようなところ。あれは見る限り、ほとんどかからない。要するに金額の設定の部分で私は質疑するが、一部雨がかかるのであれば、一部のところでいいので、雨がかからないように壁をつけるなど。そうすれば、屋根ありの料金で設定できる。ほかにもあるのではないか。高架下の無料が有料になるところ。その設定について、屋根あり、屋根なしの考えがちょっとおかしいのではないかと思うが、いかがか。
○駐輪・駐車施設担当室長 高架下の駐輪場の屋根についてであるが、今回の駐輪場の使用料の算定に当たっては、屋根ありは加算、数字を加えていく、料金を高くすることで、250円プラスの想定にさせていただいた。市川市の場合、高架下の駐輪場の数が多いので、高架下の駐輪場を屋根ありとすると、かなりの数の駐輪場が250円の加算となってしまう面もあり、今回、高架下の駐輪場については、屋根はないことで加算の対象とはしないとさせていただいた。
 壁の問題であるが、例えば市川に第1駐輪場の広い駐輪場があるが、あそこに壁をつけた場合、雨に完全に濡れないことになると、あくまでも概算で2,700万円かかる試算があるので、そういったコスト面から外壁などは難しいと考えている。屋根の加算については、高架下の駐輪場を屋根ありとしてしまうと、ほとんどの駐輪場が加算の対象になってしまうので、今回、高架下の駐輪場は屋根なしで加算はないと積算させていただいている。
○松葉雅浩委員 今回はというのは、次回は有料になると。どう見たって、あそこはほとんど屋根がある。屋根あり、屋根なしできちっと金額を変えるのであれば、屋根があるところはきちっとプラスしなければだめである。無料から有料になるから、それを全部行うと金額が上がるので今回は行わないみたいな、屋根あり、屋根なしの考え方が統一されていない感じがする。
 私も前の改正のとき、屋根あり、屋根なしを先進的に行っている市があって質疑で取り上げたことがあるが、これはやっぱり重要である。毎日雨は降らないが、雨が降るところに自転車をとめるのと、雨がかからないところに自転車をとめるのと、やっぱり自転車がさびてきたり、変わってくる。それは重要だと思う。国分高校のバス停みたいに、屋根がないところにずっととめていれば、どんどんさびていく。あそこはほとんど濡れない。あそこは加算されてないのでお得である。今回、無料から有料になるところはお得料金で宣伝したほうがいい。設定の仕方がどうかなと感じがする。
 次に行く。平成25年のときに放置自転車が763台あった。この内訳を教えていただきたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 放置自転車台数763台の内訳について御説明する。まず、市川駅圏17台、本八幡駅圏28台、市川大野駅圏7台、行徳駅圏123台、南行徳駅圏148台、妙典駅圏65台、市川塩浜駅圏4台、そのほかに放置禁止区域外で371台、合計で763台と把握している。
○松葉雅浩委員 最後の371台は放置区域外と言ったか。初めの駅はわかるが、ここはどういう意味か。説明をお願いしたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 放置禁止区域に指定させていただいているところと、放置禁止区域に指定されてない箇所がある。駅の中心からおおむね200m以上は放置禁止区域内の設定はないので、そういった意味で放置禁止区域内と放置禁止区域外とでお話しさせていただいたところである。
○松葉雅浩委員 さっきの371台は放置区域外ということか。
○駐輪・駐車施設担当室長 371台は放置禁止区域外である。
○松葉雅浩委員 先ほどの国分高校のバス停のところの放置自転車はどこに入るのか。
○駐輪・駐車施設担当室長 国分高校の前については放置禁止区域ではないので、放置禁止区域外となるが、371台の数には含まれていない。
○松葉雅浩委員 状況がわかった。さっきは70台と言われ、私が数えたら90台あったが、70台が多分ここに入っている。
 次の項目に移るが、コストと収入のバランスである。コストと収入について、さっきのトータルで行うのではなくて、各駅、各バス停ごとにちゃんと数字が出ているのであろうから資料を出していただきたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 申しわけない。駅圏ごとの資料がある。例えば市川駅圏であると……(松葉雅浩委員「それ、資料もらえないの。トータルだけじゃなくて。委員長、ちょっと資料を求めます」と呼ぶ)
○石原よしのり委員長 今、松葉委員から資料の要請があったが、委員の方々も資料の提出の求めに同意するか。――理事者側は提出できるか。
○駐輪・駐車施設担当室長 資料を提出させていただきたい。
○石原よしのり委員長 よろしくお願いする。いつまでに提出できるか。今すぐに提出できるのか。
 休憩する。
午後4時18分休憩
午後4時23分開議
○石原よしのり委員長 再開する。
 松葉委員の要請した資料は明朝一番で開会時に御提出願いたい。
 松葉委員の質疑は、ここで保留となる。
○長友正徳副委員長 大分質疑が進んできたので、なるべく重複しないように質疑していく。初回総括2回目一問一答で行う。今回の条例改正は、環境の整備など不公平感をなくすことで方向性はいいと思っているが、ただ、考え方がよくわからないところがあり、大場委員からもあったが、受益者負担、特に率のことである。受益者負担の割合は100%であるが、それがいわゆる適正化したことになるのかという点と、桜井委員からもあったが、無料を有料にして、値上がりの幅の大きいところは月額でゼロ円だったのが1,300円になる。結構値上がり幅が大きいこともあって、それに反発して、そんなことだったら、また違法駐輪、放置してはいけないところに放置してしまえなど、そういう人が出てくるのではないかと心配である。その2点である。
 まず、1点目で受益者負担の割合のことであるが、100%で、これは本会議でも、答弁をされている。しかしながら、きょうの委員会で交通計画課長が答弁されたように、自転車の利用は健康にいいなど、環境負荷が小さくて、市としては自転車の利用を推進していく方向性は持っておられるわけであり、そうしたら、自転車の利用が進むように、ある一定の割合を税金で賄う考え方は必ずしもおかしくない。それがどれくらいがいいのかはなかなか難しいところがあるが、これまで5億円のコストに対して4億円の収入があったことで、1億円ぐらいは税金から持ち出しているが、そうすると、税金を使っている割合が約2割ぐらいである。市では受益者負担率で100%、75%、50%、25%といった段階的な数値をお持ちのようで、それを当てはめれば75%ぐらいが従来の受益者負担率であったわけであるが、それを維持してもいいのではないかとも思っている。自転車利用を促進する市の政策であれば、受益者負担率は必ずしも100%にする必要はなくて、従来どおり75%ぐらいでとどめてもいいのではないかと思うが、その点について、100%にすることではなくて、どうして100%なのか考え方を聞きたい。公の役割は何なのかと捉えていただいても結構である。
○駐輪・駐車施設担当室長 受益者負担の考え方についてお答えする。
 今回、受益者負担100%とさせていただいているのは、以前、財政課の使用料の見直しの段階でこういったものになってきて、それを準用するような形で改正を考えさせていただいた。具体的には、受益者負担100%はどういったものかとは、特定の市民が対象であって、利用も特定されるサービスである。それから、便益が特定される。もう1点あり、民間と競合するサービス。これら3点のものについては受益者負担が100%とされている。市の事業等で言うと、霊園、市営住宅といったものも受益者負担が市営駐輪場と同じ100%とされているところである。
○長友正徳副委員長 再質疑になるが、自転車利用者に全部払ってもらうことが受益者負担の100%であるが、従来からあったように、無料駐輪場を設けたことは、放置自転車を少なくするために無料にして、それを利用してもらうと。無料駐輪場を利用する人がふえて駐輪場の利用が定着したことで有料化することだと思うが、その変更についての考え方は、駐輪場を利用してないのに税金を使うことは、利用してない人が税金を払うことになるわけで、それは不公平だという考え方を示されていると思うが、必ずしもそうではなくて、駐輪場の利用が進めば駅の周辺がきれいになるわけで、通行の妨げにもなる。そういう意味では駐輪場を利用してない人、その市民にとっても利益があるので、ある程度の割合を税金で負担するのは別に不公平ではないと思うが、その点についてのお考えを伺いたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 お答えする。
 委員から御質疑のあったこともあるが、今回、駐輪場の運営については、コストと収入をなるべく近づけたいことで条例改正案を上程させていただいた。過去、確かに無料駐輪場によって、駅前の放置対策については一定の効果があったかとは思うが、反面、利用者の費用負担に不公平が出たりなど、そういった問題点も出てきたことから、今回、条例改正案を上程させていただいたところである。御理解をいただければと思っている。
○長友正徳副委員長 この件は平行線でらちが明かないので次に行く。
 無料を有料にして、高いところで1,300円の値上がりになることで、それで駐輪場の利用が悪くなって放置自転車がまたふえるのではないかと心配される。それに対して、この委員会で担当室長は、様子を見て必要があれば見直すとおっしゃったわけで、やはり何がしかの不安を感じておられるのではないかと思う。それであれば、最初から、本会議でも増田議員のほうから質疑があったが、激変緩和措置をとるとか、それも1つの方策ではないかと思うが、ごたごたが起きてから、市民の反発が起きてから見直す、これはみっともない。そういうことが予測されるのであれば、最初から何がしかの手を打つほうがよろしいのではないかと思うが、その点の考えを伺いたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 激変緩和というお話であるが、これは使用料に応じて適切な駐輪場の選択をしていただくと効果が薄れる。あるいは、段階的に料金を変えていくことになると、費用負担の公平化、利用率の平準化に大きな影響を与えることから、段階的な、例えば激変緩和などはちょっと難しいのではないかなと現状では考えている。今、委員からお話をいただいたように、そういった悪い状況にならないよう、周知を十分図っていきたいと考えている。
○長友正徳副委員長 周知は必要だと思うが、周知だけの問題ではない。周知を受けて、何だ、これはと言う人がいるかもしれないので、周知すれば済む話ではないと思うが、これ以上話をしてもらちが明かないので、質疑を終わる。
○石原よしのり委員長 質疑が終結できないので、この議案については保留とし、明朝10時から開会させていただく。担当の理事者には準備をお願いしたい。
 お諮りする。本日、この議案は保留である。、次の議案へ進むこともできるが、行ったほうがいいか、皆さんの御意見を伺いたい。
 休憩する。
午後4時33分休憩
午後4時34分開議
○石原よしのり委員長 再開する。
本日の議案審査はこれで終了する。
――――――――――――――――――――――――
○石原よしのり委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午後4時35分散会
平成27年9月8日(火)
午前10時開議
○石原よしのり委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。
――――――――――――――――――――――――
○石原よしのり委員長 議案第21号市川市自転車等駐車場の設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題とし、昨日の議事を継続する。
きのう資料請求した資料が提出された。あらかじめお手元に配付させていただいているので、御了承願いたい。
この際、駐輪・駐車施設担当室長より発言を求められている。これを許可する。
○駐輪・駐車施設担当室長 昨日、松葉委員から放置禁止区域外の放置自転車の御質疑があった。その中で、私のほうで認識を誤っていた部分があったので、おわびして訂正をお願いしたい。
放置禁止区域の自転車について、市川から市川塩浜まで具体的に何台とのことで、内閣府の放置自転車調査の数字に基づいて地域別にお答えさせていただいた。その中で、私は国分高校バス停前の水路上にある自転車も放置禁止区域外の台数に含むとお答えしたが、これは放置禁止区域外の台数に含まない。申しわけなかった。放置禁止区域は市内の市川、本八幡、市川大野、市川塩浜、妙典、行徳、南行徳の7駅を中心に、駅から200mの範囲内に設定させていただいている。先ほどの内閣府の調査は鉄道駅を対象とされており、例えば市川市であると下総中山、二俣新町、原木中山、国府台、菅野、鬼越、北国分、松飛台、大町、このような駅は放置禁止区域の指定がされてないので、こういった駅周辺のものを放置禁止区域外で371台となる。
○石原よしのり委員長 訂正を許可する。
質疑を続ける。
○松葉雅浩委員 委員長、資料の前に、訂正されたことについて質疑をさせていただく。答弁を訂正され、放置禁止区域外の371台の中に国分高校のバス停の放置自転車が入っていないとのことであれば、そもそも国分高校の放置自転車はどこに入っているのか。
○駐輪・駐車施設担当室長 放置自転車の台数については、先ほどちょっと触れさせていただいた内閣府の調査が毎年1回あり、この調査に基づき、駅周辺の放置状況が100台以上で報告させていただいている。国分高校前のバス停については、駅には面していないので、そういった意味では放置の台数にカウントされていない。毎年、市は総理府の調査をもとに数字を算出して報告させていただいているので、国分高校前のバス停については放置禁止区域に入ってない。バス停としては、駐輪場として扱っていることになっている。
○松葉雅浩委員 数にも入ってないわけなので、放置自転車でもないとのことである。そもそもバス停のところに、今、80台分の無料駐輪場がある。あそこも無料で利用できて、そのほか、駐輪場ではない水路上に、私が数えたら90台ぐらいとめられているが、そこもとめていいと。基本的には放置禁止区域でもないし、別に禁止されることが何もないと。そもそもこのままでいいのではないかと。別に放置禁止区域にも入ってないし、何か問題があるのかになる。そのことについてはどう思うか伺いたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 確かに国分高校の前には、現実的に2カ所ほど自転車がとめられる場所がある。放置禁止区域にもなっていないし、位置づけされているのは、国分高校操車場の前を設置及び管理条例の中で駐輪場として扱っている。国分高校のバス停のもう1つの水路の側溝の上にあるところは放置禁止区域ではないので、管理面で本来の駐輪場とは若干違う扱いで認識させていただいている。実態としては把握しているが、統計には入れてないことである。あくまでも委員からお話のあった、いわゆるイレギュラーな状態ではあるが、今後は解消していきたいと考えている。
○松葉雅浩委員 イレギュラーな状態って、そもそも市で10年ぐらい前に無料の駐輪場を設置している。わざわざお金を払って用地を京成バスから借りているのではないのか。駐輪場を市でつくりながら、そのほかの放置されているところも自転車置き場として認められていると。認められているなら、別に撤去する必要はないことでいいか。
○駐輪・駐車施設担当室長 国分高校前のバス停は現実として2カ所ほど、委員が先ほどからお話しいただいたとおり、操車場の一角のところがまず1カ所ある。ここは京成バスから土地を賃借させていただいている。もう1つ、水路上に我々が自転車置き場の形で認識している箇所があり、こちらは現実としては2人の地権者からの提供を受けている場所で、無料で借りているところと、低額であるが、地権者に年額6万円弱ぐらいで土地を借りている実態がある。
○松葉雅浩委員 初めて知った。駐輪場として整備してある80台分は京成バスから借りている、水路上のところは年額6万円払って借りていると。市が借りているので、当然のことながら撤去なんかできない。そういうことでいいか。
○駐輪・駐車施設担当室長 先ほどちょっと御説明させていただいたが、水路上に現実として自転車置き場のような形で存在しているので、水路上にあることについては今後解消して駐輪場のほうに誘導していきたいと考えている。
○松葉雅浩委員 資料をせっかくいただいた。もらっただけでは何が何だかよくわからないので、まず初めに各地区ごとの説明をしていただきたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 資料について御説明する。「地域別 平成28年度駐輪場コスト・収入対比表(想定収入)」を配付させていただいた。
総コストについては、市川地区の1億6,100万円、八幡地区の2億4,500万円、それから、下にずっときて、主要駅で申すと、行徳で約4,600万円、南行徳で約6,000万円、全部の地区を合わせて、総コストとしては6億4,400万円ほどになっている。
表の一番右側になるが、収入である。市川地区は1億5,700万円、八幡地区は2億2,400万円、行徳地区は7,700万円、南行徳地区は5,100万円、総収入の合計は6億3,600万円ほどになっている。
コストに占める委託料については、主に駐輪場内にいる管理人に対して、現在、委託により業務を行っていただいているので、市全体で見ると、コストの中の約半分程度の3億2,300万円余りが委託料、主に駐輪場の管理運営経費になっている。
それから、1つ右の賃借料はほとんどが土地の賃借料である。市川地区で4,000万円、八幡地区で9,400万円、行徳地区が950万円、南行徳地区で900万円、全部で1億6,300万円ほどになっている。
順番が前後してしまうが、委託料については、駐輪場の管理人の委託料のほかに、一部、機器補修などの委託料も含まれている数字になっている。賃借料についても、同様に機器の賃借料なども若干含まれている。賃借料については、総額の95%程度が土地の賃借料の内訳になっている。委託料と賃借料以外のコストについては、人件費であるなど事業費の中の例えば電気料といったものが含まれている。
簡単であるが、説明は以上である。
○松葉雅浩委員 まず、市川地区の賃借料が4,000万円あるが、市川地区、八幡地区、それぞれどこから借りているのか、内訳を教えていただきたい。
○駐輪・駐車施設担当室長 市川駅の例であるが、鉄道事業者から借りている箇所が2カ所、市川市所有のものが3カ所、個人から借りている箇所が2カ所。
市川地区についての土地をお借りしている状況については以上である。(松葉雅浩委員「市川地区だけじゃなくて全部」と呼ぶ)
次に、八幡地区は鉄道事業者から借り入れているところが3カ所、市川市の所有がターミナルシティ本八幡を含めると5カ所、そのほかに個人からお借りしているところが6カ所ほどある。
下総中山は鉄道事業者から借り入れている。
市川大野地区は鉄道事業者から1カ所、ほかの2カ所は市川市の所有地である。
二俣新町は市川市の所有が1カ所、鉄道事業者からの借り入れが1カ所となっている。
市川塩浜は2カ所あるが、いずれも市川市の所有地となっている。
原木中山は鉄道事業者から借りている。駐輪場は1カ所である。
妙典は2カ所ほどあるが、2カ所ともに鉄道事業者から借りている。
行徳地区は現状駐輪場が4カ所あるが、4カ所とも鉄道事業者から借りている。
南行徳地区は駐輪場が5カ所あるが、3カ所が鉄道事業者からお借りして、市の所有のものが1カ所ある。残りの1カ所については、個人の方からお借りしている。
現状、国府台に2つ駐輪場がある。ともに鉄道事業者からお借りしている。
北国分の駐輪場は1カ所だけであるが、個人の方からお借りしている。バス停の駐輪場については、1カ所がバス事業者からお借りして、残りの2カ所についてはNEXCOからお借りしている状況である。
○松葉雅浩委員 鉄道事業者から借りているところがかなり多い。当然、鉄道事業者から有料で借りていることで、電車に乗るために駐輪場に自転車をとめているわけなので、本来なら無償で借りてもいいぐらいだと思う。鉄道事業者のために駐輪場をつくっていることが言えると思うが、この金額については、場所によって平米の単価はあると思うが、その辺についてはどれぐらいで借りているのか。
あと、さっきのバス停の賃借料。1カ所はバス事業者から借りて、2カ所はNEXCOから借りている話があったが、さっきの年6万円とは何か。個人から借りていると言っていた。それはここには入ってないとのことか。
○駐輪・駐車施設担当室長 駐輪場として借りている土地であるが、例えば市川駅の例であると、市川に第1駐輪場といって、鉄道事業者から借りているところがある。賃借料はこちらで当然把握しているので、面積で割ると、平米当たり1,859円の数字が出てくる。鉄道事業者の全体の平均も出しているが、幅があるが、鉄道事業者からは、1平方メートル当たり783円から3,770円で土地の提供を受けている。民間であると、平米の単価としては1万2,000円から2万1,000円の間になっている。市川第1駐輪場は鉄道事業者から土地をお借りしているが、1平米当たり1,215円になっている。同じ市川地区で第6駐輪場がある。平米当たりの単価は2万1,000円で、民間からお借りする場合は鉄道事業者に比べて相当高額である。
それから、先ほどの国分高校前の水路上であるが、駐輪場として扱ってないので、この数字には入ってない。
○松葉雅浩委員 土地代については、民間から借りるよりはかなり安価で借りていることは言えると思う。
それと、コストと収入の対比である。収入について確認しておくが、昨日の質疑の中で97%と言った。台数分の97%で計算した収入がこの金額でいいのか。これは後で答弁いただきたい。
こう見ると、下総中山地区はコストに対して収入が上回っている。行徳地区については、もうかっているという言い方はあれなのかもしれないが、コストに対して収入が出ている。あと、原木中山もプラス、市川塩浜もプラス、妙典はちょっとプラス。一番下の国分高校のバス停、総コスト387万6,774円かかって、収入が62万4,000円となるのか。これは何台分で計算しているのか。国分高校のバス停を有料化することによって、今まで無料化にしたときの年間のコストに比べて、どのぐらいずつ赤字になってくるのか。これは有料化して、年々行えば行うほど赤字がかさんでくることにならないか。
○駐輪・駐車施設担当室長 使用料を算定する上でコストを基本にさせていただいて、市営駐輪場全体の収容台数から1台当たりの基準額を算出させていただいている。1台当たりの基準額を算定した理由としては、それぞれの駐輪場を単体で見た場合、賃借料や建設費等に差があることから使用料の設定が難しい面がある。このことから、市営の全駐輪場をコストで対象とさせていただくことにより各ばらつきをなくして、駅からの距離等により料金の設定をさせていただいたところである。確かに駅圏ごとに1つずつ見ていくと、委員から御指摘のとおり、プラス、マイナスがあるが、市営駐輪場全体、トータル、利用者全体で御負担をいただきたいことから、こういった想定にさせていただいている。
それから、国分高校前のバス停であるが、その表であるうちの賃借料は現在もかかっているが、委託料については、今、国分高校前のバス停には駐輪場の管理人が現状としていないので、表にある300万円余りは今後新たにかかってくると見込まれる数字である。この表にある一番左側の380万円と一番右側の62万円を比べると、320万円ほどが収入不足の状況になっていくと考えている。これは80台分の12カ月で計算させていただいている。
○松葉雅浩委員 もちろん、それはトータルでどうかが大事になってくるが、バス停の駐輪場の考え方が、そもそも昨日のサイクル・アンド・バスライドの考え方から言うと、駅の駐輪場とバス停の駐輪場を一緒くたに考えること自体がちょっと無理があるのではないかと思う。
なぜかというと、さっきの国土交通省の放置自転車の数はそもそもバス停の駐輪場が入ってない。入れなくていいので考え方が違う。今までは賃借料、国分高校は毎年11万2,320円ずつ赤字でよかったが、これを有料化することによって毎年320万円ずつ赤字になってくる。これはおかしくないか。せっかく駐輪場の利用者からお金を取って、なおかつ赤字にどんどんなっていく。利用者の人にきちっと周知して、お金を取るが、ここはお金を取れば取るほど毎年どんどん赤字になっていく駐輪場であることをきちっと皆さんに教えた上で行ってもらわないと、これはそういうことができるのか。
○石原よしのり委員長 松葉委員、質疑であるので、その辺を踏まえながらお答えいただきたい。
○松葉雅浩委員 何でもかんでも有料化する、その考え方がおかしくないか。担当課よりも、行革のほうからこの有料化はきていると思う。どうか。
○石原よしのり委員長 これはどう考えたらいいのかよりも、こういう考え方もあるのではないかと。そういうことをきちんと踏まえて検討しているかお答えいただければいいと思う。
○経営改革課長 お答えする。
駐輪場の議論ではあるが、全体的なお話しをさせていただくと、行革の視点ではあるが、まず柱が3本あると考えている。1つは行政サービスの向上、1つは行財政財産の有効活用、1つは公平な受益者負担、どの施設においても、これからの施設においては、その考えのもとで進めたいと思っている。
今回、駐輪場については、先ほどから個別の駐輪場の話にもなっているかと思うが、駐輪場全体の利用率の平準化であるなど受益者負担の平準化を考えた上でまとめてきたので、まさに委員おっしゃるように、個別の駐輪場で見ると、それぞれ出っ張り引っ込みはある。そこは1つの課題であるかとは思うが、今回の算定に当たっては全体で考えさせていただいた。
○松葉雅浩委員 全体的に考えたことはわかるが、さっきも言ったように、国分高校のバス停が今まで毎年11万2,320円ずつ赤字でよかったのが、これからは毎年320万円ずつ赤字になってくる駐輪場であることでいいか。
○経営改革課長 委員御指摘のとおり、個別で見れば、確かにこのバス停については赤字になってしまっているが、全体で見て吸収ができる算定で今回進んでいるので、一応、そのような考えで進めさせていただきたいと思っている。
○松葉雅浩委員 国分高校のバス停は市境なので、松戸市の住民がかなりとめていると思う。調べてないのでわからないが、登録するときに松戸市在住の方は検討していると思うが、料金は上げない。それは市境の駐輪場はどこでもそうだと思うが、駐輪場80台を160台にふやすと昨日もお話あったが、その整備費を少しでも松戸市からもらうなど、そういう検討はしているのか。
○駐輪・駐車施設担当室長 今の委員のお話のとおりのケースであると、松戸市から市川市に対して何かいただくことは想定していない。なおかつ駐輪場の利用料金であるが、松戸の市民の方も利用される方が確かに多いと思うが、バス停駐輪場の料金自体については、例えば市内料金や市外料金などを設けることは考えていない。ただ、確かに市内と市外の募集の段階ですみ分けはさせていただきたいと考えている。どんな感じかは、現状は無料で駐輪場自体の把握ができてない面があるので断定はできないが、今後募集してみて、なるべく市民優先の考え方で駐輪場の運営をしていきたいと考えている。
○石原よしのり委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 以上で質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔桜井雅人委員 反対討論〕
〔松葉雅浩委員 賛成討論〕
○石原よしのり委員長 採決……。
○松葉雅浩委員 私は賛成であるが、附帯決議をつけていただければと思っている。例えば先ほどの国分高校は今80台であるが、開始するときには160台必ず整備すること、あと放置自転車対策をきちっと行っていくこと。この2点について賛成をすると同時に、附帯決議としてつけていただきたいと私からのお願いである。
○石原よしのり委員長 休憩する。
午前10時43分休憩
午前10時53分開議
○石原よしのり委員長 再開する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○石原よしのり委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第22号 平成27年度市川市一般会計補正予算(第1号)

○石原よしのり委員長 議案第22号平成27年度市川市一般会計補正予算(第1号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔新庁舎建設課長、道路安全課長、道路建設課長、交通計画課長、河川・下水道管理課長、都市計画道路課長 説明〕
○石原よしのり委員長 質疑はないか。
○岩井清郎委員 概要説明書の9ページ、若宮のこれから拡幅するところである。これから道路の設計に入るとのことであるが、地権者はこの拡幅に対して、どの程度賛同していただいているのかの1点伺いたい。
○道路建設課長 若宮の4375号の拡幅については、3年ほど前に地元のほうにアンケートしているが、賛成の方はまだ少ない状況である。今後、まず道路の線形を決めて、それをもって拡幅の意義について御理解いただくように努めてまいりたいと考えている。
○岩井清郎委員 大変大きな課題になっているので、ひとつしっかりと進めていただきたい。
○石原よしのり委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 以上で質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第24号 平成27年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第1号)

○石原よしのり委員長 議案第24号平成27年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
〔河川・下水道管理課長 説明〕
○石原よしのり委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第27号 都市計画道路3・4・18号道路築造工事第5-1工区請負変更契約について

○石原よしのり委員長 議案第27号都市計画道路3・4・18号道路築造工事第5-1工区請負変更契約についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○都市計画道路課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○石原よしのり委員長 質疑はないか。
○長友正徳副委員長 初回総括2回目以降一問一答で行う。2つあるが、きのう現場を見させていただいて、もうでき上がっているものを見てびっくりした点と、もう1つ、どういう場合に変更契約するのか基準について伺いたい。
まず1点目であるが、きのう現場を見させていただいて、今回の対象の工事については既に完成しているものを見てびっくりした。今回の変更契約についての議案は事後承認になると思うが、私は国の仕事をいっぱい行ってきているが、変更契約の成立するより着手を先行することは間々あるが、完成してから契約を実際することは聞いたことがない。こういったことになった背景を説明していただきたい。
○都市計画道路課長 原則では、委員が御指摘のとおりである。申しわけない。今回の請負変更契約は、当初、請負契約の議決のときと本体工事そのものが大きな構造変更とはならないため、精算変更の位置づけでの対応をさせていただいた。また、インフレスライド条項の運用に基づく変更もあり、最終的な請負変更金額が定まらないと変更額が決定しないことから、請負業者への指示書にて対応させていただき、仮契約を締結し、直近の9月定例会に議案を上程させていただいたところである。この道路の開通を来年秋と定めさせていただいたことから、工事をとめて議案を上程すると、その他の工事着手がほかに控えていることもあり、工期の大幅な延長、請負業者への工事中止命令に伴う補償、通行どめしている箇所の通行どめ期間の延長や迂回道路の切り回し期間の延長、側道を利用する市民の皆様の負担が重なることなど、さまざまな影響に配慮し、9月定例会での上程となったものである。
○長友正徳副委員長 事情はわかった。これまでの経験で結構であるが、こういったことは結構あるのか。
○都市計画道路課長 私の知る限り、今回だけである。
○長友正徳副委員長 次の質疑に移る。今の説明で、変更内容は余り大きくないことも理由の1つとして挙げられていたが、もともとが請け負う契約なので多少の変更、いわゆる当初の見込みは、契約変更しなくても、既存の契約の中で吸収することもある。今回の追加契約は額にして1,000何百万円かだったと思うが、その額が、1回契約変更しているが、既存の契約の金額に対してどの程度大きいか小さいで、既存の契約の中で吸収するか、あるいは変更契約をするか判断されると思う。そういった変更契約をする場合の判断基準、額にしてどの程度見込み違いが起きた場合は要求仕様を変更して追加契約するのかどうか。そういった基準について伺いたい。
○都市計画道路課長 設計変更の基本原則として、変更見込み金額が請負代金額の30%を超える工事は、現に施工中の工事と分離して施工することが著しく困難な場合を除き、別途契約することとなっている。今回の設計変更において、工事内容の変更分としては約800万円となり、30%以内におさまっているので、別途発注とはしていない。なお、設計変更金額には工事請負契約約款に基づくインフレスライド条項適用分としての約600万円を含めて約1,400万円の増額となっている。
○長友正徳副委員長 質疑に対する答えがあったのかどうか、ちょっと疑問であるが、今、1,400万円の追加であるが、その金額が既存の契約金額に対して、例えば何%オーバーしていれば追加契約をするのかどうか。そこの基準について伺っている。別途契約など、そういうことではなくて、請負契約なので、趣旨から言えば、ある程度の変更は吸収すべきものであって、余りにも変更が大きい、見込み違いが大きくて、金額にして相当パーセンテージが上がる場合は、業者が潰れてもしようがないので、改めて発注者側が要求仕様を変更して追加契約の措置をとると思う。その基準について伺っている。どの程度オーバーしたら追加契約をするのか。
○都市計画道路課長 パーセンテージなど、そういった基準ではなく、変更があれば基本は変更契約を行う。なおかつ協議により申し出があった場合には変更契約を行う形の決まりである。
○長友正徳副委員長 先ほどから申し上げているが、委託業務ではない、請負契約である一定の業務を請け負うわけである。多少の変更は契約の中で吸収するのが請負契約の趣旨である。そのパーセンテージがないかもしれないが、1%でも追加があれば変更契約をするのか。その辺の基準について、契約方法の趣旨と実際の運用の基準はどうなっているかを伺っている。
○道路交通部次長 同一工区内で請け負っている業者が変更が発生すれば、それは変更対象で設計変更することで進めている。数量の変更が発生した時点で変更対象で、工事請負業者と市で協議書を交わして、それは変更対象にするのか、しないのかの判断で、協議書の中で変更対象と認める協議を交わせば、それは設計変更の対象として変更する形になる。
○長友正徳副委員長 そういう手続はわかった。業者と協議して変更が必要だと判断されたら変更契約をする。そこの協議をして、この変更は契約変更が必要だと判断される基準はどうかを伺っている。
○道路交通部次長 その辺の基準はなくて、変更要素が発生した時点で、例えばガードマンが10人、さらに必要になったとなれば、それが変更の対象か対象じゃないかは、協議簿の中で対象とすることになれば設計変更対象になる。例えば掘削土が10?ふえた、20?ふえたことがわかった時点で業者のほうから協議が上がってくるので、それは変更対象とするのか、しないのかは、その協議簿の中で市のほうで判断して、変更対象であれば、その時点で変更対象になる。基本的には基準はなくて、ふえたり減ったりすれば、それは変更対象になると。当然、増の分もあれば減もあるのは、その変更の中で対応している。
○長友正徳副委員長 話がかみ合わないが、採決と関係ないので、ここで質疑は終わる。別なところで、こういった手続についてお伺いしたい。
○石原よしのり委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 以上で質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第29号 原木第二排水機場ポンプ増設工事請負契約について

○石原よしのり委員長 議案第29号原木第二排水機場ポンプ増設工事請負契約についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○河川・下水道整備課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○石原よしのり委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 以上で質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

請願第27-10号 無料駐輪場の継続を求める請願

○石原よしのり委員長 請願第27-10号無料駐輪場の継続を求める請願を議題とする。
この際、お諮りする。本請願については、締め切り後、18名の署名追加の申し出がある。この申し出のとおり、署名の追加を承認することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって署名の追加を承認することに決した。
次に、本請願について申し上げる。既に議案第21号市川市自転車等駐車場の設置及び管理に関する条例の一部改正についてが可決されているので、本請願は不採択とされたものとみなす。

所管事務調査

○石原よしのり委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
――――――――――――――――――――――――
○石原よしのり委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午前11時30分散会

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