更新日: 2017年8月29日

平成29年2月市川市議会建設経済委員会

開会

平成29年3月1日(水)
午前10時開議
○石原よしのり委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。

現地視察について

○石原よしのり委員長 審査に入る前に現地視察についてであるが、委員長としては、お手元に配付のとおり、平成28年度一般会計補正予算及び平成29年度一般会計予算に関する現地視察を考えている。所要時間は約2時間で、正午を少し過ぎるか、または昼休憩を挟んで午後2時ごろまでを予定している。正午を少し過ぎても午後0時30分ぐらいまでであれば続けて視察するか、あるいは正午前に帰ってきて午後1時から現地視察を再開するかについて皆さんの御意見を伺いたい。
○岩井清郎委員 行ってみないとわからない。現地で質問が多ければ、そこで時間をとると思う。その辺は正副委員長にお任せしたい。
○石原よしのり委員長 それでは、現地視察を行うことに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって現地視察を行うことに決した。
 これより現地視察を行う。第3駐車場に移動いただき、そろい次第出発させていただく。
 暫時休憩する。
午前10時1分休憩
〔休憩中 現地視察〕
午後1時15分開議
○石原よしのり委員長 再開する。
 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対して発言方法、1、全て総括、2、初回総括2回目以降一問一答、3、質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
 それでは、議案審査に入る。
 理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で簡潔に発言されるようお願いしたい。

議案第70号 市川市都市公園条例の一部改正について

○石原よしのり委員長 議案第70号市川市都市公園条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○スポーツ課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○石原よしのり委員長 質疑はないか。
○桜井雅人委員 1点だけ伺いたい。代表質問の答弁も聞いていたので、なぜあそこにテニスコートなのかはよくわかった。ただ、答弁のときは、これまで国府台のスポーツセンターで行っていた中学生や高校生の大会が挙げられていたが、テニスコート12面で観客席が1,000席。もう少し大きな大会も行うのかと思っていたが、どのくらいの規模の大会が開催可能なのか。また、可能性があるのかお聞かせ願いたい。
○スポーツ課長 北市川運動公園では県大会レベルの大会が開ければと考えている。今まで国府台のスポーツセンターを中心とした大会では、市民大会等も実施はしていたが、どうしても中学校、高校の県大会の予選の会場となっていた。県のほうにも、今後、県大会レベルのテニス大会を開催できないかとのことで打診している。
○大場 諭委員 1問だけ伺いたい。道路整備に当たって、大柏川沿いの歩道というか、土手沿いの道を通る。これは道路安全課と水と緑の部に整備を進めてもらっている。その辺、既に12月の一般質問で伺ったが、要するに人の流れの動線を考えた安全対策はどのように考えているのか。
○スポーツ課長 大柏川沿いのウオーキング、ジョギングができるようなコースについては未整備であるが、今後、街づくり部や水と緑の部と調整しながら進めていくものであり、私どもが実施したのは、リハビリ病院の先の引地橋のところから入ってこられるような形で道路を拡幅し、右手に駐車場をつくっている。本体の公園については左側になり、入り口の付近に横断歩道をつくって安全を確保していきたいと思っている。
○石原よしのり委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第73号 平成28年度市川市一般会計補正予算(第4号)のうち、本委員会に付託された事項

○石原よしのり委員長 議案第73号平成28年度市川市一般会計補正予算(第4号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔農政課長、商工振興課長、道路管理課長、新庁舎建設課長、道路建設課長、交通計画課長、河川・下水道整備課長、都市計画課長、外環道路推進・道の駅担当室長、都市計画道路課長、河川・下水道管理課長、公園緑地課長、動植物園長、地域整備課長 説明〕
○石原よしのり委員長 質疑に移る。
 質疑はないか。
○大場 諭委員 1問だけ、参考資料-2の22ページ、負担金補助及び交付金の紙敷川改修事業負担金である。
 まず、管理がどこなのか。
 この工事はどういう内容なのか。ここは水が出るところであるが、何を目的とした工事なのか。
 あと、負担割合は市川市が17.06%であるが、松戸市と鎌ケ谷市はどういう割合になっているのか。
 以上3点について教えていただきたい。
○河川・下水道整備課長 ただいまの質疑にお答えする。
 まず1つ目は、管理はどこかとのことで、紙敷川は松戸市が行っている。
 次に、工事内容である。市川市として用地を取得して、今のところ計画では横1.6m、縦1.6mのコンクリートの管渠を道路下に埋設する。目的であるが、もちろん、これは浸水解消である。ちょうど梨街道から動植物園までの道路がいつも一番水が出るところであり、最下流の紙敷川から工事をするための内容である。
 最後に、負担割合である。先ほど申し上げたように松戸市、市川市、鎌ケ谷市で負担しており、松戸市が77.14%、市川市が17.06%、鎌ケ谷市が5.8%となっている。
○大場 諭委員 わかった。工事内容で1点だけ。ちょうど動植物園と梨街道のくぼんだところで水が出て排水管を2本にする工事。あそこは国道であるが、そこの水を持ってくる、国道の下を通す工事か。
○河川・下水道整備課長 今お答えしたように、そこの場所の浸水を解消するのが目的であるが、今、本市では緊急的に、まずポンプアップで少しでも水をとるための工事を2本行っている。抜本的な対策としては、このような下流から雨水管を入れていくのが目的である。
○松葉雅浩委員 一問一答でお願いしたい。1点目は補正予算書の6ページ、繰越明許費の道路拡幅整備事業について、2点目に橋りょう長寿命化計画事業について、3点目に39ページ、商工業振興費の東浜1丁目の負担金について、4点目に45ページの公園緑地施設整備工事費、減額補正の4点について伺いたい。
 初めに道路拡幅整備事業であるが、繰り越しとのことで、これは参考資料-2の2ページに詳しく書いてある。この中の市道0232号は国分高校から上に上がるところの道路拡幅で、先ほど警察との協議が長引いたとのことであったが、警察とどういう協議を行ったのか。どういう協議が長引いて繰り越すことになったのかについて伺う。
○道路建設課長 市道0232号の警察との協議についてであるが、この委託においては、道路の幅員をどのぐらいにするのか、丁字の少しよじれたような形をしているが、この坂を上がった交差点の形状、トータルで道路線形の3点について警察と協議しているところである。幅員について、前後の幅員に合わせて2.75mとのことでお願いしているが、大型車も通るので広めの3m道路がいいのではないかなど、そういった指摘を警察のほうから受けている。それと交差点の形状については、斜めに交差する角度を極力直角になるよう工夫してほしいといったことである。これらのことをあわせてトータルの道路線形について少し協議が長引いている状況である。
○松葉雅浩委員 大体わかったが、幅員が3mとは全体の幅員が3mということなのか。全体で何mなのか、もう一度お願いする。
 交差点については、あそこを拡幅するに当たって信号をつけるべきだとの話はあったのか。その辺について伺う。
○道路建設課長 幅員については、片側を2.75mなり3mと申し上げた。それが両側になる。
 警察との協議の中では、交差点に信号をつけるなど、そういった話は出ていない。
○松葉雅浩委員 わかった。
 次に、橋りょう長寿命化計画であるが、午前中、新根本橋については視察をさせていただいた。もう1つ、資料7ページ、菅野小の北側にあり、真間川を須和田と菅野に渡る無名橋とは橋の名前が無名橋なのか、名前が無名なのか、その辺だけ確認させていただきたい。
○道路建設課長 名前がついていない橋である。
○松葉雅浩委員 名前がついてないのは橋がかわいそうだと思う。物には何でも名前をつけるべきで、ちょうどここに菅野小がある。完成時期はいつなのかと、できればリニューアルする記念に菅野小の子供たちから名前を募集して、リニューアルできた暁には名前が決定するようにすべきではないかと思うが、いかがか。
○道路建設課長 まず、この橋の完成時期であるが、この後、御審査いただく平成29年度の予算に計上しているので来年度完成を予定している。名前については、工事の時期により検討させていただきたい。
○松葉雅浩委員 まず、検討が大事である。学校との協議も当然必要になってくると思うので、ぜひいい方向で名前を決定していただくよう、検討をお願いしたい。
 続いて39ページ、東浜一丁目地先人工海浜施設等管理事業負担金の中身について伺いたい。
○商工振興課長 船橋市と26年に結んだ協定書に基づいて、貝の生育をよくするためにブルドーザーで掘り起こす、藻の生育がよくなるとのことで海浜の整地作業を行っている。捨てられたごみ、波で打ち上げられたごみの清掃、それから監視員が定期的に巡回して、危険な行為に対して注意したりしている。こういったもろもろの費用の3分の1を負担するものである。
○松葉雅浩委員 わかった。
 続いて45ページ、公園費の公園緑地施設整備工事費。先ほどの説明で、外環の残地を利用して青空こども広場を計画したとのことで、1つはたしか国分であった。もう1つは平田だったか。2カ所整備することは聞いたが、1カ所が地元の反対と、国のほうの原因も何かあるような言い方をされていたが、その辺の理由についてもう少し詳しく伺いたい。
○公園緑地課長 今年度、青空こども広場を減額とした理由である。まず1点目として、国のほうから残地を借りることになっており、これまで残地を使っていいとのことで話はいただいていたが、28年の6月に国の残地の取り扱いの方針が変わり、外環道路全区域において、まずは全体的な残地の利用の希望を市、あるいは民間の方から伺って、残地の利用計画を立てた後でなければ使うことができない形になった。このために今年度予定していたところについて、全体的な計画がまだ国のほうでできていないため今年度工事ができないものである。
 もう1点、近隣の同意が得られなかったところであるが、こちらは外環道路の残地が使えないとのことで、民有地、空き地を幾つか当たったが、そちらのほうでは近隣の方から反対の御意見をいただいて整備ができなかったような状況である。
○松葉雅浩委員 国のほうの残地の利用の方針が変わったとのことで、私も知らなかった。北から南まで相当な残地が出ると思うが、要するに全体の残地の利用について、市として全て計画をつくるとのことなのか。その辺について伺う。
○公園緑地課長 この残地については、市が計画を全てつくるわけではない。民間で使いたい方がいらっしゃれば、その方の計画。あとは国のほうで残地を使って緑地帯等を整備するとのことであれば、それは国の計画。国、民間、市等の全体的な利用計画を取りまとめていくことになっている。
○松葉雅浩委員 取りまとめるのは首都国道事務所、国のほうとのことでいいか。
○公園緑地課長 取りまとめは首都国道事務所で行う。
○桜井雅人委員 補正予算の6ページ、参考資料-2の2ページ、地図は6ページの大町レクリエーションゾーン整備事業であるが、これは260mの整備である。要はこの通りの中で用地買収ができてないところがあったと思うが、そこの暫定的な整備のことを言っているのか、確認で伺いたい。
 もう1つ、それ以外に用地買収が済んでいるところの拡幅工事は今終わっているのか確認させていただきたい。
○道路建設課長 大町レクリエーションゾーン整備工事の質疑について、6ページをもとに答弁する。上のほうに梨街道があり、市道が続いている。梨街道464と書いてあるが、ここから下、今回工事のところが黒い箇所、左側の白いところが未買収の土地となっている。未買収の土地があることで有効利用できず、費用対効果がいかがなものかとのことがあるが、買えないところは残しておいて、右側のほうは買えているので、そこを使って梨街道の上から順次歩道整備をしてきている。それが右上の写真になる。このように車道は未買収なので狭い状況があるが、まずは歩道を整備することで有効活用している。黒いところにくると両側の土地が買えているので、正規の道路計画を進めることとしている。
○桜井雅人委員 要は用地買収ができているこの黒いところの整備工事が繰り越しになったとのことでいいのか。
○道路建設課長 そのとおりである。
○桜井雅人委員 わかった。今後の見通しであるが、入札が不調に終わって、また入札すると思うが、工事期間が梨の出荷と重ならないようにするには、年末、年始あたりの期間とのことなのか。そこだけ確認する。
○道路建設課長 ここの工事を梨街道から進めるに当たり、両側に梨畑がある。農家の方から、梨の時期については極力工事を行わないようにとのことがあったので今まで秋口から春先にかけて行っていた。これまでは順調に進んでいたが、不調との結果があり、工事に着手できない状況があるので、今定例会で承認いただければ、すぐに発注手続にかかる。農家の方には、春から夏にかけて少し工事がかかるが、御了承いただいている。
○桜井雅人委員 了解した。安全対策を求める声が多かった箇所かと思うので、ぜひよろしくお願いしたい。
○田中幸太郎委員 総括で3点伺う。
 39ページ、19節負担金補助及び交付金、東浜一丁目地先人工海浜施設等管理事業負担金についてである。3分の1を負担をすることは理解したが、市川市として、この該当地を28年度はどういうふうに利活用していたのか教えていただきたい。
 41ページ、公有財産購入費。これは拡幅のための道路を土地開発公社から購入したと思うが、拡幅をする今後のスケジュールはどのようになっているか教えていただきたい。
 45ページ、第5目公園費15節工事請負費、新設工事費、公園緑地施設整備工事費。先ほどの答弁では、地域の方々の声で公園をやめるとの話だったかと思う。中止はわかったが、その後、この土地をどのように活用する予定か。
○商工振興課長 予算書39ページ、第19節負担金補助及び交付金の質疑にお答えする。
 平成28年度に東浜地先の人工海浜で行った事業として、28年12月10日に参加者20名で野鳥観察会を開いた。そのほか、目立った事業はしていないが、この地域では人工海浜の外側で死亡事故が頻発しているので、パラグライダーや、ゴルフの練習をしてゴルフボールを飛ばすなど、そういう危険な行為について船橋市と行政指導しようとのことで、現在、行政指導指針を作成している。こういった指導指針を作成することによって、誰もが安全に散歩したり、自然観察ができるようにしていきたいと考えている。
○道路建設課長 公有財産購入費に関する質疑にお答えする。参考資料-2の21ページの黒く塗ったところが買い戻しをする土地であるが、この土地は新庁舎のオープン、平成32年度に合わせて庁舎西側から東京寄りを拡幅する計画である。この拡幅に合わせて、今、庁舎西側の京成の踏切に向かう丁字の交差点は押しボタンの信号になっているが、車両にも対応する信号、あるいは歩道を整備していきたいと考えている。用地買収は、西側から歩道橋までは既に進めており、平成29年度予算にも計上しているが、八幡神社の参道のところまで広げる予定もある。これも平成32年度の庁舎オープンに合わせて整備していく計画である。
○公園緑地課長 45ページ、青空こども広場についてお答えする。
 青空こども広場については、民有地をお借りして整備する手法をとっている。今年度の土地については、土地所有者からはお借りすることができるとのことで御協力いただけたが、隣接する方々から整備について反対の御意見があり、整備を断念したところである。
○田中幸太郎委員 まず、拡幅の件は理解した。
 東浜の負担金についてである。先ほどの御答弁だと、カキをとったりしている。新聞などで死亡事故を結構聞いている。管理のお金を負担しているのはわかる。ただ、商工振興の立場において、バードウオッチングで20名程度の活動だけでいいのか。担当の課としていかがか、御所見を伺いたい。
 もう1つの新設工事費。土地が借りられる予定であるが、近隣から反対に遭われているとのことで、よければ理由だけ教えていただきたい。
○商工振興課長 予算書39ページ、第19節負担金補助及び交付金の質疑についてお答えする。
 隣の船橋市が温水プールだったところを改修し、今、環境学習館を建設している。船橋市も環境学習の場として役立てていくために、そのための施設をつくって、海浜で自然観察をしようとのことである。この環境学習館を市川市民も使えるように今お願いしている。そういった船橋市の施設も使いながら、主に環境学習の場との方向で利用を考えていきたい。
○公園緑地課長 青空こども広場の反対の理由であるが、現在は空き地で誰も利用してない土地であるが、隣接する方が共働きで、ふだん昼間、家に誰もいないとのことで、日中、人が寄ってくる施設をつくられると防犯上心配があるようなお答えをいただいている。
○長友正徳副委員長 2つあるので、質疑項目を全て述べてから一問一答で伺いたい。
 1つは、予算書39ページの東浜1丁目の負担金、2つ目は参考資料-2の25ページ、道の駅の関係の土地購入費の繰り上げ支払いの件である。
 まず、予算書39ページの東浜1丁目であるが、今回、400万何がしの負担金を支払っている。あそこの地形から言うと、いろんな入り方があるのかもしれないが、ふなばし三番瀬海浜公園から入って浜辺に出ると、市川寄りに来れば市川の部分になるが、市川の部分が市税を投入していることは誰も気がつかないと思う。あの市川の部分は部分的であるが、そこのところは市川市も負担しているなど、そういった看板を立てたらいいのではないか。市税がどこに使われているかは、やっぱり市民として知っておかなければいけないと申し上げたが、その後の検討はいかがか。
○商工振興課長 東浜1丁目先と船橋市潮見町先の人工海浜の西側突堤から東側突堤の全部を船橋市と市川市で持ち分2分の1で共有している。西側だけ市川市とのことではない。船橋市公園協会の入り口から入ったところも持ち分2分の1であるので、市川市の負担との看板は考えていない。先ほどの480万円は、共同で管理して、東突堤から西突堤までの間の分の全部の費用の3分の1である。
○長友正徳副委員長 線引きはしてない、全体の3分の1負担しているとのことで、それはそういうことで看板を立てればいいのではないかと思うが、いかがか。
○商工振興課長 先ほども答弁申し上げたような行政指導指針をつくれば、こういうことを規制しているとのことで看板を立てることになると思う。その中で、当然、船橋市、市川市共同でこういう指導をしていると掲示すると思う。そのときの表現の仕方を工夫していきたい。
○長友正徳副委員長 その件は了解した。
 2件目の参考資料-2の25ページ、この図の左半分は全体の敷地の部分の囲いだと思う。今回の対象の土地について右側に拡大されているが、これは何か別のものを使っていないか。左の図は見にくいが、よく見ると右の図と左の図が合わない。いろんな理由があるが、私はこの線が違うなと思って、やっぱり違うなとの気がしている。わかりやすい図にしていただければ結構である。
○外環道路推進・道の駅担当室長 左側の図については、道の駅全体の構図である。右側には拡大図として載せさせていただいたが、左側のものは国と市で買うときの分筆前の図面で、右側は市が買収したところを載せたものであるので、分筆分が入っているものと入ってないような形になっている。次回からもう少し見やすい形で掲載していきたい。
○長友正徳副委員長 余りこだわりたくないが、左の真ん中あたりは横の線と右の拡大図の真ん中あたりの横の線が合わない。これは分筆と関係あるのかわからないが、やっぱり違う図面を左右で使っているような気がする。
○外環道路推進・道の駅担当室長 右の図にある黒の太字で示しているところは今回買収をしたところで、北側にある1016―6と1016―5になる。ここがちょうど左側の図の16と15の間の水路になるので、そのような形であらわしたが、少し見にくかったようで申しわけなかった。
○長友正徳副委員長 ソース、源泉が同じものを比べていただきたい。
○河川・下水道整備課長 先ほどの大場委員の質疑の答弁について、発言の訂正をお願いしたい。43ページ、19節負担金補助及び交付金、紙敷川改修事業負担金について、先ほど委員のほうから、紙敷川の工事内容についてとの質疑だったが、私は今後行う市の工事の内容について答弁してしまった。紙敷川の工事内容であるが、現在行っているのは河川の拡幅工事であり、現況約2mの幅の水路で横幅約3.8m、深さ約3.9m、工事延長23mの工事を行っている。
○石原よしのり委員長 ただいまの発言のとおり、訂正を許可する。
 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 以上で質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第75号 平成28年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第3号)

○石原よしのり委員長 議案第75号平成28年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
〔河川・下水道管理課長 説明〕
○石原よしのり委員長 質疑はないか。
○大場 諭委員 1問だけである。補正予算書の91ページ、2目ポンプ場及び終末処理場管理費の需用費、施設修繕料1,900万円について。内容について簡単に御説明があったが、詳しく教えていただきたい。
○河川・下水道管理課長 内容としては、真間ポンプ場のディーゼルエンジンの緊急修繕費用の増額分と菅野ポンプ場の雨水ゲート故障による緊急修繕費用分である。
○大場 諭委員 これから修繕か、それとも済んでいるのか。
○河川・下水道管理課長 真間ポンプ場のエンジンの緊急修繕工事については、現在もまだ検査が終わってない状況であり、修繕の工事としては完了している。ただ、ポンプのエンジンの起動になるので、今後、雨を実際に経験して、それを動かしてみて最終的な完了となる。雨水ゲートの故障については、工事としては既に済んでいる。
○石原よしのり委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 以上で質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第76号 平成28年度市川市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第2号)

○石原よしのり委員長 議案第76号平成28年度市川市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第2号)を議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
〔農政課長 説明〕
○石原よしのり委員長 質疑はないか。
○田中幸太郎委員 総括で伺う。民営化の協議でどのようなことをしているのかわからないので、その点も踏まえて教えていただきたい。99ページの雨水貯留槽業務委託は、雨水貯留槽の設置場所が確定したとのことであるが、そもそも雨水貯留槽をつくらなければならないのは、民営化を行っていく前提の話なのか。それとも、必ずこれをつくらなければいけなかったものなのか確認させてほしい。
 また、花卉の耐震診断改修設計業務委託について、花卉事業者とどのような協議が行われて、この場所に残ることになったのか。また、花卉棟の耐震補強は、今後、民営化で花卉の方々が使うものだとは思うが、市として、耐震補強を行うことはどのような協議で決まったのか教えていただきたい。
○農政課長 まず、雨水貯留槽の新設の件で、当時つくっていなかったが、これは市川市宅地開発条例に基づく雨水貯留槽であるので必要なものと考えている。
 また、花卉棟が今の場所に残ることになった経緯であるが、当初、花卉棟は御存じのように市場の真ん中辺にあるので、もう少し端っこのほうで新築したほうがいいのではないかなど、いろいろ協議した。その中で新築にかかる費用をどちらが負担するか、今のままの位置でも十分運営できるとの意見もあり、最終的に現在の位置に花卉棟を残すことに決めた。これに伴って、雨水貯留槽の位置についても何段階かあったが、現在の花卉棟の位置に雨水貯留槽をつくろうとのことである程度進めていたが、花卉棟がここに残ることになったので、雨水貯留槽は産業道路側の入り口近くに設置することになった。それから、花卉棟の耐震診断であるが、これは青果棟と同じように、Is値0.3をクリアするような耐震補強をしたいと考えている。
○田中幸太郎委員 わかった。宅地開発条例とのことで理解した。Is値0.3をクリアするようなとのことであるが、どのような協議で市が行うことに決まったのか。もし建物を新しく建てるのであれば、花卉の方々と市が負担する話も協議であったかと思うが、今回、市が耐震を行うとなった協議内容を教えていただきたい。
○農政課長 花卉棟については、当初は、現在雨水貯留槽を考えている産業道路沿いのところへ新築でつくったらどうか。ただし、それをつくるに当たっては、市がつくって、それを賃貸する、または花卉業者のほうで最低限のものをつくる、この2つの考え方であったが、どちらにしろ、花卉業者が負担する金額が非常に大きくなるために、最終的に現在のところに残してほしいとのことで話がついた。
○田中幸太郎委員 今のままで残るといったところで、耐震補強の金額は市が全額出すとなった協議の理由を教えてほしい。
○農政課長 花卉棟の耐震については、もともと市の建物であるので、本来であれば賃貸するわけであるが、そのためには最低限の耐震能力は持ってないといけないので、そこまでの数字を確保するために、まず耐震診断をしなければいけないとのことで今回市が出す。ただし、花卉棟に関しては、後から花卉業者が大分増築したりしている部分がある。その部分に対しては、市は一切手を出さないとのことで協議させていただいた。
○石原よしのり委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第80号 平成29年度市川市一般会計予算のうち、本委員会に付託された事項

○石原よしのり委員長 議案第80号平成29年度市川市一般会計予算のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 審査に当たっては、お手元に配付の審査順序のとおり進めさせていただくので、御了承願いたい。
 まず、歳出第5款労働費、第6款農林水産業費及び第7款商工費を一括して説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
〔雇用労政担当室長、農業委員会事務局次長、農政課長、地域整備課長、商工振興課長 説明〕
○石原よしのり委員長 質疑はないか。
○大場 諭委員 1問だけである。予算書では291ページ、概要の41ページ、6、中小企業資金融資利子補給金について。これは中小企業の方は非常に助かっている制度であるが、来年度約600万円の減額である。平成29年度の見込みについては概要にあるが、平成28年度実績を受けての減額なのか。減額理由を教えていただきたい。
○商工振興課長 利子補給金については、市川市の制度融資を利用された時点から5年間、利子補給をしており、これを2つに分けて利子補給金の見積もりをしている。2年度以降のものに関しては、順調に返済が進んでいった場合、幾らの利子補給金を支払うことになるかとの予想がつくので、そのように見積もりをしている。これが大きく減になるのは、23年度、24年度ごろ、消費増税の前に融資額が急激にふえた時期がある。それの返済が進んで融資残高が減ってきた。それによって利子補給金が減っていることが大きな要因になっている。
 もう1つは、新年度にどのくらい融資の申し込みがあるかとのことであるが、これについては、今年度と新年度ではほぼ同等であろうとの予測を立てている。三菱総合研究所を初めとした民間のシンクタンクの予想では、設備投資の勢いはあるが、その勢いは今年度と来年度は同じぐらいであろうとの予測である。それから、物価はやや上昇とのことで、物価が上昇すると融資はふえる傾向がある。例えば消費増税などで物価が上がってしまうときには、その前に駆け込みでお金を借りることがあるが、やや物価が上昇する、これは融資が増加原因と見込んでいる。しかし、一方で、民間の市中金利が下がっているが、市川市の金利は据え置くことにしているので、昨年とことしを比べれば、融資はやや減少要因。総合すると、制度融資の申し込みは今年度と来年度でほぼ変わりがない、2年度以降の分については先ほど申し上げたような減少要因があるとのことで、このぐらい減少すると見込んだわけである。
○青山博一委員 概要の43ページ、商工費、アイ・リンクタウン展望施設運営事業である。28年度、29年度と比べると負担金補助及び交付金がふえている。それと来場者数は、28年度実績は12月31日現在であるが、これは3月で締めると去年と同等ぐらいの利用者数になっていくのか。こういうものを踏まえてアイ・リンクタウンの費用対効果はどうなのか。その辺をお聞かせ願いたい。
○観光交流推進課長 予算案の概要の43ページ、アイ・リンクタウン展望施設運営事業についてお答えする。
 まず、29年度予算で負担金補助及び交付金について643万1,000円増額となっている要因であるが、展望施設が入っているザタワーズウエスト施設管理費の長期修繕の負担額がふえたことにより、年額で言うと600万円強の増額になっている。これは15年後、30年後のエレベーターを含めた修繕費を積み立てていくためである。
 来場者については、年間にすると、恐らく前年度の20万人を超えるものと予想している。大幅に増加することは想定していないが、開設から7年が過ぎ、今、情報コーナー、カフェを設けていて売り上げも少しずつ上がっており、イベントをいろいろ工夫している。先日も写真展などを行って多くの方がお見えであった。土日、冬場は1,000人を超える日もあって、そういうところを使って市川市をPRできるものを置いたりしているので、それなりに経費がかかるが、引き続き事業を活発に運営していきたいと考えている。
○青山博一委員 643万円の増額、年間の来場者が20万人から21万人ぐらい。それでカフェの売り上げが上がってきているとのことだが、その辺は年間でどれくらいの売り上げが上がっているのか。
○観光交流推進課長 アイ・リンク情報コーナーの売り上げについてであるが、飲料について1杯200円で販売しているものが市の歳入となっているが、予算の見込みとしては400万円余りである。平成28年度の4月からテイクアウトも始めたことで少し上がっており、平成28年度についても400万円近くの売り上げを見込んでいる。
○青山博一委員 これは1カ月400万円か。
○観光交流推進課長 年度額である。
○青山博一委員 年間400万円では少ない。その辺の喫茶店であっても、1カ月400万円ぐらい売り上げる。これだけお金をかけているので、負担金をふやすためには費用対効果が上がっていない。負担金は年間で7,000万円以上である。できれば長く続けていってほしいので、その辺工夫して、コーヒーだけではなくてラーメンを売るなど、いろんな画期的なことを考えてもいいのではないか。今、地産地消ともいろいろ言われているので、画期的、突発的な、こんなものというものを行うと意外にいいように思う。
○松葉雅浩委員 283ページ、市川漁港整備工事費8億8,700万円である。先ほど補正で平成28年度1億7,900万円繰り越しとのことで、29年度はかなり金額もふえたが、平成28年度から平成32年度までの1期工事として予算をどのぐらい見ているのか。28年度、29年度はわかるので、残りの30年度、31年度、32年度の金額をどう見ているのかと、この資料を見させていただくと、ジャケット製作工事、突堤の工事、しゅんせつと大きく3つに分けられると思うが、平成29年度のそれぞれの予算の内訳について伺う。
○地域整備課長 予算書283ページ、第15節工事請負費、市川漁港に関する3点の質疑にお答えする。
 まず、1期工事として総額約24億円を見込んでいる。あくまで予定である。
 来年度以降の予算であるが、30年度は2億4,500万円、31年度は5億2,300万円、32年度は3億800万円程度を予定している。
 それから、29年度の工事費の内訳であるが、突堤工事として8億4,000万円、しゅんせつで4,700万円、合計8億8,700万円ほど、工事請負費として計上している。
○松葉雅浩委員 かなり大きい金額で、また年月もかなりかかるとのことで、一括でできないのかと思う。一括で発注できれば安上がりではないかとの感じもするが、できない理由についてお答えいただきたい。
 先ほど突堤が8億4,000万円でしゅんせつが4,700万円とのことであるが、発注の仕方としては、突堤の発注としゅんせつの発注と2つに分かれるとのことでいいのか。ジャケットはまた別になるのか。その辺について伺う。
○地域整備課長 283ページ、工事請負費、市川漁港整備工事に関する質疑にお答えする。
 まず、ジャケット工事については、最近では羽田の滑走路をジャケット工事でつくったとのことは聞いているが、最新の工事で、施工している例がそんなに多くないこともあり、ほかの先進市の事例を調べると、ジャケットの製作と据えつけを上部と下部で分けて発注している例が多くあった。私どもは最初の年であるので、それに倣って発注したものである。確かに委員のおっしゃるとおり、一括で発注できれば安くなるとは思う。また、しゅんせつのほうは時期も違うとのことで、先行して発注させていただいた。
 来年度の発注の仕方については、業者からの情報によると一括発注ができそうだとのこともあって、発注方法については工夫して、なるべく経費の削減につながるような一括の発注を検討していきたい。
○松葉雅浩委員 わかった。一括で3年など、そういう形で発注できれば、一つ一つ行うよりは、市民の税金を使った工事であるので、幾らかでも安くなればと思うので、よろしくお願いいたしたい。
○地域整備課長 補足させていただく。実は水産庁から補助金をいただいているが、水産庁は単年度単位の補助金交付になっており、継続費が組めない状況になっている。私ども効率的な意味から何回もお願いしているが、補助金は例外は認められないとのことで、単年度ごとに入札をかけていく発注方法になる。経費の削減と申し上げたのは分離発注であり、28年度は上部と下部を分離発注しているが、29年度は一括発注して経費の削減に努めたいと申し上げた。先ほど申し上げたように、継続は水産庁のほうからだめだと言われているので申しわけない。
○松葉雅浩委員 そうすると、29年度はしゅんせつの発注と、突堤は上部と下部と2つに分けないで発注するとのことでいいのか。確認だけさせていただく。
○地域整備課長 おっしゃるとおり、一括発注したいと思っている。
○長友正徳副委員長 質疑項目を全て述べてから一問一答で2問お願いする。最初は予算書の273ページ、1節報酬、農業委員会委員報酬、2問目は予算書の283ページの19節負担金補助及び交付金である。
 273ページ、農業委員会委員報酬であるが、新年度から農業委員会が新しいメンバーになるとのことである。農地利用最適化推進委員報酬とあるが、この金額は12カ月分か。それとも、例えば半年分か、メンバーが決まったのかどうか、よくわからないので、何カ月分計上されているのか伺う。
○農業委員会事務局次長 今回、農業委員会法が改正され選挙制度が廃止になったとのことで、推薦、募集による公募を行って、経過措置として、平成29年の7月19日までは現行でいく。平成29年の7月20日以降、新制度のもと、農業委員が20名から10名になる。そして、新たに農地利用最適化推進員が6名誕生する。その関係で前年比133万7,000円の減額となったものである。
○長友正徳副委員長 そうすると、新しい最適化推進員は9カ月分の報酬を計上しているのか。
○農業委員会事務局次長 そのとおりである。
○長友正徳副委員長 2問目、予算書の283ページ。私の記憶違いかもしれないが、間違ったら間違いだと言ってほしい。今、手元にないので間違っているかもしれないが、漁業後継者育成の支援をすると施政方針に書いてあったような気がする。もし漁業後継者育成支援をするのなら、この予算のどの項目に計上されているのか伺う。
○地域整備課長 施政方針に書かれてあった漁業者育成の件であるが、29年度は予算に計上していない。これから事例調査や漁業者の意見を聞きながら29年度中に方針を固めたいとのことで書かせていただいた。
○長友正徳副委員長 施政方針に載っていれば予算に計上されているのかと思ったが、まだ計上されてなくて準備をするとのこと。そうすると、うまくいけば再来年ぐらいに計上される予定か。
○地域整備課長 29年度中に漁業組合とうまく調整がつけば、30年度の当初予算に計上させていただきたいと思っている。
○石原よしのり委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 次に移る。
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○石原よしのり委員長 暫時休憩する。
午後3時24分休憩
午後3時30分開議
○石原よしのり委員長 再開する。
 本日の議事予定であるが、平成29年度一般会計の歳出第8款第2項の道路橋りょう費まで審査させていただいて、残りはあす審査したいと思っているので御協力願いたい。
 次に、歳出第8款土木費第1項土木管理費及び第2項道路橋りょう費について一括して説明を求める。説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
 なお、債務負担行為については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願いたい。
〔設計監理課長、建築指導課長、道路管理課長、新庁舎建設課長、道路安全課長、道路建設課長、交通計画課長 説明〕
○石原よしのり委員長 説明が終わった。
 これより質疑に入る。質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるようにお願いしたい。
 質疑はないか。
○大場 諭委員 1点だけ伺う。予算書の307ページ、道路橋りょう維持費、道路調査等委託料。参考資料-4の8ページを見ると、委託料は大きく3つあって、施工理由について、1つ、路面下の空洞の有無の調査、2番目としては、非破壊で当該箇所の舗装健全度を診断。この2つの調査、診断も含めてどういう調査をするのか。空洞については、今回、二俣新町を調査場所に選んだ理由。それから、調査延長が約15キロメートル。これは今回対象の調査範囲だと思うが、市内は15キロメートルではないが、来年度調査するのはこれで全体なのか、それとも一部なのか。まず、大きくその点をお聞きする。
○道路安全課長 今、質疑があった道路調査等委託料の内容であるが、まず空洞調査の件、先ほど距離を聞かれているかと思うが、今回3路線で、先ほど申したように約15キロメートル行うことになる。ニッケコルトンプラザ通りの0117号、二俣新町地先の二俣交差点から新港大橋につながる0115号、もう1路線が市道0106号、通称新浜通りの予定である。
 この選定理由についてであるが、国が緊急輸送路として指定している道路を選定したものである。6年前の震災のときも液状化などが起きたところで、新浜通りは緊急輸送路ではないが、ニッケコルトンプラザ通りと二俣新町については緊急輸送路に指定されているので、そちらを優先して調査していきたいと考えている。
 次はFWD調査となっている。これは舗装の健全度を調べる調査で、簡単に申し上げると、道路に5tのおもりをどんと落として、地下の路床や路盤の状態をたわみ量により測定する非破壊検査で行う調査である。それをもって道路の健全度と構造を調べた上で今後の舗装補修に生かしていくものであり、これもまた、新浜通りも含めて2,700m行う予定である。なぜここを選んだかは、FWD調査を行って、今後、国の社会資本整備総合交付金の対象事業にするために一連の調査を行うことで予定している。
○大場 諭委員 再質疑を1点だけ。空洞の有無の調査を今回約15キロメートル行うが、主に緊急輸送路とのことで、福岡市の件もあった。どこが落ちてもおかしくない。あんなに大きな地下鉄工事を行っているわけではないが、私たちが見えないところでいろんなことが起きているかもしれないので、できれば多くの路線を調査してもらいたいと思う。緊急輸送路はほかもあるが、国の災害対策に関することではなくて、日常、消防活動、救急車、特に病院につながる道路など、そういったところの優先順位は今のところはどうなのか。
○道路安全課長 確かに緊急輸送路については国が定めたものであり、ほとんど国県道が主になっている。国県道を結ぶ市道も緊急輸送路に指定されている道路があり、市内においては、先ほど申し上げた0115号と0117号、インターと国道をつなぐなど、357号と臨海部をつなぐところで2路線だけであるので、その他、救急の消防なりがよく通るとの位置づけで指定されているものではない。
○青山博一委員 初めに、当初予算案の概要の45ページ、道路管理課の道路台帳調書再編成事業。ことしは去年よりも金額が大分減っているが、市内の市道の数は何本ぐらいあるのか教えていただきたい。
 もう1件は、概要の48ページ、コミュニティバス運行事業の負担金について、今年度は去年から比べると大分増額されているが、その増額の理由と、北東部ルート、南部ルートがあるが、この比率からいくと南部ルートはかなりの利用数があると思われるので、増便と、もっときめ細かな路線変更をお願いしたい。その辺のところをお聞かせ願いたい。
○道路管理課長 台帳調書再編成事業についてであるが、質疑の内容は市道の本数とのことで、認定本数としては、今現在、市川市内に3,021路線の市道が1級、2級といろいろある。それ以外は国県道となる。
○青山博一委員 想像したよりもかなりある。市道の台帳の整理もこれから大事ではないかと思うので、しっかり取り組んでいってほしい。
 それとコミュニティバスの件についてであるが、増額した金額を教えてほしい。
○交通計画課長 コミュニティバス運行負担金の増額について答弁させていただく。コミュニティバス運行負担金については、昨年度に比べ約1,200万円程度の増額となっている。主な増額の理由としては、人件費及びバスの減価償却費の増額である。なお、人件費については、近年のバス運転手の不足により、各社とも給与の引き上げを行っているため増額しているものである。また、車両の減価償却費であるが、北東部及び南部ルートについて車両の更新が1台ずつ、計2台計上させていただいている。以上が増額の理由である。
○青山博一委員 増額して車両を更新するとのことである。また、人件費もふえている。運転手さんがいないとのことであるが、これも前からいろいろ質疑しており、交通計画課のほうで十分わかっていると思うので、次年度に向けてバスを小さくし、また、路線をきめ細かく回ってほしい。バスの運転手さんが少ないのは、行徳のあの細い道を大きいバスで運転したら、運転手さんは危なくて勤めない。やはり車を小さくしないと路線もふえないし、運転手さんだって、ふえないと思う。今度僕もトランジットにお伺いする。その辺のところもよろしくお願いする。
○桜井雅人委員 初回総括2回目以降一問一答でお願いする。
 まず297ページ、19節負担金補助及び交付金の中の耐震診断費・改修費補助金である。これは当初予算案の概要で言うと44ページになる。前年度と比べて補助金が増額となっているとのことで、先ほど説明もあったが、ここの概要のところでは、新年度の見込み件数、8項目それぞれ数字が出ているが、とりあえず前年度予算の見込み件数が何件だったのか。それに対して実績が何件だったのか。比べてみたいので、それぞれ数字でお答えいただきたい。
 次が309ページ、15節の補修工事費である。道路補修については、議員のもとにも市民の方から要望などもよく来るので、その都度、担当課にも伝えているが、今、市民の方から、どのぐらい補修の要望が出ているのか、新年度の予算ではどのぐらい応えられる予算になっているのかをお聞かせ願いたい。
○建築指導課長 耐震診断・改修に関して、補助金の前年度と今年度の予算の比較との質疑にお答えする。
 木造住宅の耐震診断であるが、前年度の予算が20件、実績が11件、今年度の予算は15件を計上している。木造住宅の耐震改修設計であるが、前年度の予算が7件、今年度実績が4件、来年度予算で計上しているのが5件である。木造住宅の耐震改修工事であるが、28年度予算が4件、今年度実績が3件、29年度予算については4件を計上している。木造住宅耐震改修に伴うリフォーム工事であるが、28年度予算としては4件、実績としては2件、29年度予算としては4件を計上している。マンションの予備診断であるが、28年度予算は1件、実績としてはゼロ件、29年度予算としては1件を計上させていただいている。マンションの本診断費の補助金であるが、28年度予算では1件、実績としてはゼロ件、29年度予算としては1件を計上させていただいている。マンションの耐震改修設計であるが、28年度予算としては1件、実績としては1件、29年度予算についても1件計上させていただいている。最後に、マンション耐震改修工事費の補助金であるが、28年度予算においては予定がなかったことからゼロ件、実績もゼロ件、29年度においては工事のめどが立っていることから1件を計上している。
○道路安全課長 補修工事費についての要望件数との質疑について、大小あるが、平成27年度実績では、我々の課に直接730件ほどの舗装の要望が来ており、今年度においても2月末現在で約600件の要望が来ている。その中で、ここにある補修工事費については路線での整備になるので、初期対応としては安全対策をとって修繕を重ねていくが、修繕では根本解決にならないところについて、本庁管内17カ所と支所管内3カ所の計20カ所の舗装補修をする予算を計上したものである。
○桜井雅人委員 耐震の関係である。前年度との比較でよくわかったが、前年度の実績で木造住宅耐震診断費補助は11件あった。ただ、次の改修設計費補助が今年度5件とのことは、11件受けたうち、改修設計、改修工事をするのが5件しかないとのことなのか。診断を受けた方からの意向調査の結果、こういう数字になっているとのことなのか。それを1点確認する。
○建築指導課長 お答えする。
 木造診断は28年度の実績が11件で、それに対して今年度の耐震改修が5件とのことについての質疑であるが、この5件については、今年度の実績が4件であったので、それを考慮して5件として計上しているものである。
○桜井雅人委員 特に11件受けた方の意向ではないとすると、内訳では計算しているが、もし5件以上あったときに、例えばほかの補助金の件数が少なければ、それを設計や工事に回す対応でできるとのことなのか確認する。
○建築指導課長 耐震の補助金については、当然、基本的に件数をオーバーするような申請と要望等があれば財政部と調整の上、補正予算として計上し対応していく考えである。
○桜井雅人委員 見込みの件数、内訳などは理解した。耐震診断改修の助成事業であるので、やはり件数が伸び悩んでいると思う。その一方で、平成28年12月定例会の一般質問でも取り上げたが、今、昭和56年5月31日以前の建物に限定しているが、熊本地震などでは、それ以降の建物でも被害があった。接合部の仕様に弱点があるのではないかとのことで、助成対象の建物の拡大はできないのかと聞いたときに、国のほうでも今年度中に対策方針をまとめる、その動向を見ながらとのことであったが、国の動向は結局どうなったのか。今年度中とのことであるが、方針はまとまったとのことなのか。
 もう1つ、助成のほうにもかかわってくるが、要は昭和56年5月31日以前の建物だと、たしか補助金の半分は国が負担していたかと思うが、56年以降に広げたとしても補助金が交付されないとの理解でいいのか。その辺も含めて、今、国の動向がどうなっているのか教えてほしい。
○建築指導課長 平成12年の告示について、国のほうの対応とのことであるが、私どもは国のホームページなど、いろいろ調べており、それによると、本年度中に木造の接合部について取り扱い方針を提案するとのことで、その協議が社会資本整備審議会で行われているが、12月に第23回の会議が行われたのを最後に、それ以降、まだ会議が行われていない状況である。このことについて我々も注視して、そういった取り扱い方針が出次第、本市としても取り組んでいこうかと考えている。
 2つ目の質疑の、今の段階で平成12年告示の接合部についての補助金が国から2分の1交付されるのかとの話であるが、本市で耐震改修促進計画をつくっており、その中で市が平成12年までを補助対象とのことで位置づければ、国もそれに対して否定的なことはしないので、市がその促進計画の中で位置づけるか位置づけないかによって対応は変わってくるものである。
○桜井雅人委員 補助金も交付されるとのことで、56年以降、2000年基準とのことで対象を広げていただきたい。最後、それだけ要望する。
 道路補修のほうはわかったので結構である。
○松葉雅浩委員 1点だけ、コミュニティバス運行事業の関係である。先ほど少し伺ったが、そもそも北東部と南部ルート、南部も2ルートある。北東部はルートが違うが、バスが何台利用されていて運転手が何人いるのか伺う。
○交通計画課長 バスの台数と運転手についてお答えする。北東部ルートは京成バスで運行しており、運行車両数が3台である。南部ルートについては京成トランジットバスで運行しており、車両が4台である。
 なお、運転手については、時間的に12時間を超えることから交代で行われており、北東部が4名、南部ルートが8名で運行している。
○松葉雅浩委員 北東部ルートの3台については、循環ルートと、その下の松飛台から現代産業科学館の2ルートで3台とのことでいいのか。あと南部ルートについても、2ルートで4台でいいのか確認である。
○交通計画課長 北東部ルートについては2ルートで3台、南部ルートについては2ルートで4台となっている。
○長友正徳副委員長 予算書309ページの13節委託料のうちの橋りょう定期点検等委託料9,500万円。5年ごとに定期点検であれば2012年度に定期点検されたと思うが、5年前の点検と来年度の点検と違うのかどうか。同じことを行うのか。狙いは何なのか。どういうところを見たいのか。その辺を教えてほしい。
○道路建設課長 定期点検の狙いであるが、5年ごとの損傷度合いを把握し、次の5年間で修繕しなければならないものを計画的に改修していくとことになる。トンネルの事故があったので、崩落など、そういったことを踏まえて、よくても悪くても全国的に5年ごとに点検するようなシステムになっている。
 5年前の点検と来年度行う点検の大きな違いであるが、前までは遠くから見て判断するようなこともあったが、今は近接目視、肉眼で接して見ることが義務づけられている。きょう午前中、現場を見ていただいたが、裏のほうを見るためには足場をつくっておりて見ることになるので、委託料も結構かかることになる。
○長友正徳副委員長 点検内容はわかった。5年前よりは詳しく点検されるとのことで、経費が9,500万円である。きょう現地視察した2橋、合わせて2,000万円余りだったと思うが、1橋当たり1,000万円ぐらいの補修費で、点検に9,500万円かかるぐらいだったら、点検はほどほどにしておいて、明らかに補修したほうがいいようなものについてさっさと補修してしまったほうがいい。そうすると、9,500万円で9橋補修できてしまう。
 橋梁の設計、建設にずっと携わってきた橋梁の専門家で、行政にかわって橋梁を点検してくれている市民がいる。きょう現地視察した2つの橋よりも、明らかにもっとぼろぼろになっているところがある。高欄の構造が、中が鉄のパイプで、外がコンクリートで巻きつけている。多分、コンクリートがひび割れて、そこに雨水が入って、中のパイプがさびて膨張し、爆裂して表面のコンクリートがぼろぼろと道路に落ちている。それに市民がひっかかったらけがをするし、まず美観を損なう。本市の実態をあらわしているような感じがあって、それを見ると寂しく思う。ああいうのをさっさと補修したほうがいいのではないか。点検ばっかり行っていても、補修が進まなければ効果にならない。全然行わないわけにはいかないと思うが、9,500万円かかるのだったら点検はほどほどにして、さっさと補修すべき傷んだ橋があるわけで、5年も10年も放っておけば、全損で全部取りかえることは大変なコストがかかる。予防保全をうたっているので、明らかにこれはだめだ、早く手当てしないと、まるごと交換になってしまう。そうすると、大変な経費が要るので、今のうちに補修したほうがいい。そういう判断をしてもいいのではないかと思うが、9,500万円ほどで点検しても、予算がないので、向こう5年間に補修できるわけではない。9,500万円を来年度にかけて点検して、これとこれは補修したほうがいいとの結論が出たとしても、金がないからできない。点検費用と実際の補修費用のバランスをもう少しよくしたほうがいいのではないかと思う。抽象的な質疑であるので答えはないかもしれないが、そういう意見もあったと受けとめてもらいたい。
○道路建設課長 まず、5年に一度の点検については、記憶にあると思うが、トンネルの崩壊事故があった。それを機に国のほうで地方にいろいろな指導をしてきて、まずは指導の段階で点検を行った。平成26年に道路法の改正があって、法で義務化されているので、これは5年ごとにしなければならない。ああいう大きな事故を未然に防ぐ意味で必ず行ってほしいとのことである。
 橋を点検して、よく見ると、きょうあした落ちるものでもないので、点検の結果を踏まえて優先順位をつけている。きょうの午前中見たところで説明したが、主要構造部を支えているはりにも亀裂などが入っているので、そういったものは優先している。もっと優先して3年前から始めたのは、京葉道路にかかっている影響が大きいような橋で主要構造物にひびが入っているなど、そういったものを補修してきている。中には、見た目、ぱっと見て欄干などがぼろぼろになっているが、下のほうの主要構造部はまだ大丈夫だとの判定が出ている。そこをずっと補修しないわけではないが、まずは下のはりなど、そういった傷んでいるところを優先して補修している状況があるので御理解願いたい。
○長友正徳副委員長 優先順位のつけ方はおっしゃったとおりだと思う。やっぱり構造部分が劣化しているほうを早く手をつけなきゃいけないと思う。とはいっても、やっぱり外観がぼろぼろになっているので、放っておいていいのか少し気になるところであり、バランスをとっていただければと思う。配慮いただければありがたい。
○石原よしのり委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 次に移る。
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○石原よしのり委員長 本日はこれをもって散会する。
午後4時40分散会
 
平成29年3月2日(木)
午前10時開議
○石原よしのり委員長 ただいまから建設経済委員会を開く。
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○石原よしのり委員長 議案第80号平成29年度市川市一般会計予算のうち、本委員会に付託された事項を議題とし、昨日の議事を継続する。
 これより歳出第8款土木費第3項河川費の説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
〔河川・下水道管理課長、河川・下水道整備課長 説明〕
○石原よしのり委員長 説明は終わった。これより質疑に入るが、質疑に当たってはページ数、項目を示してから質疑されるようお願いしたい。
 質疑はないか。
○松井 努委員 1点だけ伺う。参考資料-4の32ページ、工事請負費の中の蓋架柵渠改修工事費について伺う。予算として1億3,000万円を計上しているが、こういう費用は本市の単独事業で、市の予算で全部行う考え方でいいのか。例えば県や国から補助金が交付されるなど、あるいは逆にどういう場合に補助金が交付されるのか。
○河川・下水道整備課長 柵渠の改修工事の財源については55%を国からの補助金で賄っている。
○松井 努委員 次年度行う蓋架柵渠の事業については全て、国から55%の補助金が交付されるとのことでよいか。1億3,000万円の予算を計上しているが、その内訳はどうなっているか。1億3,000万円のうち、55%は国からの補助金が入っているとの考え方でよいか。
○河川・下水道整備課長 1億3,000万円のうち、55%が国、残りの45%が市の負担になる。
○松葉雅浩委員 1点だけ、321ページの土地購入費、排水用地購入費であるが、東菅野の暫定調整池、きのうの資料では東菅野暫定調節池と書いてあった。今回の参考資料4には東菅野暫定調整池と書いてある。池の名前というのは正しく言わなければいけないと思う。例えば国分川調節池という名前があると思うが、調整池なのか、調節池なのか、どちらなのかが知りたい。
 あと、ここは市が購入するということで7億4,500万円という莫大な費用がかかる。そもそも派川大柏川の改修事業が完了するまでとのことで暫定とついていると思うが、県が河川改修をきちんとしてこなかったから、こういう池をつくって整備して家屋の被害を軽減していると思うが、ほかの国分川調節池、大柏川の調節池は県が用地取得して整備している。ここだけ何で市の予算だけで購入しなければいけないのか。県が少し負担してもいいと思うが、市が調節池をつくったのであろうが、購入するに当たって半分ぐらい県が負担してほしいなど、現実に交渉をしたのかについて伺う。
○河川・下水道管理課長 初めに、321ページの排水用地購入費、正式な名前としては調整池である。
 2点目の改修事業をなぜ県で行わないかであるが、県は派川大柏川の改修計画を策定しているが、県の計画によると池の計画というのは一切ない。県としては、調整機能を持った池を整備する計画はないとのことで、暫定調整池は以前から市のほうで地権者から借り受け、昭和63年に整備した経緯もある。市も県に交渉して、何らかの費用負担などもお願いしてきた経緯はあるが、県としては計画のないものであるので、今後そこに対しての費用、購入費の負担はしないと伺っている。
○松葉雅浩委員 名前についてはわかった。東菅野暫定調整池で今後統一していただきたい。
 県に計画がないとのことであるが、派川大柏川の整備がおくれている。この整備自体は計画があるわけで、その計画はどうなっているのか、いつ整備が終わるのか。県とすれば計画どおり河川の整備を行うことで池自体は必要ないと考えているとのことでよいか。暫定とのことなので、河川の整備が終わった段階で調整池は必要なくなると考えていいのか。
○河川・下水道管理課長 派川大柏川からあふれた水の調節機能、あるいは一気に雨が降った場合に水が川に流出する抑制機能を持っている。今回、道路冠水が多いので内水対策機能を持たせるとのことで、県が川の整備が仮に終わったとしても、内水排除対策機能は市で整備する。暫定調整池については、仮に県の改修計画が終わったとしても、今後ともその辺がどうなるのかを見計らって、土地利用のあり方を再度検証し直す形になろうかと考えている。
 県の河川計画による具体的な断面、川の幅といったものは、我々は伺っていない。
○水循環推進課長 派川大柏川の河川計画としては、市街地の区間と市街化調整区域の区間と2断面計画があり、当面時間50ミリメートルの雨に対して排水できるような事業計画がある。その事業をことしの1月に再開するとの文書を市にいただいた。
○松葉雅浩委員 時間50ミリメートルに対応するためにどういう計画があるのか、具体的には何もないとのことか。要するに河川の幅を何メートルにするなどは聞いていないとのことか。単なる50ミリメートルに対応するというだけでは計画がないのと同じである。もう少し詳しく図面で市に通知されているのか、それについてわかれば教えてほしい。
○水と緑の部次長 派川大柏川に関しては、今、事業としては休止中であるが、当時断面などは決まっていて、その河川幅でずっと用地を買収してきた経緯はある。今後変わったらまた別であるが、今の段階では計画は決まっている。
 先ほどの補足答弁であるが、暫定調節池というのは、派川大柏川が整備されるまでの間、やはり河川幅が狭いので最終的には河川計画には位置づけられていないが、河川整備が進むまでの間、河川があふれないための何らかの対策が必要だろうと、少しでも対策ができないかということで、川の水があふれそうになったときに暫定的にこの池に水を入れて、洪水機能を調整するために市が県と協力し合ってこの土地を確保して、今まで地権者に無償で土地を借りてきた経緯がある。今回は地権者の方から土地の買い取り要望が出て、市で検討した結果、この時点で土地を返すには河川整備が進んでいない段階では難しいだろうとのことで、とりあえず確保した。
 ただし、今後の使い方としては、今までは河川のあふれそうな水をこの中にためるだけの機能として使ってきたが、河川があふれそうになっていなくても道路冠水が起きていた。道路冠水をこの池に入れるようなことはしてこなかったが、市が取得したので、これからは河川があふれる前に道路冠水した水を池の中に積極的に入れていこうと。マンホールポンプをつけて、この中にくみ入れていこうということで、今後は調節池の機能と並行してそういう使い方もしていきたいと考えている。今回、予算計上しているのは、土地購入費のほか、ここに水を入れるためのマンホールポンプの費用を計上している。
○松葉雅浩委員 わかった。内水を考えて、あふれる前に道路冠水の水を入れると。今後、そういう方向でいくとのことであれば、暫定は取って東菅野調節池とすべきではないか。暫定というと後々になくなってしまうような印象を与える。それについてはどうか。
○水と緑の部次長 あくまでも河川計画には位置づけられていない施設とのことで、河川整備が進んだ後にはこのあたりの状況がどうなるかわからない。改善されて場合によっては必要なくなるかもしれないし、その時点でやはり残さなければいけないことになるかもしれないが、とりあえず計画には位置づけられていないとの意味合いで、暫定とつけて運用していきたいと考えている。
○松葉雅浩委員 河川の計画には位置づけていないことはわかった。内水を排除するための施設、調節池とのことで、市として自主的に活用しているわけだから、私は暫定というのは取るべきだと思う。これはよく検討していただいて、名前を変えたらそれでいいとのことでもないとは思うが、せっかく高額な税金を使って購入するわけであるから、暫定を取るべきだと私は思うので、今後また検討していただきたい。
○石原よしのり委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 次に移る。
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○石原よしのり委員長 次に、歳出第8款土木費第4項都市計画費について説明を求める。説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
 なお、債務負担行為については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願いたい。
〔都市計画課長、街づくり推進課長、都市計画道路課長、河川・下水道管理課長、公園緑地課長、動植物園長、開発指導課長、住環境整備課長 説明〕
○石原よしのり委員長 説明は終わった。これより質疑に入る。質疑に当たってはページ数、項目を明示してから質疑されるようお願いしたい。
 質疑はないか。
○大場 諭委員 予算書325ページ、予算案の概要では49ページ、JR武蔵野線沿線まちづくり事業について伺う。
 1つは、今、新駅構想に向かってどういうプロセスで、来年度はどのようなことを行うのかとの視点から伺いたい。これまで地権者の意見を聞いたり、委託して調査をしたと。平成28年度委託した上で平成29年度の今回の調査なのか。平成28年度の調査でどういうことが出たのか。今回の調査は地質調査、3カ所となっている。当然まだ民地はできないと思うが、どういう場所を選んでいるのか。地質調査をする前提として仮定を立てて行うと思うが、その目的を伺いたい。
○都市計画課長 325ページ、委託料、JR武蔵野線沿線まちづくり事業についてお答えする。ただいまの同事業の状況であるが、昨年度まで関係権利者とワークショップ等を開催し、土地利用方針図を作成した。また、新駅に当たっては、JRと継続的な協議を行って可能性を確認している。そして、今年度の取り組みであるが、新たなまちづくりと新駅にかかる基本計画を委託しており、今年度末を目標にまちづくりと新駅にかかる基本計画案を策定予定である。それを受け、来年度は地質調査を予定しているが、この地質調査は新たなまちづくりと新駅にかかる今後重要と思われる箇所、まずは新駅の付近1カ所と新たなまちづくりが新駅の南側と北側に展開される予定であるので、そちらの中で重要構造物が建つと思われる箇所について地質調査を行う。これらのデータを整えつつ、まちづくりにかかる熟度を高めて、JRとも引き続き協議を進めていきたいと考えている。
○大場 諭委員 その件について、新駅構想としては継続しているということか。
○都市計画課長 そのとおりである。
○大場 諭委員 現時点でJRは大きなハードルだと思うが、それは並行して進めるとして、地質の問題である。ここは当然河川のあたりであるから、どういう調査をするのか。あの辺は市街化調整区域でもあるので、埋設されているもの、そこの部分はできるのかどうか。当然土地改良が必要なところも出てくるであろうし、その辺はどうなっているのか。市が持っている土地の範囲ではないかもしれないが、どこまで行うのか、そこの点だけお願いする。
○都市計画課長 JR武蔵野線沿線まちづくり事業についてお答えする。
 こちらについては来年度予定の地質調査の具体であるが、支持層までの約20数mのボーリング調査を3カ所予定している。それにあわせて支持層付近の土質試験を行うためのサンプリングを行い、詳細なデータを整える予定である。こちらは調整区域であるので、既存のライフラインはそれほど多くないことを確認している。権利者とも調整して、必要に応じて民有地を借地するなどにより調査を行うことも考えている。
○桜井雅人委員 4点ほどあるが、初回総括その後一問一答でお願いする。
 まず、325ページ、13節委託料の中の今出ていたJR武蔵野線沿線まちづくり地質調査委託料であるが、まちづくりの事業自体、今はこの地域の方だけでなく、広く市民に周知をして意見を聞く考えについて、過去の答弁では新駅設置で40億円、その周りの整備で100億円との答弁もあった。それだけの税金を使う事業なので、ぜひ市民の理解を得た上で進める必要があるかと思うが、広く市民の意見を聞く、そうした考えについて伺う。
 次に、329ページ、13節委託料のまち並み景観整備委託料、市長がこだわっている美しい景観づくりであるが、今回もまた拡大されていると。毎回聞いているので端的に聞くが、費用対効果についてはどのような検証がされているのか伺う。
 次に、同じく329ページ、15節の工事請負費、道の駅整備事業である。道の駅について、特に市内で生産された農作物や地場物産の扱い、代表質問でも答弁を聞いていたが、要は募集要項や仕様書などで地場物産の扱いについて、市がどこまで指定管理者に要求ができるのか、どこからが指定管理者に任せる、指定管理者のアイデアに期待をするのか、その辺のイメージが難しいとのことで、道の駅で取り扱う地場物産のことで、答えられる範囲で具体的に教えていただきたい。
 最後、345ページ、19節負担金補助及び交付金のあんしん住宅補助金、予算案の概要では53ページに出ているが、予算が前年度と同額ということで内訳も出ているが、この内訳も前年度と同様ということなのか。また、前年度実績の数字も教えてほしい。
○都市計画課長 予算書325ページ、13節委託料、JR武蔵野線沿線まちづくりにかかる質疑にお答えする。
 こちらは市民の方々へ意見を聞く考え方であるが、まずは新たなまちづくりにかかる権利者の理解と協力が重要であると考えているところであり、今の状況としては、権利者の方々といろいろ協議をしている。権利者以外の方々については、来年度以降権利者との協議の状況を踏まえ、次のステップとして、適切な時期に周辺住民の皆様等に対して説明の場を開催していきたいと考えている。このような過程を経て、より具体的な計画がまとまった段階でパブリックコメント、また法定手続において広く市民の意見を伺いながら進めていきたいと考えている。
○まち並み景観整備課長 予算書329ページ、13節委託料、まち並み景観整備委託料について、イルミネーションの費用対効果についてお答えする。
 現在、地方創生が進められている中で、都市の魅力づくりが必要とのことでイルミネーション事業を進めている。効果としては大きく2点あると考えている。
 まず1点目は、地域での自主的な動きが生まれてきたことである。北国分駅周辺においては、地域住民が主体となり子供たちを巻き込んでのカウントダウンイベントが行われたり、また、来年度については、行徳駅前商店街が独自設置に向けて計画しているとの話を伺っている。以上のことからも、市民活動が生まれるきっかけづくりとして効果があると考えている。
 2点目としては、市民満足度の向上である。やはり、アンケート、e-モニター等を行っているが、継続を望む声が非常に多い。
○外環道路推進・道の駅担当室長 予算書329ページ、第15節の道の駅に関して、市がどこまで要求できるのかと民間事業者へアイデアを期待しているのかとのことであるが、今回指定管理者の募集に際して、農産物、水産物、本市に関連した物品の販売方法についても指定管理者の提案を求めている。その他の農産物や地場物品に関しては販売方法等について、今アイデアを求めているところである。また、指定管理期間が10年間あるので、その中でモニタリングや市民アンケート等により市民からの意見を反映させる形で、市が指定管理者と協議をして進めていきたいと考えている。
○住環境整備課長 345ページ、あんしん住宅補助金、予算概要書53ページのあんしん住宅推進事業の件についてお答えする。
 前年度と同額の内容かということについては前年度と同様である。内訳の件数についても前年度と同様である。
 続いて、28年度1月末までの実績であるが、10万円の補助、140件の予定に対して198件、30万円、30件の予定に対して20件、100万円、4件の予定に対して3件の実績である。
○桜井雅人委員 あんしん住宅推進事業だけ再質疑する。予算に対しての実績で伺うと、10万円を140件予定していたのが198件と見込みより大幅に多かったというのはわかった。ただ、それに対して次年度もまた140件という根拠は何なのか。
○住環境整備課長 10万円の140件に対して198件であるが、198件については全て10万円を使っている件数ではない。使った金額の3分の1で上限10万円なので、例えば27万円の工事であれば9万円となるので、予算内と件数というのは比例しないようになっている。140件の根拠であるが、あんしん住宅助成制度の全体の174件で考えている。174件の根拠としては、市川市住生活基本計画の平成32年度にリフォーム率を40%にすると目標に対しての年間計画の174件である。
○桜井雅人委員 140件は上限10万円を使い切ったとしてのもので、実際には全体174件の中でそこら辺は柔軟に対応していただけることかと思う。ただ、あんしん住宅は、たしか昨年度は予算を使い切って、11月ぐらいで受け付けが終了していたかと思うが、その点は大丈夫なのか。申請に応えられる予算になっているのか伺う。
○住環境整備課長 11月に予算がなくなってしまったのは事実であるが、先ほども申し上げたとおり、あんしん住宅助成制度は市川市住生活基本計画で定めた平成32年度の目標を達成するための年間計画があり、その数で予算化している。利用件数は計画件数を上回っていることから、予算規模は適性だと考えている。
○松葉雅浩委員 1点だけ、予算案の概要の53ページの空き家対策事業についてである。これは空家等対策の推進に関する特別措置法に基づいて、適切な管理がされていないところの所有者に対して改善するよういろいろ対応しているとのことで、現在市が認識している空き家の件数はどれぐらいあって、なかなか所有者がわからないなど、法務局へ行っていろいろ調べたりして文書を送ったりされているだろうが、所有者を特定するための方策として、その辺はどういう作業をしているのか。
 また、所有者に対して改善の指導などをしてもなかなか改善できていない、そういう件数はどれぐらいあるのか教えていただきたい。今回、安全代行措置を平成29年度は1件予定している。そういう措置を行うに当たってのこれまでの経緯について教えていただきたい。
 一番下に空家等対策計画があるが、これはこれから計画をつくるということなのか、どういう内容の計画をつくるのか。
○住環境整備課長 まず最初に、どのぐらい件数があるのかとの質疑にお答えする。現在、私どもが把握している総数は、不良空き家だけではなく適正な空き家を含めて約500棟である。
 続いて、所有者の特定の作業であるが、今回、特措法ができて固定資産税の税情報が使えることになったほか、聞き取り、登記も住民票と、それ以上の戸籍をとって家系図のようなものをつくって、誰が相続者になるのかというところまで細かく調査して、該当者に通知しているという作業を行っている。
 指導中の件数であるが、現在約270棟を指導中である。ただ、この指導中というのは、市が通知をして措置していただく予定のものも含めているので、全然対応されていない数ではない。
 安全代行措置1件の経緯であるが、これは安全代行措置の要望があって計上した経費ではなく、来年度要望があったときに使えるように、一応予備で計上している経費である。
 計画をこれからつくるのかとのことであるが、本市は平成25年度から先進的に空き家対策を行っていたが、その後、平成27年度に法律ができて、法律の中に空家等対策計画をつくることができるとなった。計画をつくらなくても既に実行しているが、国の補助金等を活用する場合には計画に沿っていることが必須になっているので、計画を策定することを考えている。計画の内容については、大きく分けて基本的な考え方、計画期間、所有者等に対する空き家等の適切な管理の促進に関する事項、空き家等及び除却した空き家等にかかわる跡地の活用の促進に関する事項等を書き込むような計画になっている。
○松葉雅浩委員 わかった。空き家もどんどんふえている。270棟あって、通知を出した後すぐに適切な管理をしてくれればいいが、なかなか対応してくれないところが結構ある。私も近所の方から要望を受けて課長に伝えたりして、通知を出してもらっても、なかなか改善してもらえない。条例の中で通知を出してもきちんと改善されないところに対して、もっと強制力がある条例になっていると思うが、その辺についての仕組み、市が代行できるようになるまでには相当な時間を要すると思うが、その辺について教えてほしい。
 あと、所有者を特定するに当たって、相続の関係で職員は結構大変だと思うが、そんなことはないのか。相続とかあると、何人もかかわっていると、これは職員が全部やっているのか。それとも、例えば行政書士とかに委託してもできるのではないかと私は思うが、大変じゃなければいいが、職員が対処することについて大変手間になっているのか。
○住環境整備課長 先ほど、松葉委員から条例でとのことがあったが、法律のほうでその先の対応ができるようになっている。助言、指導をして言うことを聞かない場合には、次の段階としては勧告がある。勧告が発生すると固定資産税の住宅特例が外れる。今年度は市では勧告を1件行った。勧告を行った後、所有者がやっと動いて是正措置されたものもあるので、今後も引き続き、粘り強く所有者にそのような法律の手法にのっとって対応していきたい。
 続いて、相続の調査は大変かとのことで、非常に大変なのは事実である。司法書士の方などにお願いする考え方もある。そのためには、計画を策定する段階で協議会を設立するが、その協議会の中で弁護士、司法書士との連携を考えており、協議会の委員の弁護士、司法書士等に出ていただくように今検討しているところである。そこの中で協力できるものがあれば、今後はそれで予算計上等をしていきたい。
○松葉雅浩委員 わかった。法律の中で勧告できる方向になっているとのことで、早目早目にどんどん勧告してもらって、そうしないと本当に空き家の枝が伸び放題になっている、屋根の瓦が隣の家におっこちたりなど、いろんな苦情も市にも行っていると思うが、おくれればおくれるほど周りへの影響がかなり大きいので、早目早目に対応をお願いしたい。
 それから、職員の皆さんはやはり大変とのことはよくわかった。なるべくそういう作業的な部分は民間というか、司法書士、弁護士―行政書士はできないのか。任せられるところは任せていくことも大事だと思うので、その辺はよく検討していただきたい。
○青山博一委員 予算書329ページの13節のまち並み景観整備委託料について、詳細を教えてほしい。
 市長が進めている潤いのあるまちづくり、また、住みやすい町ということで景観整備は力を入れている。予算2,100万円をもう少しふやして、中途半端な景観ではなくて、これはイルミネーションのことだと思うが、もっともっと推進してもらいたいと思っているので、その辺の詳細を教えてほしい。
○まち並み景観整備課長 予算書の329ページ、13節、まち並み景観整備委託料、イルミネーションについて、来年度はこれまで行っていた北国分駅、市川駅、妙典駅、本八幡駅、行徳駅で引き続き点灯していきたい。また、新たに、南行徳駅前の広場に設置していきたい。増設分の撤去、設置費用に加えて、木が伸びてきたところがあるので剪定費用等も含まれている。
 2点目であるが、拡大したほうがよいのではないかとのことである。私どもも、これからも市民意向を十分把握して、予算の問題もあるので、適切な設置場所等の検討も含めて前向きに考えていきたい。
○青山博一委員 本当にイルミネーションは子供たちや若いお母さんたちが喜んでいるので、去年の行徳駅前は少し実施したが、蛍の尻尾のような電気で、どうせ実施するのだったら徹底的にイルミネーションをきれいにして、今度は妙典橋も開通することだし、妙典駅のほうも駅前広場から木がある。あそこ全部にイルミネーションをつける、南行徳だって木がいっぱいあるので、あの辺全部をつけるなど、光のアーチをつくるような、有楽町や東京プリンス、東京タワーなどのイルミネーションを見に行くときれいである。そういったものを参考にしながら、実施するのであれば徹底的に行って、みんながあっと驚くようなイルミネーションにしないと、せっかく二千何百万円使ってももったいなくなってしまう。だったら、この3倍を使ってもいいから、これはすばらしいなというような、ましてや行徳は人口密度も高いし、駅は妙典、行徳、南行徳、北のほうは駅が少ないから―僕は北の人間ではないから余りそういうことを言うと怒られてしまうが、できれば全体的なバランスをとりながら徹底的に実施してほしい。
○長友正徳副委員長 2つある。初回総括でその後一問一答でお願いする。
 1問目は、毎回聞いていることであるが、予算書の325ページの13節委託料のJR武蔵野線沿線まちづくりの件であるが、実施内容は答弁があったのでわかった。私が質疑したいのは、人口減少社会において新しいまちづくりとのことであるが、日本全国の人口という意味では急速な勢いで人口減少するわけであるが、地域の差があるとは思うが、市川市において、将来どういったペースで人口減少するように予測されているのか。そういった人口減少社会において、まちづくりがどうなるかわからないが、どういった構想かもよくわからないが、何がしかの投資をされるわけである。投資をした結果、住宅がふえたり、商業施設ができて税収がふえる可能性はあるが、投資効果をどう見積もっているのか。わかる範囲で答弁いただければ結構である。
 2問目は、松葉委員から質疑があった件であるが、当初予算の概要説明の53ページに空き家対策事業があるが、これから空家等対策計画をつくるとのことである。概要はお答えいただいたが、その中で景観や安全のためにぼろぼろになったものを除去するのは必要なことだと思うが、その後空き地ができるが、予算の概要によると青空こども広場にすると示されている。これ以外に、人口減少と関係あるが、15年後には3戸に1戸が空き家になると言われているが、あいたところに新たな住宅を誘導するようなことは考えているのか。町、市街地はまとまりがないといけない。ぼこぼこと穴があいていたらまずいので、新たな住宅建設の需要があった場合、あいたところに誘導するなど、そういった構想はあるのか。
○都市計画課長 325ページ、13節、JR武蔵野線沿線まちづくりにかかる質疑であるが、人口減少、また、その費用対効果については、所掌が企画部等になると思うので答弁は御容赦願いたい。
○住環境整備課長 空き地に住宅を誘導する策であるが、ここで書いてある除却制度とは少し違う考え方になる。この除却制度の趣旨としては、所有者が空き家の跡地を市に無償で貸すことを条件に除却する補助制度である。市に無償で貸すことで、市がどういうものに活用するかというと、例えば青空こども広場や駐輪場など、地域の住民が活用できるような公共施設を整備するために使う事業である。民間の住宅を誘導する考え方はここの事業では持っていない。
○長友正徳副委員長 わかった。結構である。
○石原よしのり委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔桜井雅人委員 反対討論〕
○石原よしのり委員長 ほかに討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○石原よしのり委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第82号 平成29年度市川市下水道事業特別会計予算

○石原よしのり委員長 議案第82号平成29年度市川市下水道事業特別会計予算を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔河川・下水道管理課長 説明〕
○石原よしのり委員長 質疑はないか。
○岩井清郎委員 1つだけ、535ページ、市債利子である。今、借入先はどのぐらいあるのか。そして、一番高い利率と一番安い利率は幾らか。
○河川・下水道整備課長 まず、借入先については、財務省と地方公共団体金融機構があり、利率に関しては今は0.2%である。
○岩井清郎委員 借入先が2つであるが、両方とも同じ利率とのことで理解してよいか。
○河川・下水道整備課長 同じである。
○岩井清郎委員 よくなった。昔は8%とか5%で、安いのになかなか借り入れできなかった、交換ができなかった。了解した。
○大場 諭委員 予算書527ページ、13節委託料、概要は65ページであるが、委託料の下水道台帳作成委託料の内容について。
 それから、緊急管渠保守等委託料、どういう保守を行ったのか。
○河川・下水道管理課長 527ページ、委託料のうち下水道台帳作成委託料についてお答えする。
 こちらは、下水道台帳を調整しており、台帳が毎年変わるので、その更新委託になる。
 続いて、同じく緊急管渠保守等委託料であるが、こちらについては主に管渠の詰まり、下水道本管から宅内ますまでの取りつけ管やマンホールぶたの破損、汚水ますの破損等の改善・修繕費用になる。
○大場 諭委員 緊急管渠保守等委託料については、詰まりは別として、マンホールなど、今心配されているのは老朽化がある。東京はつくってから60年たって危ないとのことで、生かしながら保守をしていくというのが今は高度な技術でされているが、少なくとも60年、東京オリンピックのときにつくられたものがあるのかどうかも含めて、本市は保守点検が必要なのか。保守関連で予算がここしかないようであるがどうなのか。
○河川・下水道管理課長 まず、特に菅野・真間地区が供用開始後一番古くなっていて、そちらについては取りつけ管等が陶管でできている関係上よく壊れるので、その辺は場合によっては水道工事を行う前や、ガス工事を行う前に整備をしていく、補修をしていくということも考えている。また、緊急管渠保守等委託料の中に浸入水調査が入っていて、大きな管渠等については優先順位を定めて浸入水調査を実施していくということを計画している。
 なお、先ほど言った東京オリンピックのころの管渠があるのかについては、市川市ではない。
○大場 諭委員 今、管渠の浸入水というのは原因も含めて、どういう状態なのか。
○河川・下水道管理課長 浸入水というのは、管渠の中に継ぎ手など、例えばコンクリート管、ひび割れ、そういったところから本来汚水以外のものが浸入しているかどうか、そういう調査をカメラを入れて確認している。
○石原よしのり委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第83号 平成29年度市川市地方卸売市場事業特別会計予算

○石原よしのり委員長 議案第83号平成29年度市川市地方卸売市場事業特別会計予算を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔農政課長 説明〕
○石原よしのり委員長 質疑はないか。
○長友正徳副委員長 1件、電気設備改修工事、参考資料-3の9、10ページ、改修工事の内容が3項目あるが、3つの工事のうちどれが一番高いのか。大体の内訳を教えていただきたい。
○農政課長 まず、積算電力量計更新工事が3,300万円、青果卸売場照明設備改良工事が3,700万円、受変電設備工事が8,000万円である。
○長友正徳副委員長 わかった。受変電設備はやっぱり一番値段が上がっている。この受変電設備は何年ぐらい経過したのか。老朽化して更新しなければいけないと思うが、これまで何年ぐらい使ってきたのか。
○農政課長 受変電設備については設置後40年以上経過している。
○石原よしのり委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第89号 市道路線の認定について

○石原よしのり委員長 議案第89号市道路線の認定についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
〔道路管理課長 説明〕
○石原よしのり委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

所管事務調査

○石原よしのり委員長 所管事務の調査については、お手元に配付の文書のとおり行いたいと思うが、これに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よってお手元に配付の文書のとおり決した。
 続いてお諮りする。所管事務の調査については、閉会中も引き続き審査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原よしのり委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
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○石原よしのり委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午前11時51分散会

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