更新日: 2018年2月1日

平成29年9月市川市議会建設経済委員会

開会

午後1時30分開議
○田中幸太郎委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。

議案第29号 市川市道路占用料条例の一部改正について

○田中幸太郎委員長 まず、審査に当たっては、一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、[1]全て総括、[2]初回総括2回目以降一問一答、[3]質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
 それでは、議案審査に入る。
 理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるようお願いしたい。
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○田中幸太郎委員長 議案第29号市川市道路占用料条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○道路管理課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 一問一答で、条例改正に至った経緯について、金額の妥当性について、他市との比較ではどうか、不法占拠の状況について、4点伺いたい。
 まず、条例改正に至った経緯について、この理由としては、受益者負担の適正化を図るため、道路占用料の額を見直すとのことだが、どのような改正内容なのか。また、条例改正に至った経緯について伺いたい。
○道路管理課長 改正の経緯は、国土交通省の道路占用料制度に関する調査検討会の報告書によると、道路占用料は固定資産税評価額がベースとなることから、占用料の改定時期については、3年ごとの改定を検討することが妥当であるとの提言があり、国道の占用料も3年ごとに改定されている。このことから前回の改正から3年後の平成30年度に改正を行うこととなった。前回改定の平成26年9月定例会においても、30年度に見直す旨を答弁している。
○金子貞作委員 経緯についてはわかったが、内容についてもう少し教えていただきたい。
○道路管理課長 先ほど申し上げたとおり3年ごとの見直しとのことで、固定資産税評価額も3年ごとに見直している。国が示した道路価格が3年ごとに見直されていることから、占用料の計算方法の中で、道路価格と使用料率と面積を掛けて算定していくのが、今回の占用料の算定方法で、道路価格が変わったので、当然計算結果が変わるとの改定の内容である。
○金子貞作委員 道路価格は固定資産税評価額がベースとなるとのことで、それについては理解した。
 金額の妥当性については、前回も質疑したが、その前10年間は見直しをしてこなかった。しかし、国交省の通知では、最大1.2倍までしか上げることはできない。今回は、その辺についてもまた指示があったのか。これは通知なので拘束力はないと思うが、どのように判断したのか。それから、この改正によってどのぐらい収入がふえるのか。
○道路管理課長 今回の改正についても、1.2との緩和措置を国が示していることから、市川市もそれに従ったもので、トータルで2,700万円程度の増となる。
○金子貞作委員 1.2倍が上限で約2,700万円増とのことだが、他市との比較ではどうか。松戸市は電柱1本につき1年で3,200円で、市川市は電柱が第3種まで分かれているが、松戸市は1本となっている。市川市の場合2,410円で、松戸市と比べると大分安い。固定資産税は松戸市のほうが市川市より安いと思うが、市川市はなぜ近隣市と歩調を合わせるような見直しをしなかったのか
 参考までに1種、2種、3種の電柱の本数と、他市との比較で妥当なのか伺いたい。
○道路管理課長 手元に松戸市との比較がないので、それ以外のことから答弁させていただく。
 市川市の場合、第2種電柱の占用料の額は、国が2,400円、千葉県が1,600円となっている。市川市が比較して高い理由は、当然、道路価格が国、県より高いことからだと推測される。近隣市と比較すると、船橋市は1,920円、浦安市が2,640円となっていて、他市との比較においても市川市の道路価格が高いことから占用料が高くなったものと思われる。
私たちの知る限りでは、松戸市はここ数十年来見直しを行っていない。
 市川市の第1種、第2種、第3種の種別は、国の制度に倣って設定しているものである。
 第1種、第2種、第3種電柱のそれぞれの本数は手元に資料がなくて申しわけないが、東京電力の電柱は約1万6,500本、NTTが約5,600本と把握している。
○金子貞作委員 私は金額の妥当性について聞いている。第1種と第3種で金額に1,400円の差があるが、道路占用面積はどのぐらい違うのか。
 それから、比較表を見ると、看板では、表示面積1㎡につき1年で1万3,270円から9,530円に下がっているところもあるが、どのような理由か。
○道路管理課長 第1種、第2種、第3種それぞれ金額が違う理由について、第1種電柱とは、電柱に3本以下の線を支持しているもので、4本から5本が第2種、6本以上が第3種に区分けされる。金額がそれぞれ大きいのは、線が多く入ってくると、上から見て占有している面積が多いとの判断で金額が上がっている。
○田中幸太郎委員長 直径の太さが変わるとのことか。
○道路管理課長 本数がふえることである。
○田中幸太郎委員長 本数とは、空中にかかっている分の占有のことでいいか。
○道路管理課長 そのとおりである。
また、それぞれのアーチの部分が1万3,270円から9,530円に下がっている理由は、最初にお答えしたとおり、算定方式としては道路価格掛ける使用料率掛ける面積で、使用料率と道路価格が国の示すところで数字が下がっているので、下がるほうが通常である。上がっている部分はなぜかというと、3年前の改正のときに、面積掛ける使用料率掛ける道路価格で計算した金額に1.2で緩和を抑えているので、マックスまでいっていなかった。今回、前回の金額にさらに1.2を掛けているので、まだマックスまでいっていないが、結果的に前回よりは上がっている。
○金子貞作委員 電柱の線の本数は多くなるが、電柱の太さは変わらないから、松戸市では電柱1本につき1年3,200円で一律に料金設定をしている。この点、市川市もぜひこういう形で見直したほうがいいのではないかと申し上げておきたい。
 不法占拠については、受益者負担の適正化とのことで、不法看板や商店街で商品を歩道に張り出して置いている例はどのぐらいあって、どのような指導を行っているのか。無届けで設置しているものはどのぐらいあるのか。
○道路管理課長 違法対策については、限られた人数で市内パトロールは行っているが、100%網羅できないのが現状で、実際には、市民からの情報提供やその他いろいろな機会に気がついたところで、強く指導して撤去していただいている。年間件数や全体がどのぐらいあるかについては把握していない。
○金子貞作委員 ここに受益者負担の適正化と書いてある。私もいろいろ商店街を見ているが、不法占拠をしているところは、言っても改まらない。周りの商店街が、あそこはおかしいじゃないかと文句を言っても聞く耳を持たないとの話も聞く。そういう面で、受益者負担の適正化なので、きちんと行っているところは行っているわけで、行っていないところの状況把握をして、きちんと指導する。建築指導も同じで、違反建築物は改善するまでしつこく行っている。そういうことを申し上げて質疑を終わる。
○越川雅史委員 金子委員の質疑の関連で1点、不法占拠について伺いたい。
 パトロールを行っても100%網羅できないことは仕方がないことだと思うが、パトロールした結果、例えば去年でも、おととしでも、ことしの上半期でも、何件発見したのか。それについては翌年も見に行って是正されているか確認している、所有者の把握に努めて指導を行っている、指導を続けている、あるいは、今言われたように3年連続指導しても言うことを聞いてくれないと諦めてしまっている現状があるなど、取り組みをきちんと答えてもらわないと、実効性を持った取り組みが行われているか確認できない。
○道路管理課長 先ほど申し上げたように、毎回パトロールを行い、また、住民の方々の情報提供により違反指導は行っているが、全体の把握はしていない。ただ、近況で申し上げると、ことし上半期で約20件の通報があった。是正したものもあるし、今現在も指導し続けているものもある。途中で諦めることはないが、時間がかかるものと、即撤去していただけるものがあるので、粘り強く対応していきたい。
○越川雅史委員 そういう答弁を聞くと、例えば、ことし見つけた、上半期に見つけたなどでリストにどんどん入れていって、終わったら消していく形で手元にリストがないといけない。聞かれたら、何件ある、これについては不法占有している人は誰で、その人の所在を把握できているのか、コンタクトしたのか、その結果どうだったのか、そういう表がどんどん更新されていくようなイメージで管理していかないと、よくない。きょうは聞かないが、また、次のときに確認させていただきたい。
○西村 敦委員 総括で2点だけ伺いたい。
 占有物の中に郵便差出箱との名でポストがある。昨今、ポストが撤去されて投函するのが遠くなったとの市民からのクレームも入っていて、値上げすることによって、ポストを撤去することがないのか。その辺で市民サービスが逆にマイナスになってはいけないが、その確認ができているのか。
 もう1点は、個別に聞いているかもしれないが、自治会で管理している防犯灯は、この中に該当して金額が発生しているのか。
○道路管理課長 郵便ポストについては、市川市のほうから撤去することはない。郵便ポストはこの表示のとおり占用料が発生している。今の段階では、関係各事業者との事前の打ち合わせや事前の説明の中では、そのような声は届いていない。
 防犯灯については、占用料を減免している。
○西村 敦委員 今のところ減らすことは考えていないとのことで、ポストの問題はわかった。防犯灯の減免とは、いただいていないとのことなのか、それとも何割か免除しているのか。
○道路管理課長 免除である。
○田中幸太郎委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。
 暫時休憩する。
午後1時55分休憩

議案第30号 平成29年度市川市一般会計補正予算(第1号)

午後1時58分開議
○田中幸太郎委員長 再開する。
 議案第30号平成29年度市川市一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔農政課長、観光交流推進課長、道路安全課長、道路建設課長、交通計画課長、河川・下水道建設課長、公園緑地課長、動植物園長、開発指導課長 説明〕
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
○松永鉄兵委員 1点だけ伺いたい。
 土木費の第2目道路橋りょう維持費、工事請負費で補修工事費として本庁管内と支所管内で1億4,800万円が計上されている。道路の劣化が激しい箇所は市内に多々あると思うが、その中で今、補正予算が計上されたとのことは、当初でも予定されていて、プラスアルファの部分で何カ所か上がってきたのだと思う。補正予算を計上することによって、市で認識している箇所のうち、当初、市で補修したいと思っていた部分をどのくらいの割合でカバーできると認識しているのか。
○道路安全課長 このような要望はたくさんあり、先ほど説明したように亀の子状になっているところがたくさんあるのは我々も十分承知している。その中で、全面的な補修要望には、毎年順次対応している。当然、既定予算の中で計画をしているが、今回の二俣新町地先のように、急激に破損が進んでいる路線が年度の途中で出てくる。今回対象とした7カ所は、次年度まで小規模修繕など補修で延命したかったところであるが、次年度まであと半年間耐えられる状況にないと判断して補正予算を計上させていただいた。
○松永鉄兵委員 要望が上がっているもので市側が認識しているものは、先ほど越川委員が言ったように、リスト化されて一覧化できるものはないのか。
○道路安全課長 市民からいただいた要望については、要望書を作成して保管しており、それを処理した順に完結していく形である。これは大小あるが、膨大な量で、担当課としては一覧表を持っている。
○松永鉄兵委員 二俣新町のケースはわかったが、ほかの部分も、ことし補正でどうしてもやらなければいけないものを選ぶ基準が、大体この予算内で幾らぐらいだったらできるだろうとのことで選んでいるのか、何らかの選定する理由があると思う。二俣新町のケースは、年度の小規模修繕でクリアすることができないとのことであるから、それは十分な説明だと思うが、それ以外の部分も含めて選定基準があるのか。
○道路安全課長 二俣新町に限らず、今回対象とした7カ所は、30年度に行いたいとの考えがあったが、部分的な破損がどんどん進行している状況を踏まえて、年度の途中で補正予算を計上させていただいた。
○松永鉄兵委員 市川市の状況を考えれば、このような箇所は莫大な量があって、それをできるだけ急いで対応していく必要があると思う。例えば今回は7カ所かもしれないが、10カ所できるのだったら10カ所補修したほうがいいかもしれない。そういうところを明確に、補修しなければいけないこういう箇所があるとのことを事前に示していただくことが重要だと思うし、その中でできる限り予算計上していただくことが役所としての必要な役割ではないかと思う。見える化をしていただくと予算の審査のときもスムーズに進めやすいと要望させていただき、質疑を終わる。
○竹内清海委員 1点だけ伺いたい。
 国分川調節池多目的広場の改修工事費7,000万円が補正予算で計上されているが、これは中国分スポーツ広場の廃止に伴う代替地だと思うが、どのくらいの工事期間を予定しているのか。
 あと、殻もあったと聞いたが、確認する。
○公園緑地課長 工期は、補正予算が議決された後、速やかに発注手続に入り、年度内、3月末までの完成を目指している。
 また、殻等については、池の底面をグラウンドとして使用しているが、既存の土中にコンクリート殻等が埋まっていた。それが長年の使用の中で削られて、殻が表面に見えてきている状況である。
○竹内清海委員 殻が入っていたのは結果論だが、何であそこに殻があったのかが気になる。不法投棄は絶対あり得ないと思ったが、殻が入っていることは確認できた。厚さ20cmぐらい削ることになっているが、それを想定して大丈夫だとのことはわかった。今定例会で可決されたら速やかにとのことで、11月から四、五カ月間工事に入るとした、今まで社会人の方が使っていたように見ていたが、その辺との調整はできているのか。
 もう1点、当初あの場所をつくったときに、アシが下から出てきて大変な再工事が行われた。その辺の対策も考えているのか。工事期間と使っていた方に対する代替地はどうなっているのか。
○公園緑地課長 工事期間の利用は、実際に予約業務を行っているスポーツ課と打ち合わせをして、工事に入る前から予約は控えていただく手続をとる予定である。
 アシの対策は、今回、現地盤から20cmのすきとりを行い、その下にシートを敷いて、草が生えてこないような対策を考えている。
○竹内清海委員 利用するのはスポーツ課で調整しているとのことでわかった。
 アシはかなり強いようで、しっかり対処してもらわないと、また万が一出た場合には大変な工事になると心配されるので、慎重に対処していただきたい。
 直接は関係ないだろうが、今後、中国分の代替地として子供たちに使っていただくとのことだが、子供たち用に2面ぐらいは設計上可能なのか、検討できないか。
○公園緑地課長 アシの対策については気をつけながら、これから設計施工に進んでいきたいと思っている。
 2面とれないかとのことについては、広場の全体的な大きさは決まっているので、現状では2面を確保するのは難しいと感じている。
○竹内清海委員 わかった。今回の工事とは離れるかもしれないが、国分川調節池は、よく見るともう少し場所があいているようで、もし可能であればその辺も含めて考えていただきたい。いいサッカーグラウンドを期待しているので、よろしくお願いしたい。
○西村 敦委員 一問一答で3点伺いたい。1点目がいちかわ桜まつりについて、2点目が交通対策費の施設修繕料、各駐輪場について、3点目が公園費の国分川調節池のサッカー場について。
 まず、いちかわ桜まつりについて、これは代表質問でも聞いているが、消防署の前の真間川沿いとのことだが、本市には桜の名所がいっぱいある。ここに至った経緯はある程度わかっているが、今後、続けていくとしたら、今回は1カ所集中だが、市内各地で持ち回りで行うなど、自治会で桜まつりを行っているところに援助する方法もあると思う。来年以降の方向性も含めて考えがあれば教えていただきたい。
○観光交流推進課長 いちかわ桜まつりについては、消防局前の真間川を中心にとのことではあるが、既に今までも桜の名所マップを発行していて大変人気がある。里見公園や曽谷、宮久保など、自治会、商店会が一緒になってイベントを行っていることは、そちらにも載っている。今回、真間川を中心にイベント的なものはあるが、桜の見どころMAPをもっと拡充して、里見公園などほかの桜まつりの情報も積極的に載せて、周遊いただける内容を考えている。また、自治会、商店会で実際に行っているところや、実施したいとの要望への補助については、関係課、市民部等とも話をしているが、今のところ予定はない。
○西村 敦委員 わかった。行徳の名前が全然出てこなかったのが寂しいが、これで終わる。
 2点目、交通対策費について、900万円の施設修繕料で、各駐輪場とのことは、具体的に全部なのか、どこか決まっているのか。駐輪場の利用料を値上げしたときに、雨漏りしていたり地面が割れているのにお願いしても修繕してくれなかったのに、値上げするとは何だとのことで市民から声があった。徐々に修繕はしているとの説明はしたが、具体的に場所や時期がわかれば教えていただきたい。
○交通計画課長 900万円のうち500万円が駐輪場の施設修繕料となる。当初予算では行徳から八幡、塩浜、市川の17カ所の駐輪場の修繕を行ったが、御存じのように、大野や八幡地下、本八幡ターミナルシティ地下のラックなど、それぞれ場所を具体的に特定していて、補正予算では約13カ所の修繕を予定している。修繕するものとしては、夜間に必要な照明施設やラックのがたつき、地下駐輪場の誘導灯など、なくては困るところを早急に直したいと考えている。
○西村 敦委員 当初17カ所で、補正で13カ所と、かなり前倒しで進めるとのことで、市民のクレームにはほぼ対応できると思うので、了解した。
 最後に3点目、国分川調節池の多目的グラウンドのサッカー場については、北側に野球場ができている。参考図を見るとわかるように、左下がバックネットになっている。三塁側は観覧席があるが、一塁側は観覧席がなく、応援で歩道にお母さん方が集まっている。この多目的広場でサッカーをしている人たちのゴールを外したボールが観覧者に当たったことがあり、その安全対策を求めていた経緯がある。今回の改修工事の中で、そういったことは全く考慮されていないのか。それとも既に安全対策は終わっているのか。
○公園緑地課長 今回、補正で計上している工事費は、あくまでもグラウンドの改修工事費である。
○西村 敦委員 安全対策の必要性については認識があるのか、今後そういったことも考えていくつもりなのか。
○公園緑地課長 委員からあった安全対策については、要望も来ているので、検討している段階である。
○西村 敦委員 了解した。ぜひよろしくお願いしたい。
○越川雅史委員 1つ目が、第7款商工費第2目商工業振興費のいちかわ桜まつり負担金、2つ目が、第8款土木費第2目道路橋りょう維持費の工事請負費、3つ目が、同じく第3目道路新設改良費の市道4493号について、もう1つが、同第19節負担金補助及び交付金不知森の伐採の4点を一問一答で伺いたい。
 いちかわ桜まつりについて、最初にこの補正の資料を見たときに、里見公園桜まつりと書いてあって、既存の桜まつりを行っているのと混同したところがあったが、何年ぐらいかけてこれを準備してきたのか、新年度始まってから準備をして、整ったから補正予算を計上したのか、今回補正予算を計上する理由を伺う。このタイミングで新規で始めて、来年以降継続できるのか。既存の祭りとどの程度すり合わせができているのか。
○観光交流推進課長 いちかわ桜まつりについて、いつごろから考えていたのかについて、真間川の桜並木を使って、市川市内のほかの桜並木や桜の見どころも周遊できるようなイベントを行うことに関しては、具体的に決めたのはごく最近のことである。真間川周辺は古くから市民に親しまれた桜並木が市川市内の中心部にあるが、そちらに3月には水と緑の部でベンチを幾つか置いている。ゆっくり歩きながら桜を楽しんでいただける場所であることから、ここで市川市内の桜を使ったイベントができないかと考えていた。経済部として経済の活性化にもつながるものをとのことで、真間川周辺にある学校の理解や協力がいただけるのであれば、スポット的にイベントを、例えばマルシェなどを行うと市内の活性化にもつながるとのことで具体的に検討してきた。詳細については、これから地元の方々、関係機関と相談していくことになるが、それらも含めてこの場所とタイミングを決めて、今回の補正予算計上に至った。
 継続できるのかについては、今回の補正予算案を計上しているのが、3月の終わりから4月を考えているところで、今後については、また、当初予算を計上していくときに検討したいと思うが、できれば継続できることを今は考えながら補正予算を組んでいる。
○越川雅史委員 既存のものと協調したいとの意向があって、市川には桜の見どころがいろいろある。それぞれが相互に一連のシリーズになっていって、みんながめぐって楽しんでもらう。その結果、経済的な価値も上がればいいとのことで、ごく最近なので、これから具体的な協議をしていくとのことだが、その見通しを伺いたい。いつまでに、どういうところと話をまとめていくのか。その結果、ポスターをつくって周知しないといけないが、最初に言ったように、自分はほかのものと混同したが、名称もいちかわ桜まつりと決まっているのか。市民に誤解なく伝わらないと、企図する効果が発揮できないと思うが、もう少し伺いたい。
○観光交流推進課長 真間川以外のところとの連携については、本会議でも話が出たが、例えばスタンプラリーは私たちがいろいろとイベントを行っていく中で非常に人気があるので、中江川の桜まつりや、行徳のほうでもたくさんイベントがあるので、そういったところをマップに載せて紹介しながらスタンプラリーで行っていく方法を考えていて、そういう提案を、今既に実施されている桜まつりの実行委員会が幾つかあり、マップにも載っているので、声をかけて、いろいろ意見も聞いていきたいと考えている。
 名称については、市民まつりも、いちかわ市民まつりで、市川という名前の使い方も難しいことは認識しているが、名称については、また詳細は地元の方などいろいろ意見を聞きながら詰めていきたい。このままいちかわ桜まつりとの名称かもしれないし、もしほかに意見があれば検討していきたい。
○越川雅史委員 2つ目に、道路橋りょう維持費の工事請負費で、本庁管内分と支所管内分、それぞれ内容はわかった。金額について伺うが、本庁管内分が1億円で支所管内分が4,800万円とのことだが、道路延長的に見ていくと、本庁分合わせて880mぐらいで、支所の分が680mぐらいで、4つも工事があって、距離も4分の3ぐらいだったら、何でそんなに金額が開くのか。工事の内容に差があるのか、イメージができるようにお答えいただきたい。
○道路安全課長 延長比については、我々が本庁管内、支所管内と言っている道路延長は、72%ぐらいが本庁管内で、支所管内が27%ぐらいの割合になっている。今回、本庁管内は3カ所で1億円、支所管内は4カ所で4,800万円で、単価の違いについての質疑かと思うが、今回の二俣新町や原木インターチェンジ付近等については、舗装の構造が違うので、通常のものであれば表面5cmを工事すればいいところを、こちらについては10cm工事しなければいけないこともある。原木3丁目については、交差点付近とのこともあり、強度の強い舗装を考えているので、単価が高くなっている。
○越川雅史委員 単価の差異はわかった。特に二俣のほうはかなり重い積載の車が通っているとのことで、一般市民が往来して道路が傷むわけではなく、それについて、関所でもつくって受益者負担のほうがいいかとのイメージではある。これは通るたびにどんどん傷んで、そのたびに大がかりな補修とのことで、市川という地勢上やむを得ない部分もあるのかもしれないが、新しい財源の確保のときには、そういうところも道路として、何かいい策を考えていただきたい。
 次に、市道4493号について、今回は補正で対応するわけで、年度内に終わると理解しているが、これの工期と道路幅について、先ほどお話があったかもしれないが、もう1度答弁していただきたい。
○道路建設課長 市道4493号の工期は、今回、道路建設課で計上しているのは用地費関連の補正で、工事については、まだ着手する予定はない。境界が決まれば、今後、金額を提示しなければいけないので、それに先立ち、用地の関連部分の補正をお願いした。
 道路幅は、全体で12mの道路幅員となり、片側の歩道が2.5m、車道部分が7mとなる。
○越川雅史委員 歩道と車道のところはガードレールがつくのか。
○道路建設課長 歩道と車道の間には、通常、国道や庁舎の前もそうだが、マウントアップという歩車道ブロックを設置して分離する構造になる。
○越川雅史委員 わかった。
 最後に不知森の伐採について、3本伐採して約500万円で、非常に高額だと思う。これが補助金なので、総工事費は幾らで、どれだけ補助するのか確認する。
○道路建設課長 不知森については、補助金の要綱で、不知森の境内内は10分の5、前面の3本の樹木の補助率は10分の9となっている。伐採費用が高い理由として、国道14号の交通規制が片側交互通行や歩行者の迂回等が必要になることと、夜間工事になること、樹木の上の電線類の防護など、伐採費用のほかにも多額の費用がかかるためである。
 全体の費用は550万440円の9割として495万396円で、今回、端数を切り上げて495万1,000円で計上している。
○越川雅史委員 先ほどの説明では、先方から申請があって決定したとのことである。特に電線にかかると高額になることはよくわかったが、これは明らかに電線にかかっていて、伸びてくれば電線にかかるのはわかる。今回切ると全部なくなるのか、まだ残りがあるのかわからないが、申請ベースとのこともわかるが、補助する率が10分の9でどんどん上がっていくわけで、こちらも10分の9を出す以上は、道路建設課でも管理する姿勢が必要だと思うが、どういうやりとりになっているのか。
○道路建設課長 今回、3本の木を伐採するとのことで、その際に実績報告として必要な書類を用意していただく。こちらで作業中の写真や領収書などの書類を添付して申請していただく。今回伐採すると、3本とも歩道上にはなくなるので、今回で歩道上の部分については完了する。
 先ほど越川委員の市道4493号の答弁において、歩車道の構造について、フラットと発言すべきところをマウントアップと発言してしまったので、フラットに訂正願いたい。
○田中幸太郎委員長 発言の訂正を許可する。
○越川雅史委員 マウントアップしていなくてフラットでガードレールはないわけで、安全対策はどうなるのか。
○道路建設課長 フラットといっても、歩道と車道の間にブロック自体が飛び出る形になる。マウントアップとは歩道が高いとのことである。
○越川雅史委員 わかった。
○金子貞作委員 4ページの債務負担行為補正、18ページの商工費、負担金のいちかわ桜まつり負担金、20ページの市道4493号についての3点を伺う。
 いちかわ桜まつり負担金については、実行委員会をつくって、内容を今後検討していくとのことだが、本会議で下から桜を眺めることができるようにする、あるいは船を浮かべて見ることを検討していきたいとの部長の答弁があったが、どういう方法で下から見られるようにするのか。負担金1,000万円の内訳はどうなっているのか。
 今あちこちで桜を自治会が中心になってイベントなり出店が出て自主的にされているが、そういうところに支援するほうがいいと思うが、お金の使い方として妥当なのか。
○観光交流推進課長 いちかわ桜まつりに関する質疑に答える。
 川から桜を眺める仕掛けについて、今後、千葉県の河川事務所とも構造などをいろいろ伺って進めていくが、例えば市川市以外のところでは、船であったり川床のようなものも、数は少ないが、あるので、そういったものが考えられないか調べている。本会議では長友議員からの質問で、船との話が出ていたが、船もどこから入れるなどいろいろ課題もあるし、川床であれば、川岸から直接乗ることが、川の構造によってはできないかもしれないが、場所によってはできるかもしれないので、これから調査をしていきたい。
 2点目の1,000万円の内訳は、主に想定しているものが、もし協力していただければ、学校の校庭でイベント広場を行う場合の設営費や、今申し上げた川から桜を眺める仕掛けづくり、警備費用、PR費が考えられる。まだ詳細が決まっていないので、花火大会や市民まつりなどの実績から積算している。
 3点目の市内ほかで自主的に行われている桜まつりなどのイベントへの支援については、実際幾つかの自治会に話を聞いたところ、金銭的なものはもちろんだが、スタッフの問題もある。今現在は商店会と一緒に行っている場合は商店会が複数で行う場合の補助金が交付されている。それを使って行っているイベントが多いので、それ以外については、自治会、商店会で人を出すのが難しいとの課題のほうが大きいようには伺った。なので、今現在は具体的に金銭的な支援については考えていない。
○金子貞作委員 下から眺めるのも、また別の角度から見ることになるので、それはそれでよい面もあると思うが、まず、船を浮かべるとのことで、消防局から真間川をずっと進んで里見公園でもイベントを行うとのことで、そうすると1,900万円の経費がかかる。今、真間川の桜並木を守る市民の会もあって、老木になった桜を切って別の桜を植える活動もされていると思うが、こういう方たちと事前に相談はしているのか。
 それから、経済の活性化との話もあったが、校庭に屋台が集まるのかどうかわからないが、ここは商店街はないので、地元の商店街に落ちるとの経済の活性化ではないと思う。無理によそからイベントで出店を呼び込んで実施する意味がどれだけあるのかと思うが、どう考えているのか。
○観光交流推進課長 事前に市民活動をしている方への相談は、予算が必要なことなので、事前にイベント会場として調整しているのは学校向けだけである。それ以外は、外に出している話ではないので、こちらで積算するに当たって設営費などを計上しているだけで、特に市民の方に相談はしていない。真間川の桜並木を守る市民の会の皆さんについては、以前から活動されていることは承知しているが、真間川の桜並木の存在をぜひ知っていただくようなイベントではあるが、桜並木で何かお店を広げてとのことではないので、特に相談はしていない。
 この地域に商店会などがないとの話であるが、隣接している近くの商店会はあるが、イベントについては市内全体の飲食店や、例えばパン屋やお菓子屋などに市川市が声をかけて始めることなので、市川市内全体の店の紹介や、最近はパン屋がすごくふえていたり、雑誌に取り上げられて話題になっている店もたくさんあるので、そういったところのPRにつながればいいとの思いがあるので、どこかの商店会だけにスポットを当てるイベントは、今のところ想定はしていない。
○金子貞作委員 真間川で行うわけで、今はゲリラ豪雨もあって、急に夕方、土砂降りの雨が降ることが全国各地で頻発している。そういうときに川から桜の花を見ていて、上から大水が来たとのことになりかねない問題もある。それから、今、真間川の桜並木を守る市民の会の方たちが、日ごろ桜を愛して維持管理に努めている。私もあそこを歩くが、でこぼこでお年寄りは非常に歩きづらいとの声もあるので、歩きやすいように整備費を充てるほうが先ではないか。各地で自主的にイベントを実施しているわけで、真間川もイベントを実施しなくても人がいっぱい来るので、1,000万円のお金があるのだったら、地域の特性に合わせて地域の活性化を支援するほうが、私はいいのではないかと思うが、今後そういう支援の方向についてどう考えているのか。
○観光交流推進課長 例えば道路の対策や治水対策など大きな課題はたくさんあると思うが、市川市内の経済の活性化の取り組みについても非常に重要な課題と認識している。委員がおっしゃるとおり桜は大変人気があり、その時期になると、私どもにも開花情報の問い合わせが何本も入る。桜を利用したというと桜に申しわけないが、利用してイベントを実施することで、市民の方はもちろん、市外の方も市川市内にお越しいただくのは大事な事業だと考えている。そこを使って市川市内のいろいろな面や桜をキーワードにPRをすることで経済の活性化につなげていく。例えば特産物のPRをするなど、そのようなものも1つの課題であると認識しているので、こちらの事業を実施したいとのことに至った次第である。
 支援の方向については、今のところ、先ほど申し上げたように、イベントを実施していくことは、私どもでは、例えば花火や市民まつりなどを実施していて、にぎわいも大事な方向だと思っている。1,000万円については、細かい計上はいろいろあるが、当然、参加される方の参加料も集めていくので、1回行ってみると、経費的にも見直しもできてくると思うので、市内のほかのイベントへの支援については、今現在では、ほかの関係とも相談したが、特に考えていない。
○金子貞作委員 各地でそれなりのイベントが行われているわけで、そこを支援して、経済の全体の活性化になるような方向が望ましいと思う。それから、大雨が降った場合、かなり急な増水があるので、安全面からも、その辺はしっかりと考えていかないと大変なことになるかもしれない。真間川は水質が悪い、夏になると悪臭が出ていて、我々も県にヘドロの除去の要望も提出している。とても下から眺められるような環境ではないとの感じはしている。
 次に移る。里見公園桜まつり会場設営等委託費が900万円で、ここは桜の名所で、今までもいろいろなところからも花見客が訪れると思うが、なぜこんなに金額をかけなければいけないのか。今までも問題があったのか、なかったのか。900万円の金額の内容と妥当性について伺いたい。
○公園緑地課長 今回の900万円の委託料の内訳は、里見公園花見会場設営及び清掃等業務委託と花見会場警備等業務委託、花見会場塵芥収集運搬業務委託の3本の委託を実施する予定である。里見公園については、平成29年度、今年度の実績で、3月25日から4月9日までの16日間で来場者数が約4万人で、この方々が安全に利用いただけるように警備や会場のごみの収集運搬等を行うものである。
○金子貞作委員 今まででも大体4万人ぐらいの花見客が来ているのか。今までも安全面でお金はかけてきたのか、かけていないのか。今回こういう予算を計上することになった理由を聞きたい。今までと今回でどうしてこういう予算を計上するようになったのか。
○公園緑地課長 委託費用については毎年同じぐらいの額の委託料を計上して実施していた。
 入園者数は、平成17年度が7万人、18年度が5万7,000人、19年度が5万1,000人、20年度が5万9,000人、21年度が8万5,000人、22年度が7万1,000人、23年度が3万8,600人、24年度が5万5,000人、25年度が3万7,000人、26年度が6万4,000人、27年度が3万8,000人と天候によってばらつきはあるが、年間4万人から5万人程度の来園者数はある。
○金子貞作委員 毎年これだけの金額を計上して債務負担行為が行われてきたとのことでいいのか。今回だけ新たに予算化したとのことではないとの理解でいいのか確認する。
○公園緑地課長 委託については、毎年実施している。今年度に限ったものではない。
○金子貞作委員 その点は了解した。
 次に、市道4493号が、今回3億3,686万3,000円の補正で、これがほとんど市道4493号の関連経費とのことでよいのか。
 それから、道路用地等購入費について、同意が得られたところから用地買収を行うとのことだが、地権者は何件ぐらいあって、そのうち何人ぐらいの同意が得られて用地買収ができるようになったのか。
 それから、関連して、ここは調整区域で、調整区域は本来、開発を抑制する地域だが、私も市民から、何で調整区域を市が開発を援助するのかとのお叱りを受けたが、こういう問題について、改めてこの必要性、妥当性について教えてほしい。
○道路建設課長 1問目の関連経費については、今回、消耗品とのことで印紙代や不動産鑑定手数料、その他公共嘱託登記委託料、家屋等調査委託料、家屋移転補償費を用地を買う際に必要となる関連経費として計上している。
 2点目の地権者については、権利者については、24件で25名の方がいらっしゃる。境界の立ち会いの際に協力をしていただける方が数名いたので、今回の補正では、約1,000㎡程度の用地を購入することで、補正予算は計上している。
 3点目の調整区域にあえて道路を整備する必要性については、北方町地区のまちづくりとして、宅地開発の進行が予想される中で、交通環境の向上を図るため、先行的に道路の拡幅整備を行うとのことで、市は必要があると考えている。
○都市計画課長 今の3点目の質疑に加えて答える。
 北方町地区はJR本八幡駅から2㎞以内に位置し、市街化に囲まれた調整区域となっている。昨年11月には都市計画道路3・4・18号浦安鎌ケ谷線の開通により、利便性が一層向上してきたと感じている。また、地区内においては、昭和40年代に行われた土地改良事業により、格子状に区画整理された道路状のものがあり、資材置き場や駐車場などが点在するほか、未利用地も多く存在している。これらのことから、今後、土地の権利移転や用途変換による無秩序な開発の進行が懸念される状態で、これらの開発の進行に対して、周辺市街地と調和した適切な土地利用を誘導するために、都市計画法の地区計画の制度を用いて適切なまちづくりを進めたいと考えている。
○金子貞作委員 土地購入費について、25人で、今回1,000㎡ということは、何件が同意されたのか。
 それから、今後、24件全部を買収していくとなると、あとどのぐらいお金がかかるのか。工事費も含めると、水路の改良もあるとのことで、全体の工事費も含めて、どのぐらいの支出になるのか。
 あと、地区計画とのことで、普通はここに業者が開発したいとのことで、業者が施工すれば全部業者の負担になる。周りが住宅地になっているのは、ここだけではなくて、ほかもあるが、調整区域は抑制区域として、これまで市が方針としては堅持してきた。ここは特に指摘しておきたいと思うが、抑制地域が開発地域にどんどん変わっていくのではないかとの心配もあるが、そんなことはないのか。
○道路建設課長 今回の用地取得費は、まだ金額も提示していないし、権利者の方に同意を得られたわけではなくて、事業に協力をしていただく内容のことは数件の方から聞いている。今後、そういった調査をかけて金額について用地交渉をした中で、合意ができたところを取得していくとのことで、1,000㎡については2件から3件の用地の取得を目安にして計上している。
 また、用地取得にどのぐらいの時間がかかるかについては、本計画として、今年度も含めて用地の取得を30年末までに進めたいと考えている。こちらについては、あくまでも権利者の皆様の意向があるので、目標の形で進めていきたいと考えている。
 今後の事業費については、各部の事業費がまだ全てそろっていないので、今後調整していきたいと考えている。
○都市計画課長 市街化調整区域については、あくまでも市街化を抑制する区域となっている。ただ、先ほど申し上げたとおり、本地区には、もう既に50戸連澹による開発などが進行してきていて、適切な土地利用を誘導する必要があるとのことで地区計画制度を用いている。現在、ほかの調整区域に地区計画を予定している場所はない。
○金子貞作委員 ここは地区計画で25人の地権者がいて、今回、二、三件だとのことで、地元で進めてくださいとの声が我々にも来ているかというと、来ていない。25人中二、三人が今回同意できたとのことで、まだ金額もはっきりしない、工事費の総額もまだ明らかになっていない中で、市が先走って進めているような気がしてしようがない。そのことを指摘して終わる。
○佐藤義一委員 突然、真間川の桜並木を守る市民の会から要望の紙が配られて、慎重な審査をお願いしたいと書かれている。この件に関して、慎重といえば慎重な審査がなされているが、私も慎重な審査をする意味で質疑する。
 これをよく読むと、さっき金子貞作委員が真間川の桜並木を守る市民の会の気持ちに沿った質疑をしていたが、真間川の桜並木を守る市民の会は昭和24年から桜を守るために大変な努力をされている。180本の桜の復元や緑道づくり、あるいは桜の木1本1本に番号札をつけて一生懸命努力している存在である。ところが、今回、いちかわ桜まつりを市川市が計画するに当たって何ら相談もなかった。真間川を桜を守るための歴史と自負があるが、それに対して全く相談がなかった。ここら辺からこういう問題が出てきたのではないかと思う。ただ、ここの会が言っていることは、この1,000万円の予算を桜まつりにかける前に、市川市は行うことがあるのではないか。それは、やっぱり治水対策で、今、ゲリラ豪雨があちこちで起こっている。あそこで花見のときに大水が出たからどうとかということではない。東京などあちこちでゲリラ豪雨が起こっていて、市民の会のメンバーが住む真間川でいつ氾濫が起こるかわからない。だから、この要望書をよく読めば、市川市としては、お祭りで有頂天になるよりは、そっちが先ではないかとのことである。
 いろいろな質疑が上がったが、これは経済部が経済の活性化として、市内の活性化を図ろうとして行っているから、これは全然合わない。真間川の桜並木を守る市民の会の傍聴にも敬意を表すが、そのこととこちらはすれ違うかもしれない。我々市民も、ここにいる議員も、皆さんにそういう敬意は表していると思う。これを読んで、なるほど、ここまで行ってくれているのかとのことがある。僕も初めて聞いた。それとこちらの1,000万円は違うと思う。今、消費が高まらなくて、日本人は桜のときになると気分がよくなってお酒を飲んだりしてお金をどんどん使うから、もう少し活性化をしようとの発想で、それはそれで認めるべきだと思う。
 したがって、この真間川の桜並木を守る市民の会の気持ちはよくわかるから、おっしゃるとおり、これとは別に治水対策を我々は行っていかなければならない。この1,000万円をやめて治水対策に投入してほしいとの気持ちはよくわかるが、それとは別にゲリラ豪雨が頻発しているし、まして50㎜対応もできていないのだから、今後、それを行おうとのことは、我々は議会人としてわかるが、問題は、聞いていて悪いことではないが、先ほど金子委員の話にもあったが、場当たり的で、きちんとした計画性や信念が感じられない。継続して行うかと言ったら、継続はわからない、できれば継続したいと。いちかわ桜というと全体を象徴するので、いちかわ桜真間編などであればいいが、いちかわ桜まつりという名をかりておいて、真間川の桜の管理は、ほとんど市はお金をつぎ込んでいない。みんな自分たちが行っている。そういう整合性がとれていない市の行政に対して不満があるので、思いつきっぽく感じる。部長は軽く考えているから、こんなところで部長の答弁を強いられるとは思っていないからいなくてもいいが、課長が部長のつもりでお答えいただきたい。
○観光交流推進課長 いちかわ桜まつりを実施するに当たり、たたき台としてはいろいろなアイデアも現在持ちながら積算もしてきてはいるが、やはり地元の方や関係機関、千葉県、治水対策の話も調べると真間川に関しては出てくる。市内全体を視野に入れてもいるので、思いつきではないが、今後、意見をいただきながら具体化していく考えでいるので、御理解いただきたい。
○佐藤義一委員 市川市が緑を守ろうとか桜の木を守ろうとのことは、それを根強く一生懸命に行っている市民団体はいっぱいある。そういう町であるとのことを、課長は経済担当なので、1,000万円で市川市の活性化のためとのことは悪くないし、賛成であるが、そういう仕事をするに当たっては、金子貞作委員が言ったように、相談をするとか、こういうことを行わせていただいて迷惑をかけません、なおかつ治水がおくれていることは違う領域なので、そこはそことしてということをきちんと仁義を切ればよかった。それがなかったから、このようなものがきょう突然配られて、傍聴に来られて、何でだとなるわけである。
 年寄りだから長々としゃべったが、傍聴の方の気持ちはよくわかるので、治水対策は治水対策で行うので、1,000万円は、これ以前に行うことがあるのではないかと書いてあったが、ぜひ御理解いただきたい。真剣に考えて、真面目に取り組んでいただきたい。
○田中幸太郎委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 以上で質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔金子貞作委員 反対討論〕
○田中幸太郎委員長 以上で討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○田中幸太郎委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。
 暫時休憩する。
午後3時37分休憩
 

議案第31号 平成29年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第1号)

午後3時43分開議
○田中幸太郎委員長 再開する。
 議案第31号平成29年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
〔河川・下水道管理課長 説明〕
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第32号 平成29年度市川市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)

○田中幸太郎委員長 議案第32号平成29年度市川市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)を議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
〔農政課長 説明〕
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
○越川雅史委員 11節需用費、施設修繕料について、低温冷蔵庫は資料もあり、説明でもよくわかるが、民営化に向けて施設修繕料が2,000万円かかるとのことだけだと、これは何を修繕するのか内訳と概要を教えていただきたい。
○農政課長 施設修繕箇所は、老朽化や防火に対する安全確保のための屋根及び外壁の修繕として、卸売事務所の庇屋根、あるいは倉庫前の屋根、ごみ集積所の屋根と外壁等の工事、また実情にあわせた建築設備の設備修繕としては、青果棟仲卸事務所及び作業所の修繕、関連棟店舗、倉庫等の修繕である。
○越川雅史委員 それはわかったが、屋根はこれまでも工事をしていた。民営化するに当たって、全体で必要な工事がどのぐらいあって、今どこまで終わっていて、残りはどのぐらいで、今回補正することによって、あと何が残るのかがわからないと、我々も判断しにくいので、全体像を教えていただきたい。
○農政課長 このたび補正予算でお願いした工事のほか、市場全体としては、平成30年度に雨水貯留槽整備工事を予定している。あとは緑地関係の工事で、今年度は、現在進めている電気設備の改善・修繕工事、看板等のつけかえ工事を予定している。
○金子貞作委員 今、越川委員が言ったように、民営化に向けた話し合いの状況はどうなっているのか。この施設はかなり老朽化していると思うが、建てかえたほうが早いとの感じもする。ここは市の土地で、民営化する場合に、この土地についてはどういう形になっていくのか。
○経営改革課長 市場の民営化の状況を説明させていただく。過去にさかのぼるが、平成26年10月27日に市川市地方卸売市場民営化準備会が発足して、現在まで31回、協議を重ねてきた。内容は、民営化後の組織体制や土地及び建物貸し付け、また、今言われた土地及び建物の整備内容等々である。平成28年12月20日に、土地、建物、物品の取り扱い、施設整備の内容、引き継ぎ等についての確約書を取り交わした。それが民営化準備会の受け皿の会社も設立をして、平成30年4月1日に民営化をしていくとの内容が書かれている。ことし平成29年8月1日にその受け皿会社である株式会社市川市場が設立した。新しい法人ができたので、今後はこの会社と協議を詰めていくところである。土地に関しては、市川市の土地で、建物の一部、耐用年数が切れているものは議会の議決を得た上で譲渡し、耐用年数が切れていないものは貸し付けをする予定である。土地は貸し付けをしていく予定である。これについても、通常の貸し付けよりも低廉な金額で貸し付けをする。これも議会の議決を経た上で契約していく状況である。
○金子貞作委員 内容についてはわかったが、ここの建物は何年たっているのか。老朽化で部分修繕でこれまで対応しているが、このまま無償譲渡で市が行っていくとのことで了解を得られているのか。それとも、相手方が全部建てかえたいとの意向の場合は、市が補助金を出すのか。
○経営改革課長 建物に関しては、無償譲渡とのことで協議を進めている。それに関しては、老朽化しているので、多少なりとも耐震などを整備した上で渡していくことにしている。それも事業者の了承のもとである。建てかえに関しては、事業者との協議の中では、将来に向けて建てかえをどのようにしていくのかについては、今後改めて詰めていく内容だと思っている。
○田中幸太郎委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 以上で質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 なしと認める。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第37号 市川南7号幹線建設工事委託に関する基本協定の変更について

○田中幸太郎委員長 議案第37号市川南7号幹線建設工事委託に関する基本協定の変更についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○河川・下水道建設課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
○越川雅史委員 本会議の説明では全然足りないと思う。今回、2億9,000万円税抜きの契約変更増で、汚染土が発現したとのことで、何立米ぐらい、どのようなものが出てきて、汚染土はこれで全部取り除けるのか。どういう処分をするのか。
○河川・下水道建設課長 どのようなものが出たかについては、今回、土質調査をした結果、ヒ素がまじっていた。ヒ素は、基準では1リットル当たり0.01㎎以内であれば基準値におさまるが、今回、最大で1リットル当たり0.051㎎が検出されている。約5倍の量である。議案説明書の38ページに案内図が載っているが、今回の工事内容は、口径4mで755mをトンネルのように掘るシールド工法プラス大きな特殊人孔で、人孔の口径が約7.5mと約10mで、これを掘った際に約1万4,000?のヒ素が出たものである。
 処分については、一般の残土であれば、オープンのトラックで積んで埋立地などに処分するのが普通の方法であるが、ヒ素が検出されたとのことで、密閉したトラックで運ばなければいけない。その運んだ処分場で何らかの薬品等を入れてヒ素をなくす。その後に埋め立てなどの処分をする流れになっていて、ヒ素を取り除く費用が非常に高いところである。
 それと、このヒ素は基準値の5倍とのことであるが、もともと自然界に存在していたと思われるもので、例えば工場跡にあったために出たヒ素ではない。自然由来と言われているヒ素である。
○越川雅史委員 工事の概要はわかった。薬品を入れてヒ素を取り除くのか薄めるかして外で処分するとのことだが、それが唯一の方法なのか。例えば、自然由来でいっぱいあるのだったら、もう少し深いところに入れておいても問題ないのかもしれないし、他の処分方法は検討したのかどうか。
 自然由来のヒ素について、地図上のどの辺から検出されたのか。
○河川・下水道建設課長 今回、この案内図で、均等に4ポイントで土質調査をしている中で、深さ14mぐらいまで表層部を除いて検出されている。
 ほかの処分方法は、今のところ、それ以外には検討していない。
 これは自然由来とのことであるが、土の中にはそのような土壌は当然あると思うが、今回、掘って残土処分として捨てるものは人の接する危険性があるため、このような処分をして取り除いた。自然由来なので、今でも土の中にはヒ素まじりの土は当然入っていると思うが、それに関しては人に接する危険性がないため、特に除去する必要はない。
 つけ加えると、これは外環道路の近くであるが、外環道路の工事でも同様にヒ素が検出されているので、外環道路事業者も同じ処理方法をしている。
○越川雅史委員 地下14mであちこち検出されているのか。
○河川・下水道建設課長 今回の工事の現場では検出されている。
○佐藤義一委員 人為的な工場跡地ではなくて、もともと地球上に自然に存在していて、14mのところから検出されたとのことであるが、外環は今工事をしていて、もっと深く掘っているから、市川市内ではあちこちに検出されているとのことで、人間に危害を加える基準より5倍も高いヒ素が自然界に検出されるとは初めて聞いたが、そうなのか。
○河川・下水道建設課長 補足説明すると、今回、我々の工事の場合は5倍の量が出たが、土壌汚染対策法のガイドラインの中では、基準のおおむね10倍を超えない場合は自然由来の汚染との判断材料となり得ると書いてある。もちろん基準は超えているが、約200万年前ないし1万年前に堆積した洪積層と呼ばれる層から検出されている。
○佐藤義一委員 今の説明だと、人間に害があるのは0.01以上が基準値であるが0.05という5倍検出された。ところが、国のガイドラインでは10倍の0.1検出されても、それは何百年前の堆積したものが濃縮された自然界のヒ素であるとの答弁であるが、東京でも市川でもどこでも、15mというのはあちこちで掘るが、そういうことは余り聞かない。今回初めてヒ素が基準値の5倍で3億円かけた。そうすると、今、あちこちで掘り返しているわけだから、市川と東京は東京湾に近いわけで、地層もそう変わらない。そうすると、こういう問題は東京とか神奈川、埼玉でもあちこちで3億円超過となっているはずなのに、全然なっていないのは、どういうことか。
○河川・下水道建設課長 ほかのところについては申しわけないが、今言ったように、深く掘れば出る可能性はあると思う。したがって、そういうところは余り公にはなっていないかもしれないが、こういう残土処分は恐らくしていると考えている。
○西村 敦委員 聞いていてもよくわからないが、その処理に2億9,000万円かかったとのことで、先ほど言っていた1万4,000?の残土とのことだが、内径9.9mで35m掘ったとしても1万4,000?も出るのか。計算しても3,000?ぐらいしか出ない。処分は立米幾らとの根拠は持っているのか。
○河川・下水道建設課長 量については、人孔だけではなくて、議案書38ページにある口径4mの管を約755m推進させている。当然ここでも残土が発生しているので、その量も含めて先ほどの1万4,000?である。
 残土の処分費は、普通の残土処分費では1?当たり約7,000円である。これが汚染土の処分費になると1?当たり2万8,000円となる。
○西村 敦委員 わかった。ただ、ヒ素が検出されているとの話は今聞いたが、前から話は出ていたのか。大和田ポンプ場にみんなで見学に行って中に入っている状況の中で、そこにヒ素があったのを知らなくて平気でさわっていたが、どういう状況だったのか。
○河川・下水道建設課長 大和田ポンプ場でもヒ素は検出されている。
○西村 敦委員 人間が工事現場に接していて問題ないとのことでよいのか。
○河川・下水道建設課長 委員がどの辺をさわったかにもよるが、地表部は出ていない。ポンプ場は掘削し終わってから中に入られたと思う。
○西村 敦委員 シールドの途中で入った。先端は土をまだ出していた。
○河川・下水道建設課長 シールド工法では先端が密閉型になっていて、内部には土が出ないようになっているので、その辺の心配は大丈夫である。
○田中幸太郎委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 討論を終結する
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

所管事務調査

○田中幸太郎委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については、正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
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○田中幸太郎委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午後4時20分散会

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