更新日: 2018年5月10日

いちかわ市議会だより平成30年5月12日号

代表質問(2月定例会)

日本共産党

桜井雅人(総括質問者)、高坂進、金子貞作、清水みな子、廣田德子(補足質問者)

空き家対策

 適切に管理されていない空き家が全国的に大きな社会問題となっている。本市は平成29 年12月、新たに空家等対策計画を策定したが、どのような効果が期待できるか。また、管理不全状態にある空き家の安全対策や、空き家の利活用を促す取り組みについて問う。
 市内に現存する空き家数はこの3年ほど約500棟で推移している。本計画は、従来行ってきた「是正対策」に加え、所有者等への情報提供や啓発等の「予防対策」と、地域活性化に資する有効利用等の「適切な管理・活用の推進」を方針としており、今後はこれに沿って、地域住民の生活環境の保全や空き家等の活用に取り組んでいく。また、空き家等の適切な管理は所有者の責務であり、市としては不法投棄・火災の注意喚起等や巡回パトロールを行っている。利活用対策としては、空き家を賃貸物件として活用する場合に、移住・住みかえ支援機構が実施する「マイホーム借上げ制度」の周知を行っている。

ごみの減量・資源化

 市は平成29年度から家庭ごみの収集回数を削減したが、ごみの減量・資源化につながっているのか。現状と推移について問う。
 ごみ収集回数を変更した目的は、ごみの排出機会が減ることを契機として市民のごみの減量に対する意識を高め、減量と分別を促進することにある。29年4月から1月までの10カ月間の実績では、燃やすごみの収集量は前年度同期比で約2,000トン減少しており、これは25メートルプール約16杯分に相当する量である。また、月別の推移も、11月を除く全ての月でごみ量は前年度比で減となっている。一方、雑誌・布類等の資源物の収集量は増加しており、これまで燃やすごみとして出されていた資源物の分別・資源化が進んでいると考えられる。以上から、収集回数の変更に伴い、市民によるごみ減量・資源化の取り組みによって、一定の効果が表れていると認識している。

定時制高校

 県が示した県立学校改革推進プラン・第4次実施プログラム(案)には、行徳高校定時制課程の募集を廃止して船橋高校へ統合するとある。行徳高校定時制は働きながら通う生徒等地域に不可欠の学びの場として大きな役割を果たしており、その存続を強く求めるが、市の認識と対応を問う。
 行徳高校定時制には、現在、定員160名に対し49名が在籍、うち38名は市内在住者である。本市としては、同校定時制が様々な事情のある生徒の1つの進学先であったこと等から、実質的になくなることは残念だが、全県的な定時制高校の配置や現状を総合的に考えると、理解すべきことと考えている。統合により、1クラスの人数が増える他、総合学科に変わることで配当教員も増え、生徒の多様なニーズに応えやすくなる良さもあることから、行徳高校定時制の存続要望は現段階では考えていない。
 

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