更新日: 2018年5月10日

いちかわ市議会だより平成30年5月12日号

代表質問(2月定例会)

公明党

西村敦、中村よしお、久保川隆志、浅野さち、宮本均(総括質問者)、大場諭、堀越優、松葉雅浩(補足質問者)

文化会館の改修

 文化会館は昭和60年の開館から32年が経過し、老朽化が進んでおり、平成30年度当初予算には文化会館改修設計委託料が計上されている。バリアフリーの観点から、大ホールにアクセスするエレベーターを設置すべきと考えるが、このことは検討されているのか。
 文化会館については、建設当時、最新の設備を備えた建物として設計されたものであったが、現在では、施設内の各所に段差があることや、階段でないと昇り降りができない箇所がある等、バリアフリーの観点から改善しなくてはならない多くの課題がある。特に、大ホールを利用する人のためのエレベーターの設置については要望が多く、重要な設備であると認識している。当該エレベーターについては、現状の建物の形状からみて構造的に設置が困難な面はあるが、今回の改修設計委託の中で、バリアフリーの視点から検討していきたいと考えている。

待機児童の解消

 近年、市は保育園整備に重点を置き、待機児童の解消を図ろうと一生懸命に取り組んでいるところである。そこで、平成30年度の保育園整備事業により、どの程度待機児童の解消が図られると見込んでいるか。
 30年度の保育園整備としては、認可保育園の新設整備、増改築整備、賃貸物件による整備で600人の定員増を図り、これに小規模保育事業所整備で114人の定員を加えて合計で714人の定員増を図る予定である。30 年度における認可保育園等の設置・運営事業者については29 年9月から、事前相談等を開始しており、複数の事業者から31年4月の開園に向けた提案を受けている。予算が不足する場合には、補正予算で対応を図りながら、約1,000人の定員増を確実に実施できるよう調整を行っており、今後も定員増を行っていきたい。

路面下空洞調査

 道路舗装下の空洞による陥没事故の未然防止を目的として、市は平成29年度に路面下空洞調査を実施したとのことである。調査の結果及び今後の取り組みについて、市の考えを問う。
 路面下空洞調査は、電磁波地中レーダーを搭載した調査車両を車線ごとに走行させ、レーダーの記録を解析して空洞の発生状況を調べるものであり、29年度は緊急輸送道路2路線を含む幹線道路3路線について調査を実施した。調査の結果、緊急の対応が必要となるような空洞はなかったが、24カ所の空洞があることが判明した。そこで、そのうち比較的浅い部分に位置し、厚みがある空洞3カ所の補修工事を29年度中に実施することとした。日頃行っている道路パトロールは目視によるもので路面下の空洞を発見することは困難であることから、今後も引き続き他の幹線道路の路面下空洞調査を実施していきたい。

武蔵野線新駅設置

 JR武蔵野線の新松戸駅と新八柱駅の間に新駅が設置される構想があることが新聞で報道された。本市においてもJR武蔵野線に新駅を設置する構想があるが、現状と今後の取り組みについて問う。
 本市とJR東日本との協議で、JR東日本から鉄道事業上の技術的な課題、運行計画上の課題が提示され、課題解消には多くの期間を要する旨の見解が示されたことから、新駅設置とまちづくりの同時施行は困難と判断せざるを得ない状況となっている。また、報道によると、松戸市の新駅設置については、JR東日本から松戸市に対し「まちづくりの検討を深めた段階で改めて協議を行いたい」旨示され、あくまでまちづくりの検討熟度が高まった後に松戸市からの具体的な要望により新駅設置の検討に入るとされている。よって、本市の新駅設置に関する検討に際しても、まずはまちづくりの検討熟度を高めていきたいと考えている。

市川南ポンプ場

 市川南ポンプ場の整備については、平成29年度中に用地買収が全て完了し、30年度の渇水期から排水樋管工事に取り掛かる予定とのことであるが、近接する産業道路に布設する管渠からポンプ場まで雨水を導くための流入管渠の整備は困難な工事だと思われる。そこで、当該管渠の整備工事はどのような内容となるか。
 当該箇所は、道路幅員が狭く、家屋が密集しており、かつ、水道管等のライフラインが錯綜している状況であることから、移設に伴う他企業との調整や協議も必要となる。また、管渠が横断する産業道路の交通量も多いことなど、現場の施工性、施工費用にも十分に配慮しつつ、適正な工法を選定し、工事を円滑に進められるよう取り組んでいきたいと考えている。
 

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