更新日: 2017年5月13日

いちかわ市議会だより平成29年5月13日号

代表質問

自由民主党

中山幸紀、三浦一成、ほそだ伸一(総括質問者)、佐藤ゆきのり、かいづ勉

ホームドアの設置

 ここ数年、駅のホームからの転落事故や電車との接触事故が後を絶たない。JR東日本は大宮駅から桜木町駅までの京浜東北・根岸線全37駅にホームドアを設置すると発表した。本市でも、鉄道駅のホームドアの設置を促進していくべきと考える。市の見解を問う。
 国土交通省は、一日当たりの利用者数が10万人以上の駅について、優先的にホームドア又は内方線付き点状ブロックの整備を進めてきたが、平成28年12月に車両の扉位置が一定で、ホーム幅が確保できる等の条件を満たす駅に、原則として32年度までにホームドアを整備する方針を示した。本市では、JR市川駅及びJR本八幡駅が一日当たり利用者数10万人以上となっている。ホームドアの整備には、一駅当たり数億から10数億円の費用がかかり、国、鉄道事業者及び地方公共団体が3分の1ずつ負担することになる。今後もJR東日本に対し、両駅のホームドア整備に向け、引き続き要望を行っていく。


防犯政策

 全国の振り込め詐欺等の平成28年の被害金額は、27年に比べ15.7%の減となっているが、それでも一日当たり1億円以上の被害が出ていることになる。市は、自治体が担う防犯の役割をどう考えているのか。また、防犯を進めるに当たり、市が凶悪犯罪者の所在を把握することが重要と考えるが、市の見解を問う。
 防犯における市の役割は、犯罪を未然に防ぐ活動を通じて、治安に対する市民の安全意識や安心感を向上させることにある。市は、防犯活動に対する物品支援、青色防犯パトロールの実施、街頭防犯カメラの整備、防犯講演会の開催、犯罪に強い住環境づくりに関する助言等、様々な防犯事業を進めている。また、これまでは犯罪者が刑期を終えて出所し社会復帰するまでのプロセスで、自治体が関与できる仕組みはなかったが、28年12月の再犯防止推進法の施行により、まずは国が再犯防止推進計画を策定する中で、県や市の役割が明らかになってくるので、それに伴い今後の具体的な動きに対応していきたい。


国語力の向上

 外国語教育に関しては、国際化の中で保護者等から英語習得の要望が強まってきている。一方で、国語力は思考力や表現力と切っても切り離せない、全ての学力を支える基本中の基本であると考える。子どもの国語力の向上について、市の取り組みと考え方を問う。
 市は、国語科の知識や技能は全ての教科等の基盤となるという認識に立ち、読書教育の推進や学校図書室の活用等、指導の充実を図っている。昨今、国内外の学力調査の結果からも、児童生徒の読解力や記述式問題への対応に課題があり、思考力・判断力・表現力等の一層の育成が重視されている。本市でも同様の傾向がみられ、全国学力・学習状況調査における分析結果を踏まえ、授業の改善に向けた授業アイディア例を各学校に周知するといった取り組みを行っている。今後も様々な教員研修会を企画し、国語力の向上を目指した取り組みを進めていく。

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