更新日: 2018年2月10日

いちかわ市議会だより平成30年2月10日号

代表質問

無所属の会

越川雅史(補足質問者)、増田好秀、長友正徳(総括質問者)、湯浅止子、秋本のり子

人事議案

 今議会には教育長の任命及び監査委員の選任について議案が提出されたが、これらは従来、それぞれの任期満了となる3月31日の直前に開く2月定例会で提出されてきた。職務代理者たる副市長が2月定例会に議案を提出すれば事足りるのではないか。任期が3年ないし4年に及ぶ人事議案につき、退任直前の市長が議会に同意を求める行為は、次期市長の人事権を事実上奪うものではないかと懸念するが、市の見解を問う。
 今議会での人事議案の提出は、先般行われた市長選挙が再選挙となり市長不在の期間が長期化する恐れがある状況を踏まえ、4月以降も現体制で安定的かつ継続的に運営していくことを目的としており、市長不在の期間が一定期間継続する異例の事態に備えたものである。新市長の人事権を奪うことを意図するものではなく、新市長が選ばれた際には、両特別職共に、各機関の運営方針や自らの進退について、改めて協議されるものと考えている。


職員倫理

 市川市職員倫理規則第3条第2項は「職員は公私の別を明らかにし」と公私混同を戒める旨を規定している。職員が祭り等に私人として参加する場合もあると思うが、公用車を使い、制服を着用して参加する場合や、盆踊りや新年会等で挨拶する際に職名を名乗り、職名が記載された名刺を差し出す等の行為が認められた場合、「私人として参加している」といえるのか。
 一般論として、公用車は公務の遂行を目的として使用が認められるものであり、公用車による祭り等への出席は、自治会等からの招待状に基づくもので、その出席が行政運営に資すると判断される場合は「公用」といえる。また、制服を着用しての参加や挨拶の際に職名を名乗ったり名刺を配る行為についても同様に「公務」性が判断されるが、そうでない場合にはいずれも疑義が生じる。私的な時間における服装や言動は、職員自身がプライベートだと思っていても、振る舞いによっては第三者に公務ではないかとの疑念を持たれる恐れがある。職員は、公私の別が明確になるよう、私的な時間でも身なりや言動に注意を払い、疑義を招くことのないようにしなければならないと考えている。


地域集会施設

 公民館や地域ふれあい館といった地域の市民が集う施設は市内に偏在しており、北国分地区及び堀之内地区にはない状況である。堀之内地区にある歴史博物館の会議室は地域住民も使用できるが、利用日の1カ月前までに申請をする等が条件とされており、緊急の場合には使用することができない。この条件を撤廃することはできないか。また、地域集会施設の設置に当たり、空き家を利活用することにつき、市の見解を問う。
 歴史博物館には博物館機能として会議室を設置しているが、その目的に沿った利用を妨げない範囲で市民も利用できる。空室の有効利用は理解でき、利用日の直近でも申請を可能にする運用について、基準を含めて考えていく。また、空き家の活用については、所有者等の意向と併せ、不特定多数の人が利用する場合は建築基準法等関係法令上の課題もあると考えている。

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