更新日: 2019年2月9日

いちかわ市議会だより平成31年2月9日号

代表質問(12月定例会)

公明党

西村敦、中村よしお、久保川隆志、浅野さち(補足質問者)、宮本均、大場諭、堀越優、松葉雅浩(総括質問者)

通学路の安全対策

 平成30年6月の大阪府北部地震におけるコンクリートブロック塀の倒壊事故を受け、市は30年7月から10月にかけて、小学校・義務教育学校39校の通学路にあるブロック塀等の安全点検調査を行ったとのことである。そこで、調査の結果、及び、その結果を踏まえた今後の安全対策について、市の考えを問う。
 調査の結果、小学校等の通学路にある約9,000カ所のブロック塀のうち、倒壊の危険性が高いものが約800カ所あることが判明した。今後は、危険性が高いブロック塀等の所有者・管理者に対して、文書による注意喚起を行うと共に、危険コンクリートブロック塀等除却事業補助金について案内し、改善を促していく。また、児童生徒の安全確保については、学校と調査結果の共有を図った上で、学校を通じ、児童生徒本人や保護者にも通学路の危険箇所を把握して注意するよう促すなど、必要な措置を講じていく。


避難所の要配慮者支援

 大規模災害が発生した場合、市民はまず避難所となる小学校に避難することになろうが、高齢者や障がい者等、災害時に配慮が必要な避難者のための福祉避難所は市内にどの程度あるか。また、こうした要配慮者のための相談窓口や、福祉避難所への移送等の対策はどのように考えているか。
 市は災害時の要配慮者のための避難所として、老人いこいの家や公民館、特別養護老人ホーム等44施設を福祉避難所に指定しており、避難者の受け入れ体制の整備や必要な物資の調達・備蓄を進めている。また、要配慮者が小学校等、福祉避難所以外の場所に避難した場合の対応として、保健師や作業療法士等の有資格職員によるチームが避難所へ赴き、保健活動を通して要配慮者にとって適確な避難所を判断できるよう、体制づくりを進めている。避難所での保健活動は非常に重要であるため、より円滑な活動の実施に向けて、次回の避難所訓練では試行的に保健活動訓練を取り入れる予定である。


避難所のペット対策

 静岡県では、災害時の避難所におけるペットの飼育補助やトラブル防止のため、災害時動物愛護ボランティアリーダーの育成を始めたという。本市でも災害時のペット同行避難を認めているが、避難所におけるペット対策のための人材育成に関する市の考えを問う。
 本市では、犬猫の適正飼養に関する啓発活動や災害時の避難所でのペット対応に協力してもらえる人をペット市民ボランティアとして登録している。平成30年5月に実施した研修会では、避難所におけるペット対応の基本等について学んでもらった。同ボランティアの登録者には、獣医師や動物看護師といった専門家もいるため、ボランティア相互の情報交換等により避難所でのペット対応をサポートできる人材を育成できるものと考えている。尚、避難所へのボランティアの派遣については、避難所の協議会との連携が重要であることから、特定の協議会にモデルケースとなってもらい、実現に向けた一歩としていきたいと考えている。

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