更新日: 2024年10月22日
「市川のなし」について
市川市は梨の特産地です!
千葉県は全国一の梨生産地であり、その中でも市川市は市町村別産出額がトップクラスの梨の一大産地になっています。市川市で栽培される梨は、その知名度や歴史などが総合的に評価され平成19年8月に特許庁の地域団体商標登録『市川の梨』として地域ブランドの認証を受けました。
『市川の梨』について
梨の購入について
市川の梨は、スーパーなどで販売されるほか、農家の直売所から宅配便などで全国に発送されています。特に直売所が多く集まる国道464号線は、大町梨街道の愛称で親しまれており、梨収穫時期には多くの人で賑わいます。
大町梨街道についてはこちらです。
⇒市川の夏の風物詩『大町梨街道』
市川市では北東部の大町・大野町を中心として多くの梨農家が個人で直売所を開いており、殿台や迎米には直売をしている選果場もあります。また、市内の直売所としては、大町・大野町以外にも柏井地区や国分地区などには直売所がありますので、直売所や選果場に行く際には、事前に直売所マップをご覧ください。
⇒JAいちかわ直売所マップ
⇒市川市の農産物直売所については市川市の農産物直売所 【梨、野菜、花きなど】のページへ
また、例年、市川市農産物等普及協議会による「市川のなし」フェアが市内にて開催されておりますので、ぜひお越しください。
⇒「市川のなし」フェアについて
次に、市川市内で収穫される主な梨の品種を紹介します。
幸水(早生)
<収穫時期>
8月上旬~8月中旬(その年の気候や気温などによって、時期が異なる場合があります。)
<見た目>
果皮は黄色がかった褐色で、肌はやや粗く、果実は300グラム程度でやや扁平な球形状の形をしているのが特徴です。
<食味>
果肉は白色緻密で、やや歯ごたえがあり、多汁で甘みが強く酸味が少ないため、大変人気のある品種です。
豊水(中生)
8月下旬~9月中旬(その年の気候や気温などによって、時期が異なる場合があります。)
<見た目>
果皮は赤褐色で、肌質はざらついているのが特徴です。果実は幸水に比べて大きく、400~500グラムで腰高の球形です。
<食味>
果肉は白色緻密で軟らかく、多汁で甘み・酸味とも多いので、味はきわめて濃厚で人気があります。
あきづき
<収穫時期>
9月上旬~9月下旬(その年の気候や気温などによって、時期が異なる場合があります。)
<見た目>
果実は扁円形で、果重は500グラム程度と豊水より大きいのが特徴です。
<食味>
幸水のみずみずしさ、豊水の甘さ、新高の大きさをあわせ持った品種です。みずみずしくほどよい甘さが特徴です。
新高(晩生)
<収穫時期>
9月中旬~10月上旬(その年の気候や気温などによって、時期が異なる場合があります)
<見た目>
果皮は褐色で平滑になっているのが特徴です。果実は500~700グラムと大変大きく育ちます。
<食味>
果肉は白色緻密で軟らかく、甘みが多くて酸味が少なく、独特の芳香があります。
梨の豆知識
美味しい梨の見分け方
(1)ふっくらと丸みがある良い形をしている。
→受粉(全ての雌しべに受粉していないと丸くならない)から成育までに順調だった証。お尻の部分が甘いので、お尻がふっくらしているものは甘い。
(2)梨の皮に張りがあり、色ムラがない。
→新鮮であり、全体の成育が同じ。(味にもムラがない)
(3)軸がしっかりとしている。(軸が固い・黒ずんでいないのをチェック)
→養分が行き渡っている。
(4)重みがある。
→梨はジューシーさも美味しさの一つ、重い方がみずみずしい。
梨の美味しい食べ方
また、梨は皮に近いほど甘く、特に梨のお尻付近の皮に近い部分が最も甘い部分になりますので、梨を食べる際には、なるべく皮を薄く剥いた方が美味しく食べられます。
梨の効能
(1)ソルビトールは、咳止め、解熱作用効能があります。
(2)カリウムは、余分な塩分を排出し血液をサラサラにし、血圧を下げる作用があります。
(3)プロテアーゼは、料理に使えば肉を柔らかくする作用があり、消化を助ける効能があります。
(4)アスパラギン酸は、夏バテなどの疲労回復効能があります。
(5)食物繊維は、便秘解消効能があります。