文化財(市指定)法華経寺黒門

法華経寺 黒門(くろもん)

黒門

山門ヘまっすぐに延びる参道は、現在、商店街になっていますが、その途中に立つ黒門は法華経寺の総門にあたります。朱塗の山門に対し黒塗のため、この通称名がつきました。

高麗門(こうらいもん)という形式で、矩形の2本の本柱が背後の円柱の控柱に腰貫を通して支えられています。木造で屋根は切妻銅板葺、門扉は最初からつけた跡がなく吹き通しです。控柱の上にも小さな屋根がついています。建築年代は不明ですが、様式から江戸時代中ごろと考えられます。

附 太田資順筆扁額(おおたすけのぶひつへんがく)

扁額

黒門の正面中央上部には、扁額が掛かっています。これは掛川(現・静岡県掛川市)の城主 太田資順(1762~1808)の筆によるものです。 陽刻された文字は、

  • 如来滅後
  • 閻浮提内
  • 本化菩薩
  • 初転法輪
  • 法華道場

とあります。

アクセス

所在地
中山4丁目7地先
交通
京成中山駅から法華経寺参道すぐ

大きな地図で見る

関連リンク

このページに掲載されている情報の問い合わせ

市川市教育委員会 生涯学習部 考古博物館文化財グループ

〒272-0837
千葉県市川市堀之内2丁目27番1号 歴史博物館1階

電話
047-701-8399
FAX
047-372-5770