文化財(市指定)本阿弥家分骨墓

本阿弥家分骨墓(ほんあみけぶんこつぼ)

本阿弥家分骨墓(法華経寺)

本阿弥家は代々刀剣鑑定の名家であって、とくに徳川家康から京都鷹ヶ峰に領地を賜り、そこに鷹峰山光悦寺(ようほうさんこうえつじ)を建立して菩提所(ぼだいしょ)としました。本阿弥家は元来法華経の信者であり、江戸住来の際には、法華宗(日蓮宗)の寺院、とくに池上本門寺、法華経寺への参詣、供養のための寄進をするなど、法華経に対する信仰があつかったのです。

大正15年(1926年)に京都の光悦会が再版した『光悦』という本には、「本阿弥墓碑の法華経寺にあるものは、高さ一丈有余尺のもの一基、凡九尺のもの二基、五六尺のもの二基、三四尺のもの十二基、計十有七基を数ふ」とあります。これによると本阿弥家の墓碑は17基あったことになりますが、その後整理されたため多くが不明になっています。現在法華経寺には、祖師堂南側の墓地内に高さ2メートルあまりの舟形墓石が3基、本阿弥家分骨墓として立っていますが、墓石の建立者は不明です。

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