文化財(市指定)光悦筆扁額
光悦筆扁額(こうえつひつへんがく)

本阿弥光悦の書は「寛永三筆」と称されるほど有名でした。法華経寺にある扁額は、山門に「正中山」、大堂(祖師堂)に「祖師堂」、法華堂に「妙法花経寺」の3面の額が掲げられています。
関東地域では池上本門寺の額が光悦の染筆で3面ありましたが、現在では「本門寺」の1面だけが残されています。
附「通本」(つうほん)
「通本」は、縦51センチメートル、横67.5センチメートルのケヤキの板に彫られたもので、扁額の左下に光悦の落款が彫られていることから、本阿弥光悦の書であることは明らかです。しかし、この扁額は裏面に「天保十三壬寅八月吉日(中略)願主藤吉再刻」と墨書されているので、光悦が法華経寺に奉納したものの再刻であることが分かります。
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