文化財(県指定・市指定)須和田遺跡
須和田遺跡(すわだいせき)

須和田遺跡は真間山の台地から東に延びる、長さ600メートルほどの須和田台地のほぼ中央にあります。縄文時代前期の小貝塚がわずかにみられるほかは、弥生時代中期から平安時代に至る各期複合の集落遺跡です。とくに古墳時代後期以降が大きく、住居址も多く発見されています。
南関東地方に弥生文化が伝えられたのは紀元前100年ごろといわれていますが、その南関東地方で最初に出現した弥生式土器が須和田台地から出土し、須和田式土器という型式名で呼ばれるようになりました。つまり、弥生文化をいちはやく受け入れた遺跡の一つが須和田遺跡だといえます。奈良・平安時代に比定される真間式土器や、国分式土器の標式遺跡としても知られています。また、これまでの調査により、弥生時代後期の久ヶ原期・弥生町期・前野町期の住居址も発掘されています。
なお、須和田公園13,000平方メートルのうち、グラウンドを除く7,712平方メートルが県史跡の指定範囲となります。
アクセス
- 所在地
- 須和田2丁目34
- 交通
-
JR総武線市川駅から徒歩15分
京成線市川真間駅から徒歩10分
須和田公園として一般開放されています。
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