【令和5年度発掘調査速報】馬坂遺跡第2地点

馬坂(うまさか)遺跡第2地点 

馬坂遺跡第2地点 画像データ
カマド周辺の遺物出土状況

所在地

市川市曽谷3丁目

調査の期間

令和5年8月14日~10月5日

調査の面積

574.9平方メートル

調査の原因

建売住宅建設

検出された遺構

竪穴住居跡、掘立柱建物跡ほか

調査の概要

馬坂遺跡は国指定史跡曽谷貝塚の南西側に位置する縄文時代の貝塚及び集落跡です。

今回の調査地点は建売住宅の建設に伴い発掘調査が実施されました。確認調査で縄文時代と古墳時代の竪穴住居跡を含む遺構が検出されたため、開発事業者と協議し、工事によって失われてしまう部分については記録保存のための本調査を行い、工事の影響がない部分については土の中でそのまま保存することとなりました。

本調査を行った範囲では、古墳時代の竪穴住居跡6軒、土坑3基、焼土跡2基、奈良・平安時代の掘立柱建物跡1棟が確認され、竪穴住居跡からは甕や壺、坏などの当時の人々が使用した土器がまとまって出土しています。

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