更新日: 2024年5月24日

野良猫に餌を与えている方へ/猫による被害にお困りの方へ

野良猫に餌を与えている方へ

野良猫への無責任な餌やりによる、「飼い主のいない猫が増えて困っている」「糞尿に迷惑をしている」などの相談が、多数市に寄せられています。

かわいそうな猫がいれば、エサを与えたくなる気持ちは否定できるものではありません。
しかし、
そのエサやり、きちんとルールを守って行われていますか?
猫が嫌いな方やアレルギーを持っている方がいることを理解していますか?
ルールにのっとらない無責任なエサやりはご近所トラブルにも発展しかねません。

「世話をする人の自宅」や「土地の所有者から承諾が得られた場所」で餌を与えましょう

通行人や周辺住民の迷惑になりますので、公共の場所(公園や公道など)や同意を得ていない場所での餌やりはやめましょう。

置き餌は絶対にしないでください

エサを与える場所と時間を決め、世話をする猫が食べきれるだけの量を与えましょう。食べ終わった後は、速やかに容器を回収し、清掃してください。
猫が現れる時間に合わせて、エサをあげるのはやめましょう。時間を守ってあげるようにすれば、数日で猫たちが時間に合わせて姿を見せるようになります。

〔置き餌による問題〕
  • 近隣から移動してきた猫が居つく
  • におい
  • ゴキブリやハエが発生し、不衛生な状態になる など

不妊・去勢手術を実施しましょう。一代限りの命を見守り、これ以上増えないようにしましょう。 
※餌を与えている人の責務です

耳の先端をさくらの花びらのようにV字カットされた猫は、手術済のしるしです。
猫をよく観察し、「本当に飼い主がいないか」「不妊等手術済かどうか」を確認しましょう。 

猫の繁殖力はとても強く、1回の妊娠で平均5匹の子猫を産みます。不妊等手術により、厳しい生活を送る野良猫の繁殖を防ぎ、発情期の鳴き声や尿スプレーなどの問題行動を抑えることができます。

市では、捕獲器の貸出しや不妊等手術費等助成制度を設けています。

排泄場を必ず作りましょう

世話をする人の自宅または土地の所有者の承諾が得られた場所に猫用トイレを設置しましょう。
また、排泄場所は常に清潔を保つようにしましょう。

自宅内で飼育するか新しい飼い主を探しましょう。目標は屋内飼育ねこです

屋外で生活している限り、交通事故や感染症などの危険は避けられません。
市では、「譲渡先を探すための入院検査費」や「譲渡成立」による助成金制度を設けています。

周辺住民の理解を得る努力をしましょう

野良猫がその地域で生活するためには、周辺住民の理解が不可欠です。
自治会や町内会などで、地域の問題として取り組むことも一つの方法です。苦情や意見などがあった場合には真摯に受け止め、誠意をもって対応するよう心がけましょう。

一人で悩まず、理解のある仲間を増やしましょう【地域猫活動】

世話をする人が孤立しないように、地域で協力者を探すなど、できるだけグループを作り、役割を分担しましょう。
「地域猫活動」は地域住民の理解を得て、飼い主のいない猫へ不妊・去勢手術や管理を行い、これ以上飼い主のいない猫を増やさなくする活動です。

猫による被害にお困りの方へ

  • 市作成の啓発用ポスターはダウンロードして、ご自由にご利用ください。
    掲示や配布をする責任者の方は、「掲示・配布者: 」の欄に名前や自治会名、団体名(代表者の名前)を書き、ご利用ください。
  • 掲示や配布場所の選定・掲示後の管理は、掲示や配布した方が責任を持って行ってください。

『守ろう、飼育マナー』
『無責任な餌やり禁止』
『無責任な餌やり禁止、不妊等手術を実施しましょう』

※動物愛護管理法で、猫は「愛護動物」とされており、捨てることや遠くに連れていくこと、猫に危害を加えることは犯罪です。困っている方は、ハーブ類、木酢液やコーヒーかす、お米のとぎ汁などを利用した追払い方法などを試してみましょう。

このページに掲載されている
情報の問い合わせ

市川市 環境部 自然環境課

〒272-8501
千葉県市川市南八幡2丁目20番2号

自然共生グループ
電話 047-712-6307(野生生物関係)
FAX 047-712-6308
動物愛護グループ
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FAX 047-712-6308
行徳野鳥観察舎
電話 047-702-8045
FAX 047-702-8047