更新日: 2023年3月16日

帰宅困難者対策

 職場や学校、外出先など、自宅から離れた場所にいるときに、大規模な災害が発生すると、自宅に帰ることが困難になる人が多数発生することが予想されます。

【帰宅困難に関する被害想定】

 平成26・27年度千葉県地震被害想定調査では、千葉県北西部直下地震が発生した場合、都内や県内などにおいて、最大で約147万人の県民が帰宅困難者となってしまうと予測しています。
 また、平成23年3月11日に発生した東日本大震災においても、県内各地で多くの方が帰宅困難者となり、自宅へ帰れない、または徒歩で帰宅した方が多く発生しました。
【市川駅北口の様子】           【本八幡駅北口の様子】
写真:市川駅北口の様子   写真:本八幡駅北口の様子
            【東日本大震災当時の様子】
写真:当時の様子その1   写真:当時の様子その2
※株式会社 市川よみうり新聞社より提供いただいた写真

【むやみに移動を開始せずに、まずは情報収集から】

 大規模な地震等が発生した場合、路上や鉄道の駅周辺では大混雑が発生し、集団転倒にまき込まれたり、火災や沿道の建物からの落下物等により負傷する恐れがあります。
 むやみに移動を開始せず、身の安全を確保するとともに、落ち着いて交通情報や被害情報等を確認し、適切な行動を心がけましょう。

むやみに移動を開始しない!

  • 自身の身の安全を確保しましょう。
  • 家族の安否や自宅の無事を確かめましょう。
  • 交通機関の情報や道路の被害状況などを入手しましょう。
  • 周囲の状況等に応じて、どのような行動(帰宅、一時移動、待機など)が最も安全なのか自ら判断し、冷静に行動しましょう。
  • 帰宅できるまで、外出者同士が助けあいましょう。
  • 発災直後の安否確認の手段として、災害用伝言ダイヤル171(一般電話)、携帯電話災害用伝言板、web171(パソコン)などが利用できます。
  • これらは、毎月1日、15日、防災週間(8月30日から9月5日まで)、防災とボランティア週間(1月15日から21日まで)などに体験利用が可能です。いざという時に戸惑わないよう、体験しておきましょう。
  • 電車や道路の情報は、県の防災ポータルサイトや鉄道各社のホームページで確認することができます。携帯電話にも対応していますので、外出先でも情報を入手することができます。
  • また、普段からSNSを利用している方は、災害時にも安否確認手段として活用できます。

【日ごろからの備えも必要です】

  • 外出先で帰宅困難となった場合を想定し、日ごろから徒歩帰宅や一時的な避難に備えて必要な物資等を準備しておくことも大切です。職場などに、飲料水や食糧、携帯ラジオ、モバイルバッテリー、地図、運動靴、懐中電灯などを用意しておきましょう。
  • 家族で、発災時の安否確認の方法や集合場所を話し合っておきましょう。
  • 実際に歩いて帰宅経路の状況を確認し、帰宅地図を作成しておきましょう。
  • 自宅の耐震化や家具等の転倒防止対策等を実施し、自宅の損壊や家族の死傷の原因を事前に減らしておきましょう。
  • コンビニやガソリンスタンドなどを確認しておきましょう。

【徒歩帰宅者支援の取り組み】

 千葉県を含む九都県市では、コンビニエンスストア、ファミリーレストラン、ガソリンスタンド等と徒歩帰宅支援に関する協定を締結しています。
 「災害時帰宅支援ステーションステッカー」が掲示された店舗では、水道水やトイレのほか、道路交通情報などを可能な範囲で提供します。なお、店舗やライフラインなどの被害の状況によっては、支援が実施できない場合があります。
 九都県市:千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、千葉市、さいたま市、横浜市、川崎市、相模原市
画像:ステッカー   画像:のぼり2

 また、本市では、「市川市内駅周辺帰宅困難者等対策協議会」を設置し、市、交通事業者、警察と連携して帰宅困難者対策の推進に取り組んでいます。
【帰宅困難者一時滞在施設誘導訓練】  【都営新宿線本八幡駅での訓練】
写真:一時滞在施設誘導訓練   写真:都営新宿線本八幡駅訓練
            【【JR総武線本八幡駅での訓練】
写真:JR総武線本八幡駅での訓練
            【京成本線京成八幡駅での訓練】
京成八幡駅での訓練

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市川市 危機管理室 地域防災課

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千葉県市川市八幡1丁目8番1号 消防局4階

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