更新日: 2021年1月18日

市川の海と行徳臨海部の現況と課題

 市川の海もかつては、行徳の干潟で、シャコやカレイ、アサリ、ハマグリなどが豊富に採れ、干潮時には、沖に向かって2~3キロメートルもの広大な砂干潟が現れるほどでした。
 今では、その海辺らしい風景も見られなくなり、漁業活動など人の暮らしとともに維持されてきた自然環境は徐々に悪化し、周辺地域の埋め立てに伴う地形の変化や埋立計画の事業化が長期にわたって見送られてきたことなどに伴い、護岸の老朽化や有機物のたい積、青潮の発生など、早急に解決すべき多くの課題が生じています。
 そこで市川市では、市議会や行徳臨海部まちづくり懇談会での議論、市民の意見をとりまとめ、平成14年12月に「市川市行徳臨海部基本構想」を策定し、行徳臨海部の課題解決と基本構想の実現に向けた取り組みを進めてきました。
 また、平成17年8月には、「塩浜地区まちづくり基本計画」を策定し、JR京葉線市川塩浜駅を中心として三番瀬を臨む塩浜2丁目と3丁目(約80ヘクタール)について、まちづくりの将来像と土地利用、基盤施設の整備方針を示しました。
 これらの基本構想および基本計画の内容を反映した事業の実施に向け、千葉県や国などの関係機関に働きかけるとともに、地域住民、漁業者、企業、NPOなど、広く多くの市民とともに基本構想、基本計画の実現を目指します。
市川の海と行徳臨海部の現況と課題図

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