更新日: 2024年9月26日
市川市のあゆみ 第22回 平成6年12月1日号
市川市市制施行90周年を記念して、市川市の歴史を広報いちかわで振り返る全32回の連載企画です!第22回の今回は、平成6年12月1日号の中から選りすぐりの記事をお届けします。
市川市のあゆみ 読み方のご案内
- 紙面から市職員が選んだ、発行当時の様子がわかる興味深い記事を2つ掲載します。
- 古くて読み取れない場合もあるため、2つの記事にはそれぞれ職員が書き起こした文章を掲載します。
- 古い文章については平易な文章に直している場合があります。直し方が正しくない場合もあるかと思いますが、読みやすさを優先させていただきますのでご了承ください。
- アクセシビリティツール「FACIL'iti(ファシリティ)」をご利用いただけます。ページの見た目を、視覚・動作・認識でお困りの症状をお持ちの方にとって、見やすく、使いやすいように変換するサービスです。使い方はアクセシビリティツールをご覧ください。その他、お手元の端末での読み上げソフトをご活用いただくことで、文章の読み上げにも対応しています。
- 市川市中央図書館にて過去の広報の全紙面をご覧いただけます。ただし、一部欠号がありますのであらかじめご了承ください。
12月9日は「障害者の日」 ともに生きる社会目指し
カフェテラス「ぴっころ」オープン 自立への第一歩踏み出す
(執筆された年代、状況を考慮し、当時のままの表現で掲載しています)
十二月九日は「障害者の日」です。障害のある人が社会に参加し、平等に生活できるよう、市ではさまざまな面で“社会づくり”を進めています。しかし、障害のある人に対する誤解や偏見は、私たち一人ひとりがなくしていかなければなりません。そのきっかけともなるのが、十一月に生涯学習センター内にオープンしたカフェテラス「ぴっころ」です。
生涯学習センター(メディアパーク市川、鬼高一丁目)内にできた「ぴっころ」は、障害のある人たちの自立を目指してつくられたものです。
店内では、知的障害のある人たちが注文を取ったり、水を持って行ったりと、忙しく働いています。今までも市内の通所施設で箱折りや公園清掃などをしていましたが、「ぴっころ」のようなカフェテラスでお客さんに接するのは初めてです。そのため、失敗もありますが、「楽しい」と言いながら、みんな明るく生き生きと働いています。
知的障害のある人の親たちでつくる「市川手をつなぐ親の会」(深山巽会長)のお母さんたちもボランティアとして手伝い、障害のある人たちの“新たなる場”に力を貸しています。
深山会長は、「ここが、障害のある人たちの可能性を広げる場になればと思っています。それと同時に、誰もが気軽に来て、いろいろな人とふれあうことのできる場になればいいですね」と話してくれました。店内には、クッキーやエプロンなど、市内の福祉施設で作られた手づくり品も販売されています。
今までも、このような製品を集めて年に数回、「福祉の店」を開いていましたが、常設店といえるものがなく、「ぴっころ」がその第一号になりました。
物をつくることは協調性を養い、社会に参加しているという意識を高めるため、どこの施設でも奨励しています。しかし、販売する場が限られていたため、外とのつながりがどうしても少なくなっていました。「ぴっころ」は、それを解消するために、このコーナーを設けたのです。」
担当職員より
地元がメディアパーク市川付近なため「ぴっころ」は幼い頃から馴染みがありましたが、障がいを持つ人が積極的に社会と関わり働くための常設店第1号だったことを今回の記事で初めて知りました。店員さんは昔から親切で丁寧な接客をしている思い出があり、先日久々に訪れてみたのですが昔と変わらない優しい接客をしていただきました。個人的にはアイスココアがおすすめです!この記事を読んで興味を持った方はぜひ入ってみてください。また、販売の場の確保につきましては、現在は障がいを持つ方のために福祉事業者などが運営委員会を組織し、ハートフルギャラリー「福祉の店」としてさまざまな団体が活動を行っています。市役所第1庁舎1階でも心温まる商品を扱った販売会を定期的に行っておりますので、第1庁舎へ立ち寄った際には注目をしていただき、もしお気に入りの商品がありましたらお手に取ってみてください。
魚食文化フォーラム´94
おいしく食べて健康に(大山のぶ代氏)12月17日・市民会館
私たちの食生活に大きなウェートを占める“水産物”について考える「魚食文化フォーラムいちかわ‘94」を開きます。
今回は、「ドラえもん」の声、おいしい水の研究家などでおなじみの大山のぶ代さんが「おいしく食べて健康に」と題して講演を行います。
なお、当日は来場者に市川産の乾燥海苔をプレゼントする「おたのしみ抽選会」もあります。入場は無料で、保育もあります。
- 日時
- 十二月十七日(土曜)午後一時から
- 会場
- 市民会館
- 定員
- 先着八百人
- 申し込み
- 往復ハガキに「魚文化フォーラム入場希望」と住所・氏名、返信のあて先、保育希望の場合は子どもの年齢・性別も書いて、十二月九日(金曜)までに農水産課内魚食文化フォーラム実行委員会へ
生海苔の店頭販売も
また、魚食文化フォーラムの開かれる十二月十七日(土曜)には、サブイベントとして市内の魚屋の店頭で「市川産生海苔」を百グラム九十円で販売します。この機会に、市川産の安くておいしい生海苔をお試しください。
詳しくは、農水産課内魚食文化フォーラム実行委員会へ。(農水産課)
担当職員より
みなさんは魚や海藻などの水産物を日常的に食べていますでしょうか。発行当時と比較すると便利で簡単な食事を取りやすくなったことに伴い、水産物を食べる機会が減っている人も多いのではないのでしょうか(かくいう私も…)。市川市は東京湾に面していることや三番瀬があることで昔から漁業が発展しており、鱸(スズキ)や生ノリ・ホンビノス貝などが有名です。現在も市川市魚食文化フォーラム実行委員会の活動として捕れたての魚などを販売する機会がございますので、この機会に市川産の新鮮な水産物を食べてみてはいかがでしょうか。余談になりますが、私は大山のぶ代さんが声をあてていた時代のドラえもんで育ってきましたので、市川に来て講演をしていたこと・おいしい水の研究家をされていたことに大変驚きました。ドラえもんの声で「魚を食べよう」と言われたら、きっと毎日食べているだろうな…と想像してしまいました。
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Windows ナレーター
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停止:いづれかのキーを押す。
VoiceOver ユーザガイド(macOS Ventura用)(外部サイト)
ChromeOS ChromeVox
起動: Ctrl+Alt+Z キー
停止:もう一度 これらのキーを押す。
(注)タブレットの場合、音量小と音量大のボタンを同時に 5 秒以上押し続けると、ChromeVox が有効になったことを示す音声が鳴ります。そのままボタンを押し続けると ChromeVox の読み上げが開始されます。
このページに掲載されている
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市川市 市長公室 広報広聴課
〒272-8501
千葉県市川市八幡1丁目1番1号
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- 電話 047-712-8632 FAX 047-712-8764
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