- なかよし広場の動物
飼育日誌(9月20日~10月4日)アカミミガメ
アカミミガメの冬支度
暑い夏もようやく終わり、季節の移り変わりを感じるようになりましたね。
今回はそんな秋にぴったりのアカミミガメの冬支度のお話です。
外で普段暮らしているアカミミガメは、毎年11月頃の寒い時期になると冬眠をします。
冬眠してしまうと餌を全く食べなくなるので、その前の夏の時期に餌をたくさん食べエネルギーを蓄える必要があります。
そこで、普段与えている人工飼料のカメ餌に加えてアカミミガメを太らせるために与えている餌があるので紹介します。
1つ目はザリガニです。
アカミミガメは雑食性であるため、水草などの植物に加えて野生下では魚や昆虫などの動物性タンパク質を食べます。
そこで動植物園ではザリガニを与えています。
与えるとすごいスピードで食いつき、カメ同士での奪い合いが見られるほど大好きです。
※駆除したザリガニを冷凍保存して適宜与えています。

2つ目はバナナです。
バナナもザリガニ同様食いつきがとてもいいです。
バナナは糖分が高いため与えすぎには注意ですが、冬を越すため太らせるにはとてもいい餌になります。

これらの餌を使い分けて寒くなるまでにいい体を作ります。
いい体が出来上がったカメは11月ごろ落ち葉のプールの中にじっと潜り冬眠に入ります。
無事に春になったら起きてきてくれるでしょうか。
実は私アカミミガメ担当は担当になって初めての冬がやってきます。
ちゃんと冬眠をさせてあげられるか少しドキドキではありますが、皆さんにも一緒にアカミミガメの冬眠を見守っていただけたらうれしいです。

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