飼育日誌

飼育日誌(11月29日~12月13日)フクロウ

皆さんこんにちは!
寒ーい冬の時期になりましたが、皆さんは寒さ大丈夫ですか?
そんな、寒ーい時期でも快適に過ごす鳥がいます。それが…フクロウです!
当園には4羽のフクロウが暮らしています!

写真:フクロウ「ぽぽ」の写真
ぽぽ
写真:フクロウ「福丸」の写真
福丸
写真:フクロウ「ふー」の写真
ふー
写真:フクロウ「ほー」の写真
ほー

そういえばここ最近、鳴くことが多くなりました。
その理由が、ちょうど求愛シーズンだからなんです!
大体、12月から2月ぐらいが求愛時期になります。野生では盛んに鳴き交わし、互いを確認しあい、無事につがいとなれば卵を産む準備をしていきます。
実際、閉園後暗くなった途端に動植物園の近くにいる野生のフクロウが鳴くと、返事しているかのように「ぽぽ」が鳴き始めます。

そんな、求愛時期にたくさんトーンで鳴くと「こっちに来るな!」という鳴くフクロウなんですが、鳴き方にもいろんな意味があるんです!
当園のフクロウの中で一番鳴く「ぽぽ」の場合、何かにびっくりしたり怒ったりすると「ギャー」と鳴きます。他にもクラッタリングと言って嘴をカチカチと音に立てることもあります。
また、同じ鳴き方だけど、鳴くトーンによって意味が変わったりもします。
例えば、オスがメスに対して柔らかいトーンで鳴くと「こっちにおいで~!」という意味になり、オスが他のオスに対して強い意味になります。

そして、フクロウといえば、あの鳴き声、ホーホー…と多くの皆さんが認識していると思いますが、実際は一定のテンポと音程でホーホーと繰り返す鳴き方はしません。
フクロウはそれぞれの種類によって鳴き方が違います。当園にいるフクロウは主に「ホッホー、ゴロスケホッホー」と鳴きます。他の種類のフクロウだと、「ホホホホホホ」や「ホゥホゥホゥ」、「ホッホ~ゥッ」などたくさんあります。

また、そんなフクロウたちは物静かな鳥というイメージがあるかもしれませんが、実はよく鳴くんです!
日中は気づかれないように無駄な動きをせずにじっとしています。 ですが、暗くなってきたとたん鳴き始めます。理由として、他のフクロウに自分が誰なのか教えるための「個体認識」や「威嚇」、ヒナが親に「お腹すいたー!」などと沢山あります。本当はたくさん鳴く鳥さんなんです!
当園のフクロウは特にごはん前や気にならないことがあると、鳴きながら喧嘩します。これも夕方の暗くなってきた時の方が多いです。

ぜひ、皆さんも当園に遊びに来たときはフクロウの4羽に会いに来て、鳴き声を聞いてみてくださいね!待ってまーす!

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