更新日: 2021年10月21日
【終了しました】第9回 市川手児奈文学賞
市川は〈真間の手児奈〉が万葉のむかしから語り継がれてきたように、文学的土壌の豊かなところです。江戸期には、市川を足繁く訪れた文人墨客が、俳句を吟じ和歌を詠み、紀行文を多く著してきました。現代作家も、小説に、俳句に、短歌に、さらには川柳にと、市川を舞台とした作品を多く残しています。こうした文芸風土を大切な文化遺産ととらえ、多くの人に市川への関心をさらに深めていただこうと、〈市川〉をテーマにした文芸作品(短歌・俳句・川柳)を全国から募集しました。
第9回は、短歌1,456点、俳句1,780点、川柳846点が全国から寄せられました。
第9回は、短歌1,456点、俳句1,780点、川柳846点が全国から寄せられました。
入賞作品展 | 日時 | 平成21年2月7日(土)~5月28日(木) 10時~17時 ※月曜日、2月27日、3月31日は休み。4月以降の休館日は文学プラザへお問い合わせください。 |
会場 | 市川市文学プラザ 市川市鬼高1-1-4 生涯学習センター3階 |
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贈賞式 | 上位入賞者の表彰。次回に向けての作品づくりに役立つポイントをお話しするトークセッションも行います。 | |
日時 | 平成21年2月8日(日) 午後1時30分~ | |
会場 | 生涯学習センター2階 グリーンスタジオ |
入選作品
短歌 選考:清水 麻利子(花實同人) 応募数1,456点
大賞 | ||
植木屋の鋏の音冴え黒松の葉は落ち積みて道に香れり | ||
市川市東菅野 | 福永 繁雄 | |
秀逸 | ||
屋敷森の名残とどむる門辺には農具雑穀秋日が晒す | ||
市川市東菅野 | 石黒 一郎 | |
大いちょう若葉もくもくもりあがり健康会議知るがに見える | ||
千葉県船橋市 | 松平 萌 | |
佳作 | ||
塩のつく街の名楽しバス通り浄めたまえと思いて通る | ||
市川市柏井町 | 岩城 まり | |
呼吸する鳳蝶の羽をつまむごとかんざし作る職人のゆび | ||
京都府京都市 | 麻倉 遥 | |
北の果てそれより遠い星にいるあの写真家に会えたらいいな | ||
東京都江戸川区 | 若崎 祥之 |
俳句 選考:渕上 千津(沖同人) 応募数1,780点
大賞 | ||||
風入れや立正安国論に触れ | 東京都葛飾区 | 増島 淳隆 | ||
秀逸 | ||||
色変へぬ松や先師の声知らず | 千葉県千葉市 | 藤田 博子 | ||
すっとあく分銅の窓小鳥来る | 市川市鬼高 | 島村那智子 | ||
佳作 | ||||
海見えて踊るきびすにかかる砂 | 市川市北国分 | 榎本 貴之 | ||
三番瀬赤潮耐へる鯔の群れ | 市川市宝 | 市川 大空 | ||
浅草へこのまま荷風忌の電車 | 千葉県八千代市 | 上田 野出 |
川柳 選考:岡本 公夫(川柳新潮社同人) 応募数846
大賞 | ||||
カツ丼でしばし荷風の顔になる | 市川市入船 | 原 光生 | ||
秀逸 | ||||
鉄橋で覚めれば松の市川市 | 市川市福栄 | 松井 照子 | ||
市川に梨送り来る友がゐて | 市川市市川南 | 鈴木 猛 | ||
佳作 | ||||
継橋は光圀の足見たと言い | 市川市宮久保 | 足立 舜治 | ||
行徳のアサリ有ります漁師街 | 市川市曽谷 | 河村 淳子 | ||
黄門が詫びて這い出す藪しらず | 市川市曽谷 | 奥野外美子 |
募集要項
募集期間 | 平成20年9月30日(火)まで 消印有効 ※たくさんのご応募ありがとうございました!! |
募集作品 | 短歌・俳句・川柳の3部門。1部門につき1人5点まで。 複数部門への応募は可(未発表のものに限る) 一般の部・子どもの部(中学生以下) |
募集テーマ | 「2008年市川を詠む」 市川の自然、文化、祭、史跡や建物、市川ゆかりの人物などを題材とする。 |
応募規定 |
ハガキまたはハガキ大の用紙に作品1点を楷書で記し、作品には全てフリガナを振る。 |
賞 | 【一般の部】 大賞 : 各部門1点 賞状、賞金5万円 秀逸 : 各部門2点 賞状、賞金1万円 佳作 : 各部門3点 賞状、賞金5千円 【子どもの部】 入選者には賞状、作品集を贈呈 |
発表 | 平成20年12月(予定) 入賞・入選者に文書にて通知する。 |
選考委員 | 短歌 清水 麻利子 (花實同人) 俳句 渕上 千津 (沖同人) 川柳 岡本 公夫 (川柳新潮社同人) 顧問 神作 光一 (東洋大学名誉教授) 編集 吉井 道郎 (作家) |
作品集 | 大賞・秀逸・佳作を含む優秀作品を部門ごとに100点選定し、作品集を作成。 入選者には作品集を贈呈する。 |
著作権 | 本人に帰属。ただし市川市が作品を使用する場合、入選者はその使用を承諾したものとする。 |
主催 | 市川手児奈文学賞実行委員会・市川市 |
このページに掲載されている
情報の問い合わせ
市川市文学ミュージアム
(市川市 文化国際部 文化施設課)
〒272-0015
千葉県市川市鬼高1丁目1番4号 生涯学習センター(メディアパーク市川)2階
- 電話
- 047-320-3334
- FAX
- 047-320-3356