更新日: 2021年9月17日

【終了しました】第8回 市川手児奈文学賞

第8回は「2007年市川を詠む」をテーマに、短歌1,302点、俳句1,841点、川柳885点が全国から寄せられました。

募集期間 平成19年7月1日(日)~9月30日(日)消印有効 
入賞作品展 期間 平成20年1月25日(金)~5月25日(日)
会場 市川市文学プラザ(市川市鬼高1-1-4 生涯学習センター3階)
選考委員 短歌   伊藤 菖子  (ひのくに同人)
俳句   渕上 千津  (沖同人)
川柳   岡本 公夫  (川柳新潮社同人)
顧問   神作 光一  (東洋大学名誉教授)
編集   吉井 道郎  (作家)

入選作品

短歌 選考  伊藤 菖子(ひのくに同人) 応募数1,302点
   
  大賞
  紫の煙ひとすぢ燻らせば「利休鼠の雨」降る市川
 東京都墨田区  内田令子
   
  秀逸
  新浜の御猟場に来たればわれさへや雅子妃殿下の御幸を祈る
 市川市北方町  安田恭子
  国道に鳥居いくつもたち並び市川の町神と住むなり
 千葉県千葉市  吉田 穂
   
  佳作
  非流離となきて発ちたる鳥の放物線市川の空にいつまでものこる
 市川市大和田  中田 文
  振り向かず去る君の背へ草の矢を放つ真間山草原の秋
 佐賀県鹿島市  吉村金一
  間なく羽化あをき真間山に包まれて何の蛹か夜明け待ちゐる
 千葉県松戸市  山口光代

俳句 選考  渕上 千津(沖 同人)  応募数 1,841点
 
  大賞
  雲の峰魁夷の描く道を行く 市川市菅野 柴田歌子
 
  秀逸
  一木にして一山の花明かり 神奈川県川崎市 吉田ひろし
  鱸追う夫の船在り三番瀬 市川市欠真間 矢島正子
 
  佳作
  かつしかの松の孤高や黄落期 千葉県船橋市 久染康子
  真間の井の釣瓶引くとき草いきれ 千葉県松戸市 谷口摩耶
  藪不知信号待ちの時雨かな 市川市真間 くらたけん

川柳 選考  岡本 公夫(川柳新潮社同人)  応募数 885点
 
  大賞
  辻切りと聞いて武蔵の早とちり 市川市奉免町 小田中準一
 
  秀逸
  小ささの史跡つぎ橋日本一 市川市新田 神林洋右
  おかね塚遊女のごときねこじゃらし 市川市本行徳 矢吹久子
 
  佳作
  黒松の伸びゆくままに塀の穴 市川市国府台 三木千代
  鎌首のたれて賞味の期限切れ 市川市市川南 三浦秀雄
涸れ井戸に添えば手児奈も千の風 市川市鬼高 森 冨士子

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(市川市 文化国際部 文化施設課)

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