更新日: 2024年4月2日
市川・真間界隈
文学の散歩道
市川・真間界隈 歩いて楽しい発見マップ。
JR市川駅から真間山弘法寺までの参道付近と真間川沿いの文学の道を紹介しています。
JR市川駅から真間山弘法寺までの参道付近と真間川沿いの文学の道を紹介しています。
「市川市内の町を歩いて、見て、知ってもらう参考に」と職員が手作りで地図を作成しました。地域ごとの特色を紹介していて、11種類(平成13年8月1日現在)の「散歩道マップ」があります。
真間山弘法寺(日蓮宗)
天平9年(737)行基菩薩が建立して「求法寺(ぐほうじ)」と称し、のち弘法大師によって伽藍が造営され「弘法寺」と改められたと伝えられています。元慶5年(881)天台宗となり、さらに建治2年(1276)法華経寺の開基日常上人の義子日頂によって日蓮宗に改宗されました。元亨3年(1323)千葉胤貞(たねさだ)が寺領を寄進し、天正19年(1591)には徳川家康から朱印が与えられています。また元禄8年(1695)徳川光圀も参詣しております。江戸時代には紅葉の名所として知られ、文人墨客の来遊が多く、その紀行文や詩歌、川柳、絵画その他諸書に「真間の紅葉狩り」のことが記されています。しかし、明治21年火災のため諸堂が焼失、そのとき数多くの楓も失われました。明治23年に諸堂が完成し、また昭和47年には本堂を鉄筋コンクリート造りに改築しました。境内には水原秋桜子、富安風生の句碑、国府台砲兵の碑、針塚、伏姫桜をはじめ、石段築造に関わる「真間の涙石」伝説などが伝えられています。(「市川散歩No.1」より)
弘法寺の句碑・歌碑
弘法寺の句碑 | 俳人 | 句碑について |
梨咲くと葛飾の野はとのぐもり | 水原秋桜子 | 制作昭和二年。昭和二十七年に建立。句集『葛飾』に所収。 |
まさをなる空よりしだれざくらかな | 富安風生 | 制作昭和十二年。昭和四十五年に建立。句集『松籟』に所収。 |
真間寺で斯う拾ひしよ散紅葉 | 小林一茶 | 「寛永十年十月ごろ、二人てこな・つぎ橋あたりを見巡りしときのこと也」と前書 |
亀井院
万葉集には「勝鹿(葛飾)の真間の井を見れば立ち平(なら)し、水汲ましけむ手児奈し思ほゆ」と高橋虫麻呂が詠んでいます。この真間の井は亀井院の裏庭にある井戸がそうであると伝えていますが、亀井院は、はじめ瓶井坊と呼ばれていたところからみて、真間の井というのは、水瓶を土中にいけたような形の所から清水が湧き出していたものと考えられます。(「市川散歩No.1」より)
北原白秋もかつて住んだことがあり、「蛍飛ぶ真間の小川の夕闇にえびすくふ子か水音立つるは」の歌碑があります。
北原白秋もかつて住んだことがあり、「蛍飛ぶ真間の小川の夕闇にえびすくふ子か水音立つるは」の歌碑があります。
亀井院の句碑・歌碑
・北原白秋
・北原白秋
手児奈霊神堂
弘法寺の七世日与上人が手児奈のお告げによって、手児奈の奥津城(墓)と伝えられる辺りに、文亀元年(1501)建立したのが、この霊堂であると伝えています。この霊堂は安産、子育て、疱瘡に霊験があるとして、多くの参詣者を集めています。万葉集には伝説の美少女真間の手児奈を詠んだ歌がある。霊堂脇の池は真間の入江をとどめる唯一のもので、周囲には片葉の葦が生えている。また藤棚の下には吉田冬葉の句碑があります。(「市川散歩No.1」より)
大門通りの電柱に注目!
真間の継ぎ橋
真間万葉集に「足(あ)の音せず行かむ駒もが葛飾の、真間の継ぎ橋止まず通はむ」の歌が載せられています。当時、真間の入江の入口付近には沢山の洲がつくられており、その洲から洲へとかけ渡された橋が、継ぎ橋だったと考えられています。亀井院と手児奈霊堂の入口、それにつぎ橋の袂に、それぞれの所在を示す碑が建てられています(市有形文化財「真間万葉顕彰碑」)。(「市川散歩No.1」より)
平成12年に、「枯山水」風の修景整備を行った。
平成12年に、「枯山水」風の修景整備を行った。
すぐ傍には、真間史蹟保存会によって設置された俳句投稿箱があります。
手児奈橋
平成11年12月完成した橋の脇に親水テラス出現。テラス壁面には真間川の灯籠流し、ほおずき、萩をデザインしたレリーフと市民ボランティアによって書かれた手児奈ゆかりの万葉集2首を歌碑として設置。
大門通り
国道14号線から真間山弘法寺へと続く道。市川の書家による万葉の歌のパネルが民家の壁に31枚。昔なつかしい建物もある。市川公民館には昔の大門通りを描いたタイル壁画があるので、かつての参道の様子と重ね合わせてみては。
大門通りには味のある建物がたくさんある
真間ゆかりの歌も飾られています。
市川は知る人ぞ知るジャズのまち
文学の道
作家・詩人・脚本家・俳人・歌人と市川ゆかりの文学者と作品の紹介板が桜の樹の下に15枚。さらに詳しくお知りになりたい方は、『市川の文学』をご覧になってはいかが。
文化の街かど・回遊マップ 市川・真間地区編
2004年9月、真間地区に「芳澤ガーデンギャラリー」「木内ギャラリー」「郭沫若記念館」が開設しました。
それらの文化施設と併せて、市川・真間地区の文化的、歴史的資産を回遊していただくためのルートを設定しました。
※「市川・真間地区」編の配布は終了しております。詳細はPDFデータをご覧ください。
それらの文化施設と併せて、市川・真間地区の文化的、歴史的資産を回遊していただくためのルートを設定しました。
一つ目は、文学の道で知られています桜土手公園・芳澤ガーデンギャラリー・郭沫若記念館へとつながる「芳澤ガーデンギャラリールート」です。
二つ目は、手児奈霊堂・弘法寺・木内ギャラリーへとつながる「大門通りルート」です。楽しく回遊していただくために、周辺の景観に配慮した「街かどミュージアム」の総合案内板・拠点案内板・誘導標柱のサインを設置しました。
また、サイン整備と併せて、市民のみなさんが楽しく回遊できる、ポケットサイズの回遊マップを作成しました。このマップには「街かどミュージアム」としての見どころである施設を紹介しておりますので、是非足を運んでみてください。※「市川・真間地区」編の配布は終了しております。詳細はPDFデータをご覧ください。
画像をクリックすると印刷用PDFデータを見られます。
画像をクリックすると印刷用PDFデータを見られます。
※平成27年(2015)4月1日より郭沫若記念館の開館日時が変更になります。
【開館時間】10時~16時(入館は15時30分まで)
【開館日】毎週金曜・土曜・日曜日(芝桜の見頃となる4月1日~ゴールデンウィークは休まず開館いたします)
PDFには反映されておりませんので、ご了承ください。
※平成27年(2015)4月1日より郭沫若記念館の開館日時が変更になります。
【開館時間】10時~16時(入館は15時30分まで)
【開館日】毎週金曜・土曜・日曜日(芝桜の見頃となる4月1日~ゴールデンウィークは休まず開館いたします)
PDFには反映されておりませんので、ご了承ください。
(2011年3月改訂)
まんよう 歩きたい街 市川・真間
「街かどミュージアム都市づくり」事業は、文化資源がたくさんある市川・真間地区をモデル地区として、ここでのまちづくりの機運を、市全体に広めていこうというものです。大勢の方に市川・真間地区を紹介しようと、住民の方の協力でこの冊子がつくられました。22ページ。
関連リンク
散策がいど瓦版 市川・真間界隈
文学の散歩道 万葉のみち
市川市教育委員会制作のパンフレット。
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印刷用はパンフレット(PDF)をご利用ください。
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文学の散歩道 近代文学のみち
市川市教育委員会制作のパンフレット。
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市川の散策道(真間・国府台・国分)
画像の一部リンク先では、詳しい情報をご覧いただけます
その他の情報
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