【令和4年度発掘調査速報】馬坂遺跡第1地点
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馬坂(うまさか)遺跡第1地点
所在地
市川市曽谷3丁目
調査の期間
令和4年9月20日~11月30日
調査の面積
312平方メートル
調査の原因
宅地造成
検出された遺構
柄鏡形住居跡、竪穴住居跡、掘立柱建物跡、火葬跡、溝、土坑
調査の概要
本遺跡は国指定史跡曽谷貝塚の南西側に位置する縄文時代の貝塚及び集落跡です。
今回の調査地点は宅地造成に伴い発掘調査が実施されました。確認調査で縄文時代と奈良・平安時代の竪穴住居跡を含む遺構が検出されたため、開発事業者と協議し、開発行為により失われる恐れのある部分について、記録保存のための本調査を行いました。
調査の結果、縄文時代の竪穴住居跡1軒、古墳時代の竪穴住居跡2軒、奈良・平安時代の竪穴住居跡4軒、掘立柱建物跡1棟、中・近世火葬跡1基、溝1条が確認されました。
特に今回確認された縄文時代の竪穴住居跡は、出入り口と見られる箇所に張り出し部を持ち、平面形が柄のある手鏡のような形をした柄鏡形住居跡と呼ばれるもので、縄文時代中期末から後期にかけて関東・中部地方に分布する特徴的なものです。
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