【令和5年度発掘調査速報】国府台遺跡第248地点
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国府台(こうのだい)遺跡第248地点
所在地
市川市国府台5丁目
調査の期間
令和5年9月19日~10月12日
調査の面積
33平方メートル
調査の原因
個人住宅建設
検出された遺構
竪穴住居跡3軒ほか
調査の概要
国府台遺跡は市川市北西部の台地上に立地し、旧石器時代から中世に亘る各期複合の集落跡です。古代の下総国の中心地である下総国府が所在した地域であるため、竪穴住居跡や掘立柱建物跡をはじめ、古代の道路跡や国府の重要区画を区切る溝跡など、多くの遺構が確認されています。
今回の調査地点は個人住宅の建築に伴い発掘調査が実施されました。確認調査で奈良・平安時代の竪穴住居跡が検出されたため、開発事業者と協議し、工事の際に遺構が失われてしまう部分について記録保存のための本調査を行いました。
調査の結果、3軒の竪穴住居跡が重なりあって検出され、土師器や須恵器といった土器の他、鉄製の鎌や刀子といった金属製品が出土しています。
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