【令和5年度発掘調査速報】東新山遺跡第V地点
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東新山(ひがしにいやま)遺跡第V地点

所在地
市川市北方町4丁目
調査の期間
令和5年10月10日~12月28日
調査の面積
810平方メートル
調査の原因
福祉施設建設
検出された遺構
竪穴住居跡、土坑、溝跡ほか
調査の概要
東新山遺跡は市川市東部の台地上に位置する縄文時代の集落跡です。
今回の調査地点は福祉施設の建築に伴い発掘調査が実施されました。確認調査で縄文時代の竪穴住居跡が確認されたため、開発事業者と協議し、工事の際に遺構が失われてしまう部分について記録保存のための本調査を行いました。
調査の結果、縄文時代の竪穴住居跡10軒、土坑16基、ピット79基、近世の溝3条、土坑4基、ピット3基が確認されました。今回確認された縄文時代の竪穴住居跡の内部からは、土器製作に利用されていたと考えられている台形土器が粘土塊とともに出土しています。当時の土器製作の様子を知る手掛かりとなる貴重な資料が見つかっています。
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