【令和6年度発掘調査速報】国府台遺跡第253地点
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国府台(こうのだい)遺跡第253地点
所在地
市川市国府台3丁目
調査の期間
令和6年7月24日~7月30日
調査の面積
63平方メートル
調査の原因
集合住宅建設
検出された遺構
古墳周濠、竪穴住居跡4軒ほか
調査の概要
国府台遺跡は市川市北西部の台地上に立地し、法皇塚古墳、明戸古墳、弘法寺古墳の3つの前方後円墳が所在しています。
今回の調査地点は集合住宅の建築に伴い確認調査が実施されました。調査では多数の埴輪が出土し、古墳の周囲をめぐる周濠の痕跡が検出されました。隣接した第157地点でも同様の周濠が確認されていて、今回確認されたものとつながります。墳丘はすでに失われていますが、この場所に古墳がかつて存在していたことがわかりました。
今回のように確認調査で遺跡が見つかった場合には、その取扱いについて開発事業者と協議を行います。その協議の結果、遺跡と建物の基礎との間に保護層を設けることにより、遺跡を保護するという処置をとることで合意しました。
今回の調査地点の周辺はすでに宅地化していますが、その地下にはまだ発見されていない古墳がまだ存在しているかもしれません。
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