更新日: 2021年3月2日

自然環境に関する調査の実施

市川市の自然環境

自然環境に関する調査の実施

 自然環境の保全再生を効果的に進めていくためには、基礎となる科学的なデータが不可欠です。
 市川市の自然環境の実態を把握するために様々な調査を行っていますが、主なものをご紹介します。
 

○自然環境実態調査

 市川市に生育・生息する動植物や自然環境の実態を明らかにし、自然環境保全再生指針の策定や自然環境政策を推進する上での基礎資料とするため、平成13年度から平成15年度までの3ヵ年をかけて市川市の自然環境実態調査を実施しました。

 報告書は環境政策担当で閲覧していただけるとともに貸し出しもしております。
自然環境実態調査の概要については、こちらをご覧ください。

○都市鳥生息調査

 近年、都市環境において人とのトラブルが生じ始めたカラス類とドバトについて、生息数や生息場所及び採餌状況などの生息状況を把握し、適切な付き合い方の指針を作成するための基礎資料とすることを目的として平成13年度、14年度に調査を実施しました。

 特にカラス類については、平成13年度、14年度の調査結果を参考にカラス類の「食物となるごみ」を重点に対策を行ってきました。

 調査、対策の実施から5年を経過し、その後のカラス類の生息状況の現況把握と対策の効果の検証を目的として、平成18年度、19年度に同様の調査を実施し、調査内容について取りまとめました。

   都市鳥生息調査の概要については、こちらをご覧ください。

○巨樹・巨木林調査

 環境省が自然環境基礎調査として実施した「巨樹・巨木林フォローアップ調査」に合わせ、平成12年度に市内全域について胸高幹周3メートル以上の樹木の調査を行いました。 その結果、66か所、15種、171本の巨樹を確認しました。

 平成13年度はさらに、樹種の特性として基準の大きさに至らないものの、種としては巨樹に該当する樹木の調査を行うとともに、基準以上の大きさの樹木についても補足調査を行いました。

 その結果、新たに14ヵ所5種26本を加え、80ヵ所20種197本になりました。
 詳しい調査報告を平成14年3月に報告書として発行しました。

 調査報告書「巨樹に会いにいこう」は、市政情報センター、市立図書館などでご覧になれます。

 いちかわの巨樹については、こちらをご覧ください。

○三番瀬の現況に関する基礎調査

 市川の海辺は、東京湾最奥部の埋立地によって囲まれた位置にあり、水深5メートル以下の浅海域(浅瀬や干潟)が岸から沖合い3から4キロメートルの範囲に広がっていて、「三番瀬」(さんばんぜ)と一般的に呼ばれています。

 また、江戸川の河口域にあたる江戸川放水路や行徳鳥獣保護区を含む行徳近郊緑地特別保全地区などの三番瀬に関連する水域と一体となった保護、保全が必要であると考え、これまでに三番瀬海域や江戸川放水路、船橋市と隣接する人工干潟、行徳近郊緑地特別保全地区などにおいて、自然環境の視点から大学研究者、NPO法人、さらに市民の参加による生物調査と啓発事業などを実施しました。

 さらに陸と海の連続性の観点から三番瀬海域の後背湿地としての位置づけが注目されている行徳近郊緑地特別保全地区において底生生物、魚類などの生物調査を実施しました。

調査の概要については、こちらをご覧ください。

河川遊水池等水生生物生態調査概要

 市川市内の小河川において、各水域の生物相互および環境との生態的関係、水系間の生物の移動や生態的つながりを明らかにするとともに、「市川市自然環境保全再生指針」に基づいた各水系、事業地の管理目標などの根拠になる資    料を得ることを目的とした調査をおこないました。
  調査は、平成20年11月、平成21年2月、8月、10月、平成22年5月、10月に真間川各水域について生物相互及び環境との生態的関係、水系間の生物の移動や生態的つながりを明らかにするための調査をおこないました。
また、平成21年2月と8月に河川の物理的環境及び植生環境等の調査を平成22年1月には、大柏川東側上流部の湧水の状況調査を実施しました。
 
    河川遊水池等水生生物生態調査概要はこちらをご覧ください。

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市川市 環境部 自然環境課

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千葉県市川市南八幡2丁目20番2号

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FAX 047-712-6308
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