更新日: 2023年11月1日

大気汚染

 大気には、私たちの生活や工場などが活動することにより様々なものが排出されます。これらによって空気が汚れることを大気汚染といいます。市川市では、大気汚染による健康被害の防止等を目的として下記のような取り組みを行っています。

  1. 大気環境の常時監視
  2. 光化学スモッグ対策
  3. 微小粒子状物質(PM2.5)対策
  4. 冬期対策
  • ※クリックで該当箇所に遷移します。

1. 大気環境の常時監視

 工場の煙や自動車排出ガスのうち、硫黄酸化物・窒素酸化物・浮遊粒子状物質・微小粒子状物質・一酸化炭素・炭化水素などは、大気汚染物質として環境基準が定められています。
 市川市では、市内各所に測定局を設置し、大気汚染物質を含めた大気の状態の常時監視を行っています。測定局には、一般的な生活空間における大気汚染の状況を監視する一般環境大気測定局、自動車排出ガスによる大気汚染の状況を把握する自動車排出ガス測定局の2種類があり、各3局ずつの体制で運用しています。

大気測定局舎別測定項目

測定局舎配置図はこちら

一般環境大気測定局

測定項目 本八幡局
(八幡3-24-1 八幡小学校 内)
行徳駅前局
(湊新田2-4 行徳駅前公園 内)
大野局
(大野町2-1877 大柏小学校 内)
二酸化硫黄
窒素酸化物
光化学オキシダント
炭化水素
浮遊粒子状物質
微小粒子状物質(PM2.5)
風向・風速
温度・湿度
日射量・雨量
  • ※測定局の配置見直しを行い、令和5年3月末で市川市二俣における測定は終了しました。

自動車排出ガス測定局

測定項目 市川局
(市川2-33-6 市川こども館 内)
行徳局
(末広1-1-48 第7中学校 内)
稲荷木局
(稲荷木2-4 稲荷木2丁目公園 内)
窒素酸化物
炭化水素
一酸化炭素
浮遊粒子状物質
微小粒子状物質(PM2.5)
  • ※測定局の配置見直しを行い、平成31年3月末で市川市新田における測定は終了しました。

測定結果

大気環境測定結果(令和4年版環境白書から抜粋)(PDF) 直近2年度の大気汚染物質及び直近1年度の気象の測定結果を集計しまとめたものです。
ちばの大気環境 千葉県による最新大気環境情報です。市川市を含めた県内のデータ(速報値)をご確認いただけます。
市内の大気の状況の確認手順は下記をご参照ください。 「ちばの大気環境」ページから市川市の大気環境を確認する方法(PDF)
環境省大気汚染物質広域監視システム「そらまめくん」 環境省による最新大気環境情報です。千葉県外も含めた全国のデータ(速報値)をご確認いただけます。

2. 光化学スモッグ対策

 光化学スモッグとは、工場、事業場、自動車などから排出された窒素酸化物と炭化水素が強い紫外線を受けて光化学反応を起こし、その結果生成される光化学オキシダント(オゾンなどの強酸化性物質)を含んだ空気のかたまりです。一時的な目やのどの痛み、息切れなどを引き起こすものであり、市では、県の判断により注意報等の発令を行っています。

発生しやすい時期と気象条件

 光化学スモッグは毎年7~8月に多く発生します。日差しが強く、気温が高く、風の弱い日に発生しやすくなります。

症状と対策/注意報等発令時の留意事項

 光化学スモッグによる症状と、必要な対処方法は下記のようなものが挙げられます。

  • 目がチカチカしたら水道水で洗顔する。
  • のどや鼻に刺激を感じたらうがいをする。
  • 息苦しい場合は胸を広げて安静にする。
  • 症状が重い場合は医師の診察を受ける。

また、注意報等発令時には、次のような行動を心がけてください。

  • 外出は控え、窓を閉めて外気を遮断する。
  • 屋外での激しい運動は避ける。

注意報等発令/解除のお知らせの方法

注意報等発令/解除の判断基準

 4月1日から10月31日までの間で、測定局によるオキシダント濃度が0.12ppm以上になり、かつ気象条件からみてその状態が継続すると県が判断した場合に発令され、発令の条件に該当しなくなった場合に解除されます。

参考


3. 微小粒子状物質(PM2.5)対策

 微小粒子状物質(PM2.5)とは、粒径2.5マイクロメートル(2.5ミリメートルの千分の1)以下の粒子状物質です。PM2.5は、呼吸器系の奥深くまで入りやすいことなどから、人の健康に影響を及ぼすことが懸念されています。市では、県の判断により高濃度時の注意喚起等を行っています。

高濃度になりやすい時期

 PM2.5濃度は11月から3月頃にかけて高くなる傾向があります。

注意喚起時の留意事項

 注意喚起が行われた場合は、以下の対応をとることが有効です。

  • 不要不急の外出を控える
  • 屋外での激しい運動をできるだけ減らす
  • 外出時にはマスクの適切な着用を行う
  • 室内の換気は必要最小限にする
  • 洗濯物は室内に干す
  • 高感受性者(呼吸器系や循環器系の疾患を有する方、小児、高齢者等)は、体調の変化に注意し、慎重な行動をとる
  • ※注意喚起を行っていない場合でも、PM2.5濃度が高くなる場合があります。必要に応じて「ちばの大気環境」ページで公開している測定値の確認を行い、注意喚起時と同様の行動をとるよう心がけてください。

注意喚起/濃度改善のお知らせの方法

注意喚起/濃度改善の判断基準

注意喚起

(1)午前9時頃

 各地域内の一般環境大気測定局において、PM2.5の濃度が午前5時、6時、7時までの1時間値の平均値の中央値が日平均値70μg/立米に対応する85μg/立米を超え、かつ高濃度の状態が継続すると県が判断した場合、午前9時頃を目途に注意喚起を行います。

(2)午後1時頃

 各地域内の一般大気環境測定局において、PM2.5の濃度がいずれか1局の午前5時から12時までの1時間値の平均値が80μg/立米を超え、かつ高濃度の状態が継続すると県が判断した場合、午後1時頃を目途に注意喚起を行います。

濃度改善

 注意喚起が行われた後、千葉県内の全ての一般環境大気測定局においてPM2.5濃度が2時間連続して50μg/立米を下回った場合、濃度改善の情報提供を行います。

  • ※濃度改善の情報提供は、午後4時までに濃度改善がみられた場合のみ行います。
  • ※μg/立米:マイクログラム/立方メートル。1マイクログラムは1グラムの100万分の1。

参考


4. 冬期対策

 冬期は二酸化窒素などの大気汚染物質がよどみやすい気象条件が多くなるため、千葉県では例年11月から1月の3ヶ月間を大気汚染のための冬期対策期間としており、エコドライブの推奨など、各種対策メニューに取り組んでいます。市民の皆様もご協力をお願いします。

このページに掲載されている
情報の問い合わせ

市川市 環境部 生活環境保全課

〒272-8501
千葉県市川市南八幡2丁目20番2号

水質・土壌グループ
  電話:047-712-6310(水質・土壌)
  電話:047-712-6314(ユスリカ)
  FAX :047-712-6316

大気・騒音・振動グループ
  電話:047-712-6311(大気・放射能)
  電話:047-712-6312(騒音・振動・悪臭)
  FAX :047-712-6316