更新日: 2024年3月26日
クリーンセンター稼働停止に係る有識者による検証結果について
日頃より、本市の環境行政にご理解ご協力を賜り誠にありがとうございます。
令和5年10月18⽇に発生した、クリーンセンターの稼働停⽌につきまして、令和
6年3月21日に有識者による検証結果がまとまりましたので、ご報告いたしま
す。
検証に際しては、3名の有識者が、市職員、プラントメーカー担当者等への聞き
取り、及び現地調査を行ったうえで、分析を行っております。
稼働停止に至った経緯としましては、屋上にある機器冷却水冷却塔ファンの内
1台が地絡により停止した際に、上位の遮断機が動作したことで、複数のプラン
ト共通設備の電源が喪失したため、ボイラー設備が制御不能となり、焼却炉が非
常停止した結果、空焚き状態が継続し、ボイラー設備が損傷したものでありま
す。
報告書では、初動対応、現場判断などの「人的な要因」、指揮命令系統や緊急
時における訓練などの「組織的な要因」、保護システムや点検整備結果などの
「設備的な要因」に分類し、それぞれ原因と再発防止策について取りまとめられ
ております。
検証結果のまとめでは、今後、ハード・ソフトの両面から適切な再発防止策に
取り組むこと、次期クリーンセンター整備においても、今回の事象から得られた
知見を反映させ、安全で安定した施設とすることと記されております。
本市としましては、今回の検証結果を受け、緊急時の連絡体制、指揮命令系統
の見直しや、故障時の運転管理マニュアルの再整備及び訓練、経年劣化した機
器・部材の洗い出しなど、改善を行ってまいります。
また、現在進めている、次期クリーンセンター整備につきましても、検証結果
から得られた知見を反映させ、より安全な施設といたします。
今後は、再び市民の皆様にご心配やご負担をおかけすることのないよう、再発
防止に努め、より一層、安全で安定した施設を目指してまいります。