本文
選定保存技術(国)三味線駒製作
三味線駒製作(しゃみせんこませいさく)
※令和8年7月17日、国の文化審議会文化財分科会によって答申されました。
同年秋頃、官報告示をもって選定及び認定の予定です。
保持者 三味線駒製作の様子 完成した駒(長唄用)
(写真:文化庁提供)
保持者
大河内 正信(おおこうち まさのぶ)
概要
三味線駒製作は、我が国の各種三味線音楽や伝統芸能の上演に不可欠な楽器である三味線に取り付ける駒を製作する技術です。
三味線の駒は、演奏時に胴皮(どうかわ)の上に置いて糸を乗せるもので、糸を胴から浮かせるとともに、糸の振動を胴に伝える役割を担います。素材は、象牙、水牛の角、鼈甲(べっこう)、竹など様々で、三味線音楽の種目等によって異なり、その形状も多様です。駒は三味線の音色を左右する重要な要素であることから、演奏家は数種類の駒を曲や調子、演奏の場等によって使い分け、その設置位置も繊細に調整します。
駒の製作には、削りと磨きを幾度も重ね、各種目特有の形状に細部まで仕上げる精密さが求められることから、熟練の技術と高い集中力を要します。
我が国の多様な三味線音楽の継承には、各種目に適した駒が不可欠である一方、現在、駒の製作者は稀少であり、製作技術の継承が危ぶまれるため、早急に保護の措置を講ずる必要があります。
大河内氏は三味線の駒の中でも、最も多くの種目において、特に本番の演奏用として用いられる象牙製の駒の製作に精通しています。その卓越した技術は斯界から高い評価を得ています。
大河内氏は、昭和48年頃から、三味線の象牙駒の製作者である小西平治郎(こにしへいじろう)氏に4年ほど師事し、象牙駒の製作技術を学びました。小西氏の没後は、象牙店を営み自らも象牙駒の製作技術を習得していた岡田和淨(おかだかずきよ)氏の助言を受けながら、製作活動を継続し研鑽を重ねました。以来、長年にわたり、長唄、常磐津節、清元節、小唄、民謡等に用いる各種の象牙駒を製作してきました。
大河内氏は、各種目特有の駒の形状を削り分けるだけでなく、演奏家の更なる音色の追求に応え、駒の各部を依頼に応じた厚みに仕上げる、手作りならではの精緻な技術を保持しています。幾種類もの鑢(やすり)を的確に使い分け、丹念に削りと磨きを繰り返して製作される同人の駒は、三味線の音色を決める重要な要素の一つとして、斯界から厚い信頼が寄せられています。
三味線の駒は、演奏時に胴皮(どうかわ)の上に置いて糸を乗せるもので、糸を胴から浮かせるとともに、糸の振動を胴に伝える役割を担います。素材は、象牙、水牛の角、鼈甲(べっこう)、竹など様々で、三味線音楽の種目等によって異なり、その形状も多様です。駒は三味線の音色を左右する重要な要素であることから、演奏家は数種類の駒を曲や調子、演奏の場等によって使い分け、その設置位置も繊細に調整します。
駒の製作には、削りと磨きを幾度も重ね、各種目特有の形状に細部まで仕上げる精密さが求められることから、熟練の技術と高い集中力を要します。
我が国の多様な三味線音楽の継承には、各種目に適した駒が不可欠である一方、現在、駒の製作者は稀少であり、製作技術の継承が危ぶまれるため、早急に保護の措置を講ずる必要があります。
大河内氏は三味線の駒の中でも、最も多くの種目において、特に本番の演奏用として用いられる象牙製の駒の製作に精通しています。その卓越した技術は斯界から高い評価を得ています。
大河内氏は、昭和48年頃から、三味線の象牙駒の製作者である小西平治郎(こにしへいじろう)氏に4年ほど師事し、象牙駒の製作技術を学びました。小西氏の没後は、象牙店を営み自らも象牙駒の製作技術を習得していた岡田和淨(おかだかずきよ)氏の助言を受けながら、製作活動を継続し研鑽を重ねました。以来、長年にわたり、長唄、常磐津節、清元節、小唄、民謡等に用いる各種の象牙駒を製作してきました。
大河内氏は、各種目特有の駒の形状を削り分けるだけでなく、演奏家の更なる音色の追求に応え、駒の各部を依頼に応じた厚みに仕上げる、手作りならではの精緻な技術を保持しています。幾種類もの鑢(やすり)を的確に使い分け、丹念に削りと磨きを繰り返して製作される同人の駒は、三味線の音色を決める重要な要素の一つとして、斯界から厚い信頼が寄せられています。





